∧∧
( ‥)でっ、始発電車に乗って三浦半島まで
いってきたというわけですか・・・
( ‥)7:15には海岸につくという
この速さ。
海岸の岩石に残る生痕化石を眺め、部屋で飼っているイソギンチャクのために海水をくみ、そして歩き始めました、緑のうねうね目指して
∧∧ やっぱりうねうねの正体は谷間の斜面ですね
(‥ )
-( ‥)河川の浸食だよねえ。
うねうねの中にはどれも小川が流れてる。ところどころ海岸のものと同じ堆積岩がわけわからん方向を向いて露出していたり、堆積岩の上に関東ロームが乗っているせいか湧き水がわいていて、そこにはオタマジャクシたちがいたりする。深海の堆積物と火山灰の堆積物の中にオタマジャクシがいるのはなかなか愉快。
∧∧ 道がなくなりました
( ‥)
-( ‥)むう
谷間の奥はさすがに手つかずで完全な森とやぶに覆われていた。いけばいくほど歩きづらくなるし、小川の浸食で溝まで出来ている。しょうがないのでマムシグサを傍目に見ながら、斜面を無理矢理に登って出てみれば、そこは台地の上、一面がダイコン畑、そして見つけた目指す家。
三浦半島ね。子供の時、そこにあった別荘のような家に何度かつれられていったことがある、しかし今ではどこにあるのか分からない。近くに漁港があって、周りは畑で、他に家がなくて、農道を通っていった場所にあって・・・。
そんな思い出話を聞きつつ、はて、それならgoogleでも位置が分かるのではあるまいか? あのあたりは人家が少ないわけだし該当する特徴的な家なら航空写真で充分に分かるだろう。
そう検討をつけてみれば目的の場所のすぐ近くにあるじゃないですか、なんかかなり記述に合う家が。じゃあだったら谷間と地層の観察と一緒に見に行こう。航空写真から見るにその家がある場所は地形的には浸食されて成長する谷間の、本当に一番奥。ようするにこれから台地が削れ始めたところだよというところであって、つまるところ目的の谷を突破すればそれでそのまま辿り着けるって案配(谷間が途中で分岐するので正確には家の横に出る)。
∧∧ そしてドンピシャリ目の前に出ましたね
(‥ )
-( ‥)それはいいのだけども、むう、意外と
-□ 近くに人家があったなあ。
航空写真ではもっと孤立して見えたのだけども、現場に立ってみると意外と近所の家が目立つ。聞かされた思い出話にかなり合致する家なのだけども、整合しないところがあるのも事実。
∧∧ もう少し、手広く探してみますか
( ‥)
-( ‥)地層を探しつつ、家も探してみよう。
帰り際には赤土の露頭を観察。なかなか考えさせられるものがある。