自己紹介

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2014年9月8日月曜日

そして欲望だけが残った

 
 ∧∧
( ‥)あなたは
    自分の仕事が
    まったく無意味だと
    考えている
 
  ( ‥)仕事の性質上
    ‐□ 妥当なことを書けば良い
      問題は
      仕事の性質上
      妥当なことを書いても
      実りがない
      そういうことだな
 
 現時点で最も妥当な仮説を発見し、文字数を考慮しつつ、それを必要最小限に省略せよ。
 
 科学を紹介する立場としてはこうでなければならない。
 
 しかしその一方では、
 
 読者は人間であるから、人間の認識に合致するように文章を変形せよ。
 
 物書きとしてはこうであらねばならない。
 
 ∧∧
(‥ )まったく矛盾した立場に
\‐  立たされたとき、
    あなたは妥当性を選択した
 
  (‥ )まあなんというかな
      捨てるなら物書きという
      立ち位置を捨てるよ
      そういうことだね
      というかな
      肝心な部分で人間の認識が
      理解できないのだな
      あるいは
      実感できないのだ
 
 暑い、寒い、痛い、眠い、疲れた、重い、空腹、めまい、恐怖、死ね、歓喜、そういうことは分かる。だが人間の心はこれらだけではない。
 
 ∧∧
( ‥)ほとんど共通するのに
    肝心な幾つかの箇所が
    うまく合わないと?
 
  ( ‥)やっぱ最近、衝撃を
    ‐□ 覚えたのは
      この受け答えだなあ
 
=>弱者を抹殺する。不謹慎な質問ですが、疑問に思ったのでお答え頂ければ... - Yahoo!知恵袋
 
 一部で話題になっていたから覗いてみたのだが、問いの意味は分かる。
 
 だがベストアンサーが何を言っているのかチンプンカンプンで、内容を把握するのにひどく時間がかかた。
 
 ∧∧
(‥ )でもこれを読んで
\‐  素晴らしいとか
    分かりやすいとか
    そういう感想を
    多く見ましたね
 
  (‥ )つまりだな
      これが人の認識に
      うまくはまる形だ
      そういうことなんだな
      俺には混乱的な文章に
      見えるんだが
 
 つまり自分から見ると他人の認識や心はチンプンカンプンな代物であり
 
 ∧∧
( ‥)反対にあちらの立場に
    立って考えると
    あなたの文章が
    チンプンカンプンに
    なるだろうと
 
  ( ‥)だから思うのだ
    ‐□ 俺のやっていることも
      俺の書いた本も
      これから書く本も
      まったく無意味だ
      自分の書く言葉ひとつ
      何一つ、誰一人として
      何も伝わらないだろう
      そういうことだよね
 
 もちろん、人間はクローンではないので、以上の言い様はナンセンスだけども、多分、これは近似解だろう。
 
 ∧∧
(‥ )7月17日の話の続きだね
\‐  =>hilihiliのhilihili: 助け合いは報復と暴力がなければ成立しえない
    繰り返しも含めて
    あなたとしては
    この回答に何と?
 
  (‥ )自然界では弱肉強食
      それゆえ
      優れた遺伝子が
      残るべきでないのか?
      質問者の問いに
      回答者は
      どの遺伝子が適応的かは
      あらかじめ分からないから
      優秀とされない遺伝子も
      保護し残すべきだ
      それが
      人類の生存戦略である
      そう答えるのだが...
 
 ∧∧
(‥ )まずこれがおかしいと
\‐  
 
  (‥ )回答者は
      人類は
      弱者保護を行う事で
      自らの遺伝の変異を
      高めたように
      答えているけども
      それを実現するには
      弱者を保護するだけじゃ
      意味がない
      ここ致命的だよね
 
 弱者を保護するだけでは意味がない。彼らに積極的に子供を生ませ、あるいは子種を使って誰かを妊娠させなければならない。子孫が残らないと遺伝子が伝わらないのだ。そうである以上、遺伝的な変異を増大させるにはそうしなければならない。
 
 だがこれは明らかに事実と違う。
 
 ∧∧
(‥ )あなたたち裸のお猿さんたちは
\‐  弱者保護はするけども
    彼らの子種を積極的に
    残そうとまでは
    していないよね...
 
  (‥ )こう問えば良いのだ
      あなたの遺伝子を
      保全するために
      人が使わされましたか?
      そう尋ねれば良い
      答えは否だよね
      つまり事実と違う
      おそらくこれはな
      弱者保護と
      遺伝子の保全を
      ごちゃまぜにした
      回答なんだよね
 
 
 さらにいうと、いつか役に立つかもしれない。だから今は有害であっても、取りあえず変異をたくさん蓄えておこう、というのは、別に手放しで推奨される話ではない。
 
 例えば有害な遺伝子、それが致死的なものなのか、あるいは発現するとちょっと具合が良くないかな? という程度なのかはともかくとして、そういう遺伝子が増えた集団があるとする。そして孤立したと考える。ちょっと山奥に入った村のような感じだ。ありがちな状態だが、しかしこうなると近親交配が起きてペアになった有害遺伝子が頻繁に発現するだろう。小さな集団でこれはいかにもきつそうだ。というか場合によっては遺伝的加重の増大で絶滅のリスクが普通以上に高まるのではないだろうか? 
 
 ∧∧
( ‥)あなたたち人類は
    本来は小さな集団で
    生活していたよね
    交流はあっても
    今よりも
    孤立しやすいだろうね
 
  ( ‥)そういう状況で
    ‐□ 弱者の子種を
      セックスすることで
      積極的に
      保全するような進化が
      起こるのか?
      へたすれば全滅するよ?
      絶滅するならそういう
      進化は起きないよね?
      こういう疑問よな
      まあ、そもそも
      そんなこと人間は
      しとらんわけだけどね
 
 実際には、有害だとか、最適でないとか、そういうもろもろの変異を蓄積する役割はメンデル遺伝と雌雄による有性生殖が行っていることだ。別に人類がそういう特性を持っているわけではない。
 
 ∧∧
(‥ )あなたとしては
\‐  回答者の方の答えは
    どう考えます?
 
  (‥ )名詞の使い方が
      混乱的だと
      思うのだよねえ
 
 例えばすべての生き物は最後は食われるのだから弱肉強食という言葉には意味がないと述べている。
 
 しかし、こう述べることで回答者は、
 
 食われる前に残せる子孫の数は、その生物がどんな遺伝子を持つかで違う
 
 こういう肝心な部分を糊塗しているようだ。
 
 食われる、という結果は同じ。
 
 しかし結果が同じだからといって、死ぬまでの間に子孫をどれだけ残せるか、つまり生きる過程が同じであるとは限らない。
 
 というか違う。
 
 つまり、結果が同じだから過程も同じだ、という主張をしていることになる。これは明らかに間違いだし詭弁だろう(先の回答はこういう点がかなりある)。
 
 実際には、現実的に言うと、どんな遺伝子を持つかで生存の確率も、残せる子孫の数も決まってくる。すべての変異が等価であるわけではない。
 

 ∧∧
( ‥)そうであるにも関わらず
    すべての遺伝子を
    用語の誤った使い方で
    意図的に相対化してしまう
    しかしその一方で
    弱者は保護せねばならない
    そう主張していると
 
  ( ‥)相対化したなら
    ‐□ 保護の必要は無いはず
      なんだけどね
      今は弱者だから
      保護するのだ
      そう主張したところで
      弱者保護と
      弱者の遺伝子保護とを
      まるで同一で
      あるかのように
      語っている時点で
      実行力はないわけだ
 
 しかしたぶん、回答者は以上の回答を理路整然と述べているつもりなのではないだろうか?
 
 以上の回答に感銘を受けた人々も、この回答は理路整然としている、そう受け取ったのではないだろうか?
 
 事実、支離滅裂に見えるものを人は支持したりはしない。
 
 理路整然としている。そう感じた言葉をこそ、人は支持するものだ。
 
 だとしたら彼らには理路整然として読めたはずだ、そういうことになる。
 
 ∧∧
(‥ )でもあなたには支離滅裂に
\‐  見える
 
  (‥ )言い換えればだよ
      推論するに
      あちら側からすると
      以上の俺の指摘の方が
      支離滅裂に見えるはず
      なんだよね
 
 ∧∧
( ‥)あなたとしては深刻だと
 
  ( ‥)自分と彼ら、
    ‐□ 遺伝のほとんどが
      共通しているはずなのに
      お互いのことが
      まるで理解不可能
      ようするにこれはだよ
      自分のやってること
      自分の書いた本
      これから自分が書く本
      これらが全部無意味だし
      他人にはまったくの
      チンプンカンプンに見える
      そういうことなんだよな
 
 つまりである、あの回答を見た時に自分が感じたのは、ああ、やっぱり、自分の人生はまったくの無意味だ、それを確信したことであった。
 
 ∧∧
(‥ )でも深刻である一方で
\‐  その確信も無意味だよね
 
  (‥ )そもそも生きるって
      事自体に
      意味が無いからな
 
 生きることに意味が無いのなら、人生にも当然、意味はない。
 
 ∧∧
( ‥)だとすれば
    後は好きにやるだけですか
 
  ( ‥)女の子をくどく意味とは
    ‐□ なんだろうか?
      セックスを楽しむ意味は
      なんだろうか?
      そんなこと考える人間が
      そうはいないことと同様
      欲望こそが
      人を歩ませるのだ
 
 人間は社会生活をする猿だ。だからだろうか? 人間は社会における自分の順位に敏感だ。君はこれで良いのだ、そういう言葉と評価を人は際限もなく求める。
 
 魂なんてなく、精神などというものもただの錯覚だ。自我も幻でしかない。こんなもの、どこにもない。
 
 こういうことが分かってもなお、人は”生きよ”という言葉を他人に求め、自分の人生の評価と許可を求める。社会動物としての性質がここに現れているのだろう。
 
 だがしかし、生きる必要もないのだ。死ねばいい。死を恐怖しなかったものはすべて死ぬ。死ぬことを恐怖する性質を持つもの、そういう恐怖を生み出す神経回路を持つもの、これのみが残る。
 
 死があるからこそ存続を渇望する遺伝子が淘汰で作られる。
 
 なんのこっちゃない、生への渇望とは、進化で生み出される必然にすぎぬ。例え生が無意味でも人は生き続ける。それが自然淘汰の結果だ。これは物理現象で、コップの中で起こる化学反応と何ら変わりない。そこには魂も精神もなく許可もなく現象だけがある。
 
 そして生に意味が無いなれば、生に包含される自分の人生にも、仕事にも、当然、意味はない。つまり、私の仕事に何の意味があるのか? その問い、これ自体が無意味。

 残るのは神経が生み出す欲望だけである。
 
 
 以下へ続く=>hilihiliのhilihili: サーベルタイガーは激怒するだろう
   
 
 
 

論理思考と顔を殺すべき

 
 
 ああ、そうか、つまりロジカルシンキングと”顔”を破壊すれば良いわけだ。
 
 ∧∧
( ‥)論理は現実について
    何も語らない
    ”顔”は問題を解決する
    わけではない
 
  ( ‥)論理は必須の部品だ
    ‐□ しかし歯車だけで
      自動車は作れないように
      論理だけでは
      どうにもならん
      ”顔”もそれと同様だな
 
 日本人には顔が無いと言う。だがしかし、それでは”顔”を見せてきた欧米がどうなったのか、というと
 
 ∧∧
(‥ )過去の遺産と蓄積で
\‐  未だに強大だけども
    なんか手詰まり感が
    強いですかねえ
 
  (‥ )日本だって同様なんだが
      だったら顔があろうが
      無かろうが
      同じじゃねえかよ
      そういうことに
      なるからな
 
 確かに、交渉窓口が誰か分からない、とか、集団と組織で決めるから誰が交渉相手になっても決定権が無いから困る、という個別の事柄と、それらに対する愚痴は分かるけども。
 
 ∧∧
(‥ )でも”顔”の有無で
\‐  物事の是非を決めるのは
    論理の飛躍であろうと
 
  (‥ )飛躍であるね
      もちろん
      飛躍であっても良いのさ
      論理は飛躍できないから
      それ単独では無力であるし
      有害ですらあるからな
      飛躍は論理を補填する
      いや正確には
      補填しうる、だな
      必ず補填してくれる
      わけではないからね

 
 つまり飛躍であること自体は別に良い。飛躍であると気がつかないのも、どうでも良いことだ。
 
 単にこれは、顔が無いから駄目だ、という言い様には根拠がないこと。いや、それ以上に、論証も検証もされていないただの思い込みではないのか? という疑義である。
 
 というか、状況からすると”顔”とは無力であるし、意味も無いということは分かる。例えばの話、日本と比べて国家元首の任期がはるかに長いフランスが、日本よりも上り調子かというと、果たしてどうか?
 
 考えてみれば当然であった。進化という過程は統計的、あるいは確率的なもので、これは論理では扱えない。
 
 ∧∧
( ‥)そして進化には顔がない
 
  (‥ )顔と論理にこだわる人間は
      進化が理解できないし
      知性を必要としない
      解答探索も理解できない

 なれば解答探索を理解できない人間の末路とはなんぞや? それは答えるまでもないこと。
 
 ∧∧
(‥ )言い換えると
\‐  ロジカルシンキングを
    殺すべきだと
 
  (‥ )そして顔の皮を引きはがし
      無知無貌、混沌の神を
      顕現させるのだ


 
 

お猿さんの星

 
 
 ∧∧
(‥ )映画「猿の惑星」って
\‐  人気作でリメイクもされるけど
    どうしたらオリジナルを
    越えられるのですかね?
 
  (‥ )支配者のアジア人に
      WASPが虐げられている
      未来のアメリカを描けば
      良いんじゃねえ?

 
 *WASP:この場合はホワイト・アングロサクソン・プロテスタントの略称のこと。つまりアメリカの支配階層であるアングロサクソン系の白人で、なおかつ新教徒である人々。
 
 ∧∧
( ‥)本当にそうしたら
    大問題やがな
 
  (‥ )取りあえず
      猿にしとくのが
      無難だよな
 
 暗喩と暗示は人の創意工夫を引き出すのである。露骨にセックスを描けないから、キノコの上に座る妖精たちを描いたことを思い出すべきなんだろう。かつての西欧人は確かに創意工夫に富んでいた。
 
 ∧∧
(‥ )今の欧米は
\‐  エロは子供に見せない
    エロを子供から奪う
    だから幼児ポルノと騒ぐ
    子供を名目的には
    無菌培養すること推奨
    その一方で
    大人向けのエロは
    単刀直入で
    工夫がないみたいだよね
 
  (‥ )真面目にロジカルに
      棲み分けするから
      ああなるのだ
      ロジカルシンキングと
      理屈馬鹿の典型だよな
      日本をああするわけには
      いかん

  
 

2014年9月7日日曜日

ペース配分の問題だ

 
 疲れたので寝て
 
 腹が減ったので起きる
 
 ∧∧
( ‥)ネットをぼんやり見て
    一仕事したら
    また寝る気だね?
 
  ( ‥)なんかねー、脳がねー
    ‐□ 疲れるんだよ
      やっぱ歳かなー
 
 人が言うに曰く
 
 ネットがあると仕事が散漫になるんですよ。あちこち見て、いつの間にか時間が過ぎてしまう。
 
 ∧∧
(‥ )あなたとしてはどう?
\‐
 
  (‥ )それがあなたの実力
      ネットのせいではない
 
 ネットが消えても同じだろう、同じ時間を別のことで過ごすはずだ。
 
 ∧∧
( ‥)ネットがなければ雑誌を
    雑誌がなければ人を
    人がいなければ町を
    あるいは喫茶店を
    ですか
 
  ( ‥)人間の集中力には
    ‐□ 限界があるんだ
      みんな
      1日8時間労働とかを
      真面目に考え過ぎだよ
 
 1日8時間労働とか言うから、そうか、人間は8時間、フル活動できると思っておる。
 
 
 ∧∧
(‥ )8時間じゃ終わらないから
\‐  だらだら残業するんだ
    そういう評価もあるね
 
  (‥ )俺もだらだら
      仕事をしてるしな
 
 だらだら仕事をしてはいけない! そう力説する人のオフィスでの仕事ぶりを見た事があるが、あれを見て思った。ああ、これが自称、頑張る人の仕事なんだ、これでは駄目だ、と。
 
 ∧∧
(‥ )結構、無駄な時間や
\‐  ぼんやりしている時間が
    あったからね
 
  (‥ )たまたまかもしれないが
      むしろ人間の基礎体力から
      考えると
      あれが普通だってこと
      だろうなあ
 
 人間は何キロも歩くことは出来るし、何時間も野良仕事することもできる。しかしオフィスでの作業にはまったく慣れていないらしい。集中力がまるで持続できないのだ。考えてみれば当たり前である。例えばの話、数万文字ある報告書をぶっ続けで読みながら、内容を把握するのみならず疑問点を別の書類と照らし合わせることで確認できる人間など、そうはいないではないか。
 
 多分思うに、頑張り、というのは自己陶酔の一種でしかなく、デマカセであり自己欺瞞でしかない。問題から目をそらしておる。
 
 ∧∧
( ‥)ネットのだらだらを
    後悔するぐらいなら
    そんなことは忘れて
    楽しんで
    気分転換しておけと
 
  ( ‥)どうせ仕事なんて
    ‐□ そんな進んだりは
      しないからな
 
 ∧∧
(‥ )でも〆切はやってくるよね
\‐
 
  (‥ )それはね、むしろ
      ペース配分の問題だね




光合成に規定された未来

 
 石油と石炭が尽きたとする。さらに核融合も高速増殖炉も実現できなかったとする。
 
 ∧∧
(‥ )ありえないわけではない
\‐
 
  (‥ )豊かになった国は
      福祉という必要経費が
      増える一方
      低賃金労働者を
      発明しなければならぬ
      義務と税金が大きくなって
      豊かだけども余力の無い
      社会になっていく
 
 いや、もしかしたら我々の世界は豊かだからこそ余力の無い社会になった、そう言うべきなのかも知れぬ。
 
 豊かを水位とする。豊かさが進行すると水位は上昇し、ついにはより豊かな地域からお金が流れ込まなくなる。もはや流れが存在しない以上、これまでのように”落差を利用した自動的な発電”はできなくなる。必然、豊かゆえに余裕のない社会になる。そういうことやもしれぬ。
 
 いずれにせよ、こうなると新技術にかける金は少なくなっていく。事実、科学技術にかける予算は削減されている。現状を維持するのに必死であるがゆえ、未来の可能性とその模索は制限される。つまりブレークスルーの実現が遠のく。その一方で人口が増える。耕地は拡大すると同時に消耗され、当然、環境は破壊され、気候は変化する。

 必然、人は移動するし、移住先で摩擦と軋轢が起こる。紛争が勃発する。というか、すでに起きかけている。それを押さえるために膨大な余力がさらにそこへ裂かれる。
 
 核融合と高速増殖炉、自然界に普遍的にある水素で発電する技術、ウラン燃料の燃焼を飛躍的に伸ばす技術。いずれもまだ実現していない。こういった大規模かつ新規な技術は、安定した豊かで余力のある社会でないと発明できない。社会が不安定化すると実現が不可能になる。電力の安定供給を実現する技術は、電力が安定的に供給されていないと実現できない。
 
 つまり、状況それ自体が未来を閉ざす方向へと急激に収束する。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、取りあえず
    そういうことにしましょうか
 
  ( ‥)とりあえずそうしよう
    ‐□ この未来は
      荒っぽく言うと
      光合成の速度にすべてが
      規定されてしまう世界
      だよね
 
 この世界で重さ10キロの米をどこまで運べるか。
 
 ∧∧
(‥ )20キロのお米を担いで
\‐  行きに5キロ食べ
    目的地で10キロを下ろして
    帰りに5キロ食べて戻る
 
  (‥ )10キロの米を
      担いで運ぶために
      往復で10キロの米を
      消費する場合だなあ
 
 さてどう計算したら良いのか?
 
 ご飯のカロリーは無視する。あれは水でふやけた重量だ。米のカロリーは100グラムで356kcalだと言う。つまり10kgの米ならその100倍、3万5600kcal
 
 ∧∧
(‥ )成人男子の
\‐  1日の消費カロリーは
    力仕事で3000kcal
    だとありますが....
 
  (‥ )単純に割り算すれば
      ほぼ12日分だな
      これは往復だから
      片道6日分なんだが
 
 仮に1日につき20kmを歩けたとして
 
 ∧∧
( ‥)片道120kmですか
 
  ( ‥)重量20kgの荷物を
    ‐□ 背負った重労働
      それを6日間行って
      120km先の場所に
      10kgの米をとどけるのが
      精一杯ってとこか
      1人の人間が2週間で
      食い終わるような量の
      食料を届けるために
      他の人1人が
      2週間の重労働を
      しなければならない
      考えてみれば
      当たり前だがな
 
 そしてこの計算。必要だろう肉や野菜は計算に入れていないし、米を炊く水の事も考えていない。それは現地で調達してくれ、ということでもある。
 
 ∧∧
(‥ )”食べる分のお米”も
\‐  現地で調達できるのなら
    それにこしたことは
    ないけども
 
  (‥ )家畜を使う手もある
      有蹄類の家畜は
      低カロリーの草を与えても
      重労働ができる
      もしも道路の整備を
      ちゃんと出来るのなら
      荷車を使っても良い
 
 問題はである。こうやって効率化しても、結局これは”植物の光合成の速度”に全面的に依存する、ということなのだ。
 
 ∧∧
( ‥)お米も、家畜の飼料も
    それを宿屋に集める労力も
    道路整備の人に必要な
    食べ物も
    これらすべてが
    植物の光合成によって
    生産された産物である
 
  ( ‥)つまり、この文明は
    ‐□ 植物の光合成の速度に
      完全に制限されて
      しまうわけだ
 
 考えてみれば、これがかつてローマ帝国が直面した事態であった。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、ローマ帝国どころか
\‐  19世紀以前の国家は
    どれもそうですけどね
 
  (‥ )そしてこれを考えないと
      僕らはかつての人々が
      何に直面して
      何に対して
      必死になったのか
      それが分からなくなって
      しまうわけだよ
 
 石油はこの問題をすべて解決できる。かつて行われた数百万、数千万年分の光合成。それによって作られた酸素と地下に埋没した炭化水素。これは古代の太陽エネルギーであり、これを一気に消費すれば、以上の問題のすべてが解決される。
 
 100万年分を100年で消費するなら、単純計算で通常の光合成の1万倍だ。
 
 では、それが尽きたらどうなるか?
 
 ∧∧
( ‥)すべてがローマ帝国に
    戻ってしまう
 
  ( ‥)もちろん、
    ‐□ 農業の飛躍的増産を成した
      農薬、化学肥料、
      そして品種改良は
      残るわけだ
 
 しかし、圧縮された太陽エネルギーである石油が尽きた今、人が手に出来るのは圧縮されていない”薄い太陽エネルギー”だけだ。光合成がそうであるし
 
 ∧∧
(‥ )水力も風力も結局は
\‐  太陽エネルギーに由来する
    運動エネルギーと
    位置エネルギーでしか
    ないからね
 
  (‥ )つまりあれらが
      石油の代替物になることは
      ありえない
      電力自体は作れても
      石油消滅後の状況は
      打開できない
      というか
      打開できるのなら
      とっくに打開して
      いるからな
 
 しかも、農薬を作る工場も、化学肥料を作る工場も、そしてそれらの工場に必要な備品や原料を運搬する輸送機関も、これらを運営するにはそのすべてにおいてエネルギーが必要である。それが”薄い太陽エネルギー”に制限されてしまう世界では、農薬も化学肥料も、品種改良を行う農業試験場も今のようには動けない。ローマ帝国よりも状況はましなはずだが、今よりはるかに困難な世界になること疑いない。
 
 ∧∧
(‥ )電車は動かせるけど
\‐  本当に制限があるよね
 
  (‥ )電車自体は非常に
      効率の良い仕組みだけど
      メンテナンスに必要な
      部品を作る工場と運営を
      考えただけでも
      困難は明白だよな
 
 困難は目白押しである。電気の供給が限られた世界では電気分解とか、電気を使った精錬方法が非常に限定的になるだろう。例えばアルミやアルミ合金はありきたりには存在しないだろう。1円玉はアルミ製ではなくなっているだろうし、構造物の軽量化は非常に難しくなる。軽量な車両がない以上は、軽量さを前提にした計算も成り立たない。何もかも勝手が違っているはずだ。
 
 多分、電車は輸送用に限定されているし、長距離移動のための電車はあっても、通勤電車などありえないのではないか? 少なくとも、今よりも輸送の方に重点が置かれているはずだ。皆は勤め先の近く、つまり社宅に住んでいるのかもしれない。そして、輸送機関は事実上、電車しか存在しないのではなかろうか。ガソリンがない以上、車はありえない。電気自動車は走れるが、そもそも供給できる電気が限られている。アルコール燃料なども結局は光合成に依存しないといけない。ばかすか動かせるようなものではあるまい。個人のものというよりは、用途が限られた特殊車両ではなかろうか。
 
 つまり、電車で物流の主要部分をつなげた世界であり、駅から下ろされた品物は人力や家畜を利用して運ぶ、そんな世界になるだろう。冷蔵庫が各家庭にあるとは限らないので、発酵食品や塩漬け、乾燥食品が今以上に流通しているかもしれない。豆腐も自動車ではなくて自転車で売っているのだろう。エアコンはちょっとなさそうである。それでもネット自体は存在するのだろう。仕事の発注はメールだろう。Amazonは存続しているにしても企業形態がずいぶん変っているはずだ。もしまだ存在しているのなら電車の物流会社になっているのだろうか? あるいはクロネコも存在していて、駅に集荷された物品を、人力で運んでいるのだろうか?
 
 ∧∧
( ‥)一見すると牧歌的だけど
    この状況でも戦争や防衛や
    紛争は継続しているだろうね
 
  (‥ )しかもだよ
      石油がない以上
      以上と同様な理由で
      兵站や防衛だけでも
      大変な負担を
      強いられるわけだ
      この世界の人々は
      今以上の義務と税金に
      囲まれて暮らしている
      のじゃないかな
 
 
 
 
 以下へ続く=>hilihiliのhilihili: 元素が解放される未来
 
  
 

2014年9月6日土曜日

真面目だと人生が詰む

 
 ∧∧
( ‥)あなたとしては?
 
  (‥ )夢を持つな
      希望を持つな
      理屈で語るな
      知性で語るな
 
 ∧∧
(‥ )やるべきことは?
\‐
 
  (‥ )試行錯誤と確認
      後は、阿呆
 
 ∧∧
(‥ )真面目は駄目ですよ、と
\‐
 
  (‥ )真面目な連中を見れば
      分かるだろ?
 
 存在そのものが失敗だ。真面目だと人生が詰む。
 
 
 ∧∧
(‥ )昔は...真面目だったら
\‐  良かったのですけどね
 
  (‥ )高度経済成長は
      とっくの昔に終わったのだ
      そんなもの
      もう通用せんわい
 
 これはhilihiliのhilihili: 出来ないなら、パクれよの続き
 

 
 
 
 

出来ないなら、パクれよ

 
 あんたが以前、ちょっといじってた奴のサイト、トップを見てみなよー
 
 そう言われてリンク先を一瞥して愕然
 
 絵が以前よりも下手糞になっとる
 
 そりゃあ前の絵もへたではあったが、今の絵はもっとひどい。これなら前の方が良い。というか以前の方が良かった。これは一体なんとしたことか?
 
 
 ∧∧
(‥ )トンデモ俺様理論屋さん
\‐  でしたっけ?
 
  (‥ )俺様理論屋ってのはな
      検証ができない連中なんだ
 
 あまりにも早い段階で”分かってしまう”のだとも言える。あるいは勝手にこれで良いのだと満足してしまう。自分の分かったを手持ちのわずかな知識と経験だけで理論武装してしまうのだ。そしてそこで立ち止まってしまう。分かったとは理解の死に他ならない。
 
 当然、この手の奴は人の話を聞かないし、人の意見を聞かない。だからトンデモうんぬん以前に絵がうまくならない。
 
 いや、あるいは聞くのが怖いのかもしれない。自分を救済するへ理屈だけを熱心に考えてしまう。こういう奴はえてして他人に攻撃的だ。だがしかしそれは自分が認められていないという恐怖と現実からの防衛であり、逃避でもある。
 
 ∧∧
( ‥)自分はこれで良いのだ
    つまり現状維持を正当化して
    技量はまるで上がらない
 
  (‥ )上がらないどころか
      意固地になってどんどん
      おかしな方向へいくのだ
 
 自己防衛をこじらせて明後日の方向へいってしまう。そうして、最初はまだしも持っていた自分の良さの欠片さえも捨ててしまう。
 
 そのあげくが、これか。
 
 ∧∧
(‥ )あなたなら
\‐  なんて言います?
 
  (‥ )パクれ
 
 全部好きな人の絵をパクれ。それじゃばれちゃうと言うのなら、女の子の仕草や構図は別の人の絵を使え。そうして自分の好きな漫画家さんの絵に描き直せ。
 
 
 ∧∧
( ‥)そういうパクリ探しを
    するのが
    大好きな人たちが
    ネットにうじゃうじゃいる
    けどもね
 
  ( ‥)そういうお行儀の良いこと
    ‐/ 言っていられるような
       絵じゃねえだろ
 
 いやだって言うのなら、自分の昔の絵をパクれば良い。それでも今よりましだ。
 
 ∧∧
(‥ )訓練して矯正するっていう
\‐  手もあるけどね
 
  (‥ )コミケだかなんだかに
      いったやつに言わせれば
      こやつはもう50代だって
      言うじゃないか
      そんな奴
      直せるわけないだろ?
 
 35歳を過ぎたら、もうなにもかも手遅れだ。
 
 ∧∧
( ‥)そういうことを言うと
    そんなことはない!
    そう言って烈火のごとく
    怒る人がいるけどね
 
  (‥ )図星だからだろ?
      図星じゃない奴は
      ”なんと、じゃあ俺は
       例外だったのか?!”
      と叫ぶのだ
 
 そんなことはない。そう言った瞬間に負け確定である。
 
 そんなことはない、そう思った時点で別の道を模索するべきだ。今のままだと負け戦であるし、それを分かっているからいきり立って否定する。
 
 ∧∧
(‥ )歳に勝つのは難しいからね
\‐
 
  (‥ )だからパクれと
      言っているのよ
 
 確かに40、50で独自性を見せる者もいるけども、それはそれまでの延長であったりする。
 
 では、お前に蓄積があるか? いや、無いのだ。なぜなら理論武装によって、俺はこれで良いと自画自賛して、検証と試行錯誤を捨てた報いがこれだ。
 
 なれば、パクる以外に進路を矯正する方法はない。他人の蓄積を自分に接ぎ木するのだ。他に一体、どんな手があろうか?
 
 俺にはできる。35を越えた老人がそんなことを思うでない。
 
 40を越えたプロ野球選手もいるとか、馬鹿なへ理屈を言うでない。例外を蓄積しても例外は例外だ。だいたい、お前はそのプロ野球選手じゃねえだろ。
 
 
  ( ‥)なんかさ
    ‐□ ゴシップネタだけど
      結構良い
      スタートを切った
      ライターがさ
      本を出す速度が急激に
      落ちているんだよね
 
 ∧∧
(‥ )...ネットで見る限りでは
\‐  38歳ですね
 
 ああ、そうか、こいつも、もう終わりだ。
 
 せっかく良いスタートを切ったのに急激に高度を落とし、大気圏に突入しかかっておる。もはや衛星高度は望めまい。グッバイ、頑張った君、そしてようこそ、このよどんだ底の世界へ
 
 ∧∧
(‥ )この人はマスコミを辞めて
\‐  ライターになったのだ
    そうですね
 
  (‥ )愚かな選択肢だな
      マスコミに残れば
      良かったものを
      今頃
      後悔しているんだろうな
 
 ∧∧
(‥ )なすすべもなく降下する
\‐  これも歳のせいですかね
 
  (‥ )他の何だと言うのかね?
 
 歳を取るとなにもかもが手遅れになる。そして是正というものが効かなくなる。是正できるとしても、それは蓄積がある場合で、それはいわばレールの上を走ることと同じだ。そこに至るまでの間にレールを作れなかった者は、もはやどうにもならない。
 
 ∧∧
( ‥)それでも進みたかったら
    無駄なプライドを捨てて
    パクれと
 
  ( ‥)そういう意味でいうとさ
    ‐□ 最初っからパクっている
      連中は潔し、だよね
      自分を知り
      身の程を知る
      大事なことだよ
 
 才能もないし、同じ作業を継続する持久力も、検証を行う潔さもないくせに、へんにプライドがある人間は進路を作ることも出来ず、しかしパクることすら拒否する。そうして年齢の摩耗の中で崩れゆく。
 
 後はまあ、パパとママの元へ帰って、大きな子供として朽ち果てる日まで世界を呪いながら生きていくしかないのだが、さて、どうする気だい? それとも、もうそうなってしまったか?
 
 
  

参上! 結露マン

 
 
   ( ‥)参上! 結露マン
 
 ∧∧
( ‥)それはどっちかというと
    怪人の方だよね
 
 電子頭脳内部に生じた結露によって、貴様の正気はあと3秒! 
 
 なっ、なんだとぉーおうええああああああああああああ
 
 錆でショート、焼ききれろ電子頭脳
 
 ぎゃー
 
 結露、凍結により体積膨張! 関節ゆがめっ!
 
 ごりっ、げああー
 
  
   (‥ )どうよ
 
 ∧∧
(‥ )人を助けられるんですか?
\‐
 
 さあ、この夜露をお飲みなさい
 
   (‥ )砂漠のお友達
 
 ∧∧
( ‥)足りねえ
  °
 
 

繭を運び出す

 
 ∧∧
(‥ )盗んだバイクが走り出す〜♪
\‐
 
   (‥ )自律型っ?!


 
 さて
 
 パソコンの前で、蟻んこたちの繭が増えていく。

これは9月4日、20時頃の映像。アップする30時間前ぐらい











こちらは5日のもの。繭から出たばかりの、まだ色の薄い蟻が見える。













 
 ∧∧
(‥ )また繭を巣の外へ
    持ち出して
    パイプに運び入れてるね
 
  (‥ )さすがに手狭なのかな

 
 チューブのあちこちに繭を置いている。数えてみるとその数、大体50個。最初の試験管は部屋を狭く作ってしまったせいか、これだけあるとパンク状態に近い。
 
 *蟻は湿気が必要だ。試験管に水を入れて脱脂綿で封をする。こんな簡単な作りだけども水漏れはしないし、湿度が保たれる。蟻が外に出ないように試験管の出口も脱脂綿で塞ぐ。水を押さえる脱脂綿と出口を押さえる脱脂綿の間の空間が巣になる。蓋の脱脂綿にチューブをつければ餌場との通路になる。蟻たちが繭を運び出しているのは、通路になっている、このチューブ内。
 
 ∧∧
( ‥)繭が50個
    ひと月ぐらいで
    繭から出てくることを
    考えると
    ひと月後、10月の頭には
    今の成体数にプラスして
    70個体ぐらいになりますか
 
  ( ‥)与えてやったもう1本の
    ‐□ 試験管を部屋として
      使い始めるのは
      時間の問題なんだろうな

 繭は減って、巣内はかなり広々とした感じに。














 一方、チューブに運び出された繭を見ると、大きさにずいぶん違いがある。5ミリ弱のものから2〜3ミリ程度のものまでと、幅が広い。











 

 
 ∧∧
(‥ )成長期に餌不足だったとか
\‐  そういう単純な理由ですかね
    それとも、
    こういうばらつきが
    遺伝の発現上、
    起こるものなんでしょうか?
 
  (‥ )分からんし、知らないなあ

 
 ただ、与えた昆虫の死骸などに体を突っ込んで食べているらしい個体を見ると、体が大きければ良い、というわけではないらしいのは分かる。体格にばらつきがあれば、むしろ食料の採集に向いているとか、昆虫の死骸を有効活用できるとか、そういうことなのかもしれぬ。
 
 ∧∧
( ‥)とはいえ分かりませんと
 
  (‥ )今言ったのも
      当てずっぽうだしな
      繭だって運んだり
      戻したりだ
      人工環境下だから
      落ち着かないのか
      そもそも
      繭はそう扱うもので
      動かすべきものなのか
      それすらも
      分からんわけでな


ただ今回、チューブへと運び出した繭に働き蟻が2匹ほど常駐していることからすれば、運び出し先で繭を管理しよう、という雰囲気はうかがえる。
 
 
 
 

2014年9月5日金曜日

全員が伝言ゲーム無能上司

 
 ネットは変った。
 
 情報を発信している人、その本人ではなく、その人のところを、”この人のこの言葉良いよね”、”この人のこれ良いよね”、そう紹介した人が注目を独占してしまう。そして美味しいところを持っていく。
 
 ∧∧
(‥ )...だそうです
\‐
 
  (‥ )ああ、でも、それって
      マスコミが以前から
      やってたことだよな
 
 人間が情報に眼を通し、確認できる範囲はごくかぎられている。できれば美味しいところを要約して、それをまとめて欲しいのだ。
 
 人の要望あるところ、そこには商売が成立する余地がある。
 
 ∧∧
( ‥)まとめサイトって
    奴だね
    そして横取りだけでなく
    歪みやセンセーショナルな
    タイトル付けが行われる
    blogやtumblrも似たようなもの
    抜粋で意味が正反対になる
    これはありがちだからね

 
  ( ‥)なんかあれだな
    ‐□ つまりネットのもろもろを
      読んでる僕らは
      部下の報告書を読んで
      社内と現場のことを
      知った気になっている
      上司みたいだな
 
 現場はこう言っている。
 
 しかし伝言ゲームのように上へ報告が上げられるごとに記述と要約はゆがめられ、ついには意味が正反対になる。会社と上司はいかに無能なことか。
 
 ため息まじりに揶揄されることであるが、ああ、なんてこと、僕らは全員が今やその、”伝言ゲームで現場の状況を好き勝手に解釈する無能な上司”、とやらなのだ。揶揄していた連中に、いつの間にか自分がなっているという恐ろしさ。
 
 ∧∧
( ‥)なんかさ
   それを考えると
   昔から同じじゃん、では
   もはや話がすまないよね
 
  ( ‥)マスコミがすでに
    ‐□ してきたことさwww
      そういう風に下品に
      ドヤ顔決めても
      問題が新たな局面に
      入ったことは
      無視できぬ
  
 つまり、マスコミがこれまでやってきたことと同じじゃんよ、と言っても、それが正しくても、それでもなお冒頭の指摘はやはり正しいのだろう。
 
 考えてみれば当然であった。
 
 ネットは誰もが情報発信を出来る場である。という事は...
 
 ∧∧
(‥ )とっ、言う事は
\‐  今度は全員が
    マスコミに搾取される
    犠牲者になる
    そういうわけだね
 
  (‥ )状況は新たな局面を
      迎えたわけだ
      搾取するのは
      まとめサイトかもしれん
      blogかもしれないし
      tumblrかもしれん
      しかし同時に全員が
      加害者にもなるわけだ
      いや、なっているのだね
      さながら社会全体が
      巨大な会社になって
      しまった状態かもな
 
 当然と言えば当然なんだろう。ネットでつながるとは、社会全体がひとつの巨大な何か、になってしまうわけで
 
 ∧∧
( ‥)もはや全員が
    会社組織内部における
    伝言ゲームで
    手前勝手に内容を解釈して
    現場の話を曲解する
    無能上司になってしまう世界
 
  (‥ )うはっ
      楽しい時代になってきた
      ものだなあ

 では? 我らはそれぞれ、どんな上司になれば良い? 
 
 

熱い塩水

 
 ∧∧
( ‥)なに?
 
  ( ‥)ふと思い出してな
    ‐□
 
 もう20年あまり前になる。仕事関係の相手が打ち合わせの後でこういった。近くにおいしいラーメン店があるんですよ。これから食べにいきましょう。
 
 おいしいでしょう?
 
 ああ、おいしいですね
 
 ∧∧
(‥ )あなた嘘を言いました
\‐  
 
  (‥ )あれは...、熱くて
      野菜の入っている
      からい塩水だったな
 
 はて、自分の味覚がおかしくなったのだろうか?
 
 そう懸念した数年後、その人と喧嘩した別の人が色々と彼のことを言う時に、こうも付け加えた。
 
 そういやあいつ、味オンチなんだよな。
 
 ∧∧
( ‥)少なくともあなただけでは
    ありませんでした
 
  ( ‥)なんだったのだろうね
    ‐□ あれはなんだったのだろう
 
 今にして思うに、塩と脂、人間が好む必須なもの。塩が交易品であったことはよく知られている。事実として私たちは塩味と脂を好む。そうでないと補給が足りないからだ。しかし、それは自然界にいた時にこそ必要だった欲望で、工業化が進んだこの世界では塩と脂がいくらでも手に入る。これがあだになった。過剰摂取は体に悪く、しかし過剰摂取するように味覚が出来ているのだ。
 
 ∧∧
( ‥)欲望のおもむくまま
    塩と脂を摂取する
    満足するかというと
    しない
    塩の刺激に慣れた体は
    以前に感じていた刺激と
    充実感を求めて
    さらなる塩と脂へと
    エスカレートしていく
 
  ( ‥)彼が味オンチだった
    ‐□ わけではなくて
      味覚が塩と脂に慣れて
      もっと強い刺激を求めた
      その結果が
      あの熱い塩水だった
      そういうことかもな
      それこそが
      味オンチ、味覚馬鹿
      なのだろうけど
 
 その結果が何を生むかと言ったら、明らかだろう。
 
 聞けば、ラーメンを食べ歩いて、それを評論する人や、寸評を書くライターもいるという。
 
 ∧∧
(‥ )ラーメンは人気食だからね
\‐  雑誌のコラムとかを書く仕事は
    あるはずだよね
 
  (‥ )でも死ぬ人がいるんだな
      塩分、脂肪、でんぷん
      三拍子そろって
      さらに高カロリーだ
      取材と称して食い続ければ
      その結果は
      まあ、当たり前だね
 
 当たり前なことを書いてもしょうがないが、ラーメンは本来、毎日食べるようなものではなかろう。しかし、我々の味覚と神経はそれを阻止するように出来ていない。そもそもそんなことを想定する必要がなかったからだ。それゆえ塩と脂の刺激は圧倒的だ。誰しもポテトチップでそれを経験済みである。しかし、毎日ポテトチップを、それも主食のように食べていては早死確定だ。
 
 
 ∧∧
( ‥)というかポテチじゃないけど
    カッパエビセンを毎日
    食べていたばーさんが
    死んだって話なかった?
 
  (‥ )子供時代に聞いた話だな
      知り合いだったのかな?
      因果関係は知らんが
      高血圧で死んだとか
      
 
 そういや、20年ばかし前、あの熱い塩水のラーメン店を、おいしいでしょう、と笑って誘ったその人もまた、すでに鬼籍に入っていたのであった。まだ50代だった。

 
 直接は関係ないが、これはhilihiliのhilihili: 素直に楽しめない、とは運動不足ですねの続きでもある。
  
     
 ∧∧
( ‥)果てなきエスカレートよりも
    もっと自分にしっくりくる
    ものを選ぶべき?
 
  (‥ )その方が良いと
      思わないかい?
 
 

 

2014年9月4日木曜日

リテラシーとはまた、なんと馬鹿げた物差しを

 
 
 ∧∧
(‥ )自分の小説を読む人を見て
\‐  彼曰く
    この本を読むからには
    若者たちは思った以上に
    リテラシーが高いと
 
  (‥ )自画自賛かよ
      絶頂に痛い奴だな
 
 ∧∧
( ‥)もう少し別の表現で
 
 
  ( ‥)高い低い、
    ‐□ これを言うからには
      物差しがあるということだ

 
 
 問題は、その物差しが妥当なのかどうか、他人から見ても意味があるかどうか、そこが問われる。
 
 ∧∧
(‥ )これは良い本なので
\‐   これを読む人は
     リテラシーが高いです
 
  (‥ )そういう物差しは
      独りよがりって
      言うのだよ
      というか、
      リテラシーという言葉が
      そもそも馬鹿っぽいよな
 
 具体的なことを何一つ言っていない。そんなものが物差しだろうか? 具体的でない物差しで人を一方的に評価する。それは痛い奴だ。

 そしてそれは、その物差しが恣意的であることを示す。恣意的な物差しでは、例えば地形の標高は測れない。それゆえ疑うべきなのだ。リテラシーなどという言葉で計測をごまかした時、自分はすでに世界の中で迷子であるかもしれないと。自分は常人には及ばない、はるかな高みにいると思い込んでいても、実はじめじめした泥沼に沈みかかっているかもしれないと。
 
 
 
 

自分向きのエロを自己生産する。すなわち、I can fly !

 
 
 昔、こんな話を聞いた事がある。彼は自分にとってしっくりくるエロがネットを見回しても見つからないので、とうとう自分で描くことにしたという。
 
 ∧∧
( ‥)...なんすかその
   手間のかかる自家発電
 
  ( ‥)そうねえ、手間が
    ‐□ かかるよねえ
 
 ネットで適当にエロ絵なり三次元のエロ画像を見つけるなりして事をすませる、というわけにはいかない。自分で描き、そして抜く。どう考えても2時間、3時間かかりそうである。あるいはそれ以上か。
 
 ∧∧
(‥ )なんか生々しい話題に
\‐  なってきたな
 
  (‥ )だがな、ここから
      分かることがある
 
 脳内と神経に存在するリビドーのつぼ、それを適切に押さなければ最上の興奮が得られない。もちろん、押すべきリビドーのつぼは個人こじんで微妙に違うであろう。
 
 しかも、興奮するつぼを押し続けると、”そのつぼを押すと私は興奮します”、ということ、これ自体が強化されるであろう。
 
 ∧∧
( ‥)平たく言うと
    自分の趣向を
    自己生産しているうちに
    変態になると
 
  ( ‥)趣向が偏り
    ‐□ それが強化される
      そう言った方が良いかなあ
      必ずしも変態レベルに
      到達するとは限らんからね
 
 これを考えると、イラストレーターが絵を描き続けていると初期の比較的普遍的だった絵柄が、個性を通り越してむしろ奇妙で独特になる、という現象が分かるというもの。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、そもそも絵柄に
\‐  個人の個性が出る
    それ自体が試行錯誤を
    自分の審美眼に基づいた
    選択によって強化した結果
    ですからね
 
  (‥ )エロイラストでは
      審美眼だけでなく
      自分のリビドーのつぼ
      による選択も入るのだ
      自分の脳と神経の有様を
      皆にさらす行為でもあるし
      神経の有り様を決めた存在
      つまり自分の遺伝子を
      開示する行為だとも
      言えるな
 
 確かにイラストレーターの絵柄の変遷を見ていると、自分としてはこの時代の絵柄が一番興奮させられるが、それ以降はむしろつぼから外れていく、そういう場面に出くわすことがある。
 
 言い換えると、自分が一番興奮する絵柄は、自分で探すべきではないのか? という冒頭の試みは確かに正しいのだ。他人は自分のために絵を描いているわけではないし、エロを生産しているわけでもないのだから。
 
 そうである以上、自分のリビドーのつぼを押してくれるエロは、自分で作るべきなんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)でもそんなことをするのは
    大変なことだよね
  
  ( ‥)技術もさることながら
    ‐□ 時間と体力もいるのだよな
 
 人は言う。もう漫画やアニメが辛いと。
 
 人は言う。もう萌えの良さが分からないと。
 
 ∧∧
( ‥)だがそれは体力と性欲の
    衰えではないのか?
    それは自分で
    自分向けのエロを作れぬ
    技術の無さではなかったか?
    それは作ることも歩く事も
    探す事もできず
    立ち止まるしかない人の
    嘆きではなかったか
 
  (‥ )体力があるやつはさ
      嘆く前に
      自分の力で別世界へ
      羽ばたいていっちゃった
      のだよな
 
 
 ひょっとしたらそれは変態の世界なのかもしれないが、まあ、嘆いてばかりいるのと変態になるのと、どっちがましなのかは状況次第なんだろう。
 

これはhilihiliのhilihili: 素直に楽しめない、とは運動不足ですねの続き
 
 
 


    

素直に楽しめない、とは運動不足ですね

 
 漫画やアニメを若い頃のように素直に楽しめなくなった
 
 ∧∧
(‥ )どう思います?
\‐
 
  (‥ )体力と性欲が無くなった
      のだろうな
 
 
 ∧∧
( ‥)体力が落ちると
    何もかも辛くなるからね
 
  ( ‥)35歳を過ぎると
    ‐□ 体力の衰えは劇的だ
 
 もちろん、日常、行う動作はいわば筋力トレーニングに当たるわけで、それで体力維持自体はされている。
 
 ∧∧
( ‥)でもそれって、
    必要最小限のレベルにまで
    体力が落ちるってこと
    だよね
 
  (‥ )日常の動作で
      あっぷあっぷなのだ
      つまり日常が辛くなる
 
 漫画やアニメは日常の動作でもある。それが辛くなるのは当然だろう。
 
 漫画やアニメが昔のように素直に楽しめない。そういうあなたは、そもそも日常が辛くないか? いつも歩く道のり、昇る階段を辛く感じないか?
 
 ∧∧
(‥ )性欲の減退も効いてくる
\‐  でしょうね
 
  (‥ )なんというかなあ
      性欲スイッチの入りが
      悪くなるって言うのかな
      減退してるから
      当然なのだけどね
 
 スイッチの接続が悪くて、強く押したり、適切に押さないと動かない、そう例えれば良いか。
 
 ∧∧
( ‥)性欲って結局は
    視覚、聴覚などで
    入ってきた情報に
    神経が励起すること
    だからね
 
  (‥ )以前はすぐに励起したが
      減退したから
      適切に神経を
      励起しないと動かない
      なんというかな
      リビドーのつぼを
      適切に押さないと
      いかんわけよな
 
 
 おっさんたちがけばけばしいエロを好むのはそのせいかもしれぬ。これは、味覚が馬鹿になっているから塩と脂が大量でないと美味しいと感じないようなものではないのか?
 
 おっさんたちが萌えに冷淡なのは、もはや萌えという薄味ではチンチンが反応しない、それゆえ、萌えが子供騙しにしか見えない、そういうことやもしれぬ。
 
 だがしかし、そういう大味への逃げこそが、子供騙し、味覚馬鹿、味オンチ、体力無しの逃避ではなかったか?
 
 今まで番号1234のつぼを押していたら励起したのに、もはやそうではない。だというのなら、自分の適切なつぼは何か? それを探す旅に出かけるべきではなかったか?
 
 1234だけではなく、56789のつぼも全部押せば良い。それは正論ではあろう。しかし実は”への8番”とか思わぬつぼが効果的やもしれぬ。
 
 なぜそれを探さない?
 
 ∧∧
(‥ )でも、そんな旅に出かけるのは
\‐  やっぱり体力がいるよね
 
  (‥ )結局、体力なんだよな
      嘆いている暇があったら
      まずは運動しろってことよ
      

 

2014年9月3日水曜日

真面目であればうまくいくとは高度経済成長時代の幻想

 
 ∧∧
(‥ )真面目に頑張って真剣に
\‐
 
  (‥ )と、言ってた奴らが
      日本を駄目に
      したのだから
      もっと不真面目に
      やるべきだね
 
 というか、馬鹿なことを突き抜けて行う、これ大事。
 
 ∧∧
( ‥)...まあねえ
    真面目な理想論を
    訴える人たちが
    政権をとって
    政権交代大混乱って
    こともありましたしね
 
  ( ‥)学生時代に
    ‐□ 学生運動で挫折した
      連中がさ
      自分の人生の挫折のつけを
      他人相手にはらそうと
      言うのだからな
      そんなもの
      うまくいくわけが
      ないんだよな

 
 自分の失恋体験の補填を今の相手に要求するようなものである。あの手の連中は痛々しいくらいに真面目すぎるし、自分の心の傷しか見ていない。そして確かに、理想論というのは挫折した人生の埋め合わせに使われる嗜好品でしかないものだ。
 
 ∧∧
(‥ )ではどう不真面目に
\‐  やっていきましょうかね
 
  (‥ )日本だったら
      やっぱ忍者とロボット、
      サイボーグなんだよな
      どこまで真剣にこれを
      突き抜けられるかだな
 
 もちろん、クールジャパンとかでは駄目だ。税金を使って計画的に行う試みは真面目にならざるをえないし、それは必然、失敗する。狂気と馬鹿の要素があまりにも足りない。新しい芽は混沌から生じるもので、真面目から生まれるものではない。人は高度経済成長時代に真面目であればうまくいく、という幻想に毒されすぎたのだ。
 
 それを考えるに
 
 ∧∧
( ‥)忍者と巨大ロボが
    日本の鍵なら
    大英帝国復活の鍵は
    メイドさんですかね?
 
  (‥ )1984年では
      特権階級たる
      内局のオブライエン同士が
      召使いを
      はべらせているけど
      あれはアジア系の男性
      なんだよな
      大英帝国の残響だけども
      なぜビクトリア朝では
      ないのか?
 
 あれが、もしもメイドであったら、1984年という小説はその根底が大崩壊してしまう。大英帝国のメイド、なんという破壊力。
 
  
    
      

息子の危機

 
 首をしめられたので、その手をなにくそと跳ね返し、てめーこの、アスカを返せよ、と言おうとしたところで。
 
 ∧∧
( ‥)アスカさんご本人の腕が
    にゅるりんぱとご登場で
    あげくに
    衆人環視をものともせず
    シンジくんと
    融合合体を試みる始末
 
  ( ‥)多分、あそこで
    ‐□ シンちゃん心が
      折れたのだと
      思うのだけどな
      アスカちゃんは
      あれだよね
      肉食系だよね
      乗っ取られた瞬間から
      理性が決壊
      リビドーが大洪水ですよ
 
 ∧∧
( ‥)でっ? 
    お父さんとお母さんが
    乱入ですか
 
   (‥ )息子の貞操の
       危機とはいえ
       あれ、大人気ないよなあ
 
 
 ∧∧
(‥ )そして今のあなたは
\‐  思考がだだ漏れだと
 
  ( - -)もう駄目っぽいな
      ちょっと休むね
 
 
  

書くべき事が分かっている、それってやばくね?

 
 ∧∧
( ‥)7000文字完成ですか
 
  ( ‥)まあ、今終えた作業で
    ‐□ 進展したのは
      3000文字程度
      なのだけどね
 
 ∧∧
(‥ )意外と時間が
\‐  かかりますね
 
  (‥ )頭足類の4000文字で
      一週間かかったしな
 
 ∧∧
( ‥)パソコン開けて仕事して
    でもキーボードに
    触れていない時間が長いよね
 
  ( ‥)あれ? 
    ‐□ これどうなっているの?
      そう思って資料に
      眼を通したりする
      読んだり確認したり
      検討する時間が
      長くなるからな
      分からんこと
      知らん事が次々に
      出てきてだな...
 
 さりとて、パソコンを閉じて調べてばかり、というわけにもいかぬ。
 
 ∧∧
(‥ )書かないと
\‐  何を書かねばならないのか
    それが分からない
    だからまずは
    書かねばならない
 
  (‥ )時々思うけどさ
      自説を
      微に入り細にわたり
      引用も確認もなしに
      延々と書いてる奴が
      いるけども
      あれってすごいな
      何を書くべきなのか
      あらかじめ
      すでに知っているのだな
      
 
 多分、そこがやばいところなんだろう。いや、やばい頭だからこそ、予め書く事がすでに断じて決まっている、そう受け止めるべきなのか。なんといってもあの手の連中、文章に悩みがないし、切り捨てて整理したという痕跡も見えぬ。
 
 
 

人間には自由がない、それはアメリカを見れば分かる事

 
 彼はヒトラーのように世界を変える
 
 ∧∧
( ‥)これは魔法を信じて
    いるのだと
 
  ( ‥)いつか私の前に
    ‐□ 白馬の王子様が現れる
      というのと
      同じだろうなあ
      方向は正反対だが
      なにか仮想的な力で
      物事が一発反転する
      という想定は同じだからね
 
 
 ある日、突然、空から巨乳の幼なじみが降ってくる、でも良い。
 
 ∧∧
(‥ )現実に目を向けると
\‐  それぞれの人が
    それぞれの立ち位置から
    打てる手は限られている

 
  (‥ )ヒトラーだとか
      安易に揶揄されてる
      安倍首相だって
      そうだろうな
      別に何かできるわけでは
      ないよね
      何か一手打つのが精一杯で
      その一手ですら必然の
      一手でしかないわけだ
 
 考えてみれば、物事は予め決まっているのだ。例えばの話、大々的な選挙で誇りと希望を持って民主主義を体現しているアメリカを見てみるが良い。
 
 ∧∧
(‥ )...なんか右左に振れるけど
\‐  どっちに振れても状況が
    刻一刻と悪化してますよね
 
  (‥ )あれを見れば分かるだろ?
      僕らに自由なんてないって
      ことがさ
 
 山を登るときになぜ道があるのか? なぜ何も無い野原でもやがて道が出来るのか? それを考えれば物事は明白だ。人間に自由などない。予め与えられている運命を獲得するのが精一杯だ。
  
 白馬の王子様も巨乳の幼なじみも存在しないのである。
 
 
 
 

2014年9月2日火曜日

ショウリョウバッタ襲来


 
意外とこれが見えないのである











 
 ∧∧
(‥ )ショウリョウバッタさんの雌
\‐  なんてことない擬態だけどね
    分からないものだよね
 
  (‥ )普通はススキとか草原に
      いるけども
      これが案外と見つけにくい
      のだよな
 
そしてでかい


 
 










 ∧∧
(‥ )あなたの左手だね
\‐
 
  (‥ )本当は自分の手なんか
      アップしたくないのだがな
      まあ、大きさの比較には
      良いかと思ってな
 
 一円玉も比較対象にして撮影したが、やっぱ分かりにくい。
 
 自分の人差し指が9センチだから、ショウリョウバッタの雌はほぼそのぐらいの大きさであることが分かるだろう。さらに触角と長い足があるから、見た目のインパクトはそれ以上である。
 
 そういえば、ふと思い出した。
 
 ネットで聞いたこんな話。子供の頃に大きなバッタを捕まえた。それは原発の近くだったから大騒ぎになった。
 
 この話を聞くたびに思うけども、それはショウリョウバッタの雌ではなかったか?
 
 ∧∧
(‥ )でも、確かそれは
\‐  ショウリョウではなくて
    トノサマだったという
    話では?
 
  (‥ )どうなのだろうね
      トノサマバッタに
      そんなでかいのは
      いないはずだがな
      
 
 ショウリョウバッタの雌はでかくてインパクトがある。それでいて、ススキが生えるとか、そういう比較的大きな草地が必要だ。見た目はよく似ているが、ずっと小さいオンブバッタとかはもっとそのへんにいる。これを見慣れた子供がショウリョウバッタの雌を見たら、ぎょっとすること請け合いだ。
 
 ∧∧
( ‥)というか、あなたも
    初めて見たときは
    びっくりしたよね
 
  ( ‥)ぎょっとしたよなあ
    ‐□ でもこれは雌で
      雄ははるかに小さいと
      知ったときは
      もっと驚いたけどね
 
 そもそも原発から出る程度のごく低い線量で変異が誘発される、というのもさることながら、放射線なり放射能で生物が巨大化する、というのはロマンだけが先行した都市伝説だろうし。
 
 ∧∧
(‥ )節足動物が巨大化する
\‐  変異自体はあったよね
 
  (‥ )ショウジョウバエでね
      確か、
      最大で成虫の重量が
      1.7倍だったよな
 
 単純に相似形で考えると、体長が1.2倍になる変異だ、ということになる。これは脱皮ホルモンに関係する遺伝子の変異で生じるものらしい。ようするに脱皮のタイミングがずれてしまって、幼虫期間が延長され、結果的に体が大きくなるのだそうだ。
 
 1.2倍...
 
 ∧∧
( ‥)なによ?
 
   ( ‥)ほら、おもろい話が
     ‐□ ネットにあったよな
 
 身長およそ180センチの女の子が嘆いて曰く、むだ毛の処理だかなんだか、それが身長150センチの女の子よりもずっと大変だと。
 
 ∧∧
(‥ )150センチの1.2倍が
\‐  180センチだね
 
  (‥ )でも毛の生える領域は
      面積だからな
      1.2×1.2で1.44倍だ
 
 44パーセントも面積が増えてしまうのだ。確かにこりゃあ時間も手間もかかろうというものだ。
 
 ∧∧
( ‥)先ほどの
    ショウジョウバエの変異
    身長150センチの皆の中に
    180センチの人が
    紛れ込むみたいなものだね
 
  ( ‥)それ考えると
    ‐□ でけーんだな
 
 とはいえ、これは同じ仲間から見た話。昆虫よりもはるかに体の大きな人間から見て、目に見えて大きい変異ってのは起きそうにないってことでもある。原発で巨大バッタというのはむしろ子供時代のロマンあふれる経験だと思った方が無難だってことなのだろう。
 
 ∧∧
(‥ )そしてそれは
\‐  ショウリョウバッタの雌
    かもしれない
 
  (‥ )女の子との出会いは
      子供にとって
      インパクトがあるもんさ
 
 ちなみにショウリョウバッタは擬態のせいなのかどうなのか、顔も面長で、目も縦長になっている







   






 
 ある意味、目つきが悪い。
 
 ∧∧
( ‥)仮面ライダー・ショウリョウ
 
   (‥ )トノサマバッタで
       良かったよね

 
 
 
 *2014.10.01追記:ほぼ一ヶ月後のこちらへ続く=>hilihiliのhilihili: ぐずついた空と枯れ草色のショウリョウバッタ
 
 
 

考えないことが知的生物の最適解

 
 日本人は大戦中に朝鮮半島の女性を強制連行して性奴隷にして、あまつさえ虐殺した
 
 ∧∧
(‥ )...という話が広められていて
\‐  海外の情弱がそれを真顔で
    信用している
    日系人が差別されているのに
    国はなにをしているのだ
    というような怒りのご意見
 
  (‥ )情弱...情報弱者の省略
      この場合は上っ面の話を
      検証もしないで
      真に受ける痛い人
      という意味なんだが
      まあ、なんだ
      人間ってのは
      物を考える動物では
      ないからなあ
 
 というか、そもそも脳で物を考える、というのは乱暴に言うと非常に不自然なことなのだ、とも言える。
 
 ∧∧
( ‥)脳で考えることには
    大きなメリットがある
    脳を巨大化すると
    大きな利益が見込まれる
    仮にそうだとしたら
    脊椎動物はみんな
    人間並みの脳を持っていても
    おかしくないからね
 
  ( ‥)だがそうではない
    ‐□ つまり考えるとは
      非常に無理矢理な動作で
      良いことなんてない
      少なくとも推奨されない
      そういうことなんだよな
 
 考えることが推奨されないのなら、考えないことこそがあるべき姿となるし、事実としてそうではないか?
 
 知的生物などという安易な言葉を、考えも無しに鵜呑みにしたのが間違いだったのだろう。知的生物とは、考えないことこそが本来のあるべき姿なのだ。
 
 つまり、上っ面の話を、ふーんそうなんだ、そう言って確認もしないで信じ込む。本を手にするどころか、ネット上の知識に自在にアクセスできる世界になっても、確認のワンクリックを怠る。
 
 ∧∧
(‥ )それが人間だと
\‐
 
  (‥ )それが脳の限界だ
      脳はあまりにも
      エネルギーを食い過ぎる
      いちいち考えていたら
      死ぬからな
      考えないのが
      知的生物の最適解だよ
      消費カロリーは節約せよ
      そういうことだな
 
 考えない事が知的生物の最適解。矛盾して聞こえるけども、こうでないと、物事の理解においては、ワンクリックというごくわずかな手間ひまでさえ”カロリーの壁”となって立ちはだかることを説明できないだろう。
 
 ∧∧
( ‥)というと、慰安婦問題は
    解決不可能で
    政治的な利用だけが
    延々と蔓延するだけ
    なのだと?
 
  (‥ )いや、これ
      もうじき雲散霧消
      するんじゃないか?
 
 大日本帝国はロシアを筆頭に大陸の列強を海に出さない、南下させない、その緩衝地帯として大陸の領土を確保した。大日本帝国を下し、今度は自らソビエト・ロシア、さらには共産中国と対峙することになったアメリカ合衆国も、この戦いを継承せざるをえなかった。この過程で大勢の兵士とその若い命を失った。
 
 しかしこれ、これ自体がどう考えても不自然なことなんである。
 
 ∧∧
(‥ )歴史的に朝鮮半島は
\‐  中国を宗主国とする
    地域である
 
  (‥ )あそこは中国のものだ
      それが本来の姿だ
      そういうことだよね
 
 そもそも膨大な投資や軍事力の駐留が必要であった、このこと自体がそれを示している。本来、あるべきでない姿を維持するには大変なエネルギーが必要なのだ。
 
 人間は死体であることが自然だ。生きていくためには食べ、呼吸し、その酸化反応で生じるエネルギーが絶えず必要だ。
 
 海を干拓して出来た土地は半永久的に水を汲み出さねばならない。そうでないとその土地はその本来の姿を見せようとする。つまり水は位置エネルギーを放出して低い土地に集まり、そこは水没してしまう。放出された位置エネルギーに匹敵するだけの投資を継続しないと結果はそうなる。
 
 膨大な投資をする。それはそれ自体がすでに不自然であることを示している。
 
 ∧∧
( ‥)つまり朝鮮半島は
    中国の勢力下にまもなく
    収まるだろう
 
  ( ‥)中国は今の政権が倒れても
    ‐□ 仮に国土が分裂しても
      それでも人口数億の
      大国が成立するよね
 
 今のままでも半島に対する影響力を増しているし、仮に中国が南北に分裂しても、この流れは弱まるどころかむしろ強まるのじゃなかろうか。例えばの話、南を失った北の政権は、今以上に半島を必要とするはずだから。
 
 ∧∧
( ‥)どう転んでも朝鮮半島が
    日本から見て
    仮想的な敵国の版図に
    下るのは時間の問題
 
  ( ‥)時限爆弾だってあるしな
    ‐□ ようするにあれよ
      日本の統治も投資も
      全部無駄だったし
      アメリカ人の兵卒たちも
      言っちゃ悪いが
      無駄死にだったって
      ことさ
 
 もちろん、これは、いわゆる西側陣営の人々からすれば面白い状況ではないだろう。そして、人間が”考える”のはこういう時だ。
 
 人間の思考がカロリーの壁を乗り越えるのはこの時だ。
 
  (‥ )あいつらこう言うの
      じゃないかな
      従軍慰安婦ってなんだ?
      はは、調べてみたんだがな
      あれはコミイ共の
      プロパガンダで
      でっち上げだ、とな
      人間は必要とあれば
      手のひらを返す
      恥知らずなほどにね
 
 ∧∧
(‥ )まあ、言い出しっぺの
\‐  朝日新聞も、捏造でーすと
    言っちゃったからね
    もう言い訳できないよね

 
 捏造です、ごめんちゃい、なんてことをインテリ左翼が言うわけがないんだが、受け止める方はそういう風に受け止める。あれはコミイ共のプロパガンダだ、そう解釈されるのが当然。
 
 ∧∧
( ‥)必要な時に必要な理解を探す
    それを都合良く使う
    これがあなたがた
     知的生物の思考法であると
 
  ( ‥)今、アメリカにも日本にも
    ‐□ 半島にエネルギーを
      再投資する余力なんて
      ないよねえ
      そして日米がそうで
      あったように
      新興国の経済なんて
      すぐ頭打ちで
      産業は空洞化するからね
      こっちもだめ
      あちらもだめ
      そういうことよな
 
 だとしたら、エネルギーの供給を失った物事が、本来、自然な状態へとなだれを打って移行すること、当然だろう。そしてその結果も当然だ。それは裏切りと見なされ、認識は手のひらを返す。人間の認識なぞ、ただのご都合主義の塊でしかない。
 
 ∧∧
( ‥)すべては確定的である
 
   (‥ )僕らに自由なんて
       ないのさ
       なにもかも
       もう決まっていることだ
       そうじゃないかね?
 
    
  
 

2014年9月1日月曜日

優秀な人間を集めれば優秀なことができる という大前提が...

 
 官僚はこんなこともできない能無しだ
 
 ∧∧
(‥ )こういう意見には
\‐   優秀な人を集めれば
     優秀なことができるはず
     そういう大前提があるよね
 
  (‥ )ようするにその大前提が
      おかしいってこと
      なんだけどな
 
 考えてみれば明白なのだ。
 
 例えば普通の人を集めれば普通のことが出来るのか?
 
 ∧∧
( ‥)できませんね
    出来るわけがない
 
  ( ‥)よく、今時の若者は
    ‐□ 指示待ちだって嘆く人が
      いるけども
      あれもこういうことが
      分からないお馬鹿さんの
      言動でしかないの
      だろうな
 
 普通の人間を集めたのだから、俺の指示がなくても出来るだろう、その認識は、頭が悪いを通り越して、もはや脳の病気に近い。
 
 ∧∧
(‥ )でもこういう考えは
\‐  ありがちだよねえ
    そういう意味では
    この手の言動は
    病気ではなくて
    実は普通の思考なのだと
 
  (‥ )人間の思考であり
      僕らの思考なのだな
      やっぱ印象的なのは
      今年のバレンタインデー
      関東に降った豪雪と
      自衛隊の出動と
      それを揶揄して批判した
      インテリたちだよな
 
 神奈川の中央、海に近いこの近辺でも40センチ近い積雪である。雪かきの習慣が無い地域だ。降り終わってから雪かきすれば良いと思っているし、いつもはそれで良い。実際、いつもなら雪が止めば溶けてしまう。雪かきしても損になるだけだ。だから皆が雪かきをしない。道路に雪はどんどん積もる。こういうわけで、住宅街のど真ん中で自動車は立ち往生して乗り捨てられるし、あるいは反対に、俺のバイクが通る道から雪がなくなれば良いのだと、でかいバイクを無駄に駆る近所のおっさんは、他人の家の前にも平気で雪を捨てる始末
 
 ∧∧
( ‥)それで朝になって
    近隣総出で雪かきを始めるが
    自分の家の前の道路から
    雪を排除するのが精一杯

  
  (‥ )その雪かきの時にだ
      みんなは
      トイレをどこですませた?
      食事はどこですませた?
      寒くなって
      あるいは疲れて休むとき
      どこを利用した?
 
 全部、自分の家だ。
 
 全部、自分の家という補給基地を利用して、それでもなお、家の前から雪を排除するだけで大騒ぎなのだ。
 
 一方、自治体から救助を要請された自衛隊は、以上のすべてを自前で持って移動し、後方には支援の部隊がいて、そしてどこをどうすれば良いのか偵察部隊が出て行動を行った。
 
 だがこれを見て、自衛隊は遅い、少ない、もっとみんなで手に手に雪かきをもって、大勢で汗水垂らして頑張って働け、と言った連中がいた。これは実に印象的である。
 
 ∧∧
(‥ )普通の人間を集めて
\‐  普通のことをする
    それはものすごく
    大変なことだ
    これが分かっていない
    人たちですね
 
  (‥ )優秀な人間を集めれば
      うまくいくに違いない
      うまくいかないのは
      優秀でないせいだ
      俺様が分かるこんなことも
      分からない大馬鹿野郎だ
      こういうことを
      平気で言う連中
      それもこれと同じだろうな
 
 大前提がおかしいのだ。そしてこれを踏まえて自分たちの行いをかえりみると、どうも私たちが常日頃、無自覚に行っていることはものすごくいい加減で、口先だけの空論ではなかろうか。
 
 
 
 

何をしているのか、なぜそうするのかよく分からん

 
 一匹の女王蟻からスタートした蟻のコロニー。パソコンの前で飼っているので、時々、仕事の合間に眺める。
 
 ∧∧
(‥ )蟻さん、だんだん
    増えてきたね
 
  (‥ )繭が30個ぐらいかな?
 

 量が増えてきたせいか、試験管と餌場をつなげるチューブに繭を運んでいる場合がある












 
 ∧∧
(‥ )でもそうかと思うと
    繭を再び試験管内部に
    戻したりするね
 
  (‥ )餌として与えた
      イナゴの足も
      チューブの途中で
      据え置いたりとかな

 まだ群れが小さいせいか、ツチイナゴの小さな幼虫でも、全部食べたりはしない。じゃあというわけでイナゴの足だけを拝借して、蟻に与えたのであった。
 
  ( ‥)イナゴは後ろ足を
    ‐□ 強く刺激すると
      自切するからな
      あれは
      オンブバッタとかは
      やらないよねえ
 ∧∧
( ‥)なぜでしょうね
 
 後ろ足の片方を取られたイナゴはたまったものじゃないはずだが、まあ、体を丸ごと奪うよりはましかもしれぬ。少なくとも、敵に襲われて片足を代償に逃げ延びたと同じことにはなるわけだ(実際、そういうイナゴはしばしば見る)。それに、こちらとしても後ろ足以外はいらない。なぜかどういうわけか、多くの場合、蟻んこたちはばらしたバッタの後ろ足を巣に運び込む。
 
 初めて与えたときは、切ったツチイナゴの胸部をこそ運び込んだはずだが、それはあれっきりである。
 
 ∧∧
( ‥)好みがあるのですかね?
 
   ( ‥)バッタとかあの連中は
     ‐□ こっちが手を出すと
       黒褐色の液体を吐くよね
       あれがいけないのかな?
 
 最初に与えたツチイナゴの幼虫は、あれが少なかったと思う。そして、足はああいうものが無い部位であるし、大腿部は筋肉も多く、食べがいがあるだろう。
 
 さてさて、蟻たちは繭を試験管内部に戻したり、こちらが切って与えたイナゴの足をチューブに据え置いたり











 
そうかと思うと繭のほとんどをチューブ内部へ移動させたり












 あるいはこの1時間ぐらい後には、また全部戻したり
 
 ∧∧
(‥ )...何をしているのですかね
 
  (‥ )なんだろうね
      こっちが与えた足を
      ずーっとかじっている
      個体もいるんだけど
      単純に食っているのか
      食って運んで
      はき戻しで仲間に
      分け与えるのか
      勝手しているのか
      仕事をしているのか
      よく分からないな
 
 





 




 単純な刺激と行動の累積で活動しているせいか、人間にはちょっと理解できないような、しかし合理的なような、精密なのかいい加減なのか、よく分からない行動がパソコンの前で展開されている。





2014年8月31日日曜日

なぜあんな最後に、と、いつも

 
   ( ‥)そういえば
       エヴァンゲリオンの
       主要メンバーの名前は
       軍艦が由来だというな
 
 ∧∧
(‥ )赤木リツコ博士は
\‐  漢字は違うけど
    空母赤城が由来だとか
    そういう話でしたっけ
 
   (‥ )つまり、大食いなのか?
 
 ∧∧
( ‥)...ああ、艦これの
    イメージでね
 
 
   ( ‥)倒した使徒を食べちゃう
 
 ∧∧
(‥ )マッドサイエンティストですね
\‐
 
 
   (‥ )オペレーターの
       マヤちゃんは
       カーニバルだよっ! 
       って叫ぶのか
 
 ∧∧
(‥ )それは別のアニメというか
\‐  漫画だよね
    アルペジオだね
 
 
   ( ‥)青葉くんは
       我 青葉
       ワレ アオバ 
 
 ∧∧
( ‥)それは史実だね
 
   (‥ )補完の際に
       綾波レイ軍団に囲まれ
       ワレ アオバ
       ワレ アオバ
 
 ∧∧
(‥ )あの人、かっこいいのに
\‐  好きな人が
    いなかったのですかね...
 
 
 なぜ彼だけがあんな最後に、と、いつも思う
 
 
 そして、時代は変わり、次々に新しい物語が作られ、時は経過し、物事は過去へと押しやられ、しかしそこには新しい意味と価値が付加されるのだと。
 
 
 

どうなっているのか分からんです

 
 ∧∧
( ‥)状況は?
 
  ( ‥)ぱらぱら漫画を
    ‐□ 見るように
      本を流し読みだ
      取りあえず流し読み
 
 ざっと見た感じ、いわゆるガン遺伝子に関しては肝心なことが分かっていないのじゃないのか? という懸念。
 
 ∧∧
(‥ )塩基配列やガン化の過程とか
\‐  染色体上での位置
    そういうのは分かっている
    みたいだよね
 
  (‥ )だが知りたいのは
      ガン化の過程じゃなくてな
      おかしくなる前に
      遺伝子が持っている
      本来の機能のことなんだ
 
 ∧∧
( ‥)なんかよく分からない?
 
  ( ‥)詳しく調べて
    ‐□ 大変な努力を
      傾注しているのに
      問題の真ん中が
      ほぼ空白って印象だね

 
 90年代の本である。本の時点ではそうだった、ということなのか。そもそもこの印象が正しいのか、単に間違っているのか。正しいとしたらなぜそんなことになるのか。あまりにも複雑な物事を扱っているせいなのか、人間ではその解決のための十分な実験系が確立していないせいなのか。実験動物として自在に扱うことが可能で、しかも1世紀の歴史があるショウジョウバエには勝てない、ということなのかどうなのか、あるいは別のことが原因なのか
 
 ∧∧
( ‥)今のあなたにはそれすら
    よく分かりませんよと
 
  ( - -)まあ、調べればね
    ‐□ 良いのだけどね
      なんか疲れたよ

 

 

物語は現実をシェイプ、整形したもの

 
 
  ( ‥)昔、女王の教室という
      ドラマがあって
 
 ∧∧
(‥ )得体の知れない女教師が
\‐  小学生である主人公たちに
    脅迫なども用いた
    統制を強いるが
    それ自体が彼女の計画で
    それによって主人公たちは
    自主性へと至る...
    だかなんだかですか
 
 これに対し、
 
 いいかね、あの物語にはデブがいないのだ、それはなぜか? と力説した奴がいた。
 
 彼の主張は明瞭である。デブは意図的に省かれたのだよ。なぜなら、デブはデブ特有の問題を引き起こすからだ。つまりデブキャラを配置した瞬間から、デブが攻撃対象になってしまう。そうである以上、必ずやデブは話題と事件の中心になる。つまりデブが主人公になってしまうのだ。
 
 物語の方向性がデブを中心としてそれてしまう。それを阻止するためにデブキャラは配置されなかったのだ。
 
 確かにそうである。もしこの処置がなくば物語は変る。
 
 デブの失敗によって連帯責任をとらされた同級生はデブをリンチするだろう。デブは生まれ変わる。デブは努力する。デブは皆を見返す。デブはヒーローになる。そして卒業式の日に女教師を射殺するのだ。
 
 ∧∧
( ‥)どこのフルメタルジャケット
    だよ
 
  ( ‥)でも言わんとすることは
    ‐□ 分かるだろ?
      物語を成立させるために
      現実世界にある要素は
      適時切り落とされ
      あるいは誇張され
      物語世界へと
      整形されるのだ
 
  物語世界はシェイプスされた存在で、接合手術の結果生まれた非現実空間である。持って生まれた四肢を取り除き、機械に置き換えたサイボーグのようなものだと言えば良いか。

 
 これを踏まえるに例えばの話
 
 ∧∧
(‥ )エヴァンゲリオンの
\‐  ネルフ機関がブラック企業では
    ない世界
 
  (‥ )それでも危機感を出すには
      あれかな?
      予算自体はあるのに
      作るものが高価で特別で
      武装の配備が追いつかない
      自転車操業状態の
      町工場みたいな感じに
      なるのかな?
 
 シンジくんの目の前で使徒に倒された零号機、放り出されたエントリープラグから顔を出すゲンドウお父さん。シンジ...やっぱ父さんでは無理だわ、後は頼む、ぐへ。博士、銃とかないんですか? ごめんなさい、開発中でまだチキチキカッターしかないの...。カッターってどこのあぶない人ですか。うわっ、きたー!
 
 ∧∧
( ‥)雰囲気が台無しですな
 
  ( ‥)シンジくんは高額の
    ‐□ 給料をもらっているのだ
      という人もいるけど
      一度でもそういうことを
      示唆したら
      やっぱドラマが
      あらぬ方向へいくよな
 
 シンジくんがケンスケやトウジと買い食いするなんて描写があるのか怪しいものだ。というか、シンジくんは高額の給料をもらっていると知ってしまった視聴者は、その光景をもう素直に見れないだろう。そしてシンジくんがトウジの妹の入院費を出すことになるだろう。そうでなければ人でなしであるし、シンジくんの悩みも葛藤も、全部、空々しく感じて、見てなどいられまい。
 
 ∧∧
(‥ )それこそ妹ちゃんの入院費を
\‐  稼ぐために戦う話に
    なっちゃうかもね
 
  (‥ )使徒1体1000万だー!
      ぴかりん
      あびゃー!
     (正八面体使徒の光線直撃)
      みたいになるのかな?
      物語の中心が妹との関係に
      変るから
      アスカやレイの必要性が
      薄まってしまうよね

 
 さてもさても、物語とは、それを描写したら駄目だよ、ということがよくある。考えてみれば物語とはありうる可能性から起こりうるすべての時間線をのぞいてみて、そうして取捨選択されたものだとも言える。
 
 ∧∧
(‥ )ネルフ機関が理不尽な
\‐  集団であることも
    妹ちゃんの影が薄いのも
    シンジくんの収入が
    描写されないのも
    必然の理由があるのだと
 
  (‥ )少なくとも、制作者は
      ありうる設定から起きる
      それぞれの物語の
      未来と時間線に
      首を突っ込んでみた
      その中から
      破綻が起きないものを
      選んだ
      そういうことだろう
      からね
 
 文章作りもそうだけども、物語もまたそういうものだろう。目前ではいかにもよさげな一手に見えるが、数手先まで読んでみると破綻が起こる、だからその手を打てない、ということがある。
 
 言い換えてしまうと、目前の問題を解決できる、このことに有頂天になって悪手を打つような人は、物語作りにも文章を書くのにも向いていない。というか、あらゆることに向いていないのではなかろうか。そんな彼に出来るのは、今、目前のことをただべらべらと論評することだけだろう。実際、評論家は自分の主張の先が破綻していようがなんだろうが、そんなことはおかまいなしに語る。
 
 ∧∧
( ‥)評論家はともかく
    作り手側として
    むしろ課題なのは
    受取側の状況が変ることで
    物語の解釈や印象や
    連想が変ってしまうという
    ことですね
 
  ( ‥)ネルフからブラック企業を
    ‐□ 連想するようになる
      これは時代が変ったこと
      日本の経済とその構造が
      変ってしまったことを
      示しているわけだ
      解釈と連想が変る
      この状況こそが
      色々な意味で深刻なこと
      なのだよな

 
 これはhilihiliのhilihili: 学校の物語がブラック企業の物語になったの続き
 
 
      

2014年8月30日土曜日

学校の物語がブラック企業の物語になった

 
 最近、見かけるようになった評価
 
 エヴァンゲリオンのネルフ機関はブラック企業
 
 子供にしか扱えないような兵器を作って、子供にそれを説明無しに押しつけるって馬鹿でしょ
 
 ∧∧
(‥ )本来、エヴァンゲリオンは
\‐  大人って理不尽だよね
    という子供の物語なの
    でしょうけどね
 
  (‥ )企業というよりは
      物語全体が学校というかな
      そこから逃げたいけど
      逃げちゃ駄目だ、なのだ
      そもそも少なくとも
      日本の物語の多くは
      学校というこの嫌な
      日常から脱出したい
      というものなんだが
 
 *この日常から脱出したい、というのはシンデレラでもそうなので、これ自体は日本の物語の特徴ではなく、人類が持つ、日常に関する不平不満と向上心の現れだと思った方が良いのだろう。
 
 ∧∧
( ‥)いずれにせよネルフや
    ゲンドウお父さんのやり方が
    槍玉に挙げられるってのは
    時代が変った証拠ですかね?
 
  ( ‥)低賃金労働で
    ‐□ 成り上がった日本は
      豊かになった時点で
      それが通用しなくなった
      第一次、第二次と進行した
      より派生的で新しい産業は
      ITしかり、Amazonしかり
      apple、googleしかり
      日本でもアメリカでも
      かつて成り上がった
      中間層を支えるような
      豊かで大きな雇用を
      生み出せない

 
 利潤を上げるために止むを得ない措置ではあったが、賃下げを行った。これは低賃金労働者の発明に他ならないし、派遣社員というのは単にそれを体現した、便利で遠回しな言い方にすぎぬ。ブラック企業とは恥知らずにこれを行った老人の悪手にすぎぬ。これは状況がこうなってしまう前に生まれておいしいところを取った、歳を食った正社員たちの勝ち逃げでもあるし、格差の発明でもある。成り上がった年寄りと、しわ寄せを食らった若い世代との断絶でもある。
 
 未来を奪われた人間の失望は深い。もはやそれは理不尽な学校などという生易しいものではない。今となってはセカンドインパクトが起きてほしいと思う人の方が多いかもしれない。実際に起きれば地獄だけども、勝ち組と負け組が確定して覆せなくなると、人は趨勢が決まったゲームの盤をひっくり返そうとする。これは必然。
 
 ∧∧
(‥ )エヴァの一期は1995年
\‐  新劇場版まで10年以上
    2014年の今年
    すでに19年目ですか
 
  (‥ )産業と雇用のあり方が
      変ってしまって
      受け取り方や解釈が
      変ってしまったんだな
      認識に変化を強制する
      現実の変貌
      それを引き起こすのに
      十分な時間だね

 考えてみればエヴァンゲリオンの世界には、少なくとも描写の上では格差というものが見当たらないし、低賃金労働者というものも見えてこない。杭打ち機のハンマー音が響く世界は昭和のそれで、あの音を覚えている人間は40代以下ではもはやいないのではないだろうか? 今では多分、基礎工事に使われる杭とその孔は、ドリルなどで静かに掘る方法に取って代わっているはずだ。あれは復興と発展の記憶で、美しいかもしれないが、もはや色褪せた過去なのだとも言える。時代は変るのだ。
 
 ∧∧
(‥ )どうしたもんですかね?
\‐
 
  (‥ )解釈が変ること自体は
      どうでも良い話なんだ
      問題はこういう産業や
      雇用の変化が
      作り手側に及ぼす影響だな
      実際、すでに
      及んでいるわけで
      解釈の変化はその発露に
      すぎない
 
 消費者がいなくなれば解釈うんぬん以前に作り手は生活ができなくなる。経験は継承されず、もはや作ることはできない。格差が広がれば、例えば極端に考えれば学園ラブコメなどはジャンルとして成立しない。そもそも学校に通える人間が限られてしまうからだ。そうなると存在する消費者の数以上に創作は成立が厳しくなる。格差はかように市場を分断して小さくしてしまう。小さな世界で住める者はごく限られたものになり、その有様は萎縮する。
 
 ∧∧
( ‥)どうしたものですかね?
 
  ( ‥)日本の場合、格差は
    ‐□ 同一集団の
      老人と若者で起こっている
      老人共は死ぬし
      同一集団の中で問題は
      自己解決される
      ニートや引きこもりは
      裕福な親から子供への
      財産の移動だとも言える
      それは問題解決の
      ひとつのあり方でもある
      そうはいっても
      もう一工夫必要だよな
 
 
 

2014年8月29日金曜日

僕らの

 
 青臭い主張と死に損ないの主張が激突した結果、ついに決起した生徒と反撃する教師の間に立ったネゴシエーター
 
 調停のために作られたはずの彼は、だがしかし、完璧なる第三者として戦車を駆って大破壊を開始する。
 
 ∧∧
( ‥)裁定は下されたー
 
  ( ‥)生徒も教師も
      一件落着
      皆殺しー!
 
 校舎どころか、町並みもろとも業火の中で燃え尽きる
 
 これぞ、僕らの火の七日間戦争
 
 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
  ( - -)なんか疲れちゃった
    ‐□ なんでかな?
 
 

二ヶ月で作ったとは無謀な しかし出来たとは驚異

 
 惑星大戦争という映画がかつてあった。
 
 =>https://www.google.co.jp/search?q=惑星大戦争&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=SGr_U6zXB86TuATd9oL4BQ&ved=0CAYQ_AUoAQ&biw=855&bih=683
 
 
 ∧∧
(‥ )公開は1977年ですか
\‐
 
  (‥ )ああ、見た記憶が
      あるなあ
 
 確か、子供心ながらに特撮がちょっとしょぼい、というか、作り物感を感じたというか...
 
 だが、特撮に詳しい人から先日、話を聞いて驚いた
 
 ∧∧
( ‥)2ヶ月で制作したと
 
  (‥ )阿呆だ...
 
 というか、すげー、二ヶ月ってまじかよ。本でさえもこんな速度で作ったら破綻するのに、それを映画でやりますか。しかも、しょぼい、とか色々感じてしまうにしても、きちんと作品になっているわけだし。
 
 ∧∧
(‥ )学生が作る自主制作映画だって
\‐  こんな速度で作ったら
    まあ、どうなるかって
    言ったらね
    げろげろなものか
    適当な自称ドキュメントを
    撮って編集抜きの
    垂れ流し上映会で
    終わりだよね
 
  (‥ )それを公開できる出来に
      してしまうのだからな
      やっぱプロは違うよな
 
 確かに、理屈の上では2時間映画なら30分番組4本分だろ? 週4本の特撮番組制作と同じだろ? だったら一ヶ月だ。二ヶ月なら余裕ー、とか言い放つことは可能なんだろうけども。
 
 ∧∧
( ‥)そんな理屈で
    何でも出来るのなら
    世の中
    苦労はしませんよと
 
  ( ‥)人がいたんだな
    ‐□ 背景、小道具、衣装、
      メカ、これらを作る人
      材料を調達する人
      調達先と仕入れる人
      それぞれの人に
      指示を出す人
      指示を出す人のために
      デザインを描く人
      その人のために
      お話を考える人
      さらに役者と事務方と
  
 必要な人をそろえられたってことは、それだけの人々がいて、彼ら全員がとにかく生活できていた、ということを示している。

 ∧∧
(‥ )作る、売り上げる、
\‐  支払いが出る、生活できる
    それでも儲けが残って
    それを次回作への予算に
    振り当てられる
    経済が回っていたんだね
 
  (‥ )言い換えるとさ
      これが一回破綻すると
      以上の前提が全部
      壊れちゃうんだよな
 
 生活ができなくなり、必然、人はいなくなり、ゆえに人をそろえられなくなり、経験の蓄積がなくなり、どうすれば良いのか分からず、そして良いものを作ることなどできない。
 
 ∧∧
( ‥)一回崩壊して
    それっきり
    立ち上がれなくなった
    組織とか軍勢とか
    分野、ジャンル
    色々とあるからね
 
  ( ‥)かつて出来たことが
    ‐□ 今はもうできない
 
 こういう時、人はしばしば精神論で説明する。出来たのだからかつての人は偉大だった。出来ないのだから今の人は堕落している、根性がない、やる気がない、と。
 
 ∧∧
(‥ )でも実際はもっと
\‐  単純なのだろうね
    一度回転を止めたら
    人はいなくなり
    業者は仕事を止め
    発注先はなくなり
    材料はそろわず
    経験は継承出来ず
    あるいは忘れ去られ
    どうすれば組織化できたのか
    必要なものは何か?
    それすらも理解できない
 
  (‥ )そもそもそれを
      理解できないから
      精神論で説明しちゃうの
      だろうからな
 
 必要なものが分からない人間は、無知を精神論で説明するしかないのだ。知らないものを説明するために、無知の空間に存在しない精神と魂というものを挿入して説明した気になる。人間がよく陥りがちな行動である。
 
 
 ∧∧
(‥ )...あなたはゲームの
\‐  艦これに批判的な
    軍オタがいると聞いて
    ぎょっとした
    わけだよね
 
  (‥ )質をそろえた擬人化を
      時間内で成立させよ
      という課題は
      無茶苦茶な話でな
      個人技ならどうにかなるが
      集団作業でそれをやるのは
      無謀も良いところでな
      というかだね
      実際に死屍累々なんだよね
 
 それを成立させ成功せしめた、というのは恐るべき組織力があったことを示す。少なくとも成功へ導いた不可欠なパーツと動作と知識と経験と対応があったことを示す。
 
 ∧∧
( ‥)これぞ組織力
    そして組織力の頂点こそ
    軍隊と軍事なり
    これなくば軍隊は
    移動することもできぬ
 
  ( ‥)軍オタたるものが
    ‐□ 組織力に目を向けない
      そこに注目しない
      だとするのなら
      ちょっとぎょっと
      させられる話でな
     
 物事の背景には何かしら組織的な問題と課題がある。それは必ず目の前にある。単に我々がそれを見ないだけだ。 
 
 
 
 

2014年8月28日木曜日

所属ではない構成だ

 
 ∧∧
( ‥)メールの文面を
    打ち込むのに
    1時間ですか
 
  ( ‥)ただの事務的な
    ‐/ やり取りではなくて
      どうするのこれ?
      どうしましょうね?
      だからな
      打ち合わせに近いわけで
      当然と言えば当然よ
 
 メールをかちかち打って、参考資料にぱらぱらっと目を通しているうちに思いついた。
 
 具体的に作ってしまえば分かるじゃない!
 
 ∧∧
(‥ )編集者さんの懸念は
\‐  偏ってしまわないか?
    ですからね
 
  (‥ )それ分かるのだよな
      描いていて
      これやばくね? と
      こっちも懸念を
      感じたからね
      しかしだ
      ならば具体的に
      全部作ってしまえば
      分かることなのよな
 
 アイドル大集合の時に、人はアイドルの事務所を気にするか? 
 
 否!
 
 だがしかし、ジャニーズやAKBはどうなるのか?
 
 否! 人はイケメンの男の子と、どこにでもいそうな、しかし可愛い素人っぽい女の子を指し示す時、その呼称として彼らが所属するグループ名を用いたにすぎぬ。そこにあるのは事務所ではない。その呼称が指し示すものは、むしろ戦略である。
 
 ならば諸君。重大なのはもはや所属ではない。並んだアイドルたちの事務所に偏りがあるかないかではない。今、眼前に立つアイドルたちが視聴者を飽きさせない構成になっているか、いないか、それこそが問題となるのだ。
 
 普通のアイドルをただ並べるだけでは駄目だ。
 
 そこに巨乳はいるか? 眼鏡はいるか? ツルペタはいるか? ロリはいるか? 男の子、いや、男の娘がいるか? 男装の麗人はいるか? メイドがいるか? 人妻はいるか? メカがいるか? 宇宙人がいるか? 男が憧れるような戦士は混ざっているか?
 
 諸君、問われるのはここである!
 
 ∧∧
(‥ )なにを言っているのやら...
\‐  でも、構成が良いか悪いか
    それは具体的に
    描いてみなければ
    分からないからね
 
  (‥ )ならば描け
      それだけの話よ
      それをしないと
      懸念するだけになって
      しまうからな
      それでは前に進めん
      そして具体的に描くは
      作り手である俺の仕事
 
 ∧∧
( ‥)でっ? あなたにそれが
    出来るわけ?
 
  ( ‥)俺より下手な奴だって
    ‐□ やってるんだよ?
      あれを見て
      僕ちゃんできません
      なんて言えるかよ
 
 ∧∧
( ‥)無謀な
 
  ( ‥)仕事とはそういうものよ
    ‐/ それに自営業だしな

 
 やるしかないなら、やればよかろう。
 
 

 
 

輝ける国

 
 
 ∧∧
(‥ )アメリカは中東問題を
\‐  どう解決すれば
    良いのでしょうね
 
  (‥ )みんなでイスラームに
      回収して
      中東を征服
      パレスチナは解放
      イスラエルは
      ”聖典の民”として
      ”保護下”に置けば
      良いんじゃね?
 
 ∧∧
( ‥)無理じゃんよ
 
  ( ‥)じゃあもう永久に
    ‐□ 戦争して
      防衛線が破られる
      数百年後まで
      軍事力を
      維持するためだけの
      国家に変貌するしか
      ないよね
 
 例えばの話、日本に太平洋西岸とインド洋周辺までまかせるということは、彼らには出来まい。原爆を落とし、東京など主要都市で民間人を焼夷弾で虐殺したのだ。日本を自由にしたら復讐されると思っているだろうし、そう思われるのは当然でもある。
 
 *言い換えると、アメリカは実際のところ中国とか韓国とか朝鮮半島の裏切りとかを、日本と比較すれば脅威とは思っていないということやもしれぬ。
 
 ∧∧
(‥ )じゃあ突っ走るしかないね
\‐
 
  (‥ )先住民を虐殺した
      新世界を抹殺した
      アフリカの人々を
      奴隷化した
      世界中から富を奪った
      そうやって西欧が築いた
      富から生まれたのが
      民主主義だろ?
 

 民主主義は統治に一回も成功したことがないし、事実としてイラクの統治に失敗した。民主主義は虐殺と奴隷化しかできない。そう考えることもできる。
 
 統治できない
 虐殺は出来ても皆殺しには出来ない
 しかし征服もできない
 
 これが正しいとすれば、もう未来は決まっているのだ。和平はない。戦争を継続しなければならぬ。次々に出現する新たな敵と永々と戦わなくてはなぬ。問題は解決できず、解決できない問題を封じ込めれば問題はさらに悪化する。まるで破綻へと無自覚に突き進む夫婦生活のように状況は悪化するのみ。
 
 つまり、いつか防衛線は破られる。いつか押さえ込んでいた腕をふっとばして蓋が爆発する。それを避けることはもはや出来ぬ。しかしその時を遅らせることは可能だ。そのためには国民全員を統制し、強大な軍事力を維持するためだけの消耗品として人々を使いつぶさなければならぬ。国民の命を守るために国民を燃料として消耗しなければならぬ。このためには宗教への熱狂と膨大な低賃金労働者が発明されねばならぬ。
 
 ∧∧
(‥ )事実、アメリカの中間層は
\‐  壊滅してしまった
    次は宗教の復権ですかね
 
  (‥ )素晴らしいだろ?
      今、アメリカは
      確実に輝いているのだ

 例えばの話、あれを観察すれば、ローマ帝国の末期に何が起こったのか、皇帝たちが何を苦しみ、何を必死に模索したのか?
 
 ∧∧
( ‥)それを理解できるのでは
    ないだろうか...と?
 
  ( ‥)少なくとも
    ‐□ 問題の根幹は
      多分同じだよね
      軍隊には金がかかり
      人件費が膨大で
      しかしそれを維持すべき
      農村の生産力には
      限界があり
      しかし維持できる軍隊が
      存在しないと
      農村それ自体を
      防衛できなくなってしまう
 
 広大な国境線の向こうには敵がいてゲリラ戦を挑んでくる。相手はこちらよりも人件費が安くて、敵を殺しまくって勝ってもなお、見返りが無い。金だけが出て行ってしまうし、しかしその金をケチると大変なことが起こる。
 
 ∧∧
(‥ )帝国は最後は
\‐  統制されて組合化して
    さらには階級が定められて
    義務の重圧だけが残った
    そう評されたことも
    あったのだよね
 
  (‥ )それ自体は
      言い過ぎにしても
      当時の農業生産力で
      万だの十万だの
      それ以上だの
      そんな大規模な軍隊を
      維持するには
      相当なことをした
      だろうからね
      社会に与えた負担が
      なにかしら不平や不満の
      記録になって残るのは
      当然だよな
 
 そして、いくら工業化してもこういう制約から国家が自由になることはありえない。それを思うに、アメリカとその未来は、今、世界のどこよりも素晴らしい。
 
 
 
 
   

2014年8月27日水曜日

薄い本と薄めた本

 
 曇り空と小雨がぱらつく天気。本日2014年8月27日は涼しい一日であった。
 
 ∧∧
(‥ )20時現在の気温が
\‐  ここ神奈川の中央で
    21度だね
 
  (‥ )室内よりも外が
      涼しいのは
      ひさしぶりだな
 
 ただし、湿度は100%である。
 
 ∧∧
( ‥)洗濯物が全然乾かないから
    お昼に取り込んだけど
 
  ( ‥)小雨がぱらつくし
    ‐□ 涼しいけども
      歩き回っても
      あまり嬉しくない天気だな

 
 
 室内は25度、湿度は80%。エアコンは除湿状態で稼働中だけども、センサーの感度と温度設定から考えるとほとんど動いていないかもしれない。
  
 ∧∧
(‥ )窓を開けるにはちょっと
    嫌な天気だよね
 
  (‥ )人体と機械がある室内は
      どうしても外気温より
      数度以上高くなるからな
      湿度が高い外気が入ると
      外よりも蒸し暑い状態に
      なってしまう
      部屋を閉め切って
      一時的にでも除湿した方が
      快適だよね
 
 さて
 
 薄い本を作らねばならない。
 
 ∧∧
( ‥)そのままだと同人誌の話に
    聞こえちゃうよね
 
  ( ‥)同人誌は発行部数が
    ‐□ 少ないからかな
      1冊を現実的な値段で
      押さえるために
      ページ数が
      20とか30とか
      そんな程度になるみたい
      だよね
 
 1冊700円とか1000円だとか。値段だけで流通している単行本と比較すれば、7000円とか1万円の本に相当するような金額であるし、同人誌とは必然、物理的な意味で薄いものだ。
 
 ∧∧
( ‥)でも、今ここであなたが
    言っている”薄い本”とは
    内容が薄い本だよね
 
  ( ‥)内容を濃くする
    ‐□ 情報を圧縮すると
      売れないんだよな
 
 読み手の心を考えろ、という陳腐でお決まりで抽象的な方法論から考えれば、情報があまりに多いと読者の頭がパンクする。そう表現すれば良いか。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、スープを注文したのに
\‐   固体の何かが出てきたら
     みんな困るからね
 
  (‥ )みっ、水をくれ
      悪いな
      あるのはミルクだけだ
      じゃあ...ミルクを頼む
      あいよ
      ごろん
      チーズじゃねえかよ
      しかも固てえ
 
 ∧∧
( ‥)せめて刻んでお湯で煮て
    出してくれと
 
  ( ‥)でもそうするとさ
    ‐□ 肝心なことが全然
      書けなくなっちゃうの
      だよな
 
 ∧∧
(‥ )話題をひとつだけにする
\‐  それを理解するために
    必要な事柄を延々と語る
    それだけで一冊の本にして
    しまう
 
  (‥ )そういう手もあるな
      ひとつの話題だけに
      特化した
      薄めた本を
      次々に出して
      理解全体を完成させる
 
 一冊の本ですむところを、10冊、20冊にしてしまう。そういう方法。
 
 ∧∧
(‥ )全体を説明した1冊書いた
\‐   では次の2冊目は
     内容をもっと掘り下げる...
     ではなくて
     ごくわずかな深層だけを
     薄めて出す
     そうして2冊目は
     その隣にある深層を
     薄めて出す
     その繰り返しですか?
 
  (‥ )そんな感じかな?
      ただ、これは面白いのか?
      という問題があるね
 
 というか、これは言って見れば雑誌の特集号に近い話で、あるいは毎号ついてくるパーツをそろえると完成します、みたいなもので、魅力的なのかどうか問題だ。
 
 ∧∧
( ‥)というか読みやすい
    読みにくいは
    魅力とはあまり関係ないよね
    読める読めないで
    魅力を語るのは
    駄目かもですよ
 
  ( ‥)今回はネジの話しましょ
    ‐□ 今回はフレームの話を
      しましょ
      全部読めば自動車のことが
      わかるよ
      そう言われてもな
      なんかぴんとこないしな
 
 それだったら、ネジから見た車の本、フレームから見た車の本、という方がまだましであるようにも思える。
 
 ∧∧
(‥ )取り上げるものは毎回
\‐  自動車で古今東西色々なものが
    出てくるのだけど
    本自体の切り口は
    ネジだったりフレームだったり
    ブレーキだったり重量や
    素材だったりすると
 
  (‥ )これも掘り下げて
      薄めているのだけどな
      今回はポルシェの
      この車種だけを
      徹底紹介しますとか
      そういうのよりは
      敷居が低いかもね
 
 ∧∧
( ‥)どうしたもんですかね?
 
  ( ‥)どうしたもこうしたも
    ‐□ やれば良いだけの話でな
      
 やっても結果がよく分からないことはあるが、そもそも、やらないと結果は分からんのである。
 
 
 ∧∧
(‥ )でも本当にコアな話題
\‐  物事の奥底
    芯にある話題って
    どうしたものでしょうね
 
  (‥ )そういうのは...
      それこそ薄い本でやれ
      そういうことに
      なるのかもな
      ただ、それだと
      本を出せるだけで
      売れないよね
 
 ∧∧
( ‥)売ってさばかないと
    生活できないも
    さることながら
    話が伝わらないからね
 
  ( ‥)物事の芯の部分
    ‐□ これを売るには
      もう一工夫
      必要だろうね


 
 

それが出来るなら詐欺師をやっているはずでしょう

 
 
 ∧∧
(‥ )読み手のことを
\‐  考えて書きましょう
 
  (‥ )そんなもの分からんし
      確認のしようもない
      それにそんなことが
      出来るのなら
      俺は詐欺師をやってるよ
 
 
 
 

脳のそこだけを鍛える

 
 
 ∧∧
(‥ )納得できる本を
\‐  読むものではない、と
 
  (‥ )ああ、言われれば
      確かにそうかもな
 
 脳みそも筋肉と同じ。同じ場所を使い続けると、そこだけが鍛えられる。
 
 ∧∧
( ‥)自分が納得できる本を
    読んでばかりいると
    脳みそのそこだけが
    鍛えられる
    理解どころか情報を処理する
    脳みそ自体がいびつになる
    そういう理解しか
    出来なくなる
    そのいびつさも
    認識できなくなってしまう
 
  ( ‥)UFOの本ばかり読んで
    ‐□ 天文学や物理学や
      地学や生物学の本を
      読まぬままに
      宇宙人を論ずるような
      ものだな
      でもそれと同じくらい
      いびつなことを
      僕らは知らず知らず
      無自覚のうちに
      やっているのだろうな
 
 
      
    

愛こそすべて

 
 ∧∧
(‥ )...自分を裏切らない彼女が
\‐  欲しいそうですよ
 
  (‥ )彼女の体内に爆弾でも
      埋め込めば問題解決
 
 
 ∧∧
(‥ )そういう非道ではなく
\   本当の愛情が欲しいそうです

 
  (‥ )本当の愛などと
      そんなたわ言を
      ほざいとる奴が
      爆弾ごときで
      何いうちょるんじゃ
 
 
 
 

2014年8月26日火曜日

幸せの物語を書いた以上、ハーレムものを批判できまい

 
 ∧∧
( ‥)科学技術を放棄することで
    みなが幸せになることは
    可能ではある
 
  ( ‥)低賃金労働者を
    ‐□ 確保しなければ
      いけないから
      階級制がある社会に
      なると思うけども
      そっちの方が幸せかもな

 生まれつき、人々が生き方を指定された世界だ。実際、こうでないと地球の持続的な使用など不可能である。そして多分、この世界の方が今の世界よりも楽だろう。なにもかも決まっているのだ。考える必要はない。もちろん、新しいことは一切禁止されるだろう。道徳と宗教でがんじがらめの、静かな世界だろう。娯楽もワンパターンで、どれも同じだろう。どっちかというと若者向けではなく、死に損ないの老人向けの世界ではあるが、美しい世界ではあるはずだ。スリルもなく、悪徳もなく、ごみかすのような世界だ。もちろん、上辺はきれいだが、暗闘も暗躍もあるだろう。だが、それでもきれいな世界には違いない。単にきれいなだけだが、まあ、悪いわけじゃない。

 
 では...この手の話の何がいけないのかというと、それは良い悪いの問題ではなく、科学技術を放棄したものから食われるのが現実である以上、こんなものは夢物語以下でしかない、というだけの話であって
 
 ∧∧
(‥ )世界は人間が幸せに
\‐  なることを
    認めていないとも言えますね
 
  (‥ )まあ、そんなところ
      だろうな
      僕らに選択の余地は
      ないわけだ
      世界はこう述べている
      お前ら苦しんで死ね、と
 
 
 もちろん、科学技術を放棄することで皆が幸せになった世界を構想することも、夢想することもできよう。ある日突然、平凡な僕がもてもてハーレム状態に突入することを夢想するように。
 
 ∧∧
(‥ )夢想することは自由だし
\‐  それが商品にもなるしね
 
  (‥ )とはいえ言えることはある
 
 科学技術を放棄して人々が幸せになるのだ、そういう物語を書いた人間にハーレムものを批判する権利など無い。
 
 
      
 

2014年8月25日月曜日

もうそこまで来ている

 
 低賃金労働者を発明しなければならない。そうしないと富という”偏り”を生み出せない。
 
 ∧∧
(‥ )農奴、奴隷、移民
\‐  それぞれ
    階級で、武力で、
    あるいは海外との格差で
    低賃金労働者を
    作り出した試みだよね
 
  (‥ )西ローマ帝国の崩壊以来
      1000年
      地を這いずり続けた
      西欧世界は
      たまたま新世界を発見し
      大陸丸ごと奴隷化したのだ
 
 それからさらに500年。今度は自分たちの農奴を解放し、これらを兵士とすることで武力の飛躍的な発展を遂げた西欧世界は、ついに世界征服を成し遂げた。しかし、結局は植民地の大部分と奴隷の多くを失った。代わって移民を新たな低賃金労働者と定めた。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そんなとこだろうと
 
  ( ‥)連中は我々と同じ人間だ
    ‐□ 彼ら西欧人が
      非西欧人よりも
      賢いなんてことは
      原理的にありえないからね
      成功の原因はごく単純な
      物理的な事柄に
      還元しなければならん
 
 実際、帝国崩壊以来、巨大な領域国家をついに再建できなかった西欧だ。むしろ連中は底抜けに頭悪いんじゃね? と思わせる証拠の方があるとも言える。

 もちろん、これもまた頭が悪いわけではなく、やはり別の外的な要因があると見るべきなんだろう。人間はうまくいかないと、あるいは反対にうまくいくと、成功の原因を、あるいは失敗の要因を、頭の良し悪しや努力や精神の高潔性、あるいは堕落へと転嫁したがる。人間の発想は元来、オカルト的である。
 
 ∧∧
(‥ )ともあれ西欧世界は
\‐  世界中から富を集めましたよと
 
  (‥ )まあ、ようするに収奪だな
      言葉を選んでも
      しょうがないからね
 
 収奪した富は、しかし、これを消費すれば高い場所から低い場所へと流れ込む。
 
 ∧∧
( ‥)日本人がやったことは
    自らを発展途上の
    低賃金労働者として使い
    西欧が築いた富を
    こちらへ流れ落ちるように
    したことだった
 
  (‥ )厳密に言えば
      戦後の高度経済成長時代の
      日本人がそうだった
      それだけの話だがな
 
 つまり以上の視点からするとこうなる
 
 欧米の自画自賛と誇り。すなわち民主主義と自由な社会と成功、これはほぼまったく嘘だ。彼らの成功は単純に戦争だ。大陸丸ごとの奴隷を見つけた事と、戦争ばかりして培った軍事文化が彼らの富と自由を可能にならしめた。
 
 日本の、特に戦後の高度経済成長時代に働いた人々の成功体験、つまり努力は、これもまた、まったくなんの意味もない。それは本来、別世界の極貧の人々が奴隷にされ、収奪された富がこちらへ流れ込んできただけだった。そして高低差がなくなればすべてはそこで終わる。
 
 ∧∧
( ‥)つまり民主主義と努力とは
    どちらも何の意味もない
    ただの幻想
    幻の成功体験
 
  ( ‥)実際、アメリカは
    ‐□ イラクを民主的に
      統治しようとして
      失敗したよね
      というか、そもそも
      民主主義は他国を
      奴隷化するだけで
      統治したことないしな
      そして日本では努力努力と
      馬鹿の一つ覚えを連呼して
      成功体験者たちは
      低賃金と首切りを
      繰り返すだけで
      何一つ解決できていない

 
 
 ほら、これぞ皆が大事に抱えている成功体験と信念の正体だ。そこには何も無いし、そもそも何も無かったのだ。
 
 ∧∧
( ‥)ようするにですよ
 
  (‥ )僕らのやっていること
      信じていること
      これら全部、
      まったく何の意味もない
 
 時代についていけない、時代に取り残される。人はそういうことは知っているが、では、今の自分のどこが時代遅れなのか分からない。
 
 分からない以上は、それはすでにそこにあるのではないか?
 
 見えないというのなら、それはすでにそこにいるのだ。そうではないか?
 
 

もうね、体力ないんすよ

 
 
 ∧∧
(‥ )ジャーナリズムは
\‐  反権力であるべきです
 
  (‥ )まあ、その方が
      楽だからね
 
 ∧∧
( ‥)結論に合わせて
    お話をつくるお仕事です
 
  ( ‥)ようするに
    ‐□ ああいう連中は
      もうそういう
      歳なんだよな
 
 人間の行動は合理的なものだ

 ∧∧
( ‥)楽をしたい?
 
  (‥ )それはまだましな
      方かなあ
 
 
 楽をするかしないかではない。体力が無くて、もはや楽なことしかできない。
 
 これがおっさんの現実。
 
 だが、それでも面子だけは欲しいのだ。
 
 そこに現れたるは反権力というまばゆい輝き!
 
 しかも、反権力という結論ありきで書けば楽に記事が埋まる。一粒で二度美味しい、なんという素晴らしさ。
 
 おっさんたちが”反権力”という金メッキに飛びつくのは、まあしょうがないことではある。
 
 
 ∧∧
(‥ )せめて格好よく
\‐  なりたいからね
 
  (‥ )そこが絶望的に
      格好わるいのだがな
 
 
 
   

2足す2は5であると言う自由

 
 小説家アンソニー・バージェスは小説「1984年」について次のように述べた。
 
 本当の1984年はこんな風にはならない、と
 
 これを知った人は言った。
 
 この人は北朝鮮を見たら一体なんと言うのか??
 
 ∧∧
( ‥)なんて言うと思います?
 
  (‥ )具体的になんと言うかは
      知らんが
      あれだろ
      北の指導者たちは
      イングソック党の
      インナーパーティーたちに
      及びもつかない
      そういうことを
      言うのじゃないか?
 
 イングソック党:英国社会主義の略称で、オーウェルの小説「1984年」において世界を統治する3超大国のひとつ、オセアニアを支配する政党のこと。インナーパーティーはイングソック党の中枢メンバーでいわば貴族階級にあたる。エレベーターのあるマンションにすみ、ワインを飲み、召使いを抱えた人々だ。
 
 ∧∧
(‥ )ずいぶん慎ましい貴族階級も
 □‐  あったものですね
 
  (‥ )まともな娯楽もないし
      レジャー施設もない
      そもそも永久戦争続行中
      戦時体制の世界だ
      それを考えれば
      大変な贅沢だが
      現実世界の我々からすれば
      あまり嬉しくない
      程度だよね
 
 ついでに言うと、インナーパーティーたちの面々にはものっすごい量の仕事があるし、国民に餓死者が出ないように細心の注意を払っている激務の日々である。

 
 まあ、こういう話は抜きにして。
 
 1984年の世界における最大の特徴は独裁でも管理社会でもない。
 
 2足す2は5である
 
 この自由を行使する。それだけのために作り上げられた世界。それが1984年だ。
 
 ∧∧
( ‥)2足す2は4
    ではなくてね
 
  ( ‥)2足す2は5である
    ‐□ そう主張する自由は
      誰にでもあるが
      実際には誰にも無い
 
 2足す2は5である。そういう算術で作られた社会は崩壊してしまうだろうし、敵国によって征服されてしまうだろう。
 
 戦争がある限り、勝敗がある限り、生存競争と淘汰がある限り、2足す2は4でなければならぬ。
 
 ∧∧
(‥ )それをひっくり返すには
\‐   戦争を無力化すれば良い
 
  (‥ )核戦争のあまりの破壊力に
      恐怖した人々は
      最終戦争を断固として
      拒否した
      そして取り決めによって
      通常兵器による永久戦争を
      無限継続することに決めた
 
 この瞬間。地球を統べる3つの超大国オセアニア、ユーラシア、イースタシアは戦争と征服による恐怖から永遠に解き放たれた。
 
 後は、
 
 2足す2は4にもなるし5にもなる。
 
 そう叫ぶ自由を行使すれば良いだけだ。さすれば、人は認識のおもむくまま、好きなように現実を解釈して生きていくことができる。これが”真の自由”というものではないか? なんといっても現実から自由なのだから。
 
 そして、それこそが1984年。これがイングソック党が目指す世界。全知全能絶対無謬。人が神になれる世界だ。
 
 イングソック党が掲げる3つのスローガン

 War is Peace
 Freedom is Slavery
 Ignorance is Strength
 
 戦争は平和なり
 自由は隷属なり
 無知は力なり
 
 War is Peace まさしく戦争は平和なり。この世界において無限戦争は恒久平和と等価である。
 
 ∧∧
( ‥)そして今や世界は
    戦争と征服と淘汰の
    圧力から解き放たれた
 
  (‥ )現実から解き放たれた
      世界はついに
      自由を手に入れた
      かつてあったような
      現実と向き合って判断する
      自由ではない
      かつての自由だと?
      そんなものは現実に対する
      隷属なのだ
      世界は自由という隷属から
      ついに解放され
      永久に夢の世界で
      生きていく事が
      可能となった
 
 そして無知こそ力なり。知らないのであれば、知る必要のなかった苦しみも認識も知覚しないですむ。こんなこと誰でも知っているはずではなかったか? なぜイングソック党のスローガンに首をかしげるのか。ここに謳われていることは真理。

 
 さあ、諸君、こっちに来たまえ。ここに引きこもれば、君はもう怖い現実と目を合わせないですむんだ。現実世界の自由に良いことなんかあったかい? なんで嫌なことばかりなのだろうね? それはね、現実世界の自由が牢獄の自由でしかないからさ。そんな広いだけで義務だらけの牢獄からこっちへ来たまえ。ここは今の君から見れば小さい世界かもしれない。でも怖い人はもういない。敵はいないからね。皆、君や私たちと同じ人々だよ。だから君は守られる。君の魂はずっと自由になる。そうすればこの小さな世界が何よりも大きく広大になる。認識を変えたまえ。それだけで、たったそれだけのことで君は幸せになれるのだ。幸せはここにあるんだよ。だから、さあ、おいで。
 
 ∧∧
(‥ )...という視点からすれば
\‐  バージェスさんの言いたい事は
    明らかですよね
 
  (‥ )現実の世界は
      こんな良い世界じゃない
      逃げ場なんてない
      この世界は牢獄で
      出口も存在しない
      ここは地獄だ
      永久戦争も
      恒久平和もやってこない
      永久闘争が現実だ
      そういうこっちゃ
 
 そうとも。みんな、あれではまるでビッグブラザーみたいだ、とか、1984年のように管理されてるとか、自由がないとか、資本主義の監視社会だとか言っているが、それは単純に現実が持っている特性なのだ。道徳とは相互監視とリンチと制裁からなりたっているのだ。これは1984年ではない。ただの現実世界の普通の出来事で、現実世界と今の自分の境遇を呪っているだけだ。

 そして、そういう束縛をすべて破壊して引きこもった理想郷こそが1984年だということにお気づきでない。これでは本末転倒ではないか。
 
 君らの不安や怒りや指摘は、1984年とその管理社会に対する恐怖じゃない。
 
 そうではなく、現実世界における自分に課された義務と重圧に恐怖を感じているのだ。お前の言っていることは自分の人生に対するただの愚痴だ。見識でもなんでもない。
 
 そして残念。
 
 楽園など来やしない。世界は恐怖ゆえに最後まで競合し続けるだろう。すべての資源を食いつぶすまで突っ走るだろう。それが競合であり戦争であり、争いというものだ。
 
 1984年のような世界はこの地球では実現できない。実際、そんな世界があったら、僕らが何をするか明らかだろうに。
 
 ∧∧
( ‥)侵略して征服して
    奴隷にするよね
 
  (‥ )実際、1984年の世界は
      技術的に言えば
      時間が止まってしまった
      状態だからな
      核兵器の存在だけが
      問題になるけどね
      人的資源が無尽蔵に
      存在する
      比較的無力な平行世界だよ
 
 
 そんな世界が目の前にあったら、我々は容赦しないだろう。もちろんオセアニアもユーラシアもイースタシアも必死の抵抗を試みるだろうが、彼らが我らに勝てる道理はない。そもそもすぐ勝つ必要もない。外部が存在する、容赦ない征服を目論み、本当の戦争を行う技術的にすぐれた敵がいる。これだけで彼らの世界は前提が崩壊してしまう。イングソック党のスローガンは雲散霧消する。引きこもり共の楽園は木っ端みじんに粉砕される。
 
 そして私たちはオセアニアもユーラシアもイースタシアも征服して全住民を奴隷にするだろう。それが現実というものだ。私たちには低賃金労働者が必要なのだ。事実、それを発明しようと必死ではないか。だったら目の前のものを食い尽くすのは道理。彼らを餓死に追い込んで、我々はひさしぶりの豊かさを満喫出来る。
 
 そして、現代世界でも踏みにじられていない国は単に緩衝国家だったりするのである。理由があって存在するのであって、夢を見れるわけじゃない。彼らは敵国が存在しており、相手は自分に対して容赦しないという現実を見据えている。現実とはそういうもので、1984年は夢物語でしかない。きれいで美しい世界だが、ガラス細工のように繊細で、現実世界で生き抜く事などできないだろう。

 
 現実世界は、1984年のようなものではなく、もっとわくわくするような世界だ。最後に死ぬ権利を、皆が死に絶えた世界にたった一人で立つ権利を得る。それを争って最後の一人まで殺し合う。これこそが我らの未来。我らの現実。
 
 2足す2は5である。そう言い放つ自由を私たちは持っていないのだ。
 
 人は現実世界から自由にはなれない。すなわち、自由は隷属なり。これを忘れてはならぬ。

   
 これはhilihiliのhilihili: 要するに君は最終回が見たくないのだな?の続き
    
 
 

2014年8月24日日曜日

なんかだんだん劣化してますね

 
 以前、こんな話を見かけた
 
 石油は数十年後に尽きる尽きる、そう言われていたけど尽きてないよね。なんでか知ってる? 実は、石油はマントルで無機的に自然に出来てくることが分かったんだ。だから石油は尽きないし、無尽蔵の資源なんだよ。
 
 ∧∧
(‥ )多分、2年ぐらい前に
\‐  見たのでしょうね
 
  (‥ )自分で検索をかけて
      見つけたが
      2012年の2月に
      ネタにしてるからね
 
=>hilihiliのhilihili: それは実にたやすいことだ
 
 *ちなみに今回、リンク先の文字列は、掛け合いの文字を18列以内に収まるように調整しなおした
 
 ∧∧
( ‥)確かiPhonでしたっけ?
    それでこのblogを覗いたら
    改行が収まり切れずに
    文章のまとまりが
    ”壊れて”いたからね
 
  ( ‥)...まあ2年前は
    ‐□ それを知らなかったわけで
      今回、リンクする際に
      調整したわけだ
      こんなことを考慮する
      必要があるのか
      よく分からんけどね
 
 ともあれ、話を戻すと、以上は2年前のことだ。
 
 そして先日見た話ではこうなっていた
 
 石油はマグマから出来るんですよ。でもそれが公になったら産油国が困っちゃうの。
 
 ∧∧
(‥ )...マントルがマグマに
\‐  置き換わっておるがな
 
  (‥ )まあ、語の頭がどっちも
      ”マ”だしな
 
 マントルとマグマ。この言葉の置き換わりは単純な勘違いなんだろう。なぜかというに世の中の人は、地球内部は溶けていると思い込んでいるからだ。だから地球内部の大半を占めるマントルもまた溶けている、そう思い込むのは無理もない。
 
 ∧∧
(‥ )というか多くの人は
\‐  マントルはマグマだと
    思っているんだよね
 
  (‥ )漫画やアニメでも
      地下へいくと無駄に
      マグマの描写があるからな
      根は深いよね
 
 実際には、地球の内部のほとんどを占めるマントルは基本カンラン岩で固体だ。溶けていない。溶けた岩石のマグマはところどころに局在しているだけだ。それは日本列島が火山国である一方で、朝鮮半島や中国大陸に火山が事実上存在しない事からも分かる。 
 
 とはいえ、勘違いだろうがなんだろうが、石油は地球内部で無機的に出来ているのではないか? という仮説は確かに昔からあるし、さらに言えば石油は火山とマグマの熱で出来る、という説自体もあることはあるそうだ。
 
 ∧∧
(‥ )でもまあ、
\‐  先の発言自体は
    単純な勘違いでしょうね
 
  (‥ )マグマで出来る仮説
      それ自体を
      聞いた事があるのなら
      ”マグマの熱で出来る”
      そう書くだろうからな
      ネットで話を
      聞きかじった時に
      マントルをマグマと
      勘違いした
      それだけだろうね
 
 ともあれ、勘違いにせよなんにせよ、この”マグマで石油が出来る説”、素人目に見てもかなり怪しいと言える。だってこの理屈で言えば、火山国である日本が産油国になるはずだ。だが現実はそうではない。
 
 ∧∧
(‥ )地層に貫入してきた
\‐  火山岩は隙間が多いから
    そこへ石油が集積するという
    こと自体はあるみたいですけど
 
  (‥ )まあ、石油は
      生物起源だよね
 
 マグマの勘違いはともかくとして
 
 マントルで石油が出来るという仮説は、根拠自体はあるにせよ、疑問は尽きない。
 
 例えば、
 
 石油が多く出るのは1000メートル〜2000メートルで、それより深い深度ではむしろ減るという。これはなぜなのか? マントルがある大深度から上がってくるというのならおかしくないか?
 
 石油に含まれる化合物には中心の金属元素がマグネシウムからバナジウムに置き換わってこそいるが、これは葉緑素だよね、というものがある。無機起源でこれが説明できるのか?
 
 マントルから上がってくるというのなら、ではなぜ石油は分厚い大陸地殻から産出するのか? マントルまでの厚みが薄いはずの海洋地殻から産出しないのはなぜか?
 
 石油が産出する場所はかつて海の水位が上昇した時に水没した地域の、それも原則として土砂が堆積した場所である。こんな偏りが無機起源説と整合的か?
 
 ∧∧
( ‥)石油は太古の
    植物プランクトンであり
    つまり太陽エネルギーを
    化学エネルギーに圧縮した
    ものである
 
  ( ‥)状況からすると
    ‐□ そう考えるのが
      自然だろうね
 
 石油が尽きる時間が先延ばしになっているのは、単純に掘削技術の発達で説明できる。話題になったオイルシェールだって、掘削した孔それ自体に孔をブチ開けてさらに孔を四方へと伸ばし、岩石を粉砕して取り出すという新技術がもたらした成果であるし。
 
 ∧∧
( ‥)でもネットでは
    噂話が次々に語り継がれて
    内容が変質し
    劣化して拡散している
 
  (‥ )ネットに限った話では
      ないのだよなあ
      本の時代から
      そうだったからね
 
 本もネットもそこは変らない。自分の知らない本に手を伸ばす、あるいはワンクリックしてリンク先を確認する、こういうわずかな動作も人間は節約してしまう。
 
 ∧∧
( ‥)そりゃそうでしょう
    無駄なことをしてたら
    消耗して死んじゃうからね
 
  ( ‥)少し手を伸ばせば
    ‐□ 届く知識や理解
      だがそこへ到達するのは
      絶対的に無理である
      それが僕ら人間だ
 
 どうしても越えられぬ壁があるのだ。それは頭の良し悪しの問題ではない。単純に体力の壁である。
 
 確かに確かに、
 
 本も、そしてネットも、知識と理解の格差を絶望的なまでに生み出す道具であって、正しい知識を広めるためものではなかったのだ。当たり前だ。レストランのメニューが増えたからといって、人は食わず嫌いを直すわけではない。偏食するだけである。
 
 チョコを欲しい子供が栄養と無関係にチョコを食べ続けるように、人は自分に都合の良い理解を選び続ける。ゆえに理解自体も進化する。人が望む理解ほど拡散するのであれば、そこには淘汰が働く。理解は必然的に、より都合の良い、より理解しやすい理解へと変貌し、変質を遂げるだろう。その変貌は正しいとか正しくないとか、そういうことと関係なく進行するだろう。
 
 では、先の言葉を次に見るとき、その時、それはどんな姿になっているのだろうか?
 
 
 *2年後、2016年10月10日のhilihiliのhilihili: その分からないという言い訳であなたの脳はどれだけ節約したの?へ続く
 
 
 
 

2014年8月23日土曜日

要するに君は最終回が見たくないのだな?

 
 科学はもう発展しない方が良い。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、正論かもね
\‐
 
  (‥ )農薬と化学肥料で
      食料生産は飛躍的に
      伸びたけども
      医学の発達で
      死亡率は下がり
      人口がひたすら増える
      農業と工業力が
      維持可能な許容一杯まで
      増加する
      貧困は根絶不可能で
      我々に未来はない
 
 状況は悪化するだけで、それは時間の問題だ。
 
 技術が引き起こした問題を解決するために新しい技術が、その技術が引き起こした新たな問題を解決するためにより新しい技術が。技術を維持するたびに状況は複雑化し、しかし問題自体の根本的解決はなし得ていない。
 
 ∧∧
(‥ )そりゃあ物理的な制約が
\‐  あるからね
 
  (‥ )このひた走る状況を
      是正するには
      科学技術を放棄して
      昔に戻るべきだ
      そう考えるのは
      当然だろうね
 
 医学を放棄して死亡率を上げれば良い
 
 化学肥料と農薬と品種改良を放棄して作物の生産量を激減させれば良い
 
 石油も石炭も放棄して物流の強大な力をそいでしまえば良い
 
 地球人口は急減して、状況の速度ははるかにゆるやかになる
 
 ∧∧
( ‥)後は極貧と多数死による
    安定した世界が
    残される
    少なくとも状況の進展は
    1万分の1ぐらいにまで
    落ちるでしょうね
 
  (‥ )問題はだ
      ”そのユートピア”は
      実現不可能である
      そこだよね
 
 科学と技術と医学と農業技術と化石燃料を放棄しよう。
 
 これ自体は簡単だ。
 
 だが、その取り決めを守らないものが一人でもいたら、彼が世界の覇王となる。彼が覇王となるのを阻止するために他の誰もが技術を放棄しない。
 
 つまり話は単純だ。放棄したものから食いつぶされ、残されるのは絶えず放棄しなかった者たちだ。状況は整理されるが、残されるのは爆走する国家群だけである。というか、今、起こっているのがそれではないか。
 
 ∧∧
(‥ )それでもユートピアを
\‐  建造するとしたら
    逸脱をゆるさない
    暴虐の
    管理社会になるしかない
 
  (‥ )1984年のようにだね

 
 一般的には誤解されているが、小説1984年の世界はディストピアを描いた小説ではない。あれは完璧なユートピアを描いた小説だ。核戦争とその破壊力に恐怖した人々が、もう二度とこんなことは御免だ。そう考えて集い、通常兵器による戦争を永久に継続しよう。そう取り決めた世界だ。
 
 戦争の永久継続によって勝ち負けがない世界にしよう。生存競争と淘汰のない永久に続く楽園を作り出そう。負け組がない世界を作ろう。最低の労働者も、最高の指導者も、誰もが平等に過労死できる社会にしよう。社会を変革してしまう科学と技術を放棄しよう。みんなでこの楽園に永住しよう。それを乱す異分子は細心の注意を払って取り除こう。そうしないと、このガラスのような平和とユートピアは崩れてしまうから。
 
 戦争の無限継続に基づく絶対平和
 絶対平和に基づく無謬の管理
 無謬遍在の管理に基づく楽園の永劫継続
 
 これが1984年、科学と技術を放棄して、前に進む事を諦め、引きこもりの道を選んだ人類が維持する永久と諦めのユートピア。
 
 ∧∧
( ‥)でも実際は1984年なんか
    実現するわけがない
 
  (‥ )誰か、必ず裏切り者が
      いるのだ
 
 1984年の指導者たちは現実的に言うと楽観的すぎるとも言える。彼らがしていることは敵を信頼し、仲間を信用する甘い考えでしかない。愚劣。
 
 ∧∧
(‥ )人間はそんな動物ではない
\‐
 
  (‥ )我らは全体主義などと
      ロマンチックに
      呼称してもな
      個体は集合には染まらん
      どんだけ甘っちょろい
      考え方をしているのだかな
 
 言い換えると、人間の未来に1984年はないのだ。
 
 ∧∧
( ‥)すると残された道は
    破滅の道だね
 
  (‥ )地球全体の植生を破壊し
      気候を変え
      農業それ自体で
      農業を破綻させ
      人間以外のすべての
      動物を抹殺してしまうのだ
      これ以外の未来は
      我らにない

 
 
 そして、タンパク源が人体しかなくなった未来では、人肉食が成立することになろう。
 
 ∧∧
(‥ )植生を食い尽くしたり
\‐  家畜を喪失した
    孤島で起きたことだよね
    さすがに地球規模では
    起こらないだろうけど
 
  (‥ )家畜の喪失は
      地球のような巨大な
      世界では起きにくい
      だろうからね
      でも状況は近似だぞ
 
 他の生物を構成する元素をことごとく人体に変えているのである。人間の死体を構成する元素からほぼ直結して食料を生産しなければ食料生産が間に合わなくなる。
 
 こういう状況は破滅的で、ついには複雑で高度化した社会を維持できなくなることは確実だ。社会は流動している。水が容器一杯にあふれて内部で渦を巻き、乱流を作り出したら何が起こるか道理であろう。物事は安定なんかしないのだ。そうではなく、物事は安定解へと崩壊しようとする。
 
 そもそも、社会を維持することも、生きていることも、その維持には膨大なエネルギーを費やさねばならない。生きた人間と都市ではなく、死んだ人間と都市の廃墟こそがエネルギー最低に近い状態であり、これこそが安定解なのだ。
 
 つまり、死体と廃墟へと至ること、これこそがこの世界の道理。この道理には、なんびとも逆らえない。
 
 ∧∧
( ‥)つまりあなたたちは
    生き延びるために
    今、戦っているわけではない
    最後に死ぬ権利を求めて
    殺し合いをするのである
 
  ( ‥)これは楽観的な世界観でな
    ‐□ 物事にすっぱりとした
      終わりがある
      視聴者に安心を与える
      価値観なのだ
 
 
 古今東西、すべての人ではないにせよ、世界には終わりがある、人はしばしばそう言ってきた。それを考えれば、以上のような未来への展望は、人々に対して希望を与えるものであること疑いない。
 
 言い換えれば、現在の工業社会は発展の限界と繁栄の頂点から崩れ去り、世界は破滅へ下る、この未来像はあまりにも楽天的なのだ。実際、正確には以上のようにはならないだろう。現実はもう少し複雑だ。事実、何でも誰でもだらだらと続いて見苦しいではないか。私たちは死体と廃墟でいることが安定解なのに、楽に死ぬ権利すらない。
 
 ∧∧
( ‥)でもあなたはそれでも
    この未来を現実的であると
    確信していると
 
  (‥ )方向性は正しい
      それを確信しているし
      望んでいるのだな
      というかだな
      最後に死ぬ権利を
      勝ち取る戦いに
      是非とも貢献いたしたく
 
 
 なんといっても、最後に死ぬ権利を手にするとは、最終回を見れる、ということなのだ。最終回を見れぬままに死んでいった、あまたの勇者たちを思い出せば良い。彼らには申し訳ないが、この特権を手放すのはあまりにもおしい。
 
 ∧∧
(‥ )...まあ、あなたの一生では
\‐  ちょっとたどり着けないけどね
 
  (‥ )そうかもね
      でもひるがえれば思うな
 
 技術と科学を捨てよ。ああ、もう歩くのに疲れたのは分かるし、膝を抱えて座り込みたくなるのも自然だろう。だがしかし、それはちょっとつまらない。それ以上に、現実的な選択肢でも認識でもない。というか、あなたは最終回が見たくないだけだ。なぜそんなことになってしまったのか?
 
 
 
 
 

未だ邂逅無し

 
 
 ∧∧
( ‥)なに?
 
  ( ‥)人付き合いが
    ‐□ ないせいかな
      ”着やせ”という現象は
      未だに目撃したことが
      ないなあ
 
 ∧∧
(‥ )...具体的には錯視のこと
\‐  なんでしょうけど
    真面目に考えれば
    トンデモ物理ですね
 
  (‥ )深刻に考えると
      途方も無い言葉だよな
 
 
 
 
      

ヤニ宇宙

 
 ∧∧
( ‥)でっ?
 
  ( ‥)オスカル...
    ‐□ この場合のオスカルは
      「ブリキの太鼓」の
      主人公が由来だね
 
 確実な確認はまだだけども、まず間違いない。
 
 ∧∧
(‥ )収穫としては
\‐  大きくはないけどね
 
  (‥ )やむをえまい
      仕事ってのはこんなもんよ

 
 
 さて
 
 日付も変ってすでに昨日、22日のことだけども、公園へいくと妙にヤニだからけの木があった。
 
 ∧∧ どうしたのでしょうね?
( ‥)
 ‐( ‥)なんだろうね
      あちこち
      吹き出して固まった
      ヤニだらけだな
 
 まあ、樹脂と言った方がまだ聞こえが良いのだろうか。でも近くによって大きく撮影してみると、単なるヤニが雰囲気をずいぶんと変える。
















 ∧∧
(‥ )...意外とうねってるね
\‐ 
  
  (‥ )なんかチューブから
      絞り出されたみたい
      なんだけどな
      植物のどこにこんな
      圧力を生み出す力が
      あるのだろうな
 
 
 

やっていることはお互いに自然なのです

 
 例えばこう考えてみればどうか?
 
 男性の方々に問う。例えば、あなたの知り合いに自分よりもかなり年上の女性がいるとしましょう。思い浮かべてください。彼女の外見はですね、なんて言うかな、年上だとか年齢がいってるとか、そういううんぬん以前に、失礼ながらぱっとしないのですよ。
 
 そんな人を思い浮かべてください。 
 
 ∧∧
( ‥)それがどうでしょう
    ある日、突然
    その彼女がですよ
    若くて
    スタイルが良くて
    その容姿は
    アイドル顔負けに
    なりました
    髪も肌もつやつやです
 
  (‥ )化粧とか整形ではない
      容姿もスタイルも
      身長や骨格まで変っている
      さらに
      本当に若返っているのだ
      細胞まで若くなっている
 
 そればかりじゃない。胸が大きくなっている!
 
 ∧∧
( ‥)さて、みなさんどうします?
 
  (‥ )そりゃあもうね
      手のひらを返しますよ
      男ですからね
      当然ですよ
 
 だがしかし
 
 ∧∧
(‥ )女の人は...
\‐  怒るだろうね
 
  (‥ )色々な反応がありうるが
      言いよる男性に対して
      彼女が軽蔑や疑いを
      抱くことは確実だ
 
 もちろん、こんなことは起きない。
 
 だがしかし、実はこれと同じ状況が、男性では起きるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)もちろん、男性が
    若返るわけではない
 
  (‥ )女性の売りは若さと胸だ
      一方
      男性の売りは金だ
 
 老化は不可逆な現象で、逆戻りすることはありえない。
 
 だが、金だったら逆転が可能である。ごくごくまれではあるが。
 
 それを考えると、まあ分かることがある。
 
 ∧∧
(‥ )金ができたら
\‐  急にもてるようになった
    だから
    自分に言いよってくる
    女の子の中で
    ”一番若くて
    一番胸の大きな子を
    選ぶのだ”
    そういう割り切った話が
    あったよね
 
  (‥ )どうせどの女の子も
      金目当てだ
      自分を評価している
      わけじゃない
      詐欺師や浪費家は
      論外にしても
      愛情なんてそもそも
      ないわけだ
      だったら品物と同じように
      一番良いものを
      選べばいいじゃないか
      そういう割り切りだな

 
 冒頭の仮想的な女性の話がそうであるように、もてること自体は男であれ、女であれ嬉しいだろう。
 
 だがその一方で、
 
 自分自身に価値があるわけではない
 自分に言いよる人たちは自分を見てくれているわけではない
 
 こういう醒めた冷たい感覚は脳裏から離れないであろう。
 
 そしてこれを非難することはできない。こう感じるのは当然の反応なのだ。
 
 ∧∧
(‥ )でも見方を変えれば
\‐   言いよる方も
     自然なんだよ
     そういうことだよね
 
  (‥ )男が胸しか見ないのなら
      女は金しかみない
      価値観が違うだけで
      やってることは同じよな
      無神経にひどいことを
      するわけだよ
      まあ、価値観がずれている
      わけだからな
      どうにもならんね
     
 
 価値観が違う。たったこれだけでお互いが相容れないし、お互いが理解できない。そういうわけで、今日も殺し合いが起こることとなる。
 
 
 
     

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