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2022年3月21日月曜日

落下傘が開かずに死ぬ人、開いても死んじゃう人

  
 2022年3月8日に投稿された、Belozerkaで撃墜された露軍戦闘機から脱出した二人のパイロット。撃墜されたのはスホーイ25とされている。

 *脱出したパイロットが二人だからスホーイ34だとする人もいたが、Su-25には複座のものもあるそうだ。
 
 まあ、機種特定はともかくとして
 
 


 
 ∧∧
(‥ )二人のうちの一人
\−  パラシュートが開かず
    そのまま落下してるね
 
  (‥ )そこで投稿されたのが
      以下の画像だ
 
 落下傘が開かずに墜落死した操縦士! という触れ込みで一部の人がtweetしていた画像が以下。しかしこの人は8日の事故とは別人。3月5日にChernihivで撃墜されたSu-34から脱出した二人のうちのひとりである。
 
 


 
 ∧∧
(‥ )この人、どういうわけか
\−  死んで見つかっている
    のだよね
    もう一人は
    捕虜にされたのに
 
  (‥ )おかしなもんでさ
      この時
      二人ともパラシュートは
      開いているんだよ
 

 
 5日にChernihivで撃墜されたSu-34の様子は少なくとも二つの動画があって、以上は現場から北西、おそらくはマンションの一室から撮影されたものであった。落下傘の二人が降下していくのは、googleのストリートビューでは空き地になっている場所で、現在ではこじゃれたお店が立ち並ぶ場所であった。

 ちなみに以上の画面で黒煙をあげる墜落現場は、少し先にあるスーパーマーケット前の住宅街である。


 
 ∧∧
(‥ )二人とも脱出
\−  落下傘も開いてる
    だけどなんで一人は
    死んだわけ?
 
  (‥ )わからんのよね
      銃で撃たれたような
      痕跡もなかったし
 
 ただ、以上のパイロットの遺体画像。誰かが顔にマフラーをかぶせてあげている。このため顔がよくわからないのだが、実はマフラーをかける前の画像があって、そこで彼の顔を見ると右目の眉の部分が陥没しているようにも見えた。
 
 その画像にはヘルメットの脇に血塗れのゆがんだ球状のものが付着しているのだが、もしかしたらそれは、突出した右の眼球かもしれない。

 *興味深いことに顔にマフラーをかけた画像ではその球状のものが見当たらない。つまり血塗れの球状のものは、固定された備品ではない(やはり眼球ではないか?)、ということだ。
 
 ∧∧
(‥ )脱出の射出の際に
\−  顔面を強打して
    頭蓋骨折で死亡ですか?
    そういう事故って
    あるのかな?
 
  (‥ )わからんねえ
 
 
 5日撃墜のSu-34パイロットが、落下傘開かずに墜落死した人物と解釈されたのは、おそらく遺体が見た目、きれいだからだろう。そのために8日撃墜、落下傘開かずに墜落死のパイロットと同一視されたように思われた。
 
 ∧∧
(‥ )んー 今回のロシア軍
\−  落下傘が開かずに
    亡くなったパイロットが
    次々に出ていると
    言われるけど
 
  (‥ )去年21年11月の
      ベラルーシとの
      合同演習でも
      空挺部隊員2名が
      降下訓練中に
      亡くなってるよね
 
 当時、ロシア国防省は強風で落下傘が機能しなかったと言っていたが...
 
 ∧∧
( ‥)実際には備品管理が
    悪いんだべ

 
  (‥ )8日の落下傘開かずの
      動画だって
      どう見ても強風では
      ないからな
      備品管理が
      悪いのだろうな
  
 
 
 8日は多分、備品管理の悪さで落下傘が開かなかったのだろう。 
 
 では? 5日に撃墜されたSu-34パイロットは、落下傘が開いたのに一体どうして死んだのか? 落下傘が開かないよりも、もっと深刻な問題なのか? 状況はよくわからない。
 
 




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