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2020年11月26日木曜日

オーロラ湾は収まりはじめ ヘラスは真珠湾に到達

   
 日付が変わる前の25日から26日にかけて。
 
 ∧∧
(‥ )火星のヘラス盆地に
\\−  砂嵐があるのは
 ⊥   まあ確実だね
     ヘラス盆地全体が煙って
     中央部分に横に伸びた
     明るい領域がある
 
  (‥ )南半球の東風に
      流されて...
      どうもマルガリータ湾まで
      伸びているみたいだな
 
 
 21日にはヘラス盆地に多分、砂嵐があった。しかしその時、マルガリータ湾にこの砂嵐はなかった。あったのは前からのものだけで、砂嵐の分布が4日間でかなり変わったことを示している。
 
 ∧∧
(‥ )21日にヘラスの西端で
\−   砂嵐発生にしても
    4日間で経度にして
    60〜70度移動してるけど
    こんなに速く動くもの?
    1日に15度ぐらい移動だ
 
  (‥ )んー 火星は赤道で
      経度1度が60km
 
 雲の移動は南緯30〜40度で起こっているから、赤道よりも移動距離は短く、遅いはずだけども、参考までに単純に赤道で考えると60度の移動は3600kmであり、4日間の移動は時速40km弱となる。
 
 ∧∧
( ‥)秒速でいうと11m/sか...
    火星の冬の偏西風は70m/s
    今回の件は夏の偏東風だから
    直接比較できないけど
    11m/sは十分ありうる数値
    なのだな
    11m/sも赤道換算の速度で
    南緯30度では
    実際にはもっと遅いはず
    
  ( ‥)んー 1956年の砂嵐は
    −/ 8月20日蛇の海で発生
       26日に真珠湾越える
       1日に13度移動で
       そんな変わらんね


 ヘラスの東端から出発すれば、移動距離はより伸びて単位時間あたりの移動もより速くなるけど、そんな極端に変わるわけでもないだろう。


 つまり、12日にオーロラ湾で砂嵐発生。それがかすみはじめた21日前後にヘラス盆地で発生した新たな砂嵐が25日、マルガリータ湾(真珠湾)に到達...そういう状況に思われた。
 
 
 

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