日付が変わる前の25日から26日にかけて。
∧∧
(‥ )火星のヘラス盆地に
\\− 砂嵐があるのは
⊥ まあ確実だね
ヘラス盆地全体が煙って
中央部分に横に伸びた
明るい領域がある
(‥ )南半球の東風に
流されて...
どうもマルガリータ湾まで
伸びているみたいだな
21日にはヘラス盆地に多分、砂嵐があった。しかしその時、マルガリータ湾にこの砂嵐はなかった。あったのは前からのものだけで、砂嵐の分布が4日間でかなり変わったことを示している。
∧∧
(‥ )21日にヘラスの西端で
\− 砂嵐発生にしても
4日間で経度にして
60〜70度移動してるけど
こんなに速く動くもの?
1日に15度ぐらい移動だ
(‥ )んー 火星は赤道で
経度1度が60km
雲の移動は南緯30〜40度で起こっているから、赤道よりも移動距離は短く、遅いはずだけども、参考までに単純に赤道で考えると60度の移動は3600kmであり、4日間の移動は時速40km弱となる。
∧∧
( ‥)秒速でいうと11m/sか...
火星の冬の偏西風は70m/s
今回の件は夏の偏東風だから
直接比較できないけど
11m/sは十分ありうる数値
なのだな
11m/sも赤道換算の速度で
南緯30度では
実際にはもっと遅いはず
( ‥)んー 1956年の砂嵐は
−/ 8月20日蛇の海で発生
26日に真珠湾越える
1日に13度移動で
そんな変わらんね
ヘラスの東端から出発すれば、移動距離はより伸びて単位時間あたりの移動もより速くなるけど、そんな極端に変わるわけでもないだろう。
つまり、12日にオーロラ湾で砂嵐発生。それがかすみはじめた21日前後にヘラス盆地で発生した新たな砂嵐が25日、マルガリータ湾(真珠湾)に到達...そういう状況に思われた。