17日から日付が変わる18日の0:00 観測した火星の砂嵐はさらに拡大。オーロラ湾の(望遠鏡で見た時の)左隣りでは南北に広がり、さらには右隣りの太陽湖へと幅広く侵入...
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(‥ )んー これさ
\− 火星の標高地図と
照らし合わせると
アルギューレ盆地から
北のアキダリアの海
さらにマリネリス峡谷へ
...要するに低い場所に沿って
拡大してるね
(‥ )主なのはそこだな
そこからさらに
標高の高い太陽湖にまで
侵入して広がっていく
そんな状態だね
火星の砂嵐は望遠鏡で見ると識別が難しい。火星の大地を覆っていた砂が舞い上がっているだけなわけだから、背景である砂漠と、砂漠から舞い上がった砂煙とを区別するのは、当然、困難なのであった。
多分、砂漠の中で点在する石でやや暗く見える大地と、砂だけなのでそれよりは明るく見える砂塵の違い。それしかコントラストがない。
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(‥ )見てるとさ
\\− 時刻によって
⊥ 明るく見える領域が
刻々と変わっていくよね
大地に紛れる時もあれば
明るく目立つ時もある
砂嵐と言っても
見え方千差万別だな
(‥ )太陽の加減によっても
見える見えない
目立つ目立たないが
変わるんだろうな
ともあれ、総合的に見ると、アルギューレ盆地からアキダリアの海の南北に連なる低地、そしてマリネリス峡谷に沿った東西の領域、つまり十文字に砂嵐は流れ、さらに周辺へと、さらには低地だけでなく高地にまで拡大していく。そんな状況であった。
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( ‥)地球とはまるで
気象パターンが
違うのな
(‥ )赤道ぶったぎって
南北に拡大するって
地球では見られない
拡大様式だよね