21日の火星
∧∧
(‥ )んー サバ人の湾の上
\− 南に砂嵐が広がってる
なんでここに舌状に
伸びてくる?
(‥ )んーーー
なんだろうな?
一応、南半球(スケッチでは上側)では東風が吹いているはずだから、オーロラ湾で生じた嵐がそのまま火星一周してヘラスを抜いて、ずるーっと舌状に伸びてくることは当然ある。
∧∧
(‥ )でもオーロラ湾で
\− 発生した砂嵐は
ここまできてないだろ?
経度50のオーロラ湾から
現状、古典的な経度で
130度まで伸びた程度だべ
(‥ )なんだろうな?
このサバ人の湾の
黄雲は?
ちなみに日付変わって22日 0:10の火星
右側がそれだけども火星はすでに高度を下げて気流悪く、詳細な観測はできず、正しく同定できる模様もオーロラ湾のみ。しかし、火星の上の部分が明るく、明暗境界線もやや膨らんでいることから、古典的な経度130度あたりにまで砂嵐が伸びているのは確実に思われた。これ、シレーンの海の経度なんだけども、実際、海外の観測者で、シレーンの海の上にまで砂嵐がたなびいているのを撮影した人がいた。
∧∧
(‥ )先入観を持つから
\− 観測中は検索しない方が
いいんだけど...
でもクロスチェックは
できましたな
(‥ )問題はヘラスだ
ヘラスの向こうから嵐がきたわけではないので、だとしたらヘラスで砂嵐が新規に生じたのか? しかし、ヘラス盆地で砂嵐発生の報告は検索した限りではなかった。サバ人の湾の顕著な砂嵐はどこから伸びてきたのか? それはもう少し観測しないと分からない。
以下23日 1:15追記
∧∧
(‥ )「火星」宮本正太郎 著を
\− 読み返したら
1956年の砂嵐は
ヘラスの脇の
セルペンティスの海で
発生したそうだね
というかここで
火星の台風が発生すると
(‥ )んー
セルペンティスの海って
サバ人の湾の付け根だよな
ここで発生して
東風に流されて
舌状に伸びたかな?
22日は雨であり、観測はできなかった。セルペンティスの海を観察するには夕方早くから見る必要があり、今度の観察で確認しないといけない。