自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2013年4月1日月曜日
さあ、軌道の下り坂でなんとする?
放り投げた物体はいずれ落下する
∧∧
( ‥)非常に強い大砲だと、
弾丸を強力に射出
摩擦と抵抗の強い対流圏を
迅速に突破させ、
弾丸の飛距離を
のばすそうですよ
( ‥)だがいずれ落下する。
落下に従い、大気が濃くなるに従い、強烈に摩擦と抵抗が効いてくる。
∧∧
( ‥)もっと強力に打ち出せば、
理屈の上では楕円軌道を描き
真空の宇宙を飛行する
人工衛星になる
(‥ )だが、それでも軌道が低い
ものだと、ごくわずかな
大気の抵抗を受けて減速
軌道が低くなって、
ついには燃え尽きていく
人間の体力のピークが40歳だというのなら、35歳までに地位を確立せよと、人は言う。
∧∧
( ‥)組織に属していないフリーは
特にこれが顕著だ
(‥ )以上の例え話で言うとだな
35歳までに対流圏を突破、
40までに十分な高度を
確保せよ、ということだね
40を頂点として降下が始まる
∧∧
( ‥)低いとすぐに落下する
(‥ )軌道維持も自由落下
なんだけど、
言わんとすることは
明白よな。
40が軌道のピークだというのなら、そこから高度を下げ始めたとしても、抵抗や摩擦が少ない高さを維持できることが望ましい。
∧∧
( ‥)そうでないと文字通りの
意味で落下する
( ‥)40後半、50代だけど
–□ オレ様、まだまだ
デビューを目指してます。
こういう奴いるけども
それは病んでるよね。
先の話の*あの人もそうだろう。あの歳で突破していないようでは、多分、もう駄目だ。30代前半であれでは、これから突破しても高度がまったく足りないだろう。良くてせいぜい、一時のスポットライトが消えて、奈落へ真っ逆さまだ。
もっとも、奈落へ真っ逆さまになれただけでもたいしたもんなのである。世の中にはそれにすらなれない連中がごろごろいる。
∧∧
( ‥)あなたも他人事ではない
( ‥)年間に4冊書いて
–□ 300万弱の収入。
年間4冊。これが人が本を書く限界に近い、としたら
∧∧
( ‥)40を越えたあなたが、
この高度を維持できなく
なるのは必然
(‥ )つまり、対流圏はもう、
すぐ下だ。
∧∧
( ‥)つまり、あなたが破滅するのは
時間の問題。
(‥ )5年もたないだろうな。
まず間違いない。
これは必然の運命。
∧∧
( ‥)これを切り抜ける方法は
1:トンデモになる
2:うける嘘を書く
3:資料を見ないで書く
4:思い込みで書く
5:親父臭い人生論に走る
( ‥)まあ、平たく言えば
–□ 手抜きだな
ちなみに、ちょっと理工系の本を読んだ人なら、ああ、あの本やあの人ね、と思い当たることがいくらかでもあるだろう。これはありがちな手なのだ。サイエンスライターやフリーのジャーナリスト、業績を上げられない研究者や、教科書作成に参画すらできない大学教官、こういう連中が辿る道でもある。これは敗者の安定解なのだ。
∧∧
( ‥)だがそれはいやだ
しかし破滅するのもいやだ
だとしたら
(‥ )そうなると、今、
思いつく限りでは
2手しかないねえ。
∧∧
(‥ )実際、ジャンルとしては
□– あることはあるんですよね
(‥ )ただね、おかしな
言い方だけども、
やった人がいないんだ
おかしな言い方だけども、ジャンルとして存在しても、やった人がいるとは限らない。そういうことはある。
∧∧
( ‥)全員が失敗したか
(‥ )あるいは道に見えるが
道ではないのかもしれない
∧∧
( ‥)これはこれは
(‥ )おもしれーことに
なってきたじゃあないか
ぞくぞくするねえ。
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