自己紹介

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2010年12月11日土曜日

そんなに成果が欲しければ捧げよ

 
 自分を好きでない人が他人を愛せるでしょうか?

 とはしばしば言われる。

 ∧∧
( ‥)他人を愛するにはまず自分を愛せよ、
    そういう理屈ですね。理屈として成立するか
     理屈自体に矛盾があるかないかは別として。

     ( ‥)逆いえばだ。

 自分を切り捨てられるのであれば、他人を切り捨てることなど雑作もない


     (‥ )とっ、言うことだな?
 ∧∧
( ‥)はあ、まあ、そうなりますかね。

 
 自分を愛する、他人も愛する。

 ははっ、そうですか。そうですか。

 それはそれは結構なことですが、自分だろうが他人だろうが、無駄と分かったら切り捨てねばならぬ。

 ∧∧
( ‥)組織のため?

     (‥ )いや、望みのため。

 自分を愛する人間が他人を愛するというのであれば、それはそれは危険人物に違いない。そいつは自分のためにも他人のためにも、成果と望みを犠牲にするだろう。

 自分を愛する人間なんぞ敵でしかない。そんな奴はさっさと踏みにじらねばならぬ。自分が大事な人間は引き潰さなければならぬ。

     (‥ )成果が欲しいか? 望みが欲しいか?
         ならば捧げろ、自己愛を。さすれば
          他人を踏みにじることなど雑作もない。
 ∧∧
( ‥)まあ、そうでしょうね。

 大丈夫、自分の苦痛もそのうちによく分からなくなる。

 そうなれば、他人の悲鳴も苦しみも、ただの冗談にしか聞こえない。
 
 問題はどこにもない。

 
      (‥ )いや、問題が認識できなくなるのだ。
 ∧∧
( ‥)ちょっと病的ですね。

 
 妥当な方法論と、世界を説明する妥当なモデル。望みをかなえるにはそれで十分か? 

 いやいや、その上さらに病的でないと成果なんぞ出ないだろう。
 
 
 

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