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2010年12月4日土曜日

どこまで交換できる?

 
 先日、出張先でお裾分けにもらったカボチャ。カボチャかあ、カボチャ料理にはあまりいい思い出が無いよなあ・・・、と思いつつ持ち帰り、さて、どうやって食べよう、蒸しパンにでもしてみるか、と取りあえず軟らかくなるまで蒸して、試食。

      ( ‥)うまっ!! なにこれ
        -゜ このままで十分だ!!
 ∧∧
( ‥)よかったじゃないですか。

 大量にあるのでカボチャだけを食べている。しかし、なんか飽きない。一緒にもらった大根も食べている。これもうまい(今はカボチャ、昼食は大根をまた使う予定)。ああ、いいものをお裾分けしていただいた。

 さて


 ∧∧
(‥ )NASAの記者会見ってヒ素を使うバクテリアの
\-   発表(Scienceネタ→*)だったんですね。

     (‥ )先日のスーパーアースの大気につづいて
         これが真打ちだったのか。

 生物は体や遺伝子を構成するさいにリンを使う。じゃあ類似した性質を持つヒ素をリンの代わりに使う生物がいてもよくね? というか、調べたら本当にいました。

 という話。

 そもそも、周期表を見れば分かるように、似た性質を示す元素は既存の元素と入れ替えられるんじゃね?

 というアイデアは

 ∧∧
( ‥)SFの古典的なアイデアですね
    アシモフさんののシリコニイとか

     (‥ )NASAの文章もそうだよな
     \-  The idea of alternative biochemistries is
         common in science fiction.
         意訳:生物の元素を取り替えちゃうアイデアは
         SFだと月並みだけど、*と、あるくらいだし。

 なんか、どんな発想で生物を考えているのか想像できちゃうような気がする。

 ∧∧
(‥ )周期表で言えば酸素、硫黄ですから、酸素と硫黄を取り替える
 □-  これなんかはハル・クレメントさんのアイデアですね

     (‥ )高温の惑星の宇宙人で、酸素の代わりに気化した硫黄を
         呼吸しているというやつな。

 だから以前、元素硫黄で有機化合物を酸化させて呼吸する生物がいると読んだ時には、

 ∧∧
( ‥)驚いたと

     (‥ )「微生物のエネルギー代謝」pp59ね。
      □-   こういうのいるんだなあ。

 しかしそれより、NASAの文章*をぽけーっと(英語苦手なんだ)読んでいて驚いたのが、

 ∧∧
(‥ )We know that some microbes can breathe arsenic,
\-  
     (‥ )ヒ素で呼吸する細菌はすでに知っていたけども、、、
         えっ? まじで

 ヒ素で呼吸する生物もいるんですか? でも、この文章そういう意味だよなあ?(確かにrespiration arsenic で検索をかけるとひっかかってきますけども・・・(さらにseleniumって))

 いや、まあ、確かに鉄イオンでなんぞかやらかす連中がいるとも聞いているし、ヒ素でやってもおかしくはないってことですかいな? 確かに電子のやり取りができればいいわけだし。

 はて? するとだ

     (‥ )単純に考えるとヒ素で呼吸し、ヒ素で体を
         組み上げる生物がいてもおかしくないって
         ことかい?
 ∧∧
( ‥)あー、うーん、どうなんでしょうね?

 いや、まて、こういう時こそ、周期表を見て逆に考えるんだ。


     (‥ )リンで体を構成し、リンで呼吸する生物は
         いるのか?
 ∧∧
( ‥)前半はまさしく僕ら自身のことですが、
    後半はどうでしょう?
    ATPとの兼ね合いはどうなるんでしょうか?


 ああ、いかん、本を読み直さないと・・。分からんことが多すぎる。

 それにしても生物はどこまで交換できる?

 
 

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