起きてみれば、おう、外はまた雪が降っている。今日は打ち合わせなんだけども、交通機関は大丈夫かいな。
∧∧
( ‥)東京、神奈川は雪に弱いですから
( ‥)スムーズに帰りた〜い♪
さて
古墳。あれは誰かが掃除するのを怠ったら、建造からさして間を置かないうちに、あっという間に落ち葉に埋まってしまうに違いない。
∧∧
( ‥)そういえば、あなたは以前、お墓掃除のアルバイトを
してましたよね。
(‥ )実際、森の中にあるお墓って、
あっという間に埋まっちゃうんだよな。
人の手が入った雑木林なら晩秋に当然のごとく落ち葉で埋まるし、シラカシなどが生えているのならこの手の常緑樹は春の終わりあたりに葉を落とすのでどえらいことになる。
∧∧
( ‥)ほんの数ヶ月で10センチとかそれ以上
埋まっちゃうんですよね。
(‥ )もはや掃除ではなくて、掘るに
近い作業。
分厚く堆積した落ち葉をがしがしかき集めて掘る、掘る。しかし捨てても捨てても落ち葉が出てくる出てくる。墓石の基礎をむき出すだけでもそれは大変な作業だったりする。
斜面を削って作った場所に設置された墓石も大変だ、明るい日差しが降り注ぐ一見すると”きれいな墓石”でも、背後は森から流れ込んできた赤土と落ち葉がたまっているし、もろに森の中にある墓石だと流れた土と落ち葉で本当の意味で埋まっている場合さえある。
( ‥)横浜に大きな森の中に広大な墓地が広がる
お寺があったけど、あれは悪夢だったなあ。
∧∧
( ‥)いつまでたっても終わりませんでしたよね。
しかしさりとて、無限に落ち葉が堆積するはずもない。落ち葉は色々な動物、植物、菌類の作用でどんどこ分解されているわけで。
∧∧
( ‥)埋まっても、その厚さはある時点で
平衡に達すると。
(‥ )のはずだけどもね。
はて? ではそうなった時点で古墳もその表面はある程度保護されるのだろうか?
∧∧
( ‥)どうなんでしょうね? 古墳の盛り土の表層なんかは
生物擾乱を受けて上の落ち葉と一緒になって
黒土になってしまうのでは?
(‥ )モグラさんが穴をもっこしと掘って
土をかき出したりすればどうなるか。
近所の丘ではモグラのかきだした塚が崩れて、それが斜面をある程度、流れ崩れて芝生に消えていくように見えるけども、あれから考えるに丘はじょじょに低くなっていくことは、まあ確からしい。
∧∧
( ‥)じゃあ、もしも古墳を途方も無い長時間の間
観察したら、古墳がじょじょに融けていくように
見えるんでしょうか?
(‥ )? まあそうねえ、ざっくりといって
位置エネルギーが低い状態、ようするに平面とか
そういうのに近い状態へ移行するはずだけども。
∧∧
( ‥)でも火山灰の堆積もあるわけですよね?
( ‥)昨日、コピーした件の古墳の発掘レポートでは
-□ 宝永の大噴火で噴出、降下した火山灰層が
あるそうだ。
というか、そういう火山灰は関東一円にあるはず、というか擾乱されていない限り残っているはず、なんだけども。
∧∧
( ‥)でもそういう層が残っているというのは
不思議といえば不思議ですよね?
モグラさんがひっかきまわして、消滅させても
おかしくないように思えますけど。
(‥ )むう。
はて? 生物擾乱、絶好調と思われる森の中で、なして層が残るのだぞなもし?