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2009年7月14日火曜日

販売のプロ

 
 このごに及んで首相を替えて選挙に向かうべきだという意見。しかし世の中の反応は冷ややかっぽい。

 ∧∧
( ‥)どう思います?

    (‥ )さあ、、、、、でも販売のプロは
        お客なんてそんなもんだから、
        そう評価しているのかもしれない。

 例えばの話。有名芸能人や時の人、注目されている人に立候補を打電すると、またそういう中身のないことをする!! とマスコミとかはしたり顔で言うけども。

    (‥ )でもそれで当選したりするからなあ。
 ∧∧
( ‥)まあそうですねえ。
    当選してますねえ。

 言ってみれば立候補者というのは商品であって、そしてまた商品というものは、一部のお客が「なんだよこれ!!」と怒るようなものでも、一般のお客さん相手にはそんなもんで十分ってことがあるのだ。

 というか実際に売れて(当選して)いるがな。


    ( ‥)まあ、そもそもマスメディア自身が常日頃から
        どーでもいいくず情報を売っているわけだし。
 ∧∧
( ‥)お互いさまってことですか。
 

 ところで昔、こんなライターさんがいた。その人は初期の段階ではまじめに取材して深い話を書いていたそうな。ところがある日それをやめて、いい加減なことを書くようになった(そのジャンルに関しては部外者である北村から見ても駄目じゃんこれって内容)。ところがそこからその人は売れるようになったらしい。

 ∧∧
( ‥)商品はいい加減で”てきとー”なのが
    いいってことですね。

     (‥ )そしてだな、その人は人気がある一方で
         一部のマニアからは嫌われていてね。

 もっとも本人からすれば大きなお世話なのだろう。一般人相手には「こんな内容で買うなんてバカだお前ら」と思っているふしがあるし、一部の少し分かっている人に関しては「お前らが喜ぶような話を書いたって生活できねーんだよ、知りもしないで分かったふうなことを言うんじゃねーよ」という感じ。

 ∧∧
( ‥)まあ少なくともおいちゃんから見れば
    そうだってことですね。

     (‥ )行間を読む限りではそうだがね。


 そんな世の中を見て思うに。政治家の皆さん。特に選挙という修羅場を何度もくぐり抜けてきた老練な政治家の皆さんは。

 ∧∧
( ‥)「タレント議員に一票投じるなんて、所詮はお前ら馬鹿だ」と
    世間の有権者を侮蔑しながらタレント議員を送り出し。

     (‥ )「理念で選挙を戦えだ? 選挙をやったこともないくせに
          知った風なこと言うんじゃねーよ」
          選挙ってのはそんなもんじゃねーんだよ!!」
          そう思っているんじゃないのかな、とね。

 こういう想像をしてしまう昨今。もしかしたら「今さら首を替えるなんて何やっているんだ??」と国民は口では言うけども、どうせ選挙までにはそんなことを忘れるさ。そう思っているのかもしれない。

 ∧∧
( ‥)麻生降ろしはプロのセールスマンとしての
    ひとつの意見と選択肢なのかもしれないって
    ことですか。

     (‥ )かもしれないとね。

 とはいえ、新商品があるというわけでもないらしい。そこはさすがに痛いところか。


 

 

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