仮にものすごく単純化して”普通よりもよりすぐれた意見”を人間は興味を持って聞くとする。そして人間の頭の出来は平均値を中心に悪い方向と良い方向へいくにしたがって数が減るとする。
たとえばこう。
1 2 4 6 4 2 1
← →
∧∧
(‥ )平均に6人いて、離れるにしたがって
□- 4、2、1と少なくなると。
(‥ )でっ、良い方の2+1人の人たちの言うことが
傾聴に値するとする。
するとこの場合こう。20人中、平均的(あるいはそれ以下)な人から見た場合、傾聴に値する意見を言えるのは3人。15パーセント。
∧∧
( ‥)この場合、自分が平均人間だとしたら
すぐ上の4人の人はまあ頭がいいかなって程度で、
3人+1人の人の意見が、おっ良いこといってる。
と感じる(傾聴に値する)とするわけですね。
(‥ )自分よりもかしこい意見が聞くに値するとしたら
理屈の上ではそうなるよね?
あー、するとつまりこう? 年功序列などで実力と無関係に人間が出世する場合、平均的な社員から見たら、傾聴に値することを言える上司は必然的に少なく、例えばこの場合だったら85パーセントの上司の言うことは聞くに値しない。
(‥ )だから上司の話や同僚の話はつまらない。
どーよこれ?
∧∧
( ‥)さあ?
そして旦那の話も奥さんの話も、彼の話も彼女の話も必然的につまらないし、聞くに値しない。