自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2020年3月8日日曜日

CDCはとっくに決めてました

 
 
 アメリカのtwitterで米国疾病予防管理センター、すなわちCDCが新型肺炎検査の抑制を助言したことが明るみになり、話題になっているらしい。



 
 
 ∧∧
(‥ )ワシントン州シアトルにある
\−  医療機関Evergreen  Health
    なるところが
    アップしていた情報だね
=>https://www.evergreenhealth.com/
 
    ...どうも今は削除された
    内容みたいで
    元の内容がスクショになって
    twitterで拡散されているのかな
 
  (‥ )The CDC has determined...
      ええっと
      CDC米国疾病予防センターは
      以下のように示しました..
 
 新型コロナウイルス(COVID-19)は、今や地域に根付いた伝染病となっています。つまり、このウイルスはいまや、我が国と国民の間で普通に見られる病気となったわけです。これまではあらかじめ危険と分かっていた人々、つまり、旅行先に懸念があるとか、感染者と接していたとか(そういう人たちの問題でしたが)、感染を探すことには大きな危険が伴います。いかなる形であれ、咽頭検査を行うことには感染を拡大する危険があります。
 
 ∧∧
(‥ )途中の
\−  Previously, only individuals...
    ..., were considered high risk
    for acquiring the disease.
    の解釈が難しいけど
 
  (‥ )まあ素直に
      high risk
      for acquiring the disease
      を解釈すると
      CDCが言っているのは
      感染者を探すために
      検査することはリスクが
      大きすぎる
      むしろ
      感染を拡大するだけだ
      平たく言えば
      ”無意味に検査するな
      もう蔓延してるんだから”
      という内容だね
 
 これはまったくの正論であった。新型肺炎はインフルと似た性質である以上、蔓延を阻止することはできない。それに治療薬もないのだから検査しても意味がない。むしろ感染を増大するから余計な検査はするな。つまるところCDCが言っていることは、日本政府や日本の厚労省の行動とまったく同じである。

 そもそもアメリカの行動は最初からそうであったし、CDCの発言や行動や対処も最初からそうだった。

 なるほど、アメリカが中国からの入国制限をいち早く決めたこと、これは日本とは違う。しかしそれ以外は同じである。それにインフルと同様、入国制限で新型肺炎を食い止めることはできない。事実、アメリカは食い止められなかった。というか、多分、入国制限する前の1月末、この時すでにウイルスの侵入を許していただろう。
 
 つまるところ入国制限は政治的なパフォーマンス以上のものではなかった。そういう意味で言うと、実のところトランプ大統領の行動はまったく正しい。どうせ食い止められないのなら無駄に入国制限するというのはありだ。

 もちろん反対の行動もありだ。日本の安倍政権のように、無意味なのだから入国制限しない。そして重症者だけの発見、救命だけに全リソースを投入する。豪華客船の処理も必要最小限に止める。リソースを消耗する無意味な検査など一切しない。これもまた正しい。
 
 しかし日本に検査検査と騒ぐ人がいるように、アメリカの人々も検査制限という判断を嫌うものらしい。
 
 

 
 ∧∧
(‥ )I don't understand this bonkers...
\−  エバーグリーンとCDCからの
    この馬鹿意見は信じられない
    検査はしません
    なんでかというと
    蔓延してるからって言うのよ!
    私たちはインフルの時は
    それが蔓延していても
    検査を受けるじゃない
    検査を要求するわ
    身の危険を感じた時に
    知る必要がある時に
    検査するべきなのよ
    ...まあこういう内容ですかな
 
  (‥ )むっははははっ
      おもろいことに
      なってきたじゃあないか!
 
 
 さあさあどうなってしまうんだい? パニックを起こした人間によって医療崩壊が起こるのか? どうなのか? さあ、みんなの運命はどっちだ。
 
 とはいえだ、アメリカの選択は多分正しい方向へ向かうだけだろう。
 
 ∧∧
(‥ )実際のところ
\−  アメリカで医療崩壊なんて
    起きないよね
 
  (‥ )国民皆保険がないから
      軽症者は薬をもらって
      自宅療養して
      重症者は...
      まあ金がなければ
      たぶん
      死ぬしかないからな
      方向性としては
      正しいよね
      17〜18年には
      インフルだけで
      6万が死んだ
      だけど国も政権も
      傾いてないからな

 
 
 そんなアメリカである。新型肺炎で数万が死んだところで何ほどのことがあろうか? 日本だって肺炎の死者は年間12万いる。2009年の新型インフルで日本は199名の死者を出したがそんなこと誰も覚えていない。
 
      
 なるほど、国民皆保険がある分、日本の方が状況有利だ。しかし日本は医療が安いからこそ医療崩壊の危険を抱えている。日米どっちが良いとは単純には言えないだろう。
 
 
  
  

ブログ アーカイブ