自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2016年8月27日土曜日
つまり真のリベラルという需要はないのである
例えば曰く。日本の左翼は駄目だ。日本のリベラルは駄目だ。旧態依然として時代に対応できず、昔の失敗した夢を追うだけ。しかも自身はかつての高度経済成長時代に用意された安泰な地位をちゃっかり確保して傲慢な貴族としてふるまい、主張と裏腹に労働者の味方ではなく、むしろ労働者をさげすみ、困窮した人々をネトウヨwwと上から目線で嘲弄し、今の若者には覇気がない! 俺たちの若い頃は違った! とまさに老害丸出しである。
∧∧
(‥ )だから自民党が伸びる
\− しかしそれは分かるが
さりとて自民党が持つ
保守的なおっさん臭は
いまひとつ気に入らない
ここで本当に中道で
知的で自由を守り
労働者や会社員の味方である
真の意味でのリベラル政党が
できてくれないものか?
(‥ )...という要望の声は
昔から聞こえてくるけども
なぜか実現しない
いや、実際にはすでに実現しているのではないのか?
∧∧
( ‥)厳密にいうとあれだね
選挙という淘汰の過程によって
すでに出来ている
現在の状況こそが
実は収束した値であって
これ以外には動かないのでは
なかろうか?
(‥ )似たような問題は
市場でもあるな
こういう本があれば
売れるはずなのに
なぜそう言う本を
作らないのか?
という疑問を持つ人はいる
だけど実際には
そう言う本がないのは
売れないから無いのだ
という
市場の結果なのである
立候補者は自分を商品として販売している。より正確にいうと自分の立ち位置を商品として販売している。そして当選するとは、立候補者の供給という提案に対して需要が答えた、ということだ。
∧∧
(‥ )逆に言うと
\− 真のリベラルという立候補者が
どういうわけかいないとは
真のリベラルという需要が
そもそも存在しないという
ことなのではないか?
(‥ )あるいはあっても
無視できる程度で
市場として成り立たない
ということではなかろうか
真のリベラルが欲しい、という要望があること、これ自体は事実だ。
だがそうであるというのなら、それを目指した立候補者がいたこともまた間違いない。
∧∧
( ‥)だがいない、ということは
全員失敗したという
ことであろう
(‥ )なぜ失敗したか?
商品が売れないとは
必要とされていないって
ことであるなあ
もちろん、商品が売れない理由にはもっと様々なものがある。宣伝が足りなかったのかもしれないし、アピールの仕方が悪かったのかもしれない。
∧∧
(‥ )でも存在しないことを
\− それだけで説明できるとは
思えませんねえ
(‥ )商品が成立していないとは
成立するほどの
要望はなかったんだよ
そういう見方は大事だな
あるいは、自民党は派閥の集合であって、事実上、複数政党の合弁であるというのなら、リベラルな政策はすでに自民党に食われてしまったということであろうか。
∧∧
(‥ )だとするとリベラルな政策は
\− 投票という淘汰で自民党を
品種改良することで
実現されるだろうと
(‥ )漫画大好きな元首相とか
いるし
最近はオタクを票田とする
人とか出てきて
それに注目したのが
自民党だとか
そういうこと起きてるしな
そういうこと
なんじゃねえの?
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