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2016年3月4日金曜日

宇宙人の濃度

 
 条件が十分であれば生物は誕生する。

 進化すればいずれ知的生物も生まれてくる。
 
 この宇宙には星が無数にある。
 
 つまり知的生物は無限に存在するであろう
 
 ではなぜ宇宙人は地球にやってこないのか?
 
 ∧∧
(‥ )なんでだと思います?
\‐
 
  (‥ )今、人類が数十年程度で
      恒星間飛行できる
      宇宙探査機を送ったら
      どうなると思う?
 
 理屈の上では可能だ。巨大なレーザーで宇宙帆を押せばいい。技術的には未知な部分が山ほどあろうが、未知の理屈や理論は存在しない。
 
 ではそれを実現するには?
 
 ∧∧
( ‥)宇宙にキロメートル単位の
    巨大なレーザー発振器を
    据え付けて
    膨大なエネルギー源を確保し
    それを可能にする機械群を
    維持するために工場を作り
    それを維持するための
    労働者を数十年に渡って
    確保する
 
  (‥ )今の俺たちの文明
      その負荷で滅びるよな

 
 ∧∧
(‥ )つまり宇宙探査を本気でする
\‐  種族が進化しても
    それゆえに文明は崩壊し
    あるいは種族が絶滅すると
 
  (‥ )宇宙探査を本気でするほど
      無駄なことに没頭できる
      それこそが知的生物だが
      無駄自慢が
      過剰であればあるほど
      その文明は崩壊し
      その種族が絶滅する
      可能性が
      必然的に高くなる
 
 反対に、無駄なことを一切しない知的生物は、地球にやってこないし、送らない。というか、それ以前にそんな知的生物は存在しないだろう。無駄なことを一切しないものを知的とは呼ばないのだ。
 
 ∧∧
( ‥)宇宙人が地球に来た痕跡が
    一切ないことは
    これだけで十分に
    説明できると
 
  (‥ )言い換えれば
      たまたま生まれたけど
      そんな熱心に
      知的生物探しをしておらず
      電波を発している
      地球人みたいな種族は
      希薄だけどどこかに
      いるんだよな
      だから電波望遠鏡の
      感度を上げれば
      割りと簡単に
      見つかるんじゃね?
 
  
 *希薄:1平方センチに点が3つでも、1キロ四方に点が1つだけでも、紙が無限の広さならどちらも点の数は無限。言い換えれば、知的生物が無限に存在する場合でも、その濃度には決定的な差が当然ありうる。
 
 ∧∧
(‥ )希薄だと見つからないよね
\‐  
 
  (‥ )問題はどこまで
      希薄なのか? だろうな
 
 
 
 
   

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