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2016年3月8日火曜日

流動食状態の女の子しか食べれない戦闘力5

 
 学生時代にグレイとMJ12を信じている同期に、液体メタンとそれに溶けた脂肪の生物というアシモフのアイデア、そしてタイタンの可能性を述べた時、彼らは、はあ? という顔をした。
 
 グレイって妖怪だろ? と言うとやはり、はあ? という顔で、幽霊はいないけども妖怪は脳内現象だから実在すると言えるし、幽霊も所詮は妖怪だと言ったら、はあ? 何おかしなことを言ってるの? と返された。
 
 ∧∧
(‥ )まあそりゃそうでしょうね
\‐
 
  (‥ )そりゃそうなんだ
      だけどな
      なぜ彼らがそう考えるのか
      それは俺には
      全然分からん
 
 つまりこれはhilihiliのhilihili: 戦闘力5のおっさんは極低温アイドルに興味を示さないの続き
 
 似たようなことは恐竜や深海生物の話でも言える。
 
 例えば肉食恐竜と肉食哺乳類は歯の構造上、おそらくまったく狩りの仕方が違う、哺乳類はどうしても格闘戦を挑まないといけない。という話をしても

 はあ? という返事をされるだけである。誰も興味は一切持たない。
 
 あるいはこうである。深海魚は原則的に色覚を失っているけども、淘汰の上でどうも二次的に色覚を復活させたものもいる。中には赤を青だと思っているものもいる、という話をすると
 
 ∧∧
( ‥)やっぱり、はあ? だと
 
  ( ‥)みんな宇宙人や恐竜や
    ‐/ 深海魚に興味があると
       言うけども
       あれは真っ赤な嘘だよな
 
 
 だから、分かりやすい話をする時には、なるべく下らない、どうでもいい、実は皆がすでに知っているような、ゴミかすみたいな情報を投げ与える必要がある。

 それも、まるごと与えては駄目だ。かじれない。切り刻んでも駄目だ。呑み込めない。

 ごくつまらないことを流動食にして与えないと駄目だ。人間は思考においてはおじいちゃんだ。バリアフリーな平面でないと移動できず、わずかな段差でもう動けなくなる。
 
 ∧∧
( ‥)でも見方を変えれば
    これはあなたの
    女の子に対する関心と
    似たようなものでは
    ないのか?
 
  (‥ )俺は自分がまともだと
      思っていたのだが
      実はおかしかったのかも
      知れない
 
 皆の女の子に対する集中度と傾注力が53万なら、自分のそれは4万2000ではなかったか?
 
 ∧∧
( ‥)あるいはたったの5かも
    しれないのである
 
  ( ‥)俺は流動食になった
    ‐/ 女の子でないと
      呑み込めないってわけじゃ
      ないんだけどなあ...
 
 
 ∧∧
( ‥)なんだよ流動食状態の
    女の子って
    猟奇犯罪っぽいぞ
 
  (‥ )アニメや漫画で時々
      出てくるご都合主義な
      ヒロインがそうだべ
 
 美人でスタイルが良くて、優しくて、それなのに彼氏がいなくて、主人公に積極的で自主的にあれやこれの性的なアプローチをしてくる。
 
 ∧∧
( ‥)ああ
    ああいうのね
 
  (‥ )あれ、多分
      流動食状態ですよ
      しかも自分から
      口の中に入り込もうとする
      便利ーなタイプですね
 

 *女の子向けの乙女ゲーなら反対に流動食状態の彼氏が登場してる。多分おそらく。
 
 ∧∧
(‥ )そして深海魚や
\‐  宇宙人で流動食といったら
    例えばそれは
    グレイになったり
    するわけですか
    
 
  (‥ )昔から人間は
      領域外の世界には
      怪物や怪人が住むと
      考えていた
      おかしなもので
      その想像は古今東西
      似たり寄ったりなんだよな
 
 曰く、人を食う
 曰く、一つ目である
 曰く、獣頭である
 曰く、頭が無く腹に顔がある
 曰く、手足の数が多い、あるいは少ない
 
 頭でっかちの知識人共は人間の想像力は無限だとほざきよるが、実のところ絶望的に貧困なんだと言える。おそらく種族として脳の神経構造が決まっているから、ここから逸脱できないんだろう。
 
 あるいはこう言えば良い。逸脱するほどの努力をしてこなかったのだと。
 
 ∧∧
( ‥)それが戦闘力5の限界
 
  (‥ )ご都合主義ヒロインが
      登場すると
      情けない
      なぜ努力しないのか? と
      苦言を呈する人も
      立場が変われば
      同じってこったな
 
 皆、どこかで戦闘力5である。
 
 
 

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