自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2015年9月1日火曜日
日本人でさえこれなのだから
∧∧
(‥ )室温は26度
\‐ 湿度は82%
エアコンの除湿は
つけてるけど
かけすぎると寒いし
あまり効き目無いね
( ‥)洗濯物の乾きも
‐□ 悪いなあ
9月1日、4:15現在、神奈川中央のここは温度23度、湿度98%である。もはや水が飽和状態。いやな気候だ。
予報によれば天気はずっと悪い予定
さてさて
安保法案が通れば徴兵制が復活する!
∧∧
(‥ )今時、徴兵制をやっている国
\‐ なんてほとんどないけどね
徴兵制と民主制が
関連することを考えれば
この現状はむしろ
民主制の危機ととらえるべき
(‥ )銃剣突撃が有効と分かった
18世紀と
新しい戦争から
生まれたのが
近代の民主主義
歩兵が強くなるとは
国民が貴族よりも
強くなるということ
かたや、隊列を組んだ重装歩兵が主流となり、貴族を抑えて誕生した古代ギリシャの民主主義。そう考えれば、戦争と戦争のやり方が政体を作ることは明らか。民主制を作るのは戦争だ。
∧∧
(‥ )銃の出現で歩兵主力の時代が
\‐ やってくる
長く騎兵優勢の歴史が
続いたけども
それが終わる
(‥ )遊牧騎馬民族や
騎兵の供給源である
騎士の時代
それが1000年は
続いていたけども
そういう軍事貴族の
時代が終わる
民主制の復活だ
これを考えると、銃という軍事技術の発達こそが民主制を作ったのだ、ということも分かる。銃と突撃は民主制の母親ぞ。戦争を可能な限り回避するのは当然だけども、戦争の影響力を無視しては、民主主義も理解できまい。
∧∧
(‥ )でも必ずしも銃と
\‐ 歩兵の突撃が
民主制を作るとは
限らないのだよね
(‥ )多分、典型的な例が
近代中国だよね
朝鮮戦争でアメリカと機関銃の前に現れたのは、弾よりも多いんじゃね? と思えるような銃を持った中国兵(一応、義勇軍)たちの夜襲であった。
∧∧
( ‥)でも中国で民衆が力を持ち
民主制になることはなかった
なぜでしょうね?
( ‥)長く帝政だった影響かな?
‐/ それとも
毛沢東のカリスマが
あまりに
強大だったのかな?
あるいはばらばらで
多様で広大な国土を
統括するのは民主制では
駄目だったという
ことなのかな?
でも民主制を試した
事例自体が
ほぼ皆無だよね
どう考えるべきかは謎である。ただここから言えることがある。
∧∧
(‥ )中国は多分
\‐ 歩兵の突撃で大きな戦果を上げた
最後の国家...ですよね
(‥ )軍事パレードをします
というのも
そういう陸軍国としての
反映なのかもな
*まあ、どこの国でも、こういう武器と装備がありますよ、というデモンストレーションはするんだが、ロシアとか中国とか、陸軍が強い国ではその色がより濃くなるんじゃね? という意味。ましてや突撃で戦果を上げた最後の国となればなおさら。
以上を踏まえるとこうも言える。
日中で戦争が起こる。それを想像した時、時代錯誤な日本の平和主義者は、また銃剣を担いで行進するのか?? と叫ぶ。多分、彼らは子供時代に教えられた、WW2当時でさえも古臭くなりかかっていた銃剣突撃の教育が忘れられないのだろう。
こういう時代錯誤は実のところ日本の保守派も同じだ。徴兵制がくるー! という言葉に対して、今の若者はエゴイストだ! と叫ぶのは、国民は銃剣突撃するのが勤めであると考えていることに他ならない。どっちも時代錯誤なのだ。
おそらく戦争はもう徴兵制を必要としない。
とはいえ、日本人の多くがこのように時代錯誤なことを考えているのは事実。
∧∧
( ‥)しかし
中国の人たちの場合
この印象と時代錯誤は
もっと
強烈だということですか
(‥ )歩兵の突撃で
戦果を上げた最後の国なら
それが当たり前じゃね?
愛国心を煽るのも
そういう目的が
あるだろうからな
日露戦争は機関銃への突撃で甚大な損害を出した。そしてWW2で初めて工業力を反映した巨大機械群による海戦という戦いを経験した。そうして工業力の差で敗北した。
このような歴史と印象を持っている日本人でさえも、安保なら徴兵制で銃剣を持って学徒出陣になるのよ!! とか叫びだす奴がいるのである。
日本人でさえこれだとすると、中国の勘違いはもっと強かろう。もちろんそれは、不安や不満や混乱にもなるのだろう。
∧∧
(‥ )実際は
\‐ 高度な兵器とプロの軍隊を
維持すること
社会のすべてがそれに
傾注する事になるのでしょうね
(‥ )徴兵制の方が良かった...と
うそぶいてしまうくらい
いやな世界に
なるんじゃねえかな
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