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2021年1月7日木曜日

アメリカのトランプ大統領ではなくトランプ大統領のアメリカだった

  
 ∧∧
(‥ )米国は大統領に下院も加え
\−  上院も民主党が取るようで
    なんかおわたという感じ
    ですかねえ
 
  (‥ )菅首相は
      インド太平洋領域に
      これまでと同様にと
      釘を刺すし
      イランはウランを濃縮し
      中国は昨日、香港の
      民主派議員を逮捕
      みんなが
      バイデンとアメリカを
      バカ扱いだでな
 
 釘を刺すとは信用していない、ということだし、核合意に復帰すると述べているバイデン次期大統領を無視してウラン濃縮するイランは、アメリカをすでに脅威であるとは考えていないし、バイデンの息子に賄賂を送ったともっぱら噂の中国の態度は言わずもがなで、バイデンを腑抜けとしか思っていない。
 
 ∧∧
(‥ )アメリカって体力は大国だけど
\−  指導者が変われば
    途端に弱国扱いか
 
 (‥ )二大政党制で
     不安定なことがいかに
     不安要因かという事例だな
 
 もっとも二大政党制は別に制度ではなかった。もともと米国の社会が二派に分裂しているという、構造的な問題であり、おそらくはアメリカンドリームに原因があるわけで、政治に責任を求めるのは無理があろう。
 
 *米国にいけば金持ちになれるという期待が人を招き、人を招くから労賃が下がり、労賃が下がるから富の搾取と偏りが起こるようになって、これがアメリカンドリームを実現するが、しかし、社会格差は大きくなる。さらにはおそらくは乾燥気候のために田舎の保守層人口が減って、結果的に国が二分割で均衡状態という不安定に安定しやすくなる。かように考えれば、米国のこの状況が政治で是正できないことはほぼ間違いないだろうし、事実、是正できていない。
 
 ∧∧
(‥ )アメリカに頼っちゃだめだ
\−  日本もどこの国も自立しないと
    という意見がありますが
 
  (‥ )あーでもさあ
      実は昨今の日本が
      言ってたことって
      トランプさんが
      トランプさんが
      だったんだよね
 
 ∧∧
( ‥)...なんだよ実は
    アメリカって国自体には
    もう誰も期待して
    いなかったということか
 
  (‥ )敵対している人も
      そうなんだよな
      アメリカって
      国自体ではなく
      トランプという人を
      恐れていたわけよ
 
 実際、バイデンに決まった途端に敵国が一斉に米国に対してなめくさった態度に出始めたわけで、要するにそういうことであった。
 
 アメリカのトランプ大統領ではなく、トランプ大統領のアメリカだったのである。アメリカという国自体に価値があるわけでは、すでになかった。少なくとも、以前よりも米国の価値がはるかに落ちたことは確かだった。
 
 
 

     

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