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2016年9月4日日曜日

無限の愚痴回廊

 
 日本語には色々な形式や謙譲語や丁寧語がある。メールを書く時、これで良いのか悩む。日本語を使う事自体が仕事では非効率なんだ。
 
 ∧∧
(‥ )..とぼやく人がいる一方
\−  かの大英帝国では
    スーツに茶色の靴を履くのは
    上流階級でない証なので
    そういう面接者は
    金融業界において
    不採用にされている
    というニュースが
 
  (‥ )良く知っている自分の
      居場所は
      悪いところまでよく
      知っている
      一方
      知らない居場所は
      知らないから
      悪いものが無いように
      見える
      ありがちよなあ
 
 無知であるからこそ、欠点は見えぬ。知ってしまったばかりに彼氏や彼女にうんざりしたこと、誰しもあるであろう?
 
 だがそれでもなお、人は期待して、当然、失望するのだ
 
 そして考えてみれば、日本に来てがっかりした、という外国の人もよくいるよな。
 
 ∧∧
( ‥)みんな同じ
 
  (‥ )だけどどこも同じ
 
 どうせ失望するのだ。だったら移動のコストがかかるぶん、動くことは損となる。
 
 つまりだ、移動することなく、文句だけいって、今の場所に居続けるのが最善策なのである。
 
 ∧∧
(‥ )愚痴だけこぼして
\−  文句だけいって
    悪いのは全部
    社会や日本のせいにして
    そうして同じ場所で
    生きるのが多分
    最適解なんでしょうね
    
 
  (‥ )人は無限に続く
      愚痴の回廊を歩くのだ
 
 これが人の最適解であり、そして全員、この最適解にまで崩壊し、位置エネルギー最小の谷間に落ち込んで身動きできない。
 
 皆が望んだ世界とは、まさに今、この世界であった。
 
 
 
 

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