自己紹介

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2016年2月20日土曜日

今のままで良いが売れる原理

 
 人間がそんな複雑なことをするわけがないし、人間の脳は最初から最後までそのままの姿と回路でそこにある。その基本はどんな状況においても変わらないだろう。
 
 それを踏まえて考えるに、夏休みの最後になって慌てて宿題するのと、ガンを告知された後でインチキ療法に頼ること、さらにはシャープの買収に至るまで、これらすべてを同列に扱っても問題なかろう。
 
 ∧∧
(‥ )どれも目前の障害を
\‐  回避してしまうことで
    遠くにある山に
    衝突してしまう
    出来事である
 
  (‥ )目の前の電柱を避ける
      これは当然の動作だな
      電柱を避けると
      次に巨大な山に衝突する
      でもそしたら
      その山を突破すれば良い
      単純な回避動作の
      連続で十分だ
      通常は何の問題もない
 
 単に、

 山登りがきつくなるか(夏休みの宿題を最終日にすます)
 
 きついどころか山に轢きつぶされて詰むか(インチキ療法に頼る)

 あるいはその中間か(シャープの買収)

 ∧∧
( ‥)それだけの話なんだろうと
 
  (‥ )これをすると翌日
      こういうことが起こるから
      それを見越して行動する
      こういう未来予測能力を
      持った動物は
      非常に少ないし
      人間だって最近になって
      進化させた能力だろうし
      この能力が
      かなりいい加減なもので
      あっても
      おかしくないよね
 
 反対に、目の前にある電柱を破壊して、そのまま直進せよ。これには大変なカロリーを消耗する。
 
 ∧∧
(‥ )生物がこれを避けるのは
\‐  当然でしょうなあ
    
  (‥ )自然界でいちいち
      そんなことをしてたら
      カロリーの出費で
      死ぬからね
 
 だからこそ、君は今のまま良いんだよ、という商品がひたすら売れる。そういうことになる。
 
 
 
 

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