( ‥)そうだよな
‐/ストラディバリウスを
見事に奏でて人を
感涙させられる天才は
奏でながら
女を焼き殺そうが
ガス室で何百人と
人を窒息死させようが
問題ないって
ことなんだよな
∧∧
( ‥)芸術家ってのは迷惑な存在だな
古今東西、芸術家ってのは、それが音楽だろうが絵画だろうが小説だろうが、人間として屑であったし、究極的には人を焼き殺すこともなんとも思っちゃいないのだ。事実、彼らにとってガス室とて何ほどのことがあろうや?
この続き=>hilihiliのhilihili: アレックスのように
∧∧
(‥ )だから芸術家と大衆は
\‐ 理解し合えないし
対立するし
最後は数に押されて
芸術家は殺されるのである
(‥ )バイオリン奏者の
ゲーム機ばきばき事件って
そういうもののひとつに
すぎないんだろうねえ
ここには大衆によって決定される倫理と、聖なる美との対立が存在する。
もちろん、最終的な運命は決まっている。数の多い大衆が勝ち、芸術家は殺される。音楽や作品を残せた、と主張するものもいようが、それは作品に価値があるということであって、お前に価値があるわけじゃない。最後は無視されて終わりだ。
すなわち、みじめに野たれ死ぬ。これこそが芸術家の正しき道ぞ。
∧∧
( ‥)あなたの知り合いにも
子供のゲーム機をへし折った
人がいましたよね
(‥ )芸術家ではないが
職業は似たようなものだ
そしてやはり天才肌でな
でもどういうわけかなあ
あの手の人は
自分が持つ集中力の遺伝が
子供に受け継がれていると
考えないんだよね
音楽だろうが、他の分野であろうが、何かに秀でるとは何かに集中できるということである。
∧∧
(‥ )その人たちの子供は
\‐ そりゃ
ゲームに集中しますわなあ
(‥ )遺伝するのだから
それが当然なんだけども
不思議とそうは
考えないんだよね
多分、理屈は単純なのだろう。何かに集中するとは、他のものに興味が無い、ということである。
とすれば、その手の天才肌の人間は、自分が集中しているもの以外の事柄に、他人が集中しているということが理解できないに違いない。
そして理解できない集中は、天才肌の人間から見れば無駄な浪費であって、それは悪に見える。
もちろんこんなもの、当人の単なる独りよがりにすぎないのではあるが、天才的に集中できるとはそういうことだろう。
∧∧
( ‥)...難儀な仕組みだな
(‥ )めんどくさいのよねえ