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2015年12月19日土曜日

野菜を食べていること自体が胡散臭い

 
 平成26年度厚労省の「国民健康・栄養調査」では
 
 穀物摂取量は
 所得200万以下で535グラム
 600万以上で494グラム
 
 野菜の摂取量は
 200万以下で254グラム
 600万以上で322グラム
 
 肉類は
 200万以下で102グラム
 600万以上で122グラム
 
 表2を参考に=>
 ‎www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000106547.pdf
 
 ∧∧
(‥ )生物の密度は
\‐  水にほぼ等しいから
    200万以下の人は
    立方体に換算すると
    穀物を1辺8センチ
    野菜を1辺6.3センチ
    肉類は1辺4.7センチ
    取っている計算ですか
 
  (‥ )多分一回の食事量だけど
      一回の食事で
      野菜をそんなに
      食べていたっけ?

 *20151220追記:どうも実際には1日あたりの摂取量らしい。穀物500グラムを炊きあがったご飯とみなし、100グラムが168キロカロリーとすると、500グラムは840キロカロリーになる。これだけでも成人男子が1日に必要とする2000キロカロリーのおよそ半分になる。一食と考えるよりも1日分と見た方が整合的だ。

 **pdfファイルには調査時期について イ:栄養摂取状況調査:日曜日及び祝祭日を除く任意の1日 と述べている

 ***これを踏まえて以下、個々に修正。
 
 まあ。考えてみれば豆腐も野菜だ。

 それに例えば外食でもスーパーの総菜でも弁当でも良い。そういう肉製品にはかさをふやさんといわんばかりに野菜がまぜられていたりする。ハンバーグとか餃子、コロッケなんかはそうだ。

 知らんうちに意外と野菜を食べていることはありえよう。
 
 *実際には1日の量と考えると1辺6.3センチの立方体分の野菜を取るというのはさらに分かりやすい。例えば肉に混ぜられるタマネギ、あるいはニンジン。あるいはコロッケのジャガイモ、あるいはラーメンのもやしなど。かさを水増しするような野菜は色々な加工食品や添え物にはいっている。特に自覚もなく、いつの間にか6.3センチの立方体を食べているというのはありそうな話だ。
 
 ∧∧
(‥ )それを考えれば
\‐  まあこんなもんかな...
    ですかね
 
  (‥ )200万未満を低所得
      600万以上を
      高所得とする
 
 以上の摂取量を1回1日)当たりの食事だと考えると
 
 低所得は高所得よりも

 穀物を41グラム多く取り
 野菜が68グラム少なく
 肉類が20グラム少ない
 
 ことになる
 
 ∧∧
( ‥)穀類をご飯と考えて
    みましょう
 
  (‥ )米は穀類の中で
      最も安い
      次に安いのがパスタ
      そこから
      小麦粉、うどん、そうめん
      ラーメン、カップ麺
      といくに従い
      猛烈な勢いで
      高くなる
 
 
 米以外の炭水化物を取る事。例えば小麦粉やパスタ、うどん、そうめん、ラーメン、さらには弁当、外食を食べるなど、金銭的には自殺行為だ。
 
 ここでは米のみを考える。自分の基準で考えて、近所のスーパーにある5キロ2000円の米を想定した場合
 
 ∧∧
(‥ )100グラムで40円だね
\‐
 
  (‥ )41グラムなら16円だな
      低所得者は
      1回の食事当たり
      穀物に16円余計に
      払っている計算だ
      
 
 野菜はキャベツ1玉1キロ、200円で考える。価格がかなり変動するが、これで考えると
 
 ∧∧
(‥ )100グラム20円だね
\‐  キャベツの芯は
    食べられない
    仮に芯が重量の半分を
    占めると考えても
    100グラム40円だ
 
  (‥ )低所得者は野菜が
      68グラム少ない
      だとすると
      27円払っていない
 
 肉は鶏肉なら100グラム150円。130円のものもあるし、もっと安いのもある。豚肉は100グラム130円か。 
 
 ∧∧
(‥ )100グラム130円で
\‐   考えると
     低所得者の肉摂取量が
     20グラム少ないとは
     出資が26円少ないことに
     なりますか
 
  (‥ )つまり高所得者と比べた時
      低所得者は
      1回1日の食事につき
      プラス16円
      マイナス27円
      マイナス26円
      支払っていることに
      なるなあ
 
 つまり合計すると、1回1日の食事に対して37円出資が少ない。
 
 ∧∧
( ‥)3食の違いだとすると
    1日あたり出資が
    120円40円違うと?
 
  
  ( ‥)でもさ
    ‐/ この金額って
       3日分でも
       実は自販機のジュース
       1本分の違い
       なんだよな
 
 理屈の上では、自販機のジュース1本買うだけの金を、米、キャベツ、鶏肉あるいは豚肉にまわせば低所得者と高所得者の違いは消滅するということになる。
 
 ∧∧
(‥ )価格は変動するし
\‐  地域によって違いが
    あるけども
    この原則はおそらく
    壊れないだろう
 
  (‥ )つまりだ
      なにかおかしいのだ
 
 以上の計算では米、キャベツ、鶏肉あるいは豚肉を買って自炊するという前提があった。
 
 多分、この前提が破綻していると考えるべきだろう。

 実際、以前いたではないか。

 今の若者は貧乏で米なんか買えない! パスタを食っているのだ!
 
 と主張する人間。
 
 これは色々な点でおかしい。まずパスタは米より高い。次に海外からの輸入品で非常に安いパスタは確かにあるが、それはあまり普及していない。そしてなにより、安い米には安いパスタと同価格のものがある(*2キロ先だけど、近所に5キロ1000円の米が売ってます)。
 
 安いからパスタを食べていると主張する時点で、何か誤った計算をしていることはほぼ明白だ。

 そして、破綻した計算を行う者の食費が破滅的になることは道理。

 例えば半額弁当で安くあげてるつもりが、実際には自炊に対して食費が2倍ぐらいに上がっている場合。
 
 ∧∧
(‥ )低所得者が
\‐  具体的に何を食べているのか
    それがむしろ問題ですか
 
  (‥ )厚労省のデータには
      具体的な食費が
      載っていない
      検討すべきは
      本来ここだな
 
 仮に自炊していない場合、食費が妙に高くなる一方で、炭水化物は増えるはずである。
 
 ∧∧
( ‥)そして野菜を意外と
    食べてるというのが
    怪しいのである
 
  (‥ )野菜を混ぜ込んで
      かさを増やした
      ”肉製品”を食べてるだろ?
      という疑惑だよ
 
 弁当や総菜の肉製品。あれは駄目だ。野菜や芋類、あるいは穀物の加工品を大量に練り込んでかさを増やしている。加工食品だから高いし、そのくせ肉は少ない。あれでは腹が膨れないし、なんか知らんが元気が出ない。

 そもそも人間は野菜も食べる事が出来る動物ではあるが、野菜を食べるように進化した動物じゃない。むしろその反対だ。
 
 ∧∧
(‥ )そうであるのに
\‐  低所得者が254グラム
    一辺6.3センチの立方体に
    該当する量の
    野菜を食べている
    ここで注目すべきは
    この量が高所得者よりも
    少ないとかではなく
    むしろ
    取ってること自体がおかしい
 
 
  (‥ )人間の趣向からするとな
      自炊して安く上げていたら
      食べるものが
      肉と穀物だけに
      なってもおかしくない
      だがそうではない
      野菜を食べていること
      これこそが
      食生活の破綻を
      示しているのかも
      知れんぞな
 
  
 
 
  
 

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