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2013年6月9日日曜日

不正な後綴りがもし正当なら、それはシノニムのホモニムだった

 
 hilihiliのhilihili: シノニムはシノニムのホモニムだったの続き
 
 ∧∧
( ‥)どう?
 
  ( ‥)んんんんんーーーー
    –□ 仮に1791年のe綴りを
       1801年にo綴りに
       誤記した人がいて、
       少なくとも1979年
       まで誤記であるo綴りが
       引用され続けたと
       するじゃんよ
 
 これは、”後綴り”ですかね。
 
 ∧∧
(‥ )条33.1 ですか
□–
 
 33.1 後綴りの種類。ある学名の後綴りは、原綴り[条32.1]と異なっていれば、修正名[条33.2]、不正な後綴り[条33.3]、強制変更[条34]のいずれかである。
 
  (‥ )たぶん、o綴りは
      ”不正な後綴り”
      ではないかと
      思うのだがな。
 
 33.3 不正な後綴り。ある学名の後綴りのうち正しい原綴りと異なるものは、強制変更でも修正名でもなければ、すべて”不正な後綴り”である。それらは、適格名ではなく、不正な原綴り[条32.4]と同様に同名関係には入らず、代用名としては使用し得ない。しかし...
 
 ∧∧
( ‥)だとすると、くだんのお魚さん
    のo綴りは適格名ではなく
    ゆえにシノニムではない
    そういうことに
    なりますかね
 
 *つまり、ある絶滅哺乳類の学名より優先権があるシノニムについて、”甲殻類”と書いてあったのは正しいことになる。
 
  ( ‥)この場合、先の書き込み
    –□ シノニムはシノニムの
       ホモニムだった*、も
       タイトルを変えるべき
       なんだろうけども...
       条33.3のしかし、には
       続きがあるんだよな
 
 33.3.1 ある不正な後綴りが慣用されており、しかも原綴りの公表に帰せられているとき、その後綴りと帰属を保存するものとし、その綴りを正しい原綴りと見なすものとする。

例。Trypanosoma brucii Plummer & Bradford, 1899 の中の種小名は慣用されているが、bruceiと綴られる。buruceiを正しいと見なし、その用法を維持する。
 
 ∧∧
( ‥)...件のお魚さんのo綴り
    たぶん”誤記”は
    ひょっとしたら180年間は
    使われたことに
    なりそうですが、
    これは慣用ですかね?
 
  ( ‥)前提条件が該当しないか、
    –□ 慣用の意味を
       どうとらえるか
       次第かもしれないね
       もしかしたらそもそも
       以上の推論が全部、
       間違っているのかも
       しれんしな。
 
 ともあれ、とてもじゃないがこれは手に負えない。1791年どころか、1801年の論文に到達することも無理だろう。
 
 ∧∧
(‥ )わからないものには
\–   触れないに限りますね
 
  (‥ )注釈を少し入れるだけに
      しておこう。
 
 
 *以上、条文の引用はすべて「国際動物命名規約」第4版 日本語版
 
 

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