自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2013年6月22日土曜日
かくて考えるは逃げに変わる
∧∧
(‥ )メディアリテラシー
\–
(‥ )目の前にある宝石、
どれが本物か偽物か?
それに悩んでいる時に
宝石鑑定リテラシー
とか言う奴がいたら
とりあえず、死ねって
思うけどな。
∧∧
( ‥)死ねは言い過ぎにしても
リテラシーなんて言葉を
言われても
役に立ちませんと
( ‥)宝石だったら...
–□ 硬度、比重かな?
屈折率、
熱伝導率かね?
慣れか?
単純に価格かね?
∧∧
(‥ )論文だったらどうなんです?
\–
(‥ )そのジャンルの方法論で
堂々と恣意的な論文を
書けるぐらいに方法論を
把握しないと
いかんだろうね
さもなきゃ妥当性を
識別できないよ。
捏造とかではない。捏造ゼロ。まったくの事実を積み重ねただけで大嘘をつく方法なんざいくらでもある。
∧∧
( ‥)嘘ですらない
( ‥)結果的にはデータが
–□ 指し示していない
結果を導きだした
というだけでね。
そういう意味では
嘘なんだが、
日常的な嘘、つまり
虚偽とは違うのよな
∧∧
( ‥)あなたもそういう論文を
見た事ありますよね
( ‥)わあ、って内容でな
–□ 記述は良いんだ。
問題は結論を導く
その過程でね。
別の人が引用して
遠回しに苦言を呈して
いたけどもね...
まあ、あれは
苦言だよね、
∧∧
( ‥)でも、あなたも引用した
ことあるでしょ?
( ‥)そりゃあせざるをえまい
–□ 記載論文だからね
というか、ある程度、知識がある人ならほとんど全員、同じことを考えるだろう。学術誌の査読者だって、そんなこと、お見通しだったのではないか?
みんな分かるのだ。そしてそれが恣意的だ、というのなら、別の証拠を持ってきてその仮説を破壊すれば良いだけの話。
論文の著者の立場からすれば、やれるものならやってみろよ、そういう話でもある。
そして少なくとも正面切って破壊した人はいない。それだけの話。
*破壊できないのにはそれなりにごく単純な理由がある。言い換えれば、そこさえ押さえれば勝ちなのだ。
∧∧
(‥ )メディアリテラシー...
\–
(‥ )いつも言うけど、
馬鹿っぽい言葉よな、
具体性がまるで0だ。
∧∧
(‥ )物事の妥当性は同じではない
\– だからチェックが望ましい。
そういう意味合いだけの
抽象的な言葉だから
便利だけど、
とらえどころはないですね
(‥ )むしろメディアリテラシーが
ない連中が、浅はかな自説を
擁護する隠れ蓑に
使われることが多いみたい
だけどね。
そこんところ、どうよ。
例:どうでも良い記事を日々伝えなくてはいけないので、苦し紛れに編集部が、新種発見!! 定説を覆す新しい仮説!! という具合に無駄にセンセーショナルに流す記事を真に受けて、科学理論は数年でめまぐるしく変わる。だったら教科書を読むのは無駄! 勉強したくない俺様でも研究者と張り合える! と本気で思い込むメディアリテラシー
∧∧
( ‥)かくて、考えるは
逃げに変わる
( ‥)考えれば答えに
–□ 辿り着けるって、
本当にどうしようもなく
後ろ向きな考えだよな
*データを説明するグラフが理論なら、データを追加するたびに理論が大きくめまぐるしく変動するとはどんな状況か? それは母集団からデータを取るたびに全然違う結論が出るということだ。だがそんなこと普通にあるか? ある、というのなら、それが成り立つ状況ってどんな状況よ? という問い。
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