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2018年1月30日火曜日

無料な情報は所詮はただだ、そこに覚悟の問いあり

 
 webで無料で読める情報は所詮は無料の情報。まずは本を読ませるべき。
 
 ∧∧
(‥ )というと
\‐  未だに書籍というだけで
    ありがたがる時代錯誤な
    人がいるのか!
    と激怒する人がいるけども
 
  (‥ )そりゃあ
      痛いところというか
      後ろ暗いところを
      突かれちまったからな
 
 
 冒頭の主張を、

 売値がただの情報には価値がない
 
 と受け取るから理解が混乱する。

 
 ∧∧
( ‥)そうではなく
    お前は情報に対して
    幾ら支払う覚悟があるんだ?
    という払い値の問題だと
    考えると状況ははっきりする
 
  (‥ )webで無料で読める情報は
      所詮はただである
      この指摘の主眼は
      支払いをしぶる人間が
      手にできる情報は
      所詮はゴミですよ
      なんだよね
 
 
 このように考えると、webで無料で読める情報は所詮はただ、という言葉に怒り狂う人の動機も理解しやすかろう。
 
 ∧∧
(‥ )ようするに
\‐  あんたは支払いをケチって
    自分に都合の良いゴミばかり
    食べてるだろ?
    と言われて怒っていると
 
  (‥ )ぶっちゃけた話
      痛いところ突かれた
      防御反応だよな
      仮に人類のすべての
      書物が今すぐ電子化されて
      すべてに無料アクセスが
      可能になってもだ
      支払い能力の無い人間は
      負荷の多い情報は読まない
      というかゴミ情報しか
      読むことができない
      支払いの覚悟のない人間は
      自分はゴミしか
      読んでいない
      そういう後ろめたさが
      どっかにあるものよ
 
 体力のない人間は自分の体力を自覚して、体力上不可能な地形には挑まない。
 
 これと同様、脳の支払いをちゅうちょする人間は自分の脳が不可能とする地形に挑まない。
 
 これゆえ、すべての知識にすべての人間がアクセス可能になったとしても、知識の把握それ自体に支払いが必要である以上、支払い覚悟の無い人間はゴミにしかアクセスできない。それが支払う覚悟の無い人間の罪と罰。
 
 ∧∧
( ‥)そして支払う覚悟のある人間と
    覚悟の無い人間を区別する
    試金石として使われるのが
    ひとつに読書なのであると
 
  ( ‥)図書館や本で調べる体力が
    ‐/ あればネットでも
       10時間ぐらい調べるさ
       反対に
       図書館にいく体力がない
       人間は
       ネットの調べ物も
       せいぜい
       5分で終えるものよ
 
 脳は人体における全代謝エネルギーの1割から2割を消費する。脳の支払いは膨大なのだ。

 これゆえに、消耗に対抗できる体力と、支払いの覚悟のあるものだけが図書館だろうがネットであろうがゴミ情報の藪を突破して妥当性に到達できる。
 
 しかるに、ただの情報は所詮はただだと言われて怒りの防御反応をするようでは、覚悟も体力もないこと明白。
 
 そもそも体力が問われている時に、ただの情報にも価値があるとか価値問題にすり替えている時点で欺瞞があるのだ。

 そんなようでは、ただのゴミ情報のなかで朽ち果てるのみ。

 そしてこのこと、怒った汝も薄々理解していることであろう?
 
 ∧∧
(‥ )まあそれでも本人が
\‐  幸せであれば
    それで良いでしょう
 
  (‥ )難儀だけどもさ
      人間はそういう幸せを
      評価しないのよ
 
 人間は過剰に巨大な脳を作り上げ、その維持に膨大な投資をしている。これほどの無駄をあえて進化させた我々だ。無駄な支払いを尊ぶのが我々であり、支払いを拒絶するものを評価する生物でないこと、自明であろう?
 
 ∧∧
( ‥)要するにこの殺し合いの中を
    どう生き抜くのかが
    問われているのである
 
  ( ‥)なんでも最後は
    ‐/ 体力ですからねえ
 
  
  

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