自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2018年1月6日土曜日
ピタゴラスとはいかほどか?
ギリシャ哲学者列伝に曰く
∧∧
(‥ )ギリシャの哲学者
\‐ タレスはフェニキアの人で
第39回オリンピック
紀元前624年の
生まれである
彼は直角三角形を
円に内接させた人であり
エジプト人から幾何学を
学んだ
(‥ )円の直径を辺にして
円に内接する三角は
直角三角形である
という証明を最初に
与えた
そういう記述だな
実際のところタレスの証明はそういうものではありえなかっただろうとは言われるが、まあそれは置いておく。円に内接する三角が直角の角を持つ、と言う記述だけに注目すれば良い。
∧∧
(‥ )曰くピタゴラスは
\‐ サモスの人である
第60回オリンピック
紀元前540年に盛年であり
彼はエジプトで学び
バビロニアへおもむき
そして直角三角形の斜辺の
正方形が他の辺の正方形の
和に等しいことを見つけて
牛100頭を神に捧げた
(‥ )彼は三平方の定理を
見つけたと
言っているのだな
だが実際には、三平方の定理を見つけたのはピタゴラスではなかった。それはメソポタミアですでに知られていた原理であり、それは出土した粘土板を見ればわかる。
要するにピタゴラスは三平方の定理を持ち帰って、それを自分の業績にしたってことになる。
∧∧
(‥ )このタレスさんと
\‐ ピタゴラスさんの違いは
興味深いよね
多分、留学先の違いでも
あるんでしょうね
(‥ )よく三平方の定理は
エジプトでも知られていたし
測量の術として使われていた
と言われるけど
実際にはその痕跡が
資料で裏付けられないって
言うんだよな
そして事実、三平方の定理を持ち帰ったのはメソポタミアにもおもむいたピタゴラスであり、エジプトだけにいったタレスではない。
∧∧
( ‥)エジプトには三平方の定理が
なかった
これはその傍証ですかな
(‥ )多分ね
そしてこれはもうひとつの疑惑を呼び覚ます。粘土板プリンプトン322
=>https://www.google.co.jp/search?q=plimpton322&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwitw8rs6MHYAhWBrJQKHTPxBxwQ_AUICygC&biw=756&bih=787
おそらくは紀元前18世紀の粘土板。ありがちな誤記が存在するので、学校で生徒が書き写したものかもしれない、そういう数表なんだけども...
∧∧
(‥ )実はこれ三角関数の
\‐ 一覧表らしいんだよね
(‥ )でっここで疑惑だよ
ピタゴラスは三角関数をなぜギリシャに持ち帰らなかった?
∧∧
( ‥)持ち帰る必要がないと
踏んだか
(‥ )さもなきゃ
理解できなかったかだ
ピタゴラスの数学能力とはいかほどか?
∧∧
( ‥)あなたとしてはいかに?
(‥ )ピタゴラのおっさんって
霊感親父だろ?
三角関数なんて
何の役に立つのー?
僕の霊感センサーが
反応しなーい
とかおもったんじゃね?
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