自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2018年1月21日日曜日
嘘の矛盾二乗増加により言動は突如臨界し崩壊する
嘘が10あって、それがお互いに関係性を持っているとする。
∧∧
(‥ )この時
\‐ 嘘の組み合わせは
10×9で90通りになる
(‥ )物事は自分自身とは
関係を持ち得ないから
この場合
嘘同士の組み合わせは
10×9になる
嘘が100あれば
100×99で
9900通りだ
大雑把に言えばこれは、関係性は物事の数の二乗で増加するということである。
そして次のように考えることもできよう。
物事、ここでは嘘のことだが、嘘の増加が一定であるとした時、嘘の関係性、つまり矛盾の数は経過した時間の二乗で増大する。
∧∧
(‥ )10の嘘が
\‐ 2年目で20になり
そして
3年目で30になった時
矛盾は
最初がおよそ100
2年目はおよそ400
3年目はおよそ900
(‥ )一定量の嘘を
つき続けていると
時間の二乗で矛盾が
増大していく
10年目には最初の
100倍に増えてしまう
そういうことだな
∧∧
( ‥)あるいは5年単位で考えて見る
(‥ )最初の5年で嘘を10つく
最初の5年でできた矛盾は
およそ100
次の5年で新たに10の
嘘をつく
合計10年で20の嘘が
生産され
その矛盾は
およそ400に増大する
さらに次の5年で
その矛盾は
およそ900
にまで増加する
10の嘘を作って100の矛盾が生じるというだけでも危機的な状況だが、嘘をそのまま生産していくと、わずか3倍の期間の間に矛盾の数が9倍に増加する。100ならまだしも、900の矛盾となるともはや人間の頭脳では処理しきれない。つまり言動の破綻が発生する。
それも並大抵の破綻ではない。嘘がばれるとかですらない。言動のすべて、文章のあらゆる箇所が矛盾となり意味の通じない支離滅裂になるのだ。
しかもこれ、矛盾の増加それ自体が二乗で増えていくから、ほとんど突然起こるように見えるだろう。
∧∧
( ‥)つまり
(‥ )今、マスコミや
新聞やテレビや
ニュースや
文化人やリベラルが
急激に信用を
失っているのは
このせいじゃね?
嘘は一回つくと、訂正しないかぎり新たな嘘をつき続けねばならなくなる。つまり嘘は嘘をうむ。そして最初はさほど問題があるようには思えない。1つの嘘は矛盾がない。3つの嘘でも6つの矛盾しか生み出さない。このように最初は大した問題にならないから、嘘で味をしめた賢い人間は嘘をつき続けるようになる。
だが嘘が10になると矛盾は90となり、2倍の年月が過ぎれば矛盾は最初の4倍に増え、3倍の年数で9倍となり、増加の増加自体が急激に増えて、言動のすべてが突如、矛盾で飽和し、言葉が文章として機能しなくなる。
∧∧
(‥ )それが今
\‐ 賢い人の間で
起こっているのだと
(‥ )賢い人間は真理
つまり非現実を
求めるから
現実とのずれを嘘で
埋めたがる
最初は嘘をつくことに
おっかなびっくりだが
だれも指摘しないから
やがて慣れて常態化する
そこへ突然
矛盾点の増加それ自体の
急激な増加が起きて
言動が崩壊してしまう
今それが起こっている
そういうことじゃね?
嘘は矛盾をうみ、矛盾は嘘のほぼ二乗で増大する。これゆえ、増大それ自体の急激な増大が起こり、文章は矛盾によって突然、飽和する。つまり文章が臨界して、言動が前触れなく崩壊する。これは賢い人間がたどる必然の運命で回避するすべはない。
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