自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2018年1月12日金曜日
国のキャラは歴史で決まるらしい
∧∧
(‥ )ポーランドというと
\‐ 失礼ながら今では
大国ドイツと
ロシアに挟まれる
田舎の弱小国という
印象があるけども
(‥ )中世期には
大国だったんだよな
しかしその後、国は王権が弱まって分裂気味で、ロシアやドイツ(プロイセン)、オーストリアといった大国に分割されたり、ロシア領にされたりもした。
∧∧
( ‥)でもそのたびに
独立戦争を起こし
あるいは
ワルシャワ条約機構の
時代にも
ソ連に刃向かうなど
色々ありまして
(‥ )というかさ
ポーランドって
ものすごく
領土拡張欲が
強いんだよね
WW2の時に2大国ドイツとロシアに分割占領されたから。被害者っぽい印象があるが、実はナチスドイツが近隣諸国を攻めている際に相手の領土をかすめとったり、戦後にドイツの領土を奪うなど、言っちゃなんだが、正直色々悪さしている。
∧∧
(‥ )かつて大国だった
\‐ という意識がそれを
させるのですかね
(‥ )多分そうだろうね
大国だった過去への
憧憬と郷愁が
そうさせるのだろうな
今でもミサイル配備で
ロシアと喧嘩したり
アメリカに無理な
注文したりしてるし
あの国は結構
きな臭いんだよね
国のキャラは過去の歴史で決まる。
当然なんだけど、どこの国もそうなのだ。例えば中国なら、大モンゴル帝国の時代にひらけた大航海時代への道を、自ら閉ざした明帝国の誤ちを是正しようと必死である。一帯一路構想とか、明帝国の初期にあった鄭和の航海を今大々的に持ち出すのは大モンゴル帝国への復帰に他ならぬ。
一方、一見すると中国の文化圏、その皇帝の権威の下にあるようでいて中国と対峙するベトナム。聞けばベトナムは中世期から南の皇帝を自認し、北の中国皇帝と対峙する姿勢をしめした国家であったそうだ。中越戦争で中国軍を撃破した実績を考えればベトナムのそうした姿勢は今でも健在。
∧∧
(‥ )そして日本は
\‐ 東の天子が西の天子に
お手紙を書きます
つつがなきや?
と書いてしまう
ミカドエンペラーの
帝国である
(‥ )中国もベトナムも
日本も
歴史の通りなんだよな
それを考えると、半島の立ち位置はわかりやすいし、言っちゃ何だが、この先何が起こるかもほぼ確定的。
∧∧
( ‥)半島が中国に呑まれること
待った無し
( ‥)考えてみたらさ
‐/ 半島の人からすれば
歴史的に言って
日本は半島を
守りきれなかった
国なんだよな
今から1350年前に起こった白村江の戦い。中国(唐)と半島北部(新羅)の連合軍に半島南部(百済)と日本の連合軍は敗北。撤退を余儀なくされる。
非常に意地悪な言い方をすると、日本はWW2でも半島を守りきれなかった。というか伝統的な敵国である大陸(それが古来からの中国であるのか新進のロシアであるのかはともかくとして)、大陸の敵と対峙している時に、背後から新興国家アメリカの攻撃を受けてしまい、日本は大陸の勢力圏を失う。
そしてアメリカはアメリカで所詮はユーラシアから離れた島国なんで、日本ほど積極的に半島を守ろうとする気がない。
言って見れば半島の未来は絶望的だ。少なくとも、日米の側に立っている限りでは。
∧∧
(‥ )それを考えたら
\‐ 今の南の人が
アメリカや日本を
信用しないのも当然ですか
(‥ )日米からすれば
助けるためには
まず自力で防衛して
時間稼ぎしてよ
なんだけども
あっちからすれば
そういうわけにもいかぬ
国の立ち位置が
歴史的な背景に
ここまで
制限されていることを
考えれば
南が中国へつくことは
もはや確定事項よね
というか、それ以外の選択肢はもうないだろうし、今やほとんど全員が事実としてそう思っていないか?
ちなみにそうはいっても、半島が孤立無援のまま頑強に抵抗する事態もかつてはあった。
∧∧
(‥ )モンゴル帝国の征服に対し
\‐ 首都を島に移し
幾度も攻めてくる
モンゴル軍と
国土を焦土にするような
抵抗を30年以上も
続けたんだよね
つまり半島も
頑健な抵抗運動を
続けることができる
(‥ )でもあれは
権勢を誇る強硬派の
軍人がいたから
らしいので...
∧∧
( ‥)ということはつまり
(‥ )やっぱ金さんの
大勝利じゃね?
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