自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2015年5月13日水曜日
まて 今まで人格攻撃が当たり前の分野にいたのか?
今さっき資料で出てきた表現
no receptors were found missing
∧∧
(‥ )直訳すれば
\‐ ”存在しない受容体の
欠失が確認された”
だね
(‥ )遺伝子が
ヘテロ接合状態の時の
表現型に関する記述で
出てきた文章でな
意訳すれば
失われる受容体は無かった
だね
要するに、受容体の欠失をまねく変異は劣性なので、ヘテロ状態では受容体の欠失という表現型は現れませんよ、ということである。
ともあれ
存在しない受容体の欠失が確認された
∧∧
( ‥)日本語で言えば
無い訳でも無い
とか
無さ過ぎる
とかに該当するような
表現方法ですよね
( ‥)でも母言語でないと
‐/ 慣用句的に丸呑みに
できないから
奇異な感じがするの
だろうな
これは日本人が英語を読んだ時に、反対に英語圏の人間が日本語を読んだ時に、あるいはアラビア語圏の人が、あるいはヒンディー語圏の人が他言語の文章を読んだ時に、やはり感じることなのであろう。
∧∧
(‥ )それは必然的に起こりうること
\‐ でもそのカルチャーショックを
天啓として
英語は論理的な言語だ
とか
日本語は難解だ
とか
インド人は哲学的だ
とか
どうでもいいような説明を
考案してしまう
(‥ )海外にいって
外国に触れて
カルチャーショックを
受けるのは当然だけど
人間はその思考の性質上
思いつきを
後付けで理論武装する
そこでおかしなことが
起き始めるのだな
以上の例なら、
言語に必ず潜んでいる論理構造をこれまでは母言語しか使っていなかったから意識しなかったのに、他言語に触れて初めて意識した。
それだけの話で、本来なら、言語とはこう言う性質を持つものなのか!! と解釈すべきものだろう。
だがそうではなく、これはこの言語に特有の問題なのだ、と思い込む。そしてさらに、だから彼らは優秀なのだ、とか、だから彼らは劣っているのだ、とか、そういうありもしない結論を導きだし、理論武装を始める。
つまりこの話の続きである=>hilihiliのhilihili: やるべき無存在があります
人間はカルチャーショックを受けて、インド人は哲学的だ、日本語は特殊で難解だ、英語は論理的だ、とか訳の分からないことを言い出すのだ。
( ‥)そういえばさっきは
‐□ 外国人は議論の際に
人格攻撃をしない
日本語は立場や男女や
年齢で言葉を変える
言語だから
どうしても議論が
社会的な攻撃に
なってしまうのだ!
という説明を見たな
∧∧
( ‥)...海外の創造論者って
ダーウィンは差別主義者だ!
と言って
提案者を人格攻撃することで
進化論を否定してるよね
選挙戦でも
似たようなことを
やったりするよね
外国人が人格攻撃しないって
嘘じゃねえ?
議論の際に人格攻撃をするかしないか? それは単に自分がどのようなグループに属してどのような人生航路を歩んできたのか、むしろそれを反映しているだろう。
例えば自然科学系や技術系のグループなら、人格と現象は別だから、それはそれ、これはこれ、と言うだろう。
あるいは人格攻撃の有無は2chとそれ以外の違いかもしれないし、2chでも板によって全然違うだろう。2chもずいぶん衰退したそうであるが。
∧∧
(‥ )海外か日本かではなく
\‐ これまでの人生で
どのグループに所属したのか
むしろその違いではないかと
(‥ )例えるならお前は
どこの板の所属か?
それが問われるわけだ
言い換えるとさ
外国では議論の場で
人格攻撃をしない!!
と驚くということは
あなたのこれまでの
分野と人生は
人格攻撃が当たり前
だったわけ?
むしろそこを
問うた方が良いだろうなあ
そして、人格攻撃が当たり前だったというのなら、実は疑惑がつきまとうのだ。お前も人格攻撃をしたことがあるんじゃないのか? という疑惑である。
人間の認識と外部は同じではない。人格攻撃とは認識と世界を混同する誤謬だ。
それが当たり前だったのなら問われよう
お前は認識と世界を識別していたか?
それとも
混同して誤謬を犯していたのかい?
では
認識と世界を識別できず、誤謬を犯すお前の認識とはなんだ?
*一応、書いておくと、ダーウィンは奴隷制度花盛りのあの時代に奴隷制度反対であったし、学生時代には解放奴隷の教師から教えを受けたこともある。脱走奴隷の老女が奴隷に戻るくらいなら身投げして死を選んだことを書いた時、もしも彼女がローマの夫人であったら誇り高き行為であると賞賛されただろうに、黒人であるというだけで、頑固な奴めと言われるだけなのだ、そう述べたのが彼だ。
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