自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2015年5月20日水曜日
1人残るか3人残るか
∧∧
( ‥)例えば悲観的に考えた場合
(‥ )日米欧
それぞれの人に
移民するなら
どこの国にする?
と聞いた場合
なんと答えるか
50年前と30年前と20年前と10年前と今とでは、答えはずいぶん違っていよう。
∧∧
(‥ )感覚的に言うと
\‐ 今はどこにも行き場がない
そんな感じですかね?
(‥ )どこへいっても
今より生活が良くなる
あてが見えないのだよな
∧∧
(‥ )日本よりもアメリカの方が
\‐ 自由だって意見もね
(‥ )そういうのは田舎で
くだ巻いてる奴が
東京に憧れるような
ものだよなあ
例えばの話、この手の人が言う、アメリカが、という見解は、ニューヨークが、と割り引いて受け取った方が良いように思われる。要するに上京したいと言っているだけの熱弁に、いちいち耳を傾ける意味などなかろう。
∧∧
(‥ )それでも
\‐ 日本よりアメリカの方が
可能性はありうるかもですね
(‥ )問題はそういう違いは
大集団と確率でこそ
現れるものだから
個人の運命は
破滅でほぼ決まっている
そこなんだよね
例えば日本では社会の閉鎖性とやらで99%の挑戦者が脱落してしまうとする。
アメリカも甘くはない。しかし挑戦者を後押しする社会的習慣の効果で、脱落の確率が97%にとどまったとする。
∧∧
(‥ )100人中1人残るか
\‐ 3人残るか
これだけでもアメリカは
日本の3倍有利になりますね
圧倒的な違いです
(‥ )ところが個人の運命で
考えたらこんなのは
誤差の範囲で
破滅の賭けなのだ
97も99も変わらんよ
つまり、集団では確かに自由で開かれた社会とそうでない社会との差が顕著に出てくるのだが、個人の運命に関して言うと、どっちでも死にます。こういうことが起こりうる。
アメリカは確かに先端を走っているし成功者もいるが、その一方ではamazonやgoogleのような成功者が現れても国民が潤っているようには見えない。あちらに夢や希望を持って渡った日本人だって大概は消えている。それは以上のように考えるだけで説明が可能だろう。
∧∧
( ‥)もはや逃げ場がないのだね
(‥ )格差を作る以外
逃げ場は存在しない
一部の成功者って
そういうことだからな
必然
俺たちには関係ない話だ
かように世界はあまりにも分が悪い賭場になってしまったのだが、さて、なんとする?
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