自己紹介

イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック

2011年1月11日火曜日

あの人達はどうするの?

 
 ニホンザルは嫌いだ

     (‥ )もう何年も前、近所の公園にサルが出たろ?
 ∧∧
( ‥)あなたを見たら威嚇してきましたね

 喧嘩を売ってきやがった。だからきらいだ。

 ∧∧
( ‥)あなたも負けじと「きしゃーー!!」って
    犬歯むき出しに威嚇したら、お猿さんは
     逃げたじゃないですか

     ( ‥)勝ち負けじゃねえ。喧嘩を売った奴は
         煮なければいかん。

 サル鍋だ、サル鍋。ことこと煮詰めて頭蓋骨になったら和解し、そして愛してやろう。


     (‥ )良いニホンザルは頭蓋骨になったニホンザルだ
     -
 ∧∧
( ‥)はいはい。


 さて

     (‥ )フリーのライターが収入を上げるには
         妥当な事柄よりも、むしろ消費者が喜ぶ嘘を
         ついた方がいい。少なくともそういう場合がある。
 ∧∧
( ‥)でも、あなたに言わせればあれですよね? マスコミのような
    巨大組織に所属する書き手も、妥当性は頭打ちになるんですよね?

:収入を上げるには売れる商品を作る必要がある。問題になるのは売れる商品が必ずしも妥当なものであるとは限らない点にある。むしろ、フリーライターの記事の質は劣化する傾向にある。

:十分な収入が保証されている場合、支出を押さえることで、収入を確保した方がより良い選択肢になる。ゆえにマスコミの記事の質は可能な限り劣化させた方がむしろ望ましい。

 つまり、収入の大小は記事の質の向上には、直接関係するわけではない。

 ∧∧
( ‥)そしてあなたに言わせると、ネットとマスコミ、フリーライターの
    違いは、情報を継続的に供給できるかできないかにあるのだと。

      (‥ )言い換えると、質は大して違わないんだ。

 プロとそうでない人の違いが何かって言えば、それはある程度の質の商品を継続的に供給できるか、できないかではないか? そうだとすると質がさほど違うと考える理由はないし、事実、あまり大して変わらない。

 ∧∧
( ‥)新聞やテレビがネットや携帯に
    押されてしまったのは

      (‥ )単純に無料だからだよ。

 同じ質なら、価格の高い方が負けるのは当たり前。

 ∧∧
( ‥)ネットの質は

      (‥ )間違った記事に対して、妥当な突っ込みを入れる人間が
          どれだけいるのか? 直接には淘汰圧次第だよね。
          そして、妥当な突っ込みを入れるには、
          そういう希有な人がいるくらいに
          集団が大きくないといけない。

 つまり、ネットの質は母集団の大きさ次第。そのジャンルの質はジャンルの規模次第。そのマニアの質はマニアの数次第。

 しかし、実のところこれは、ライターでもマスコミでも、フリーでも企業人でも同じじゃなかろうか。そして見た限りではライターやマスコミにかかる「質を要求する淘汰圧」はさほど高くはないらしい。

 ∧∧
( ‥)一番数の多い消費者からクレームがこない程度の
   質でいいのだと。

      (‥ )そういうことになるね。

 もちろん、その程度の質の全部が全部問題になるわけではない。例えば子供向けの本を書いた時に、こんなの僕は知ってるよ、とか言う知ったかぶりの大人がクレームをつけてもどうでもいい話(別に間違ったことを書いているわけではない)。

 しかし、

 ∧∧
( ‥)内容が間違っている。あるいは現状ではスタンダードとは言えない、
    あるいはスタンダードにこれから勝利するとは思えない仮説を
    紹介するとなると。

      (‥ )そういう質でも問題にならない
          そんな程度の淘汰圧しかかかっていない、あるいは
          それが問題であるということに本人自身が気がつかない。
          それが問題だ。

 やはり、ネットとプロの皆様の間において、質において違いがある必然性は皆無。

 ∧∧
( ‥)これは深刻な事態ではないですかね?

      (‥ )まあ、いわゆるプロの皆さんにとっては
          きわめて深刻な事態だろうな。

 価格で敗北、質で互角、継続的な供給でさえ勝てない、そうなったらどうするか?

 ∧∧
( ‥)カルテルでも結びますかね?

      (‥ )とっくの昔からそうだったとも言えるけどね。

 
 

ブログ アーカイブ