アガシ、魚類学者で氷河期説を押し進めた19世紀の科学者
彼はずっと変化しない生き物がいるのだから、進化なんてないのだ、そう反論した、という話を見た
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( ‥)本当?
( ‥)出典が確認できなくてね
-□ まだ未確認。
あー、うーん、とはいえ、こういう発言は多い。
しかし生きている化石という言葉を最初に申し述べたのは、実はおそらくチャールズ・ダーウィンその人であり、種の起源の中でであり、そしてその内容は自然淘汰説の論証に使うためであった。
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( ‥)彼は淘汰の無い環境では生物の特徴はばらける
そう考えていましたからね。
(‥ )ようするに変化しないってことは実は
なんらかの淘汰が加わっているという証拠
になるんだよな。
生きている化石は自然淘汰説の証拠である。理由は淘汰がないと生物はばらけるから(今でいうと中立状態になって多型になる、ということ:中立遺伝が確率的に固定される話はここでは省略)。
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( ‥)その概念をダーウィンさんは品種改良から手にしていると?
(‥ )思うのだけどね。でも他の生物学者はそうでは
なかったらしいのだわ。
でっ、考える。
進化学と生物学って起源が全然別なんじゃねーの?
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( ‥)生物学は博物学が起源なんでしょうね。
(‥ )進化学はダーウィンの行動から考えると
育種学や畜産が起源じゃねーかな?
進化学と生物学は別起源で、実は根源に相克があるとしたら、進化理論をよく分かっていない生物学者がいたり、かなり最近になるまで古生物学では種の自立的な発展みたいなことが平気で言われていたりしたのは、むしろ理解しやすいやもしれぬ。
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( ‥)集団遺伝学とグールドさんの
対立もそういう枠組みで考えます?
(‥ )その方が分かりやすくないかあ?
フィッシャーやメンデルが何から出てきたのか考えればとても分かりやすくないだろうか。