今書いている説明文で自販機の例え話をしている。
100円の自販機に100円玉を10枚入れたら、100円の商品がひとつ、勢いよく飛び出すなんてことはない。100円を10枚投入して出せるのは商品が10個だ。
∧∧
(‥ )光はエネルギーの
\‐ 単位に分かれているって
話だけども...
この例え話
日本ではまだ通じるけど
中国とかではもう
通じないんですかね?
(‥ )ああ、そうかもな
あっちは
偽札を避けること
最新のインフラを
構築できることから
全部電子決算にして
しまったというからな
貨幣を作った最古の文明はリュディアやギリシャ、中国のはず...なんだけども、その中国が貨幣や通貨を放棄するというのは、考えてみれば印象的だ。
∧∧
( ‥)時代は変わっていくのですな
( ‥)そうだなあ
‐/ 古い本や海外の本を
読むと知らない例えや
もう消滅した物品を
引用した説明が出てきて
戸惑うけども
自分自身がいよいよ
そういう境界線に
来たのか
そう思うと感慨深い。しかしあるいは、100年後、200年後でも自販機もコインも健在かもしれないが。
∧∧
(‥ )中国がどうなるかも
\‐ 興味あるよね
決済の電子化は
国民の全資産を
完全な皇帝管理下に置くことに
なるだろうからね
便利だけど極めて危険でもある
(‥ )電子化が進んだ後で
大反乱が起きて
再び貨幣と紙幣制度に
戻った社会ってのも
面白いよね
そういえば砂の惑星を書いたフランク・ハーバートの処女作、21世紀潜水艦。未来の話なのに、使用されている情報処理機械が、印刷された集積回路から再び真空管に戻った世界だった。
∧∧
( ‥)現実世界だと
真空管使用は
対核電磁パルスだったけど
21世紀潜水艦だと
どんな理屈だったっけ?
(‥ )さあ? 忘れちまった
とはいえあの人の
古臭い未来世界って
最初からそうだったんだ
というのがわかって
面白い場面だったね
そして確かにそんな未来もありうるんだろう。言動や思想、資産に至るすべてが支配された後、そうした電子化による完全管理への大反乱。そして成立した、電子決算が禁止され、貨幣と紙幣が義務付けられている未来世界。