２０１９年１２月最初のウォン相場。２日１７：３９の状況。
∧∧
（‥ ）急に値崩れしたな
＼− 日付が変わった時点では
１ドル１１７８ウォンが
１ドル１１８７ウォンか
（‥ ）はて？ 何かあったっけ？
韓国のハンファケミカルなる会社が日本から円建てで資金調達しており、その返済が１１月末であり、それが返せるのか？ ということが一部で話題になっていたけども（検索で一般的にひっかかるのは９月にハンファケミカルがサムライ債断念というニュースの方）。
∧∧
（‥ ）現状、その件を含めて
＼− 韓国経済に悪いニュースが
入ってきたという話は
見当たりませんけどな...
（‥ ）韓国経済は脆弱性があるし
韓国経済大崩壊って
わくわくしてる
ウォッチャーもいるし
それらは事実だけども..
とはいえ、大崩壊というのは面白さを期待しすぎだ。
例えば伊藤忠総研が出している韓国経済２０２０年の見通しなどを読むと、そういう大崩壊とかデフォルトとかが懸念されるほど深刻な状態ではない。
∧∧
（‥ ）消費が冷え込んでデフレに
＼− なってるとかあるものの
輸出が回復してきたと
ありますからなあ
大崩壊とかワクテカする前に
どう投資してどう金儲けするか
考えた方が現実に沿うでしょう
（‥ ）その一方じゃ
なんかこう
不安定感あるな
なんだろうなこれ
なんにせよ、日韓軍事情報保護協定破棄延長を決めた後の週明け、１１月２５日の値上がりはこれで消えた。
2019.12.04 1:40以下追記
１２月３日 ２３：１３のウォン相場
∧∧
（‥ ）相変わらずじりじり下がって
＼− １ドルが１１９２ウォンか
なんだろうねこれ？
（‥ ）２日の下げは
アメリカが
香港の人権法案を
設立させたことに対し
中国が香港港への
米軍艦の寄港を禁じた
報復措置への市場の反応と
解説する人がいたな
そんな程度のことで？ と思うけども、米中関係の悪化は米中貿易戦争の悪化なわけで、当然、中国への輸出依存が高い韓国には不利となる。
∧∧
（‥ ）でも中国の報復措置は
＼− 米国との経済交渉が
続いている以上
まだ本格的なものでは
ないよね？
（‥ ）んー それでも
じりじり下がるってのは
それだけ韓国経済に
皆が不安を感じている
神経質に反応している
ということかもねえ
確かに良くない材料は多いし、さらに文大統領による日韓、米韓関係悪化が心象を悪くしていることは否めない。フッ化水素自国生産のための赤字国債発行も、余計で無駄な赤字と負債を作るわけだから、長期的には不安要因、懸念材料となるだろう。
∧∧
（ ‥）景気と投資は
気分の問題だからな
そういう神経質な側面が
いまのウォン安に
出てしまいましたかな？
（ ‥）まあ
−／ そんなところ
なのかねえ？
ちなみにウォンは国際主要通貨や中国の人民元、全てに対して値下がりしており、そのグラフはどれもよく似ていた。
左上から右へ、米ドル、人民元、日本円
左下から右へ、ユーロ、英ポンド
どれもよく似たグラフで、ウォンがすべての通貨に対して（顕著かつまだ深刻ではないにせよ）価値を落としているってことが分かる。
ちなみに右下右端は米ドルに対する日本円の価値で、やや円高に振れている状況。こうした日本円と米ドルの価値の変動にも関わらず、米ドル、日本円、双方に対するウォンのグラフは外見がよく似ている。
∧∧
（‥ ）素人目線で見るに
＼− ウォンの下落は
円高ドル安とかと
関係なく起こっていると
（‥ ）そう見えるな
一応、書いておくと、人民元に対しても価値が落ちているのは有利と言えば有利であった。主要な輸出先が中国である以上、人民元に対する価値の下落は輸出に有利であるから。
∧∧
（‥ ）でも部品の輸入先とかは
＼− 日米だからウォン安が
必ずしも韓国経済に
有利というわけでは
ないそうですな
（‥ ）経済は難しいよねー
