自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2016年10月30日日曜日
嘘に満足することを考えると呼び、それを知性という
メンデル遺伝。遺伝子が対になって発現すること。遺伝子には同じものと対にならないと発現できない劣性と、片側だけがそれであれば発現する優性があること。
∧∧
(‥ )この知識を単純に延長し
\− 他の知識と組み合わせれば
人間はすでに有害遺伝子で
飽和しているという結論を
導きだせる
(‥ )だが賢さを自称する人間は
これが出来ない
そればかりか
人間の生存戦略は
弱者保護による有害遺伝子の
蓄積だという与太話を
真に受けたり
なんと知性的だろう!!
とか
これで弱者保護を批判する
愚かな人々を黙らせられる!
と有頂天に絶賛するのだ
考えることで問題は解決できる!
そう自画自賛し、自称する、考えること至上論者たちが、こんなたわいもない馬鹿話にひっかかる。
そして考えれば分かるはずだと絶叫するその頭が、義務教育から論理的に導きだせる自明な事柄にたどりつけない。
これは笑える冗談ではなかったか?
だが、こういう笑える冗談をする者たちこそが、考えれば真理にたどり着けると絶叫しているのだ。
∧∧
(‥ )まあ学校で習った
\− メンデル遺伝から
人間がすでに有害遺伝子で
飽和しているという結論を
導ける人なんて
本当にごくわずかでしょう
けどもね
(‥ )というか事実上いないと
考えるべきなんだよな
だって、メンデルの研究から集団遺伝学によるこうした結論に至るまで、研究者が集まってさんざん紆余曲折して実験、観察を繰り返し、今から見ると勘違いや不毛な議論や無駄な寄り道をしたあげく、1、2世代の時間をかけてようやく達したのだ。
確かに知識があれば後付けで理路整然と説明できよう。
∧∧
( ‥)でも知識がなければ
人類が有害遺伝子で
すでに飽和しているという
結論を導くことなど
事実上不可能なのである
(‥ )ようするにさ
考えるって
何の意味も無いのさ
もちろん、こう言うと、考えることは素晴らしい主義者は烈火のごとく怒って反論するであろう。
*連中、考えることは素晴らしいとか知性ガーとか言う割りには感情や好き嫌いで物事を判断する。困った動物たちなのだ。
ともあれ
∧∧
(‥ )研究者だって紆余曲折
\− 試行錯誤したけども
考えて成果に
たどり着いているからね
彼らはそう反論するだろうね
紆余曲折はあっても
考えるって大事じゃないかと
(‥ )それは事実ではあるが
反論ではないな
だって、そんなことが考える至上主義者の主張であったか?
奴らの主張とは、考えるという英知で真理を見つけ出せる、という部分が主眼であろう?
連中は試行錯誤や紆余曲折を重く見ているわけではあるまい?
∧∧
( ‥)むしろ解探索は試行錯誤と
紆余曲折が主体であって
考えるとはごく限られた
部品や局面でしか
ないのである
(‥ )しかも必須ですらない
考えない生物でも
進化という試行錯誤と
紆余曲折で答えを
発見しているからな
考えるなんて、どうでもいいことだし、解探索に必須なものですらない。
その意味で考える主義者が根本的な誤謬を犯していることは間違いない。
いや、ここから導きだせることは次のことではないか?
弱者保護が人間の生存戦略という与太話にあっさりひっかかることこそが知性的ということではないのか?
調べたり、あるいはそれこそ論理的に考えれば”それが与太話である”という結論を導きだせるのにそうしない。むしろその反対で、あっさりと与太話を信じて、素晴らしい! と絶賛する。
この思考停止こそが知性であり、考えるということではなかったか?
∧∧
(‥ )むしろ思考停止をすることが
\− 考えるということであり
思考停止こそが知性では
ないだろうか?
(‥ )自分の望む理論武装を見て
そこで満足して
思考停止する
それが考えるということで
あって
そしてこれこそが
知性なのだ
考えるとは自分に都合の良い嘘を理論武装して満足することではなかったか?
知性とは、自分に都合の良い嘘を真理とたばかることではなかったか?
なればやはり結論は明らかである。考えることも知性も、そんなごまかしは必要ない。ことごとく滅すべきである。
知的な人間など必要ない。ゴミかすだ。
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