自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2012年9月30日日曜日
幸せには必要ない、消耗戦には必要だ
数億稼ぎました。自慢もせずに田舎へ引きこもって悠々自適です。数学とか英語なんか習って何になるって言うのですかww
∧∧
(‥ )どう思います?
\–
(‥ )人間が社会性動物で
なかったら、それで
十分なんだ。
個人的にもそれで良い
ならそれで良いと
思うよ。
∧∧
( ‥)でもあなた方は社会性動物で
ステータスが問題になる
生き物である
(‥ )例えば、誰かにおごって
もらったわけさ。
なぜ彼は僕におごって
くれるの? おいらの
酒代を出したって
なんの見返りもないのに
さて、なぜだい?
∧∧
( ‥)そりゃあ、あれでしょ? オレは
お前よりも社会的地位が高いのだ
そういう誇示でしょうよ
(‥ )人間は無理、無駄、無茶を
自主的に行う事で自分の力を
誇示するのだ。利他行動なんて
解釈は馬鹿げてる
そして、だからこそ
古代ギリシャや大英帝国の
貴族達、有資産階級は数学だの
証明だの、哲学だの科学だの
したわけでね
∧∧
(‥ )資産を作って田舎へ引きこもって
\– 悠々自適、その時点で答えは
出ているのでしょうね
(‥ )負けた、あるいは勝負から
降りた、そして社会から
逃げた、そういうことよな。
引きこもるために田舎へいくとはそういうことだ。英語、数学、ああ、確かに悠々自適に生きるためなら必要ない。だが、消耗戦には必要だ。
∧∧
( ‥)社会は消耗戦でしょう
あなたがたの世界は
地獄なのだ
(‥ )そうとも、僕らの社会ではね
幸せを選んだ人間は評価
されないんだよ。
うらやましいなあ、みんな口ではそう言うが、連中の内心を覗いてご覧よ。ぷー、くすくすくす、と笑ってるか、醒めた眼で見ているか、どれかではないのか?
台風17号ジェラワット
明け方、青い空には筋雲が走り、秋の高いそれで、東はバラ色に染まって台風の接近など感じさせないものだった。。
∧∧
( ‥)お昼には低い入道雲がもこもこ
連なって空を埋めんとして
いましたけども
( ‥)今はもう、雨が降ったり
止んだり、強風が吹いたり
止んだりだな
∧∧
(‥ )気象衛星の画像を見る限り、
\– 台風の形は崩れているように
見えますね、19:30の
時点における位置は
愛知と静岡の境界、という
感じでしょうか?
(‥ )とはいえ、甘くはみれん
よな。温帯低気圧に変わり
ました、でえらい目に会う
こともしばしばだし。
台風17号ジェラワット、関東北部を通過する見込み。
「分かった」とは死へと至る病
以前、こんな連中がいた。地殻の下はマグマで溶岩。事実、マントルは対流しているそうです。だから溶けているはずではないですか。
∧∧
( ‥)残念、マントルは固体で
岩石です
( ‥)固体も流れる。学問では
–□ レオロジーのジャンルだ
月になぜ海が、この場合の海とは、あの暗いウサギさんマークのことだが、なぜ海があるのか? なぜならあれは全部溶岩だからだ。これは不思議以外の何物でもない。だがしかし、
∧∧
( ‥)その人たちは言うのです
溶岩が噴出するのは当たり前
地殻の下のマントルが溶岩
だったら隕石衝突でクレーター
が出来て、そこから
マグマが噴出するでしょww
それは当たり前だぴょん
(‥ )残念それは絶頂に
間違いだ。
実は文献を調べるとすぐに行き着く。風化が起きないと仮定しても、月に地球と同様のレオロジーをあてはめると、
∧∧
( ‥)クレーターは地質学的には
極めて短時間の間に
消滅して消えてしまう
(‥ )流れてしまうんだよね
考えてみれば当たり前なのだ。氷河期が終わり、大量の氷が融け、その重みから開放されたスカンジナビア半島は今でも隆起している。
∧∧
( ‥)かつて氷の重みで地殻と
マントルが流れた、今度は
重みから開放されて元の
状況まで流れようとしている
( ‥)これは地学の基礎なんだ
–□ それを考えると月の
クレーターの不思議に
気がつかなかったのは
我ながらうかつ以外の
なにものでもない
つまりこうだ。
月は地球よりずっと固い天体である。そうでないと大きなクレーターを何十億年も支えられない。
∧∧
( ‥)小さいから熱を失いやすい
水がないからマントルの
融点降下も起きない
岩石の粘性が上がる条件
しかないのですから
月が固いのは当たり前ですね
(‥ )そこまではすぐに分かる
問題はその先なんだよ。
じゃあ、なんで海が出来るほど、玄武岩マグマが噴き出したわけ?
∧∧
( ‥)月のウサギさんマーク、
あれがすべてマグマ
(‥ )あれは明らかに矛盾だ
だがうかつにも
数年前まで気づかなかった
ずっとずっと月を見て
いたのにだよ??
そこで調べてみたら、最近になってようやくその矛盾を解決する理論が提案されたことを知った。大量のマグマを供給するほどの熱をどこからかもってきて、なおかつ、クレーターを維持できるほど地殻とマントルの強度を保つ。冷と熱。本来、並び立つとは思えぬ矛盾を説明する仮説。
∧∧
( ‥)でっ、あなたはそれを
記事にして新聞のコラムに
書いたと
(‥ )ここで考えてみよう
月にある大量のマグマがどこから来たって? それはマントルがマグマだからでしょwwww 常識でしょwwww
と得意気に「分かっていた」連中は何を失ったのか?
∧∧
( ‥)研究者は論文を書き、
あなたは記事を書いた
(‥ )どっちも飯になる
ネタだ、そういうことさ
では”分かってしまった”連中が失ったものは何?
∧∧
( ‥)飯のネタでしょ?
(‥ )「分かった」、そんなこと
言っているとチャンスを
失う、そういうことだ
飢え死にするんだよ。
さあ、死にたいか、生きたいか、どっちがいい? 少なくとも、分かった、を積み重ねると、そのまま食いっぱぐれて死ぬ。
∧∧
( ‥)分かったとは
(‥ )普通に使う分には問題ない
だけど、大まじめに言って
いるとしたら愚劣だね。
分かったなんて馬鹿なことを言うもんじゃあない。飯も食えずにチャンスも見逃し、仕事も作れぬまま、みじめにのたれ死ぬ。
どうせ死ぬならもう少し面白い死に方をしようじゃないか。
冗談半分以上に、「わかった」などと言うもんじゃない。
2012年9月29日土曜日
死に至る団塊の病
死に至る団塊の病
∧∧
( ‥)タイトルからするに
出オチですか
(‥ )そうだね
自動車屋はハンドルがとれる自動車を売る自由がある
∧∧
( ‥)通常、そんな自由は行使
しませんけどね
(‥ )ハンドルがとれる、と
分かった時点で損害が
出るからだ。
自由は現実の前に制限を余儀なくされる。
言い換えると、ぱっと売って、雲隠れ出来るのなら自動車屋はこの自由を行使できるし、する。
∧∧
( ‥)主語は違えど、似たような話
は日本でさえありますからね
(‥ )他の国だと国土がでかくて
局地的に信用を失っても
逃げて再起できるんだ。
おかげでみんなが色々な
ありとあらゆる自由を行使
してな、当局が頭を抱える
わけなのよ。
中身がもれる溶鉱炉、爆発する電池、すぐ壊れる時計
自由は現実との関係性で決定される
∧∧
( ‥)サイエンスライターも嘘を
売りつけることが出来る
(‥ )方法は単純だ。
:あなたが信じている◯◯は実は間違っている
:なぜならこんな問題があるからだ
:だが新しい理論□□はこの問題を解決する
:それを書いたのがこの本です!!
*馬鹿でもサイエンスライターになれる方法
*例:ダーウィニズムとは、こんな間違いがある今や遅れた理論で誰も信用していません(嘘だけど)。だから今西進化論や断続平衡説をまじ受けして買ってね(見捨てられた理論だけど)。
∧∧
(‥ )普通に詐欺ですよね
\– 新興宗教、霊感商法、
健康グッズ、新興医療
(‥ )脅す、貶める、提示する、売る
この方法論は普遍的で
つぶしが効くってことさ
商売のイロハにしても
良いかもね
:このままでは日本は駄目になる
:なぜなら現在の政治にはこんな問題があるからだ
:野党はそれを解決する
:だから政権交代です
*馬鹿でも記事を書く方法
∧∧
( ‥)自動車屋さんなら欠陥車を
売れば責任問題ですが
(‥ )サイエンスライターならな
読者が調べない、で逃げられる
マスメディアならな
消費者が忘れる、で逃げられる
かくて詐欺の自由を行使できる
そういうわけだね
∧∧
(‥ )でも、時々、自分の思っている
\– こと、信じていることを詐欺
だと思わない人がいますよね
(‥ )詐欺の自覚がない詐欺師は
やばくてな、失敗するとは
思わない、そもそも失敗は
ありえないから、
失敗したら全部他人のせい
にするんだ
*例:◯◯ガー
∧∧
( ‥)自分の失敗を認めないとは
物事を経験で是正できない
つまり妥当解を発見できない
人だということです
(‥ )駄目な選択肢を失敗
という形で棄却し、
最終的に解へ辿り着く
それが出来ないのだから
理想という間違いに固執
するのは当然だよね
∧∧
( ‥)それがマスメディアだと?
(‥ )そう見えないか?
学生時代に挫折した。そこで、ああこれは駄目だ、と思えばいいのに、それができなかった。人生の終盤にさしかかって革命を起こせると思った。かつて失敗したことをもう一度やろうとする時点ですべてが間違っているのだが、試みて、やはり同じ結果を得た。
∧∧
( ‥)でも改めないだろう、と
(‥ )改めなかった者が
改めると思うかい?
中毒患者が中毒から
逃げられると思うかね?
それは病なんだよ
つまり、恐怖を振りまき、煽動し、間違いが発覚しても他人のせいにして、さらに続けて同じ間違いを押し付けることで人々に損害を与え続ける。
∧∧
( ‥)恐怖、扇動、責任逃れ
損害と混乱、まるで
陰謀論ですね
(‥ )今のマスメディアの動態は
非常にやばいのだ。
マスゴミは敵国のスパイで
売国奴、という陰謀論の
説明とほぼイコールに
なってしまっている
∧∧
(‥ )どうしたもんでしょうねえ
\–
(‥ )マスコミがこうあるべき、
という理念は自動車屋は
こうあるべき、という理念
同様に無力だ。
無責任な自由を、責任ある現実的な自由へ成形するのは”責任をとらせる”という圧力に他ならない。
∧∧
( ‥)フジテレビへのデモの
ようなことが起きるの
でしょうか?
(‥ )ある臨界点に達したら
そうなりうるだろうね
もちろん、あのデモは
視聴者に広く望まれて
いないコンテンツを
押し付けるという
直接的な暴力に対する
反応だから同列に
論じることはできないが
理想に拘泥するのは死に至る病。そうである以上、最終的な責任は煽られた視聴者自らが負うものである。煽られて買ってしまった失敗の責任を取らされるからこそ、視聴者は販売者に問うことが出来、それこそが自由という曖昧模糊としたものを、責任あるものへと成形する。
∧∧
( ‥)ではそこで問題です
(‥ )さて、それまでに
何人死ぬでしょうか?
いっぱい死んだよ、あの連中がいつもいつまでも同じ夢を押し付けるから。では、次に死ぬのは誰だい?
そしてあの連中の夢を飽きもせずにまた買って、そして死ぬ勇気があるのは誰だ?
9月29日のカノープス
起きたら朝の4時になろうとしていて、外へ出ると一面晴れ渡り、まだ星々が輝いていて、東の地平線に登り始めたしし座のレグルスの近くでは金星がぎらつき、オリオン座が高く上がっていた。
もしかしたら見えるかもしれないと丘の上まで急ぐと
∧∧ 見えましたカノープスです
( ‥)
–( ‥)おおーまたたいてる
またたいてる
南の地平線、赤く、時には見えなくなりそうなぐらいひどくまたたく、しかし明るい星が見える。りゅうこつ座のアルファ星カノープス。
腕と指を伸ばして目測するに地平線からの高さは2度程度といったところか?
∧∧ 9月にカノープスを見るとは
( ‥)
–( ‥)真冬の地平線まで南が
見渡せる時にばかり
見てきたからねえ。
*カノープスは全天で2番目に明るい恒星だけども、南にあるので、関東からはほぼ真南の地平線ごく低く上がり、すぐに沈む。その短い時間の間、なおかつ地平線のはるかかなたまで大気がきれいで雲がない場合でないと見ることはできない。
∧∧ 南東に明滅する照明があります
(‥ )
–(‥ )はて? あれは?
なんと言えば良いのか、サインカーブを描くようにゆったりと、しかし輝く時は急激に明るく明滅する照明が丘の切れ込みの向こうに見えた。明滅の様子は灯台のようにも見えるけども、
∧∧ 灯台ではないでしょう
( ‥)
–( ‥)灯台ならサーチライト
みたいに見えるはずだ。
でも、なんだろうね
大気は台風が接近しているとは思えないほどの透明度で、あるいは接近しているせいなのか、東の地平線の彼方には千葉の山々が、たぶん、山というよりもそこにかかる雲ではないかと思うけども見えていた。明け始めた朝の向こうのシルエット。
夜はたちまち明けて、黄色く煙る地平線と青黒い空、そして太陽の光に照らされて西へ伸びる桃色の光条が広がる。
2012年9月28日金曜日
だが、もっと抽出したい
15:20にあちらを出て、帰りついたのは18:30だった
∧∧
(‥ )純粋な移動+乗り換えで
\– ほぼ3時間と見ましたが
そのままでしたね
(‥ )ずーっと座れた
から疲れはないが、
妙にデブが隣に入れ替わり
立ち代わりで肩身が
狭かったというですかね
なぜかいつもより人が少ないような、しかし、くたびれた人が多いような、そしてスーパーのレジには客が奇妙に多く並んでいた。
∧∧
( ‥)月末の金曜日だから
ですかね?
(‥ )どうだろうね
電車の中では、週明け、10月1日の午前中は台風の接近が予報されており、早めの対応を心がけてください、というアナウンス
∧∧
(‥ )この前の関東台風直撃
交通機関が軒並みストップ
大混乱を踏まえて、
でしょうか?
(‥ )まあ、それっぽいね
日本を見る海外のマスメディアの眼が厳しいぞー、という話
∧∧
( ‥)どう思います?
(‥ )これから野たれ死にする
連中のごたくや評価なんざ
どうでも良くね?
死に損ないは自分の心配してろ
∧∧
(‥ )大戦で灰燼になり、おまけに
\– 植民地を失ってもなお
過去の遺産を引き継いで
世界の覇王ですけどね
(‥ )世代を越えた衰亡は、
逆に言えば阻止できん
じりじりじわじわ来る
ものはどうにもならん
からね
∧∧
( ‥)他人事ではありません
(‥ )だから自分の心配だけを、
生き残ることだけを、
生存のあらゆる選択肢を
検討、実行せよ、という
ことさね
∧∧
( ‥)でっ? あなた自身の本日の
成果はいかが?
( ‥)んーーーーー
–□ 5000文字は書ける
かな・・・。
だが、もっと抽出したい
∧∧
( ‥)でないと
(‥ )やばーい、の
2012年9月27日木曜日
言論の自由がありません あるいは制限があります
∧∧
(‥ )週明け以来、ずいぶん涼しく
なりました
(‥ )室温が25度まで下がった
のは2ヶ月ぶり、ぐらい
かな?
さて
素粒子のベクトルを入力して計算すれば地球も宇宙も完全にシミュレーションできる
このような改革を行えば社会はよくなり理想世界が訪れ、皆が幸せで世界も平和になる
∧∧
( ‥)そういうことを言う自由が
あなたにはありませんと
(‥ )言う自由はあるんだ、
言うことも出来るんだ
事実、ここで言及しては
いるわけだからね
しかし、それは正常に
動作しないだろう
と考えた仮説を他人に
お勧めすることが出来ない
立場なのよな
∧∧
( ‥)サイエンスライターなんて
言う仕事をしているから?
(‥ )いやあ、それはどうかな?
サイエンスライターには、お客の望む答えをメディアに応じて言えば良い、書けば良い、そう考える人もいる(*アトランティスを信じている人が読む雑誌ならアトランティスが本当にありうるように書けば良い、という意味)。
あるいは科学ジャーナリズムは、既存の科学が根拠もなく無視している(と自分が勝手にそう思っている)異説をあえて取り上げ、物議をかもしても良いからジャーナリズムとしての野党的責務を果たすべき、そう吹聴する人もいる(*ご本人にそういう認識はないが、与党に反対するためならUFOの話を書いていいのだよ、という意味)。
∧∧
( ‥)つまりサイエンスライターや
科学ジャーナリズムという
職業倫理は根拠もない
トンデモ理論を却下する
どころか、吹聴する自由を
促進するだけだと
( ‥)まっ、サイエンスライター
だの科学ジャーナリズムだの
実態は科学の敵ということさ
*もちろん、科学者やら学芸員の中にもそういうやからがいるのは、ある程度のことを知っている人には自明なことだとして。
∧∧
( ‥)でっ?
(‥ )まあ、そうね、そう言う意味
では立場とか職業倫理ではなく
おいちゃんにはそこまでの
言論の自由がそもそも無い
そう言えばいいかな
∧∧
(‥ )言論の自由は誰でもいつでも
\– 実際には無制限ではない
ですからね
(‥ )圧力団体、放送禁止用語
社内の関係、政府の圧力、
そんなことを
抜きにしても、例えば
文法から自由になった文章は
i47fjp;jj@@:w.:]f[[;hdf;!!!
になっちまうからな。
文法からは自由になれず、現実から自由になれることもない。
だから思う
こうすれば理想状態になれるはず、こうすれば社会が良くなる
そう吹聴した人々は責任をとったのか?
∧∧
( ‥)言論の自由は失敗した責任を
必ずしもとる必要は
ないのでしょうけどもね
(‥ )文法から自由になれなくても
失敗からは自由になりたい、
というのはずいぶん虫の良い
話だと思うがなあ。
そういう意味では漢字の読み間違いだの、ラーメンの値段だの、枝葉末節を叩いて政権交代を煽った時、結果を考えれば、そんなどうでも良い報道をするな、とマスメディアの前でデモのひとつやふたつもした方が良かったのかもしれない。
∧∧
( ‥)言論の自由をデモで弾圧
するのか!! というやつ
ですね
(‥ )だったら説明すればいいのさ
漢字の読み間違いやラーメンの値段が日本と世界をゆるがす大事件の鍵になるのだと、根拠と解析と予想を上げて説明すればいい。
∧∧
( ‥)自由に発言できるけども
発言内容の確からしさ
つまり、現実から自由には
なれませんと
(‥ )現実と向き合った時にね
現実から自由になった
言葉を無限につむげるか?
そういうことなのさ。
少なくとも、自分にはその自由がない。飯がないと腹が減り、金がないとよからぬことをたくらみ、寒いと眠くなり、暑いとやる気がうせ、くだらない仕事にはテンションが上がらず、こうすればあなたは幸せになりますよ、と言う人を見ると笑い、そして憎む。
ありがとう、そう言う彼の笑顔が引きつっている
かつて頭でっかちの知識人はおおむねこんなことを言いました。あの国は理想の国。あそこはユートピア。それに対して我が国のこの体制は一体なんでしょうか? 筆誅を与えねばなりません。国民を目覚めさせなければいけません。
まるで自分たちだけが目覚めた人間であるかのように
∧∧
( ‥)でも、実際にむこうにあった
のは、粛清、強制収容所、
そして失政による餓死
( ‥)支配する側でさえ家族、
友人を失い、自身も粛清
される恐怖におびえ、
それでもなお、責務を
まっとうし、それでもなお
我が国はすばらしい、と
口にしなければならない。
笑いがなかったわけではない
だが、現実が過酷すぎる
時々、思う。そんな人々から見れば、そんな牢獄の中で責務を果たした人々から見れば、外部から豊かな身なりと大食、美食、飽食、得意と自画自賛にまみれて賛美してくれるこっちの知識人はさてどう映ったか?
∧∧
(‥ )まあ、どう思ったかは
\– 分かりませんが、ともかく、
そんな文章と姿勢でご飯が
食べれて稼げて賞賛されて
知識人として評価される
冷戦時代というユートピアが
かつてありましたよ、と。
(‥ )最近の人は彼らを
売国奴と言うように
なった
売国奴、敵国のスパイ、ああ、陰謀論は何でも説明できるから仮説としてはよろしくない。あの人を弁護するなんて、あなたは夫に抱かれたの?? とヒステリックに叫ぶ人のように。
∧∧
( ‥)まあ、例えが下品で
無神経ですが、それで?
(‥ )ああ、しかし思うな。
売国奴? いやあ、そんな生易しいものか? あれが?
こっちから見ても、あっちから見てさえも、どう見えるか想像してみよう。
2012年9月26日水曜日
10円玉を1000円で売っちゃいけないし、売れない
生きることに意義も意味もなく、あなたが存在してもしなくてもどうでもいい。
( ‥)とっ、言うと、烈火の
ごとく怒るか、あるいは
顔を青ざめさせるか
∧∧
( ‥)そりゃそうでしょうよ
どうしても、どうしても、誰かに自分を認めてもらいたい。普段は取りすました顔をしているが、心の中では、僕を、私を見て!! と絶叫していて、そんな時に、人生にも存在にも苦労にも意義も意味もなく、いてもいなくてもどうでもよく、生すら望まれていない、と言われると我慢の堤防が決壊する。普段、必死だからそりゃあもうみっともない有様だ。
(‥ )もちろん、以上を侮辱と
とらえるのも、またそれは
必然なのだ
どうでも良いけど、
外交的には怒る必要がある、
そういうこともあるな
∧∧
( ‥)そりゃあ、あなた方、
集団行動をするお猿さんに
とっては、いてもいなくても
どうでもいいと言うのは
集団からの解雇通知、
死刑宣告にほぼ
近似ですからね。
死刑宣告に黙っているわけ
にもいかんでしょう
まあ、本音なのか外交なのか、どうでも良いけど、烈火の如く怒るのも分かるわなあ、死にたくないだろう? サバンナのど真ん中で群れからはぐれてうろうろはしたくなかったよなあ、ええ、そうだろう? 事実、そうされた連中はほぼみんな死んだのだ。
ああ、しかし落ちついてみたまえよ。自分の才能と能力がどれほどのものだろう? 自分の換えなどいくらでもいるではないか。
というか誰もがかけがえのない、なんて外交辞令をマジ受けしてたら、ひとり欠ければ機能不全に陥るってことになる。
∧∧
( ‥)でも、そうではない
確かに損耗率が上回れば
機能不全に陥りますけどね
(‥ )僕らは一人一人が10円玉
なのだと思えばいい
大量に無くなれば損失が出るが、1枚1枚の価値も損失もほとんど無視できるレベル。
∧∧
( ‥)だったら僕は私は、やはり
必要じゃないか!!
そう叫ぶでしょう
(‥ )だからさ、10円玉は必要だ
ゆえに1000円のように
扱って!! という要求は
不当だ、と言っているわけよ
10円玉を1000円で売っちゃいけない。というか売れないでしょうよ。
人生も存在も手抜き
∧∧
(‥ )日本は民主主義国家なのに
\– メディアのこのていたらくは
何? という疑問。
陰謀論もありますね
(‥ )まあ、予測するに
楽だからじゃね?
∧∧
( ‥)楽ね
(‥ )これが正義、これが報道
これが仕事、これが現実
ほら、どんな調査も
ただのルーチンワークに
なるだろ? これなら
馬鹿でも出来るべ
∧∧
( ‥)戦争反対、体制批判してれば
文化人で良心的みたいな?
あるいはその逆?
(‥ )貧乏人と非正規雇用の
味方してれば
あるいはその逆、
そうしてれば楽みたいなね
楽はいいよー、てっとりばやく稼げるからね。
∧∧
( ‥)その代わり、
( ‥)仕事どころか人生も
–□ 存在も手抜きになるけどな
権利だけを虚しく叫ぶ
( ‥)みんな、自分を評価して
欲しいのだよね
∧∧
( ‥)あなたたちは社会性のお猿さん
ですから
たった一人で生きる動物も、有性生殖種族である限りは、異性にアピールしなければいけないのだから、こういう気持ちは多かれ少なかれある。あるいはありうる、のだろう。
(‥ )ただ社会性のサルにとって
この想いは強烈なんだよ
僕らは渇望しているんだ
私を見て、とね。
∧∧
( ‥)そうでないと、
群れでないと
社会を作らないと、
その社会の中を渡らないと
あなたたちは存続できません
でしたから。
必死なことでしょう。
世間が憎引きこもりを悪と侮蔑と軽蔑の眼で見るのも、ある程度はそういうことなんだろう。ルールを守らない裏切り者。生きるための群れという生にではなく、孤独という死とたわむれる穢れた奴らと多分思っている。
∧∧
( ‥)だから、愛されることを
要求し、そこにいても
いいよと言われることを
望み、オレって、私って
すごいでしょ?
えらいでしょ?
そう認めて欲しいのだと
(‥ )だが悲し。人の価値も
業績も、すべては損得。
役に立たなくなると
そもそも役に立たない奴は
愛して、という願いも
むなしくゴミのごとく
捨て去られるのだ。
∧∧
(‥ )何の権利があってそんなこと
\– を言うのか? そう怒る人
もいるでしょう
(‥ )愚かよな、答えを自分で
述べているのに気づいて
おらぬ。
権利があれば守ってもらえる、それはすべてが人間社会のルールで決定される、という上っ面の楽観論に基づいているからこそ出てくる叫びだ。
∧∧
( ‥)そうではなく
(‥ )ルールを決定するのは
得か損か、金になるか
ならないか、飯になるか
ならないか、それだけ
なのだ。
ルールが世界にあるわけではない。損得と力のぶつかり合いがルールを決める。権利も道徳も倫理も、それは力学の結果であって、それ自体は実体でも本体でもない。
∧∧
( ‥)何の権利があって、と
人はしばしば口にするけども
(‥ )それを言った時点で負けだ
権利という貨幣を裏打ち
する保証を提示することに
失敗しているのだからね
求められているのは権利
ではなくて、保証になる
損得だよ。
株券は保証がないと
紙くずだからね。
この株券はくずだね。なんの権利があってそんなことを言うのか? それは愚かだ。
損か得か、食えるか食えないか?
誰も評価などしてくれない世界で権利だけを虚しく叫ぶ。
さあ、恐怖の時間の始まりである。
2012年9月25日火曜日
それはあまりに非人道的な
( ‥)Q:おっぱいを大きくする
–□ にはどーすればいいの?
A:彼氏にもんでもらい
なさい
∧∧
( ‥)おい、いきなり唐突だな
(‥ )これ、検証できるの?
∧∧
( ‥)理屈の上では可能でしょうね
例:アンケートを取り、もんでもらった数と期間、それと胸の大きさに相関関係があるのかを調べる。遺伝とか食生活とかそういう要素をどう除外するのか? という問題を解決しようと模索しながら。
∧∧
( ‥)理想的にはあれでしょ?
同一条件下に置いた双子の
カップルにですね、
もむ回数を定めておいて
一定期間を置いて結果を
見るのだと
(‥ )でっ? 差異が生じるのを
検証するのか。
そんな非人道的なことが
許されるのだろうか?
∧∧
( ‥)まあ、非人道的うんぬん以前に
俗説ですからね
( ‥)論文があったら
–□ すごいよね
∧∧
( ‥)調べます?
(‥ )いや、その前にやらなきゃ
いけないことがあります
ので・・・・
しかし、それは嘘ではない
先日、出張先でこんな話になった。「そういえばAKBの女の子を使った参考書があるそうですけど、どんなでしょうね?」
∧∧
(‥ )どんな、でしょうね?
\–
(‥ )さあ?
でもまあ、女の子の写真があって、ふきだしに「これがルート2よ♡」とか書いてるのじゃないだろうか。
∧∧
( ‥)まあ、参考書ならそうでしょうし
嘘は何一つないでしょうね
(‥ )ふと、思ってな。
以前も書いたあの話、ある経済評論家がその年に出した本は13冊。
∧∧
( ‥)週刊漫画、ラノベ作家、
は年間4冊が限界らしい
(‥ )個人的な経験でもそうだ
年4冊、一冊にかける労力は
3ヶ月、デザイン、構成、
その他諸々、関わる人も
部署も一人じゃない
3ヶ月が限界だよね
だけど13冊、まあ、普通に考えて9冊はゴーストライターかコピペだよなあ。
∧∧
( ‥)漫画書くより、テキストだけの
本を書いた方がずーっとらく
でございますと
( ‥)テキストだけがどんだけ
楽か、みんな学校の論文
提出で経験している
はずなんだけどな
コピペドラッグお手軽大会
ではなかったか?
くだらないと思う人生経験にだって、いや、むしろそこにこそ本質というか真理というか、適切に言えば身もふたもない現実が隠れている。
そしてふと思う。アイドルを使った参考書を「こんなのがある!!」と話題にするだけではすませず、ふん、と鼻で馬鹿にする人は世の中に多分いるだろう。しかし同じ人が先のような人の書いた本をしかめっ面で読んでいることもあるだろう。ひょっとしたら、例えそれが批判であっても真剣な顔で、オレの評価を聞いてくれ、とばかりに論評するかもしれない、コピペドラッグごときを。
さて、お馬鹿さんはどっち? 無駄な時間はどれ?
∧∧
( ‥)本をまじめに読むなと
(‥ )学校でな成績が悪くてな
それでも社会に出て、
勉強できなくても
オレ様すごいと言うわけさ
そして人生を語るために
本ごときを読むのだよ
ああ、しかし、そんな無駄なことをするよりも、参考書、読んだ方がましじゃねえ?
∧∧
( ‥)読めなくて今の場所に
きた人にそれを要求する
のは無理矢理でしょうに
(‥ )つまりだな、
人生はな、とっくの昔に
決まっていて、後は
言い訳なんだ。
そうだろう?
無惨だろ?
我ながら泣けてくる
だが、ここから眼をそらしたら、もっと悲惨で無惨なことになるだろう。人生が嘘の塊になるのだ。
ギリシャ帝国の黄昏
*の続き
∧∧
(‥ )でも、アルキメデスさんの著作
\– が10世紀に書き写されて
13世紀に洗われて祈りを
上書きされたのって
暗示的ではあるのですね
(‥ )今のイスタンブール、つまり
コンスタンティノープル
それは東ローマ帝国の帝都
領土の西半分の喪失
イスラームによる北アフリカ
の喪失。混乱から抜け出た
9から12世紀は帝国が
再び輝いた時だ
マケドニア・ルネサンスと言われる、科学、技術をも含めた文化振興が起きた時代であったという。
∧∧
( ‥)でもマンツィケルトでの大敗
さらには第四回十字軍による
帝都の一時的喪失。
12世紀にはそういう文化振興
の勢いは消えてしまうと
(‥ )その時代にアルキメデスの
書が祈りの書へと
上書きされてしまう
わけだから、かなり
あからさまな話よな
もちろん、ちゃんと文献をさかのぼって確認しなければいけないことだけども。
∧∧
(‥ )ローマ帝国は、科学、数学
\– に関してほとんどまったく
何の貢献もしなかった
というのは、事実上の
ギリシャ帝国になった
後代でも同じ、ということ
でしょうか
(‥ )ギリシャはメソポタミアの
科学、数学を発展させた
国だったのに、
それを受け継ぎ、保全、
発展させたのは
キリスト教化した
ギリシャ帝国ではなくて
イスラームであった
この違いはなんだろうね?
∧∧
( ‥)国家イデオロギーである
宗教のあり方に違いがあった
そういうことでしょうか?
( ‥)んー、クルアーンを
–□ きちんと読まなければ
だめってことかなあ
基本、最後の預言者と
イスラームは科学、
文化、書物を
より重要視している
イメージだけども
確かに、キリスト教帝国において、その宗教は許しの宗教ではなく、崩壊へ向かう帝国を締め付け、苦役を神の言葉に置き換え和らげた、いわば偽りの幸せを標榜した宗教帝国であった。そう揶揄されることもある。それが事実であったのか、あるいはキリスト教の呪縛から逃れたいと願った近代啓蒙期のヨーロッパ知識人達が上げた抗議と絶叫であったのか、現状、良く分からない。
2012年9月24日月曜日
ゴミくずだらけというならそれで良し
∧∧
(‥ )某電子書籍のコンテンツが
\– エロばかりじゃねーか
という揶揄
(‥ )いいんじゃね?
この世界は
エロコンテンツが
支えているわけだし
エロを笑うものは生涯、地を這いずる。
∧∧
( ‥)あるいは、口先ではエロを
ふふん、と笑うけども
(‥ )裏では、このエロ同人誌
さいこー、げへへへへへ
既存のコンテンツは蓄積があるが、電子化するのはちとやっかい。執筆者、イラストレーター、漫画家などなどと契約しなければいけないわけだし。
∧∧
( ‥)電子書籍は後発のメディアと
して、ちまちまこつこつ
コンテンツとインフラを
整備するしかないの
でしょうかね?
(‥ )電子の大攻勢が始まりそうで
なかなか始まらない
未来は確実にあるけど
こつこつやっていくしか
ないのかもね
そこでこそのエロですよ。エロをあざ笑うなかれ。エロあってこその人間ぞ。
エロを笑うものはひからび、みじめに死ぬしかない。
∧∧
(‥ )もう、いっそのこと
\– 著作権のグレーゾーン
エロ同人誌だらけに
してしまいましょうか
(‥ )んー、それだと色々な
問題が生じるから、せめて
黙認できるようにだな
見た目の看板はきれいに
するべきだよね
そして思うに
( ‥)図書館の書棚を見る限り
小説は、電子化した方が
いいよなあ。
∧∧
( ‥)節約になりますよと?
ブームで人気のある小説を、買えばいいのに、買わずに図書館で借りる人も大勢いる。消費者が集中して順番待ちが出てしまうから、図書館が消費者のために何冊も買うけども、結果的に
∧∧
( ‥)ブームが過ぎれば
ただの在庫になってしまう
(‥ )買うためにお金を使って
このありさま
小説は文化的損失でもある
紀元前212年に死んだ数学者アルキメデス、1906年、彼の失われた著作のひとつがコンスタンチノープルの僧院で発見された。それは10世紀に羊皮紙へ書き写されたもので、しかしその後、13世紀に洗い落とされて、上から祈りのための言葉が書き重ねられたものだった。それでも読めて、そして再現することが出来た。洗い落とされてからほぼ700年後のことである。
∧∧
(‥ )僧院は数学の著作ではなく、
\– 祈りの言葉を優先した
ということですよね
(‥ )祈りは重要だから、と言えば
アルキメデスを洗って祈りを
書き込むのは当然だけども、
祈りは信仰の中で必ず
使う物であるのなら
この選択肢は奇妙なこと
でもあるのよな
なぜ、いつも必ず使うものを優先する?
∧∧
( ‥)そうではなく
(‥ )それを理解できる者が
1000人に1人、
1万人に1人
そういうものこそ
確実に伝えないと駄目だ
走者が必ずいるのではなく
ごくまれにしか現れない
場合、バトンは耐久性が
なくてはならん
本はバトンだ。耐久性が必要な情報にこそ、頑強なバトンが必要だ。誰もが知る、祈りや娯楽、誰もが必要とするものは、そんなもの保存する必然性など全然ない。
∧∧
( ‥)つまり
(‥ )図書館の小説は全部電子化
してほしいね、あんなもの
ただの作り話だろ?
どうでも良いではないか
あんなもの何度でもいくらでも、何があっても人はすぐに類似なそれを生み出すだろう。何度でもいくらでも、ただちにだ。
∧∧
(‥ )でも、技術書、科学書
\– 数学の書籍はそうは
いかないのですよね
(‥ )電子書籍がゴミくずだらけ
というのなら、それこそ
良しとすべき
全員が読むわけでないが、経験的に物事を操作できる手段という価値がある、しかし全員がそれを理解したり発展させたりできるものではない。そういうものがこの世界にある。しかし、後継者はいつか必ず現れる。次の走者が現れる時までその本を保存すること、それが図書館の使命であるならば、小説だの文化だの祈りだの、どうでも良い。
2012年9月21日金曜日
認識の牢獄
この宇宙はコンピューター上でシミュレーションした世界である
∧∧
( ‥)そういう妄想とか思考実験
発想、物語、設定は多いです
よね
(‥ )とはいえ、その発想の
根幹には多分、次のような
前提があるんだよな
この宇宙もこの世界も、有限の能力しかない演算装置で処理できるもので、有限回数の手数で出力できるものである。
∧∧
( ‥)まあ、意地悪な言い方を
すれば確かにこの宇宙の
現実は有限回の処理で
再現できるようになって
いるかもですけども
(‥ )円周率が割り切れないのは
数学上の話で、実測すると
100万桁で、
以下切り捨て、という
コードが出てきておしまい
そういう世界でした、
というオチがあるかもね
とはいえ、今のところ、この世界がそんな世界であるという証拠はない(*時空が不連続だ、最小単位がある、という理論はあるけども、これが以上を可能にするのかどうかは知らない)。
∧∧
( ‥)世界のすべてを演算装置で
再現できる。化石なんか
見なくても過去存在した生物を
全部再現することもできる
そう言った人もいました
(‥ )まあ、妄言なんだけども
ここにもやはり前提がある
この世界は有限回の処理、それも演算装置が出来る限り、その範囲内における処理でも、答えを寸分違わず、正確に再現できる世界である。という前提
∧∧
( ‥)ありえないと
(‥ )ありえないね。
少なくとも無理数を
どう”正確に”処理する
つもりなんだ? という
ことさ。
無限に向けて開けた数を正確に、有限回数で再現するっておかしくね?
∧∧
(‥ )ざっくりならそれこそね
\– 無限に開けた数も実生活で
不便ない程度に再現は
できるのですよ
(‥ )正方形の対角線はルート2
円を描いて円周分のヒモを
切り出せば円周率だからな
数字も3.14で十分だしね。
∧∧
( ‥)でも、そこにあるのは誤差が
あるけど、これで十分でしょう
という世界観であって
(‥ )例え自然界に無理数があっても
有限回数で絶対正確な答えを
導きだせる、という
訳分からん話とは違うぞな
∧∧
( ‥)それでも再現できるのだ
絶対的に、という発想を
してしまうというのなら
( ‥)それはさ、無理数を
念頭に入れていないって
ことなんだよ、おそらく。
∧∧
( ‥)つまり
(‥ )プラトンやクロネッカーの
ことを笑えるのか?
という話でもある。
世界を演算装置で完全に再現できる。そういう発想は意外に多い。だが、それを信じている人は忘れていないか? 学校で無理数を教わったことを。
∧∧
( ‥)言い換えると
(‥ )みんなさ、自然数だけで
物を考えているんじゃ
ないのかい?
そう考えると、クロネッカーやプラトンが自然数にこだわって無理数を無視、隠蔽しようとしたことは、実は人類が持っている特性の一つで、これは一種の病巣、あるいはもっと的確に言うと神経組織に制限されている認識の牢獄ではないのか? という疑義。
2012年9月20日木曜日
余談9月20日10:45
∧∧
( ‥)余談めいた話をすると
( ‥)物事を決定するのは飯と
–□ 軍事力だよね。
他の要素はまあ無視して
良いわけよ
∧∧
( ‥)今時は海運ですから、海軍力
がご飯の近似値でもある
のでしょう
(‥ )結論は予定された領域に
収束するってことさ。
僕らには運命選択の
自由がないって
ことでもある。
不幸なこともあれば
それが幸いすることも
あるだろうね。
何が起きようが、結果は見えている。封鎖して終わり。それだけ。
∧∧
(‥ )誰も損していないっていう
\– 解釈もあるのですね
(‥ )んー、一理あるけど、
支払う保険屋さんはどう
なのだろうなあ?
とはいえ、世の中には
僕らが知らない仕組みや
聞いてびっくりなことが
あるから何とも言いがたい
よね。
∧∧
( ‥)でっ?
( ‥)知識人とか、マスコミとか
日本が平和になるために
悪のアメリカと手を切るべし
とか言っていたけども
当然というか皮肉よな
アメリカが衰えれば
日本は前と同様、まっとうな
軍事国家になる。
それは2、3世紀は未来だと思うけども、傘が無くなれば、自分で傘をさすようになるだろう。
∧∧
(‥ )メディアは、政府の要望に
\– 応じて報道を差し控えたり
反対に無責任に政権交代を
煽ったり、そういう批判
はどう思います?
指摘内容が矛盾してるし、
出来の悪い陰謀論にも
思えるけど、事実として
そう見えたりもしますよね
(‥ )国益、社益、人間関係で
要望に応じて自粛するのは
ありがちだよね。
でも、政権交代を煽るのは
規制できないよな。
民主主義国家だから
政権交代を否定できない
∧∧
( ‥)大義名分がある以上
煽る自由はあるという
解釈ですか
(‥ )言い換えると、君たち、
ここでは好きにしていいよ、
よーし がんばっちゃうぞ!!
と自主的に頑張った場面で
大失態というわけでね
まあ、口先だけの人生なんて、そんなもんだ。いつかでっかいことをしてやる、人生を変える、そんなことを恥ずかしげもなく言っている奴は信用できない。
無限にかかる計算結果を知る
*の続き
有限の計算能力しかない演算装置では、例えば円周率のような無理数、無限にどこまでも続く数の全貌は明らかにできない。無限の数を計算し終えるには無限の時間がかかる。
もちろん、無限のステップが有限の時間に完了する場合もある。
*例:ランプを30秒つける、ランプを15秒消す、ランプを7.5秒つける、ランプを3.25秒消す...以下、手順を前の半分にすることを続けると、1分後、この動作は無限回こなされたことになる。
( ‥)これは有限時間内に
無限を行う行為だけども
まあ、無理な話でね。
∧∧
( ‥)反対に、無限時間の間に
行われる無限のステップ全体を
観測者にとっては有限の時間
例えば、”10年間”で
観測しきれれば無限の
計算結果を知ることができる
だろう、と
( ‥)有限の時間で無限の過程
–□ そのすべてを知り尽くす
には、自分の時間を
限りなく遅くすれば良い
限りなく遅い時間の中にいる観測者から見れば、無限に時間がかかる計算結果も有限の時間内に終わる。幸いにも、この宇宙はそんな摩訶不思議なことを許す宇宙だ。相対論に従えば、この宇宙の時間の流れはどこでも同様ではない。無限の計算をこなしている演算装置に対して、時間の歩みを限りなく遅くする方法が2つある。
∧∧
( ‥)ひとつは観測者が
ブラックホールに自由落下
すること。
(‥ )彼はいずれ特異点に激突して
死ぬけども、それまでの間に
外では無限の時間が経過する
*潮汐力とか、いや、超巨大なら、とか、ブラックホールも有限時間で蒸発するとか、そういうことは今ははぶく。
∧∧
( ‥)もうひとつの方法は光速に
到達すること
(‥ )光の速度に近づけば近づく
ほど、時間は外に対して
遅くなる。宇宙船の中にいる
自分からすると、条件しだいで
自分の一生のうちに、外では
無限の時間が経過する。
と、考えることができる。
∧∧
( ‥)光速に限りなく近付ける
宇宙船は、バサードラムジェット
だけ、でしたっけ?
(‥ )確か、そうだったよな?
*バサードラムジェット 飛行機のラムジェットとある意味、原理は同じ。ただしこちらは宇宙船で、飛行する間に前方の宇宙空間にわずかだけある水素原子をかき集め、それを核融合させて推進力を得る、というもの。光速に近づけば近づくほど加速は難しくなるが、バサードラムジェットの場合、いわばエンジンだけで燃料が外部にあるため、無限に加速できる。
∧∧
( ‥)まあ、仮に水素原子、
イオン化してれば陽子のこと
ですけど、陽子が崩壊しないと
しましょうよ、無限に加速して
光速に到達し、無限の計算結果を
有限時間で観測できるか?
(‥ )あのさ、宇宙が膨張すると
どんどん希薄になっていくよね?
つまり、移動距離に換算すると
かき集められる燃料が
どんどん減っていく、という
ことだよね?
∧∧
( ‥)つまり、無限の時間をかけて
飛行しても、有限の燃料しか
集められないのでは? と
(‥ )とっ、いうことは光速に
限りなく近付けるけど
近付けるだけ。ひいては
無限の計算結果を有限時間で
知る事はできない、そういう
ことかい?
そういえば、前、こんな話が確かあったよな、無限の時間をかけても有限の資源しか集められない。ゆえに知的生物はこの宇宙では永久には存続できない。絶対的に死滅する運命。
∧∧
( ‥)宇宙が限りなく膨張するから
ですよね?
(‥ )有限の値を無限に足し算すれば
無限になるか、というと必ずしも
そうではない。ある有限の値に
収束する場合もあるからな。
例:0.3+0.03+0.003+0.0003+....=3分の1
*そもそも冒頭のランプの話がそれ。ゼノンのパラドックスと同様。
バサードラムジェットの理論上の能力はきちんとリサーチしないといけないけども。どうもざっくりいって、無限の時間をかけて行う計算結果を知ることは無理だ、ということらしい。
∧∧
( ‥)そもそも無限の時間をかけても
有限の資源しか集められない
時点で、無限に稼働する演算装置
肝心なそれ自体がありえないって
ことになりそうですけどね
(‥ )そういうことになるよねえ。
2012年9月19日水曜日
πは存在しない byクロネッカー 1882
無限を追求した数学者カントール、それを執拗に妨害し、論文の掲載に圧力を加えるなどした大物数学者クロネッカーはカントールの恩師でもあった。
∧∧
(‥ )πのような無理数は実在しない
\– そういうようなことも言って
いるんですね
(‥ )それを言っちゃうのが
1882年かあ、たった
130年前なのな。
130年。たったそれだけ前の時代、無理数を信じない数学者がいた、という驚愕の事実。
*注:π(パイ)。円周率のパイ。blog上の表示ではパイの大文字のこの状態、Π、カスガイのようなマークになってしまうので、一応注釈。blogを見る際の機種などに依存するのかどうかは未確認。
∧∧
( ‥)時代と言えば時代でしょう
1859年にダーウィンさんの
種の起源が出て、神の
必然性がようやく
消えたわけでしょ?
原子論もまだ十分には
確立しておらず、物理学者は
原子論を受け入れていないし、
アインシュタイン以前なので
時空は絶対空間だし
(‥ )...いや、その、なんていうのか
信仰の是非は置いておいて、
言っちゃなんだけども、
知的には野蛮人に近い存在
だったのな。
∧∧
(‥ )まあ、それを考えると数学の授業で
\– 平気で円周率や無理数を扱い
計算する現代人は、鵜呑みにして
いるだけにしても、本当に
遠くまで来たのですね
(‥ )先人たちの蓄積とは、
こういうことか・・・
一方、カントールの無限に関する研究に当時、興味と手を差し伸べたのは、一部の神学者たちであった。
∧∧
( ‥)神は無限なり、と
(‥ )しかり、確かに神が無限で
あれば、それは神学者の
領域でもあるね。
だが、無限の無限の
無限の彼方を覗き見ようと
するは、人の身では荷が重い
2012年9月18日火曜日
観測者をブラックホールに落とす
強大な重力場では時間の歩みが顕著に遅くなる。ブラックホールへ自由落下する観測者は、自分から見ると自分は有限の時間内に特異点にぶつかり死ぬが、外部の観測者にとってはそうではなく、それが無限にかかるように見える。
∧∧
( ‥)というと、先の書き込みと
タイトルはおかしいですよね
=>*
( ‥)そうだね、落下させるのは
–□ 演算装置じゃなく、
演算装置の結果を見たい
観測者の方だ
ブラックホールの外部に置かれている演算装置が有限の能力しかなくても、無限の時間をかければ無限の演算が出来る。ブラックホールに落下し、死ぬ運命にある人は、無限にかかる結果を有限時間内に知る事ができる(はず)。という理屈。
∧∧
( ‥)まあ、無限の時間稼働する機械
は無限のエネルギーを必要と
するのでは? とか
ブラックホールは有限の時間で
蒸発しちゃうんじゃなかったっ
け? とかそういうことは
置いておいて。
(‥ )ともあれ、そういう理解
□– で良い...はずだよね
演算装置の方を落としたら
外部から見ると、
有限の計算を無限時間
かけてやっているように
見えるよなあ、あれ?
オレ勘違いしてる?? と
妙に思っていたのだが
読み直して良かったよ。
元ネタは「無限の話」ジョン・D・バロウ 青土社
∧∧
( ‥)ともあれ、無限のネタは
もはや避けて通れない
状況?
(‥ )どうも、そうなるかも
演算装置をブラックホールに落とす
*2012.09.18 15:16 補足:タイトルと理解に間違い(たぶん)がある。次を参照=>*
∧∧
( ‥)例えば無限の演算能力を持つ
機械に、室内のコップ一杯の水
その内部の分子やらなにやら
すべての”正確な”ベクトルを
入力して演算させて、
5分後の状況を出力させるのに
どのくらいかかるか?
(‥ )ざっくりな計算で良いなら
瞬間的だよね、
5分前も5分後も同じだろ?
それで終わりだ
∧∧
( ‥)経験的にそうでしょう
(‥ )問題はさ、絶対正確な値を
出せ、という条件を与えた
時、演算にどのくらいかかる
のか、そもそも演算できる
のか?
∧∧
( ‥)素人考えでは答えは安易な
ものですよね、無限の演算能力が
あるのなら、瞬間的でしょ?
という感じ
(‥ )問題はだな、時空が無限分割
できるとした場合、
分子の絶対正確なベクトルの
大部分は無理数になって
いるんじゃねーの?
という疑問でね。
∧∧
( ‥)無限の値を持つベクトルが
有限個あります。それを
絶対正確に演算し終えるのに
無限の演算能力がある機械は
どれだけかかるでしょーか?
(‥ )どれぐらいだと思う?
オレには分からん。
∧∧
( ‥)そもそも時空は無限分割できる
のでしょうか? あるいは有限の
単位になるとして、その値は
有理数でしょうか? 無理数
なのでしょうか?
物理定数は無理数でしょうか?
あるいは有理数でしょうか?
(‥ )どの場合にどんな結論が
導きだせると思う?
オレには全然分からん。
∧∧
( ‥)無限の演算能力を持つ
これ自体が
そもそも可能でしょうか?
(‥ )考察があるらしいのは
分かった、それと、
有限の計算能力を持つ機械に
無限の時間を与えて無限の
処理を行わせ、なおかつ
その結果が観測者の立場に
よるが、有限時間内に
終わらせる方法がありうる
ことは分かった。というか
そういう考察がある。
演算装置をブラックホールに落とす。
*15:16 追記:実際には逆で、観測者がブラックホールに落ちる=>*
∧∧
( ‥)計算結果分からない
ですけどね
(‥ )なあ、この問題どうしたら
いいと思う?
2012年9月17日月曜日
2012年9月16日日曜日
たぶん、そこに恐怖があると思うのだ
( ‥)うぃー、疲れた
–□
∧∧
( ‥)なんか最近、無理数に
こだわってますよね
(‥ )無限に向けて開けた数
たぶん、ここには恐怖が
あると思うのだ
∧∧
(‥ )落としどころが分からない
\– まま、見切り発車でテキスト
を書いちゃうなんて
後で削るのか、増やすのか
どっちか知りませんけど、
どうするんですか
(‥ )人生はいつでも
見切り発車なんだよ
∧∧
( ‥)またそういう、
もっともらしい言葉で
お茶を濁す....
それは無限に続くペンタグランマ
∧∧
( ‥)どうします?
( ‥)んー、ゼノンのパラドックス
–□ エレアのゼノンの話は
省こう。
∧∧
(‥ )残念ですね
\–
(‥ )時空間を無限分割すると
アキレスはカメに
追いつく事ができない
有限を無限回足し算すると
すべからく無限になるはずだ
という前提から生まれた逆説
∧∧
( ‥)実際には無限の足し算でも
有限の値に収まることは
よくある話
( ‥)でもなんで無限分割が不合理
–□ であることを示す逆説を
言い出したのだろうな?
逆説とは、あなたはそうおっしゃるが、あなたの言う通りではこうなりますよね? という問題提起に他ならない。
∧∧
( ‥)無限分割がおかしい、つまり
時空には有限の単位があり
ある段階で分割できなくなる
そのことを言いたいのでは?
(‥ )確かに、弟子のレウキッポス、
孫弟子のデモクリトスは
原子論者なんだよね
∧∧
(‥ )自然学を見る限り、
\– アリストテレスさんは、時空は
無限分割できると考えていた
みたいですね
そしてゼノンさんの逆説を
否定するという。
(‥ )ただどーもよく分からんのだが
無限の和が有限値に収まること
は理解していない、、、かな?
反論が鋭い箇所もあるけど、
どうも、逆説に逆説で答えるのが
精一杯な印象だけど。
∧∧
( ‥)でも時空の無限分割って、師匠の
プラトンさんのように、数から
世界が成り立つという
ピタゴラス教団的な発想からは
否じゃないですかね?
( ‥)それがさ、天体論では
–□ 不可分な物体を主張する
ことは数学的な知識に
逆らうことになる、と
書いてあるわけよ。
数学的知識が無限分割を
容認するということか?
∧∧
( ‥)当時の数って自然数でしょ?
無限大の数があっても
数字は個々、
確固としてある
世界ですよね?
(‥ )妙なんだよな、
アリストテレスの言い様は
数も連続している、という
主張に見えるわけよ。だが
現代人からすれば分数と
自然数しか知らない人たちが
数字の連続性を主張するのは
トンチンカンだよね?
無理数ないと数字は連続
しないぞな
∧∧
( ‥)..というかそれこそ
無理数のことを言って
いるのだとか?
( ‥)この一文からそれを
–□ 推論できるかあ?
だが、確かに。
ルート2が無理数であることを証明する証明で残っているのは、偶数と奇数から行われたものだった。しかし、無理数が存在することは幾何学的にも示すことができる。
それは無限に続くペンタグランマ。
自然数しかこの世に存在しないと信じた人々の、その紋章にこそ隠されていた無限に続く数。無限分割の可能性は目の前にあったのだ。
∧∧
( ‥)...無限、手を出しますか?
(‥ )無限の無限集合、
気が重いね
カントールは無限の無限、
無限の無限の無限の彼方を
面前にして、魂を焼かれ
狂ったぞ
∧∧
( ‥)でも微分積分は無限ですよね
( ‥)困ったなあ、
–□ エレアのゼノン、
どうしよう
無限は、無限にはうかつには手が出せない。
2012年9月15日土曜日
青いのはどっち?
( ‥)浮世離れした話なんだけど
–□
∧∧
( ‥)?
反原発デモがほとんど報道されていないことにジャーナリストとして義憤を感じ、構造的な問題があるに違いない、昨今の若い記者が仕事を覚えていないと...
∧∧
( ‥)と、怒っている人が
いましたと
(‥ )でも、ネットではこんな
意見もあったのよな
韓流番組ばかり流すフジテレビに対するデモを報道しないマスコミはくそ、金をもらっている工作員、スパイ、売国奴、日本人じゃないに違いない
∧∧
( ‥)でも?
( ‥)んー、だがその後、
–□ 反原発デモも報道しない
マスコミの姿勢を見て、
なんだ、あの連中は
結構、公平じゃないか、と
納得していただいた
ご意見もだね
あってだね
∧∧
( ‥)実際は色々な要素が働くはず
ですけどね、政府から要請がある
なんか興味なーい
視聴者に受けないだろ
めんどくさーい、
科学のこと分からないから
給料以上の仕事はしません
現場にいったら実態に引いた
色々のはずですよね
(‥ )2つの扱いを見て
なんだ公平じゃん、こいつら
ごみかすだ、さすがマスゴミ
と笑う部外者
なんでこれを報道しないのか!!
と怒るだけのメディア人
さて、青いのはどっちでしょう?
アリストテレスを笑えるか?
アリストテレスの理論を解説する。
( ‥)その文字数、わずか
–□ 2600文字なり
∧∧
( ‥)...アリストテレスさん
かわいそす
しかし思う。常識だけから組み上げた宇宙論が全部間違い、とは皮肉なことだ。そして思う。
∧∧
( ‥)科学の歴史って僕らの常識が
実は制限付きの現象であって
それを無批判に広げることが
出来ないことの発見でした
からね
(‥ )摩擦のある世界で起きる
現象を宇宙にそのまま
当てはめてはいけないのだ
そこでふと、思い出した。
小学生の時、教科書でこんな文章を読んだ記憶。
重いものも軽いものも同時に落ちる。教科書でこれを学んだ子供は実際にものが落ちる様子をちゃんと見ていない。重いものが速く落ちる。これが当たり前。教科書だけの人生では・・・
∧∧
( ‥)それ、大気の抵抗があることを
ちゃんと教えないと駄目だよね
という提言ではないのですね
(‥ )どっちかというとね、
オレ様は物理はできないが
人生がしっかりしてるから
勉強できる子供より物事を
ちゃんと見てるんだぜ
へへーん、これをネタに
文学、随筆、書いて稼ぐ
オレ様知識人はすごくね?
という感じだったかなあ。
ああ、知識人よ、宇宙にいった人々が、というよりも地球を周回する軌道上にいる人を見て、君は、「無重力状態だー」って言うのじゃあるまいな?
∧∧
( ‥)まあ、言わんとすることは
分かるのですよ、
(‥ )無重力状態だーって言うのは
意訳すると、わー、地上と
違って物も人もふわふわ
浮いてる! すごい!
経験したいな、だからね
だけども、ああ、知識人よ、もう一度問うけども、そういう皆の意訳や楽しさ驚き、ではなくて、随筆を書く時のしかめっ面のように、お前は
「無重力状態だね」
と真顔で言うのではあるまいな?
∧∧
( ‥)あれは、みんな同じ速度で
落下しているだけで
重力の作用ばりばり
ですから
( ‥)アリストテレスをさ
–□ 僕らは笑えないんだよ
摩擦のある状況での運動を、運動の本質と見て、そこから天空と地上は異なる法則で動いていると考えたアリストテレス。それは自然な考えで、常識で、そして、それゆえにこそ間違っていた。
ああ、賢い知識人よ、君はアリストテレスを笑えるか?
そして思う、アリストテレスは偉大だ。
∧∧
( ‥)そして?
(‥ )あのたわ言を教科書に
載せた意図って何よ?
2012年9月14日金曜日
歴史が繰り返す
∧∧
( ‥)つまり
( ‥)これ=>*の続きでも
–□ あるのだけども
たぶん、こうでは
ないのか?
古代ギリシャ、ポリス諸都市は市民軍同士で果てしない戦争をどんどんエスカレートさせているうちに、戦争自体がプロ化してしまい、自らの存在意義を保てなくなった
∧∧
( ‥)趣味の会を始めたら
どんどんエスカレートして
プロが参加してきて
(‥ )最初の人たちの居場所が
なくなるみたいな、な
∧∧
( ‥)だとしたら必然かつ皮肉
な結果ですね
(‥ )しかもさ、最終的な変革
というのか、次のフェーズ
への移行が自力では出来ず
新興勢力によって
征服されるという形で
フェーズの移行が起きる
というオチなのよね
∧∧
(‥ )そこは近代ヨーロッパと
\– 似てません?
(‥ )統一もできぬままに戦が
エスカレートして
最終的に米ロという
周辺国家に征服される
というオチは同じよな
まだ市民軍の完全消滅まで
には至っていないけど
これはいかん!! とあわてて統一してEU になったら
∧∧
( ‥)今度はギリシャでぱーん!
(‥ )なんか、呪われてるよね
2012年9月13日木曜日
古代の戦士
*の続き
クセノフォーン「ソークラテースの思い出」
*クセノフォン「ソクラテスの思い出」
∧∧
( ‥)どうよ?
( ‥)うん、取りあえず、
–□ ざっと読んだ
∧∧
(‥ )政界にうって出ようと意気込む
□- のはよいけども、国の収入も
支出も知らず、海軍、陸軍の
兵員も知らず、守備隊に
必要な数も把握していない
若者の話が出てきますね
(‥ )削減どころか、守備隊は
全廃しようと思います
だって土地の産物が
盗まれているではないですか!
という意見に、
守備隊を無くしたら
盗まれるどころか略奪
されるよねー、とソクラテスが
冷静な突っ込みを入れるのな
口先だけの理想論で政治を変革しようと意気込む人は昔からいたってことらしい。
∧∧
( ‥)でっ? それはそれとして
他はどうですか
( ‥)うん、興味深い
–□ 「戦争の起源」に
取り上げられた話も
確認した。
∧∧
( ‥)どう思います?
(‥ )そうねえ、ポリス諸国は
戦争の変化になんとか
ついていこうと
必死なのだけども、
状況を把握仕切っていない
仕切れない、そんな感じかな
∧∧
( ‥)ソクラテスさんは実戦、
–□ それもてひどい敗北の経験者
なせいか、戦争に関する提言が
妙に具体的ですよね
(‥ )状況の変化に対応しようと
新しい提案をしてる。
思い出としてソクラテスの
言動を紹介する著者が
軍人としての経歴が長い
クセノフォンだからかも
知れないけども、
非常に興味深いね
あと
∧∧
( ‥)彼の哲学や倫理学は
後代のキリスト教徒とかと
主張は似ているのですね
世界も人間も調整された
存在で、神という知性体
によってそれは
なされているのだ、という
( ‥)ソクラテスに進化論を
–□ 教えたり、説明したり
したら、どうなっちゃう
かねえ
∧∧
(‥ )人間の道徳も、神によって
□– 調整された共通設計のように
考えていたみたいですね
(‥ )人間の知能や哲学を
生み出す頭脳でさえ
性淘汰、もてたい、もてるで
進化した、と知ったら、
そういうアプローチが
現在行われていると
知ったら、ショックで
寝込むかな?
あるいは、なぜ、どうして? と質問し、現代科学が知らないことだらけであることを認めさせるだろうか?
∧∧
( ‥)現代の科学者からすれば
え? 知らないから
調べるんだろ?
無知の知ってあなたが
言った事だよね? で
話は終わりですが
( ‥)あるいは論証そのものの
–□ 選択基準が何も保証しない
ことを指摘するだろうかね?
もちろん、選択基準は経験的に妥当”みたいだよ”と言う事はできるが、それが絶対的な何かで保証されているわけではないし、保証できないし、別に保証されなくても良い、ということぐらい、現代人はとっくに知っている。仮にソクラテスと、この非常に機智に富んでいたと思われる古代人と現代の科学者が話し合ったら、どういう会話になるだろう?
あと
∧∧
( ‥)あと、ソクラテスさんの
裁判ですが
(‥ )クセノフォンのこの記述を
見ると、国法に従うは是なり
もさることながら、
あえて戦場へおもむき、
死ぬと分かって
いやむしろ、死に場所を
求めて法廷へ飛び込んで
いった、そうとも読める
かなあ。
その意味では、戦士らしい死に方を選んだのではなかろうか。
2012年9月12日水曜日
図書館からの帰り道
図書館からの帰り道、政治家の演説を聞く
みんなの党の一部の方が離党届を提出し、大阪維新の会(日本維新の会)に参加したことで皆様からお叱りとご不安を・・・
∧∧ だそうです
(‥ )
–( ‥)テレビを持たない身としては
街頭演説からニュースを聞く
わけで、街頭演説が役立った
始めての経験だな
脱官僚、財務省の
∧∧ マインドコントロール....
(‥ )
–( ‥)車に書いてあるね
本気なら先ないな
もちろん、スローガンを本気で信じる必要はない。スローガンを信じ込むのは大衆でいい。水戸黄門の見過ぎで、お役人は全員、賄賂をもらい私腹を肥やしているに違いないだ、それを助けてくれる正義の使者が来てくれるに違いないだ!! きたー!!! とか本気で思っている痛いやつから清い一票とやらをもぎとり、当選したあかつきにまっとうなことをすれば良いだけだ。
スローガンなんてものは、ほら、痛くないから、ほら、クマさんも大丈夫って言ってるよー、と子供をあやす時の決まり文句みたいなもので、本来、評価し見るべきは、技術者としての腕にこそある。
∧∧ でもマインドコントロールって
( ‥)
–( ‥)無駄に鼻息が荒いかな....
∧∧
( ‥)でっ、借りたのはクセノフォーン
「ソークラテースの思い出」
岩波文庫、ですか
( ‥)うん、プラトンより
–□ 読みやすい、具体的で
興味深い、ありがたいね
取りあえず、90ページまでは読んだ
∧∧
( ‥)本日中に?
(‥ )ウロコの件があるから
–□ まずそれを終えるのだ
それから明日までに
かたをつけよう。
アリストテレスとダーウィン
∧∧
(‥ )アリストテレスさんは
\– 常識と観察だけから世界を
組み上げた、そんな感じ
ですかね?
(‥ )そんな風に見えるね
そこだけ見るとダーウィン
みたいだな、と思ったりも
するかなあ
∧∧
( ‥)でもアリストテレスさん、
結果的には間違いだらけに
なっちゃうわけですよ
(‥ )反対にダーウィンは
なんかぎょっとする内容に
なっているのよな、
19世紀の人間がこの理論
を編み出すことが可能なのか
というね
ダーウィンは、マイナスも0も、無理数の表記方法や方程式という書き方も提案されていない状況で、二次方程式とか三次方程式を解き、証明を行っていた人々のような感じ、だろうか?
∧∧
(‥ )常識と観察を組み上げて失敗
\– 常識と観察を組み上げて
成功、この違いはなん
でしょうね?
(‥ )力学、天文学もそうだけど
生物学なんかは明らかに
背景にある知識不足だよね
アリストテレスの分類はどんなに細かくても属レベル。
種とか、品種、亜種、地方による変異の違い、そういうのがない。
∧∧
( ‥)反対に大きな分類階級を
見ると、亜科とか上科とか
下科とかそういうものもない
(‥ )ダーウィンは船で大移動する
機会にめぐまれたから
南米とガラパゴスのマネシツグミ
を比較できたし、亜種とか
知っているから、あれ? と
気がつくのだよね。
地質学の知見も大きいなあ
ガラパゴス島が最近できた
そこに亜種がいる、これが進化?
と推理するのはほぼ必然だし
∧∧
(‥ )アリストテレスさんには分類学の
\– 蓄積がないし、大移動していないし
地質学も知らないし、品種改良も
見ているわけではないし
*要確認事項ですけども
(‥ )その違いじゃないかな?
力学、天文学も同様だろ
分類学は確かに進化学に貢献はしている。ただ、分類学は系統を反映したもの、ではあったが、なんのどんなアルゴリズムでどんなデータを処理しているのかが明らかでなかった。それ”だけ”の話。
∧∧
( ‥)アリストテレスさん、どう
–□ 説明します
(‥ )常識で説明した、
おかしな仮定ははぶいた
でも、必要な観察と知見が
当時は十分蓄積していなかった
それゆえ、結果的にほぼ全部の
考察が間違っていた
そういう感じかなあ。
いってみたら違ってた よくある話だ
例えばの話、自民党が与党の時には漢字をよみまちがえた とかどうでも良いことを大騒ぎに書き立てて、政権交代を煽って、民主党が与党になったらどでかいスキャンダルにもほっかむりのマスコミ。
あいつらは2枚舌の嘘つきだ、売国奴だ、いやこんなのわざとだ、奴らはスパイだ、工作員だ、という声はネットだともうあちこちで普通に見る。
もちろん陰謀論は解釈でしかない。
だが陰謀論の根拠になった事実は事実。
∧∧
(‥ )なんで煽ったあげくの
\– これなんでしょうね
(‥ )死ぬと天国いけると
宣伝する人は天国を
信じているだろ。
だけど死んだら
「あれ??」と途方に
くれるべ、
それと同じじゃね?
考えてみればマルクス主義で幸せになれる!! とご熱心に吹聴していた人々も大まじめであり、実現させたあげくの、あれ、なのだった。
どう聞いても、それは無いだろう、という内容なので、ああ、人気取りでやっているんだな? 人を甘言で騙すとは卑劣な奴だ、と思って黙って見ていると、本当におろおろしていることがある。よくある話。
豪雨がかすめゆく
( ‥)日付も変わって夜更け過ぎ
雷が鳴ってるな
雷雲が近いのか・・・
∧∧
(‥ )雨量情報ではすぐ近くにまで
\– 豪雨が近づいているみたい
ですね
あわてて洗濯物を取り込む。外は青空の広がった昼間と違ってすっかり雲がかかり、それは街の灯で灰色がかったにぶいオレンジ色に染まっていた。
∧∧
(‥ )移動の様子からすると
\– 我が家は豪雨の縁が
かすめる感じですかね
(‥ )うん、降ってきた
雨粒は大きいけど
ぱらぱら以上
ざーざー未満みたい
∧∧
( ‥)作業は? どう?
( ‥)なかなかね、苦戦中
–□
ウロコはめんどくさい。
2012年9月11日火曜日
もしかして、最後まで勘違いしていたらどうする?
かつてペルシャ帝国の進撃を撃退した偉大なる古典ギリシャ都市国家は、その栄光から2世紀の後、なぜ衰退するのか? それは市民社会が堕落変質したからだ。そうしてマケドニア王国に屈服し、ついにはローマの軍門に下ってしまったのである。
∧∧
( ‥)という説明
( ‥)が、あるけどもさ
–□ おかしくねえ?
ペルシャ帝国の撤退は
長距離遠征と
海戦のおもわぬ損害で
引いただけだよね
マケドニアはすぐ隣だよ?
しかもマケドニア軍、
プロの軍隊だし。
∧∧
( ‥)堕落どころか、
むしろ最後まで市民に
よるポリス社会は健在だと?
(‥ )確かに紀元前1世紀までに
市民軍は
消失したらしいけど
それでも
都市内部の不満から
決起して、
支配者である新興勢力
ローマとの全面戦争に入る
少なくとも見た目は
市民が主人公だ!!
ばりばりよね
これが堕落かね?
∧∧
( ‥)むしろ時代錯誤?
( ‥)たぶんそうだと思う
–□ 調べなくちゃいけない
けどもね
最後の最後まで、市民軍を失っても、動機が経済格差だとも言うけど、それでもなお決起し、ミトラダテス王と同盟してローマとの戦争に突入した。
勝てる、独立できる、そう思っていたのだろうか? 勝てると思っていたのなら、正直、原理原則にこだわっていかれているようにしか見えない。
調べて確かめないといけないことだけども(他に選択肢がなかった、という可能性もありうる)。
∧∧
( ‥)かつてソロンの改革で格差を
是正し、さらに押し寄せる
ペルシャ帝国を自力で
打ち負かした、という自信の
あらわれでしょうか?
(‥ )いや、だからさ、そもそも
ペルシャ帝国に
”勝った!!”
という自負、
それ自体が勘違いだったら
どうなっちゃうんだ、
という話なのよ。
∧∧
(‥ )ミトラダテス王の軍隊と共に
\– 戦って・・・
市民は古式ゆかしい
重装歩兵軍団で戦ったの
でしょうかね?
(‥ )ローマ軍は、
投げ槍を投げて肉薄し
接近戦を挑んでくる
プロの軍隊だよな?
しかも自在に
散開可能な重装歩兵
勝てるわけないよねえ
堕落どころか、むしろ、最後まで勘違いしていたとしたら、どうする?
2012年9月10日月曜日
口先だけで変われない宇宙
∧∧
( ‥)でっ?
( ‥)うん、ちょっと疲れた
–□
∧∧
( ‥)まだ、仕事あるんでしょ?
ウロコいっぱい
( ‥)ウロコめんどくせー
–□
それはそれとして
∧∧
( ‥)アルキメデスさんと
アッポロニオスさんの
業績はどこを取り上げる
べきか?
( ‥)ユークリッドは簡単だ
–□ 平行線、三角形の相似
ピタゴラスの定理
正五角形の作図を
紹介すればいい
問題はその2人だな
∧∧
( ‥)そして、農業と戦争以外の
要素は基本無視、ですか
(‥ )食い物と競争、人間社会を
究極的に規定するのは
この2つだね、近代は
工業が加わるけども、
工業も食い物、競争を
アクセルするだけだ
その意味においては
革新的なものじゃない
政治? 政治なんて要素はどうでもいい。ほぼ無視できるレベル。
∧∧
( ‥)政治を無視ね
(‥ )極端な話、巨大な人口と
速い世代交代さえあれば
知能がなくても解は
発見できる。言い換えれば
政治家に知性とか、
政治家の賢明な判断とか
そんな馬鹿げた要素は
最初からあてにするべき
ではないし、無視できる
レベル。あるいはぶれだな
ぶれは重要だが所詮は
ぶれだ。
政治家が宇宙へいく、といって宇宙へいけるのは工業力がある国で、軍事技術と農業の基礎がある国だ。
別に政治家の理念だの知能だの信念だのどうでもよい。そんなものは何も生み出せない。
政治家に必要なのはむしろあきらめではないのか?
∧∧
(‥ )官僚の抵抗で物事が変わらない
\– そう嘆く人は多いです
(‥ )さらっと変われるのなら、
政権交代の後、日本は
しゅぼんっと消滅してたよ
理念と信念で世界が変わるなんてそんなふざけた宇宙でなくて良かったと思うべき。
∧∧
( ‥)代わりに人生もままならない
ですけどもね
(‥ )ろくでもない宇宙だが
口先馬鹿は口先止まりで
終わるという点だけは
評価してもいいね。
幾何学を知らぬもの、はいるべからず
*の続き
Xの2乗ー2X−4=0
∧∧
( ‥)左辺と右辺に5を足して
Xの2乗−2X+1=5
ここから
(Xー1)の2乗=5
X−1=±ルート5
Xは1±ルート5
( ‥)二次方程式の解き方は
–□ 古代メソポタミアの
時代から知られていたの
だよね、プラトンだって
その気があれば学んで
解ける内容なのよな
∧∧
( ‥)問題は無理数が出てくること
さらにルート5は明らかに
2よりも大きいから、
1ールート5はマイナスに
なるってことでしょうね
( ‥)江戸時代、日本の数学者は
–□ こういう2つの解が出てくる
式を翻狂と呼んだそうだ、
狂った式、という意味らしい
∧∧
( ‥)プラトンさんも同じことを
言ったでしょうね
(‥ )おそらくね。
プラトンの学校には、門に、幾何学を知らぬものは入ってはならぬ、と刻んであったという。
∧∧
( ‥)実際にはどうだったん
でしょうね
( ‥)彼の数学能力は未知数だけど
–□ 幾何学では無理数を扱える
こと、それにもかかわらず
教えてもらった証明を
無視してしまったこと、
彼の言う幾何学を、後の
ユークリッドの原論のように
考えるわけにはいかんだろう
*事実、プラトンの著作には、どうにも難解な記述なのだけども、こういう風に解釈すれば無理数も自然数として扱える!! というとてつもないへ理屈を展開している箇所がある(そんなごたくは聞きたくないから、師匠の証明を説明しろよ、師匠はルート17までも無理数だと、どうやって証明したのかちゃんと書き残せよ、こら)。
∧∧
( ‥)ようするに
(‥ )現状ざっくりいうと、まあ
前にいったあれだね
プラトンもアリストテレスも
彼ら自身は数学にも科学にも
貢献度はほぼ0。無視できる
レベル。
天文学に関する記述を見てもあれだ、前4世紀のギリシャ科学における天文学は素人に毛が生えたレベルというか、どうにもへにょへにょっぽい。たぶん、空を継続的に見ていない。ギリシャ科学が栄光を迎えるのは、ポリス社会と民主主義が崩壊していく後のことだ。そもそもプラトンやアリストテレスに、星と惑星の運行を記述する際に必要とされる数学的能力はないだろう。少なくともそれは示していない(あるいはそういう箇所はまだ見ていない)。
∧∧
( ‥)それに引き換えると
( ‥)そうねえ、プラトンの場合
–□ 国家論の方がむしろ
光っているかもね
∧∧
( ‥)哲学者が支配する哲人国家
でしたっけ?
(‥ )人口2万人(*奴隷人口を
入れればもっと多いけど)の
小さな田舎町の
おっさんが吹聴している
妄言と言えばそれまでだけど
見方を変えれば時代を
見越していた、とも
言えるかも、でね。
∧∧
( ‥)...確かに、ビビットな経験を
したのは、師匠の死刑も
含めて政治の世界でのこと
でしょうしね
(‥ )なんかさ、幾何学を知らぬもの
とか、そういうスローガンだけ
見ると勘違いしそうだけど
実際には多分、そうだよね
調べるべきことがまたひとつ増えた。
2012年9月9日日曜日
さあ知るがいい、絶望の世界を
図書館にいき、「プラトン全集2」を借りる
∧∧
( ‥)どう?
( ‥)うん、確認した
–□ 「テアイテトス」の中で
数学で業績を残した
哲学者、若かりし日の
テアイテトスが
師のテオドロスが
ルート17まで無理数で
あることを証明してくれた
そのことを語って
いる場面があるね。
*このやり取りを対話形式で書いたのは、あくまでプラトンであり、プラトンは自身の作品に知人などを登場させ、キャラクターが対話する形式で自身の考えや理論や見解を説明した。言い換えると対話で出てこない事柄はプラトンが何らかの理由で”省いた”ということでもある。
∧∧
( ‥)テオドロスはプラトンさんの
数学の先生でもあったと
聞きますが
( ‥)彼はねえ、書いていないね
–□ 自分の師匠でもあった
テオドロスの証明が
どんなものであったのか、
書いていないね。
書けよ、ごらあ
そここそが重要だろうがよ
∧∧
( ‥)プラトンさんは数学の才能が
ない?
(‥ )それもあるかもしれない
そもそも対話で説明する
必要はないと思ったの
かもしれない。
∧∧
( ‥)だけどもたぶん
( ‥)うん、無理数を嫌っている
–□ というのも大きいのじゃ
ないかな。
∧∧
( ‥)無理数ってプラトンさんとか
この時代のギリシャ哲学者に
してみれば、全員ではないけども
恐怖の数字、という感じ
ですかね?
(‥ )123456...自然数だけで
世界を説明しようとした
自然数だけが世界の真理だと
思っていた、それでは扱えぬ
数があることに気づいたが、
それを幾何学に押し隠した
∧∧
( ‥)古代人の工夫でもありますし、
古代人の機転でもあるし
古代人の限界でもある
(‥ )僕らの大半は過去の数学者
より劣っているんだ。
彼らは本当にすばらしい、
だが、少数、無理数、0
マイナス、虚数、複素数、
これらを一応だけにせよ、
学校で学ぶ僕らは
いかに彼らから遠くまで
やってきたことか。
ああ、諸君、そして大哲学者たちよ、これが、これこそが、以後に現れた数々の人々が残してくれた膨大な遺産と成果だよ。自覚しなくても成果は成果なのだ。
∧∧
(‥ )古代の人たちの数学って
\– 非常に高度なレベルにまで
到達したけども、色々な
制限があるから、根源的には
現代人にかなわないのだと
(‥ )プラトンに、あなたは
自然数しか見たくないかも
しれないけど、数は実際には
無理数の方が多いよ、しかも
数のどこにでも偏在してるよ
そう言ったら、どんな顔を
するだろうな。
自然数だけで世界を説明できるはずだ、と無理数を押さえ込もうとした彼と多くの人々は、数の世界の実体、自然数など数のほんのわずかな領域でしかなく、しかも無理数の方が多いのだ、その実体を見せられたら、絶望して消し飛ばされてしまうだろうか。
2012年9月8日土曜日
確かに成果ではあった
∧∧
( ‥)つまり?
( ‥)今もありとあらゆる陰謀論
がある
曰く、現政権、現与党は中国韓国のスパイ
曰く、現政権、現与党は日本破壊をもくろむテロリスト
曰く、現政権、現与党は日本人ではない
曰く、現政権、現与党はマスコミと結託し、テレビしか見ない老害を意のままにあやつっている
曰く、現政権、現与党もマスコミも日本人ではない
曰く、現政権、現与党もマスコミもスパイ
曰く、現政権、現与党もマスコミもアメリカの手先
曰く、現政権、現与党もマスコミも市場原理主義者の以下ウンヌン
∧∧
( ‥)でっ?
(‥ )政権も与党も元に戻って
でも、そりゃあ世の中
あれなのよ、陰謀論と
関係なく、出来ないことが
山のようにあるのよ
居酒屋で大口叩いていた奴が
翌日、けろっと普通に会社で
あいもかわらず同じことを
するようにね。
∧∧
(‥ )同じように曰く、曰くが
\– 続くでしょうね
陰謀論は主語が変わるだけで
同じように続くだろうと
(‥ )陰謀論は不滅だよ。
でもさ、そういう時に、
今度はたぶん、必ず
出てくると思うのよね
いや、そうは言うけど、民主党はもっとずっとひどかったよ? 以下、陰謀論とは違う、誰もが覚えている最悪の具体例。
∧∧
( ‥)それを予想するに
(‥ )政権交代って、政権交代
できますよ、という以外に
一応、成果はあったのな
できますできます、あれもできます、これもできます、できると思います、できないなんて言いません
ではなく、
あれもできない、これもできない、あれもしたくない、これもしたくない、でも、これはやります、これはできます、これしかできません、あれしかできません。
こっちの方が実はまともだ。それが具体的に言えるとしたら、それは確かに成果である。
人間はすぐに初心忘れるべからずとか言う
くたっ、と寝てしまって、起きたら朝の4:00だった
∧∧
( ‥)...えらい長く寝てましたね
( ‥)ソクラテス、プラトン、
–□ アリストテレスは簡単に
すませようと思っている
のだけど、頭、疲れ
ちゃったのかな?
夜が明ける中、冬の星座と木星、金星、月がぎらぎらと輝いていた。
さて
*の続き
戦争が複雑化すると、市民軍は凋落し、戦争は職業軍人のものになる。
∧∧
( ‥)ひいては民主主義の終わりを
まねく
(‥ )たぶん、紀元前4世紀後半の
ギリシャのポリスとか
共和制末期のローマとか
そうだったんじゃないかな
いろいろと確認してみなければいけないけども。
∧∧
(‥ )それを考えると現在の戦争も
\– 複雑化しているから
総力戦と民主主義の終わりを
まねくのでしょうか?
(‥ )どうなんだろうね?
機械技術はその点で強烈な
インパクトがあるよね
機械は未来と社会を変える力がある。
∧∧
( ‥)複雑高度な機械兵器を
扱うためにプロである
必然性がある一方で
(‥ )逆にさ、例えばの話、
おいちゃんでも、
訓練された狙撃手と同様
どころか、もっと確実に
要人を殺すことが出来る
のよな
あくまで条件付きではあるけども、簡単に容易にピンポイントで殺せる。手にする道具自体はほんの小さな安物、手の中にすっぽり収まるものでいい。機械技術はそれを可能にしてしまう。
∧∧
( ‥)それを考えると、今後の
世界ってどうなるの
でしょうねえ
(‥ )逆にさ、接近戦をもくろむ
歩兵も、超音速でやってくる
核ミサイルも撃退し、
戦車もイージス艦の防御も
貫通して、ステルス戦闘機も
撃ち落とす、ひとつの戦闘
ユニットをたった1機で
やすやすと抹殺できる
スーパー機動兵器が
できたとするじゃない
∧∧
( ‥)ただそれを扱える人間が
ほんの一握りの人々で
いくら訓練しても凡人には
どうにもならず、
機械自体も非常に高価である場合
(‥ )世界はそれを扱える軍人貴族の
ものになって民主主義は
終わるよね。
そんな世界の中、民主国家の雄たるアメリカはなんとしても民主主義を守ろうと人々を集め、既存の兵器のバージョンアップや訓練でなんとかするのではないだろうか? もちろんそれだけでは勝てない。一般人を訓練した兵士を大量生産しても意味がない。本当のプロをなんとか抽出しないといけない。しかしそれでも足りないから、雇った超兵器軍人貴族や、民主主義に忠実な自国のスーパー兵器使用者を使って、なんとか民主主義の牙城を死守せんと死にものぐるいの反撃をするのじゃないだろうか? 1回、2回の大敗も、1度や2度の屈服もはねのけて自由と独立を求めて立ち上がるのではなかろうか? それだけの事が出来て、それだけのことをする国ではないだろうか? もちろん、そんなことをしても敗北する運命なんだけど。
∧∧
( ‥)でっ、後の時代からね
アメリカは民主主義の魂を失い
国民が兵役を忌避して
あげくに軍人貴族を傭兵として
雇って国防費がかさんで
堕落して滅びた、と揶揄される
かもですよ
(‥ )でっ、もしかしたら時々言われる
ポリスの堕落ってそういう勝手な
見解なのかなーとか、思っちゃう
わけなのよね。
どういうわけか人間は古今東西、はるか古代から現代に至るまで、精神論が大好きで、初期の成功の後の敗北と滅亡を、初心を忘れた堕落、と断定したがる。
だが果たしてどうなのだ?
初心忘れるべからず、というのはいかにももっともらしいが、状況が変わったら初心の成功体験こそ、破滅のもとになりうる。
2012年9月7日金曜日
がんばったアマチュア
*の続き
∧∧
( ‥)つまり?
( ‥)そうねえ、例えばプラトン
–□ が現代の日本にやって
きたらなんて言うかな?
∧∧
( ‥)あいもかわらず民衆は馬鹿で
デマゴーグであるマスコミに
煽られて、馬鹿な政治家に
投票して自分で
自分の首をしめてる
大バカ者共、やっぱ人類は
退化、堕落しているのだな
とか?
(‥ )まあ、そう言うかも
しれないけども、
政治家、市民、官僚
職業軍人、それぞれ
分離していることに
気がつくかね?
∧∧
(‥ )市民軍って、近代でも
□– ナポレオンから第2次
世界大戦まではやり
ましたよね。今でも
若者鍛えるために
ちょーへーせーとか
浮つく人がいるのも
その名残でしょうか
(‥ )まあねえ、つい最近まで
総力戦の時代
だったからねえ
今でもゲリラやテロ攻撃
を行えばアマチュアの市民
であってもプロの職業軍人を
殺すことは出来る
わけだけども。
∧∧
( ‥)でも、もう、というか
前の大戦時からすでに
そうではなくなりつつあった、
そう考えるべきですかね
(‥ )僕らの国家は政治家、官僚
職業軍人が成立して
それぞれプロ化したの
だよな。*それを考えると
マスコミだけがプロ化して
いないのかもしれない*
無論、プロ化しても
それぞれめいめい
色々な問題を抱えているけど
∧∧
( ‥)古典ギリシャのポリスは
それをするには小さすぎる
でしょう
( ‥)アレキサンダーが急死した後
–□ アテネ市が自由を求めて決起
したラミア戦争、40歳まで
の市民を総動員して騎兵500
歩兵5000を出陣させた
とある
*原典未確認「紀元前4世紀
ギリシア世界における傭兵の
研究」参考
∧∧
( ‥)まさに総力戦、同盟軍や
かきあつめた傭兵も含めて
戦場では勝ちをとるも、
マケドニア軍にじょじょに
追いつめられて敗北する
のだと
(‥ )そもそも市民軍として
鍛錬の極みにあったはずの
ライバル、スパルタ市でさえ
戦争の変化に対応できずに
当時、すでに凋落していた
わけだろ?
*例えば「戦争の起源」参考
いくら市民軍を鍛え上げた
といっても、プロの軍人相手に
勝ち目はそうはないよね
それで勝てるならスパルタは
凋落してないし。
確かに機械が発達していない近代以前、一向一揆にやぶれた日本の武士階級がいるように。あるいは、預言者の教えに導かれて半島からやってきたアラブ人にペルシャ帝国軍が、いかにローマとの戦いで疲弊していたとはいえ、よもや大敗を喫して国が征服されるとは...。とか、素人がプロを打ち負かす事例はある。
だが、たまにある、というのは、言い換えれば、概して無理だ、ということなのだ。
∧∧
(‥ )プラトンさんは軍人と
\– 支配階級が完全に分離、固定
された国家を夢想したの
でしたっけ?
(‥ )何言ってるんだお前?
というような妄想プランに
聞こえるけども、実は正しい
選択肢をいくばくか反映した
ものだったのかもね。
無理だろうし、事実そうは
ならなかった、あるいは
なったのだが、それは
マケドニアやローマによる
征服だった、というオチだが
∧∧
( ‥)...一応、調べます?
( ‥)プラトンとか哲学者って
–□ 近代、古典、いずれにしても
無駄に文章長いから
情報の抽出が
めんどくせーのよな
2012年9月6日木曜日
無駄なものは無駄、無理なものは無理、駄目なものは駄目
*のおまけ
(‥ )自由意志が道をひらく、
努力が実を結ぶ、
こういうことを声高に言う
やつってひきこもりじゃね?
∧∧
( ‥)またそういう
より具体的に言うとあれだ、会社にいても社会に出ても、言葉と文字でしか考えられない、言えないやつ。
部屋の中から出ないことだけが、ひきこもり、じゃあないだろう。
最後まで、努力しました、無駄でしたが
アリストテレス「アテナイ人の国政」を読む
∧∧
( ‥)日本語版だとアリストテレス
全集17に載っている短い
論文というか、なんというか
ですね
( ‥)アテナイ市(アテネ市)の
–□ 国政の歴史を市制の始まり
から述べていくのだけど、
現状の国政では、
成人した若者に軍事教練を
ほどこす。内容は
重装歩兵としての戦術、
弓や投げ槍、
弩砲の使用方法
と書かれている
∧∧
( ‥)アリストテレスさんが”現状”
っていう時代は、もう
アテナイ市がマケドニアに
屈服した時代ですよね
(‥ )この時代はペルシャ帝国
やギリシャ諸国家同士の
争いの結果、古代ギリシャの
重装歩兵軍団偏重の戦争が
より洗練された複雑なもの
に変わっていった時代
なのよな
重装歩兵が密集した陣形を作り、ほぼ正面同士でお互いにがんがんぶつかり合うという、勇壮だが、ああ、ちょっと馬鹿っぽいよね? という戦争。それに参加することが市民の義務であり誉れであった時代と常識。しかしそれが通用しなくなる頃。
∧∧
( ‥)重装歩兵軍団って接近戦
ではほぼ無敵ですけど
倒すこと自体は比較的
容易なんですよね
(‥ )軽装備の足の速い兵士が
つかず離れず、投げ槍や
投石でチクチク意地悪く
責めればいいのよな
追っても追いつけず、引き返そうとすると狙われる。そうこうしているうちに陣形が崩れる。そこをじわじわ削っていく。重装歩兵の単独運用は過去のものになった。
軍団は重装備、軽装備、飛び道具部隊、高速移動できる騎兵、戦車、これらの組み合わせになった時代。
∧∧
(‥ )もう戦争が市民では
\– こなしきれなくなった
時代なんですよね
(‥ )それでも誉れ高い、自主自尊
自立の民主主義を貫徹する
なら市民自体を訓練する
しかない、そういうこと
なんだろうな。
∧∧
( ‥)でも、そこまでがんばっても
プロの人たち、職業軍人には
勝てませんよねえ?
( ‥)昔はさ、アテナイを始め
–□ 古典ギリシャは市民が
戦争を忌避して弱体化し
マケドニアとかローマに
征服された論とか
あったけども
∧∧
( ‥)むしろ最後までがんばって
いるっぽい?
(‥ )言い換えるとあれよな
市民軍に最後までこだわった
こと、それ自体が破滅の
理由だったりしてな。
しかし、多分、他に道はなかったのだろう。いや、あったのだが、それは軍人と軍人の頂点に立つ王による支配、歴史が実際に辿った道だった、そういうことかもしれぬ。
∧∧
( ‥)そういう意味でいうと
(‥ )自由意志とか政治家の
力量とか、そんなもの
歴史の進展にはほとんど
なんの影響も与えないの
じゃないか?
がんばればできる、と言っても眠い時は寝るよな、腹がへったら食事にいくよね。このような世界と宇宙と理の中、自由意志だの政治家の理想ごときになにほどのことができようか? 運命は確定的だ。そして努力のすべてが無駄に終わる。
正午の影はすでに東へ
正午頃、外に出てみると、影が北ではなく、ずいぶん東へ傾いていた。
( ‥)?? 時間がワープした?
∧∧
( ‥)冷静になれば今の時期、
この時刻ならそうでしょう
よく考えてみれば時刻はもう11:58になっていた。それに、それこそ昨日記録した日時計を見れば、今、神奈川の中央では、11:38に太陽が真南にやってくる(南北の方位合わせは、やや不安があるものの、まあそれなりだと思う)。
∧∧
(‥ )そもそも日本の標準時は
┴ 明石が基準ですから
関東は正午きっかりより
一足先に太陽が真南に
きますよね
(‥ )それに今は太陽がやや速い
時刻に正午の位置にくるの
だよね。8月19日の記録
だと、45分に真南に
位置している。
∧∧
( ‥)太陽の運行はかなり
┴ 複雑ですから
(‥ )それを実感している昨今です
*冬至、夏至、それら南北の移動と合わせると、同時刻の太陽とその影は1年間で8の字を描くように動く。
2012年9月5日水曜日
鳴き声に謎少し
夜の森を散歩すると、人が通っていないせいか、クモの糸が顔や体にかかる。
∧∧
( ‥)でっ?
(‥ )いや、最近になって
クモの糸がかかるように
なったから、みんな大きく
なってきたのかなーと
思ったわけよ
ジョロウグモとか、そういう秋に大きくなるクモたちが、大きくなってきて、そろそろ糸を長々と流し始めたのかな? という想像。
さて
図書館にいって鳥の本を改めて読んでみる。
∧∧
( ‥)例の今年5月に聞こえた
–□ 不思議な声=>*は
コノハズクで間違いない
みたいですね
ブッ、クォッ とも
聞こえるという記述です
(‥ )「日本鳥類大図鑑II」講談社
参考ね。
ただ、ギャーと赤ん坊の泣き声のような声でも鳴くのはフクロウだと書いてあった。
∧∧
( ‥)するとこの書き込み=>*
で書いた、コノハズクが
ぎゃあと鳴く、
というのはあなたの
記憶違いですか?
( ‥)うーん、かもしれないけど
–□ だけどあの影、ちっちゃい
よねえ。
時々、トゥートゥー トルットトゥートゥーと鳴いている影、あれは見た限りではずっと大きい。
∧∧
( ‥)先日の朝も別々の場所で
トゥートゥーと
ぎいぁっ
で鳴いてましたけども
=>*
(‥ )どっちもフクロウ類なのは
間違いないだろうけど
同じ種類とはあまり
思えないんだけどねえ
さて?
2012年9月4日火曜日
30年後
∧∧
( ‥)どう思います?
( ‥)そうねえ、感想のレベル
でしかないけども
第二次世界大戦が終わった時、列強で勝ち残ったのは事実上、2つ。ロシアとアメリカだけだった。
日本は敗れ、西欧世界は互いを滅ぼし自滅していた。
∧∧
( ‥)アメリカは日本帝国、
大英帝国、ドイツ帝国の
後を引き継いだと
(‥ )対するロシアが非常に不利な
立場だったとはいえ、
アメリカはよくやったよね
マルクス主義で経済へろへろ、領土が北に片寄りすぎて氷漬けにならない港はわずかだけ、周囲は日本列島、中国、ヒマラヤ山脈、イラン、ボスポラス海峡、ドイツ、イギリスに押さえ込まれる有様。こんなハンデを背負ったロシアに対して、圧倒的有利であったとはいえ、それでもアメリカは3つの帝国の後を継いで、周り全てから全方位で押さえ込むことに成功。
∧∧
( ‥)3つの旧帝国を
押さえ込みつつ
同盟に組み込みつつ、
利用しつつね
( ‥)果てしない戦争をして
本当は自分となんの関係も
なかったはずの中東と
イスラーム教徒まで敵に
回して、自業自得とはいえ
甚大な犠牲を払ってね
ここまで来たのだよな
しかし、帝国を受け継ぐってのは、そういうことだ。そして、後、1世紀、2世紀は保つにしても、そろそろ限界だろう。
∧∧
( ‥)言い換えるとですよ
(‥ )アメリカおよび、旧帝国
の日本が朝鮮半島を
やすやすと放棄するとは
思えないのだよね
通貨スワップに怒り狂う人がいても、やるのだろう。
∧∧
(‥ )でも、もう放棄しようよ
\– そういう意見もこたびの
問題で出てきてますね
別に真剣に取り上げるべき
レベルでは現状ないですが
(‥ )もう必要なくね? とも
言えるのは事実なのよね
韓国は躍進目覚ましく
世界中で日本のシャアを
奪っているというしね。
まあ、しょうがないのだ
イギリス、アメリカ、日本
製造業は次々に移転する
僕ら自身に必要なのは次と
先だからね。過去でもなく
過去の栄光でもない。
それに一度、成功すると企業は無駄なでぶになり、経営者は冒険もできず、成功体験にこだわって間違ったことをするだろう。
そもそも成功体験は過去のもので時代遅れか、低賃金労働でなしとげた成功だから実際には成功ではなく、間抜けな勘違いかもしれない。どっちにしてもシェアは奪われる運命だ。日本の経団連とやらも、侮蔑されつつ衰亡と交代の道を歩むのだろう。権力自体は彼らのものでも、未来と可能性はもう残っていまい。巨体では生きることはできても、生きることそれ自体は可能性ではない。生が可能性だというのは、個人の視点で見る限りでは正しいが、それゆえに大きな間違いだ。
∧∧
( ‥)一方、韓国が経済大国になったら
安心して半島をまかせられる
はずだと
(‥ )まあ、本来はそういうもの
なんだけどもね、そうは
ならないんじゃね?
という懐疑的な考えが
今回の件で蔓延しはじめた
そんな感じなのだろうなあ
∧∧
( ‥)でもどっちにしても
( ‥)うん、躍進著しいが
–□ 経済がいびつではないか?
とか、日米、中露の思惑が
交錯する複雑な場所だ、とか
北が核を持っている、とか
そういうもろもろを全部無視
しても、半島には
どでかい不安定要因
があるのよね。それも
時限式のやつ。
∧∧
( ‥)それを考えますと
(‥ )10年、20年のスパンで
考えたら、放棄する、が
選択肢になるのかもしれない
さらに30年先まで見越したら
日本が、僕らとその子供達が再び
最前線に立つ選択肢を
もっと具体的に考慮しなければ
ならない、そういうこと
だろうな。
*ちなみに平和主義者が大好きな「徴兵制がくるーー!!」とか、そういう意味ではない。現代の戦争はもう単純な総力戦じゃないよね。
∧∧
( ‥)それを考えると、幸運だった
と思います?
( ‥)そうねえ、かなり幸運だった
–□ のではないかなあ
冷戦時代の時代遅れ達はそろそろぼけて知的に死ぬ頃だし、夢物語ばっか吹聴していた連中に政権をまかせたら想像以上のくるくるパーだということが分かったし、無駄に増えた老人どもも、間もなくばたばたおっちに始める頃合いだ。
未来と可能性は生の中にはない、死の中にこそある。死ぬのは良いことだ。死が存在しないと僕らは生き延びることさえ出来ないだろう。
そして死ぬなればこそ、未来にそなえよう。
思い思いの声で鳴いている
*の続き
散歩にいくと外は涼しいが、とてつもない湿気だった。
∧∧ フクロウさんが鳴いてますね
(‥ )
–( ‥)トゥートゥー
トルットトゥートゥー
いい声だよね
*ちなみにこの声が文字表記されるとあの「ホーホー ゴロスケホーホー」になる。
だが鳴いているのはフクロウだけではなかった。
∧∧ ぎいあっ ぎいぁっ 鳴いてます
( ‥)
–( ‥)おー、いるいる、建物の
フレームにとまって
鳴いておるがな
高いが、月明かりに照らされる雲を背景にはっきりと見えた。おそらくはサギよりもカラスよりも小柄でまるっこい姿。寸詰まりの頭、位置を変えようと少し飛んだ時に見える短い翼。ああ、やっぱりコノハズクでいいのだろう。小さなかわいらしい、しかし猛禽のシルエット。
∧∧ 他にもげぁげぁ鳴いてません?
(‥ )
–( ‥)反響しているのか
なわばり宣言
言い争いかな?
夜、フクロウたちが思い思いの声で鳴いている。
果てしなきハーレム
*の続き
∧∧
( ‥)意味もなくご都合主義的に
もてる、それはたとえ
物語に必要な設定で
あってさえも、
人類にとってはほとんど
犯罪行為に近いのだと
(‥ )現実にありえないから
不正を働いているか
(例えば宗教や薬)
あるいは現実にないから
現実世界では不正行為に
相当するいかがわしい
フィクションに夢中。
そういう扱いをされて
いるのかもね
例:痴漢電車プレイにはまってイメクラに通い詰めているのが友人、知人、家族、同僚、上司、部下にばれた。
∧∧
( ‥)考えてみればハーレム自体
本来は最高権力者の富と
権勢の誇示に他なりません
からね。これだけの愛人を
かかえ、彼女達のそばめたち
さえ召し抱えることが
出来るのだ、という力の提示
( ‥)人間ってなあ、分不相応な
–□ 富の誇示をする人を嫌う
から、余計、眼が厳しく
なるのかもなあ
例:友人知人から借りたお金でキャバクラ通いをするも、自分のお金でないだけに仕草や挙動、態度からしてばればれで、キャバ嬢やスタッフのみならず、常連の金持ちたちからさえも失笑を買い、生暖かい眼で見られる。
∧∧
( ‥)どうしたら良いのでしょうね?
( ‥)んーーー
可能性の分岐である平行世界、山田太郎くんのありうる人生25万通りの中で、彼を愛した3人の女性が、この時空、この場所、一同に集った。生きた彼を再び手にしたいという想いがゆえに。
∧∧
( ‥)どう考えても偏った趣味の
ヤンデレだよね?
見た目も尋常じゃない
でしょう
(‥ )ちょっとオリジナルと
違うだけで、違ーう
と怒髪天ついたりしてな
∧∧
( ‥)彼女達同士で殺し合いが
始まりそうだよ?
( ‥)それだとハーレムじゃ
なくなっちゃうからな
やるならむしろ逆よね
冒頭1ページ目で太郎くんは3人に刺されてばらばらにされ、次元も越える科学の力で胸部、腹部、腰部に分割。足りないパーツは機械で代用。
∧∧
( ‥)頭は?
(‥ )本人の自由意志は最後に
尊重されて、適時合体
どうよこれ?
2012年9月3日月曜日
マルガリータ再び
*の続き
∧∧
(‥ )でっ、これなら1日に1枚、
\– あるいはそれ以上の速度で
描けるのだと
(‥ )別件もあるし、本件でも
資料を調べないといけない
から1日1枚以上には
ならないだろうけどね
∧∧
( ‥)ともかく、速度を上げるしか
ないのだと
( ‥)うん、全部こういう絵に
–□ するわけじゃないが
こんな絵でも100枚も
そろえば一応、本には
なるわけさ。
∧∧
(‥ )後は印刷でどう出てくれるか
\– ですか
(‥ )白抜きの絵もあるけど
どうなるか未知数な
ところがね、あるからね
∧∧
( ‥)でっ? 作業うんぬんはさる
ことながら、謎と疑問に
ぶつかりまくりだと
(‥ )どうも僕らの思っている
ような世界ではないのよな
色が見えない連中も
いるけども、見える連中も
いるし、色覚が僕らと
全然違うかもしれない
ただ、調べようがない
部分があるから、なかなかね
この鳴き声もほほえましい
昨日、9月2日はずっと雨だった。
∧∧
(‥ )長い事、雨が降っていなかった
から、お湿りとしてはいい感じ
ですね
(‥ )昼間の湿度は強烈だけどね
夜になり、日付が変わり、気がつくと、雨量情報を見る限りではここ1時間は雨が降らなそうな状況だった。
∧∧ お月さまが見えます
( ‥)
–( ‥)散歩へいっても
大丈夫だね
湿度は高いが温度は低く、散歩にはまあまあな感じ。ただ、座るような場所はない。ふと森の中を歩いていると、
ぎいぁっ ぎいぁっ
とでも表記すれば良いのか時々、夜の森で鳴いている鳥の声が聞こえた。人の赤ん坊を思わせる、しかし明らかに違う声。それも、いつもよりずっと近く、道のすぐ脇にある木の上からだった。
近づくと
∧∧ 小さな黒い影が飛んできます
( ‥)
–( ‥)音もしないし、小さくて
まるっこい影で
長い首や頭が見えない。
サギではないな
時たま、ごあっ、ごしぇあああああああーーーー!! とでも言うのか、夜の森の中、とんでもないだみ声で鳴く鳥がいて、しばらくすると、わさっと軽やかに飛んでいくアオサギと思える鳥の影を見るし、ゴイサギの影を見ることもある。ゴイサギも声はひどい。夜、げぁ げぁ と何か気味の悪い声が空高くから聞こえてきたら、それはたいてい飛んでいるゴイサギだ。
∧∧
( ‥)でも、ぎいぁっ、という
どこか人間の赤ん坊が泣く
ような、しかしどう聞いても
少し似ているだけで
人間ではないよなあ・・
という声の主は
サギではない
ということですか
(‥ )まえ、ぷっぐおーという
声が聞こえた、という
話を書いたよね=>*
あの後、調べたら、どうもコノハズクではないか? ということに思い当たった。
∧∧
( ‥)コノハズクの声というと
ぶっ、ぽう、そう、と
聞こえる、というのが
一般ですが
( ‥)だけどさ、本を読むと
–□ 距離によって聞こえ方が
ずいぶん違うっていうの
だよね、
それに、コノハズクは、ぎゃあ、というような声でも鳴くという(*注:20120905追記:ただし次を参考のこと=>*)。だとしたら時々、夜の森で聞こえる赤ん坊のような、しかし明らかに違う得体の知れないだみ声の正体はコノハズクではなかったか?
∧∧
( ‥)でっ、本日のあの影を
見る限りではサギではなく
コノハズクっぽいと
(‥ )あのちいちゃくて
まるっこい影は
そうだと思うよ。
しばらくぼんやりしていると、少し離れたところから、ぎいぁっ ぎいぁっ という声が再び聞こえた。ここは僕のなわばりだ!! という声なのか、どうなのか。
いずれにせよ、あの小さな体で一生懸命鳴いていると思うと、この鳴き声もほほえましい。
2012年9月2日日曜日
フォトネクテス・マルガリータ
∧∧
(‥ )Photonectes margarita
\– ですか
(‥ )たぶん、だけどね。
イラストにするとこんなだな
よく分からない、理解に苦しむ
魚だけどもね
∧∧
( ‥)イラストはこの描き方で
進行するのだと
( ‥)これならかなり速いんだ
–□ とはいえ、疲れたから
少し休むかな
ちなみに上が雌で、下が雄。
超光速ハーレム
∧∧
(‥ )何の取り柄もない主人公が
\– もてまくるハーレム設定が
はやるのはなぜか?
(‥ )理論的根拠もなく
超光速がこの世界では
実現してます、という
SFのご都合主義設定と
同じだろ?
その原理と社会的インパクトをいちいち説明していたら、それだけで1冊の本が書ける分量になってしまうから、この巨大な枝葉末節をご都合主義に省く、いや省け。
∧∧
( ‥)意味も無くもてる主人公と
超光速は同じですか
(‥ )本当にまじめに考えれば
光の速度を越えて人類が
自在に宇宙を往来してるって
現実をどこまでなめくされば
気が済むんだお前は? って
いう無知無茶ぶりだろ?
それと同じだよ
笑って流すべき
事実、そんな無知無茶ぶりがないと物語が進まない!!
∧∧
(‥ )でもスターウォーズで主人公が
\– 宇宙を往来しても怒る人は
そうはいないけども、
ハーレム設定には眉を
しかめる人、多いですよね
(‥ )人間は繁殖をめぐって果てしない
競合の中にいるからな
他人からの評価、異性からの評価
ライバルである同性の評価、
現実と実力を見極めるように
進化してきたから、もてもて
ご都合主義は不相応な不正を
見ているのと同じで、
許しがたいのじゃないか?
必要な嘘を通り越して不快に感じるという状態、たぶん。
∧∧
( ‥)でも、その競合こそが
大量の子孫を残して
適応度をマックスまで増大させ
たい!! という渇望を、
ハーレムという答えを
生むのですよね
(‥ )要求と蔑視が共通の基盤から
出ているわけで、
怒りと誘惑が紙一重なのよな
嫌ってる人も、その魅惑の可能性に誘惑されうるから嫌うのだ。だが、魅惑されるにしても、小骨がひっかかるような違和感があるから、この小骨を抜け!! という当然の要求。
∧∧
( ‥)主人公がもてるようになる
その過程をきちんと描け、
と言われたらどうします?
(‥ )それさ、ワープ機関建造物語
といってるのと同じよな
たぶん面白くないぞ
あるいは面白くするのは至難の業。
たいまん勝負をやめたら存在意義がなくなる
∧∧
(‥ )なんで漫画の主人公達は
\– 1対1で戦うのか? という
疑義
(‥ )そりゃあ、10対10で
戦う時に、相手の10将軍は
大将を守らんと、各フロアに
律儀にも1人ずつだから
じゃあ頭をはたらかせて
10対1で効率よく
ぶち殺して進もうぜーとか
言い出したら、熱血冒険物語
がリンチ殺人事件になるから
だろ
∧∧
( ‥)というか、たいまん勝負が前提
だから、相手の方々も1人ずつ
分散してくれているのですよね
(‥ )だからこそ、敵も無駄に
個性的な技とか能力を
持っているのよな
当然、味方も同様よね
∧∧
(‥ )たいまん勝負前提、バトル漫画
\– はいわば戦士の文化であると
(‥ )陣形を組んで戦争もできない
という意味ではとてつもない
野蛮人だとも言えるけどね
戦士ってそういうものよな
∧∧
( ‥)言い換えると、なんで1対1で
戦うのさ?? という疑義は
バトル漫画の根幹と存在意義を
破壊する質問であると
(‥ )その前提が崩れたとたんに
10対10の戦いになり
陣形を組み、いかに仲間を
集められるか、という
話になり、100対100
になり、戦士の技量や個性
は失われ、集団に埋没し
1万の兵士を維持するために
補給路を整え、偵察兵を出し
馬を組織的に調達する
仕組みを整える話になるさね
∧∧
(‥ )戦争では戦士なんか必要ない
\– ですから
(‥ )気持ち分かるけどもそれを
言ったら意味ないよって
ことはあるのよな
無駄な疑義を唱えるぐらいなら、戦士のたいまん勝負を成立させる新しいアイデアを模索した方がよさげ。
∧∧
( ‥)でもそんなアイデアも考えつく
のはとっくに提案されて
ますよねえ
(‥ )暗黙の了解でなし崩し的に
そういうストーリーにする
とか、バトル大会という形で
ルールがあるとか、
国家間の戦争でも戦士を
たてるのが流儀なんで
巨大ロボットが1対1で
ガチバトルとか色々あるけど
暗黙の了解か、ルールか
そのどっちかよな
*その他、光の戦士も怪獣もお互いに基本1体しかおらず、そもそも仲間がいないか、仲間がいても出てこない。あるいは仲間はいるのだけども国家という巨大組織の中にいるので、全面戦争をするわけにいかず、鉄砲玉という戦士を小出しにして局地的にたいまん勝負をせざるをえないヤクザ映画とかギャングもののような事例。
2012年9月1日土曜日
客席がいきなり真顔になったらどうする?
*の続き
∧∧
( ‥)つまり、確信は持てないけど
文化人やテレビは
ボケちゃったのではないかと?
( ‥)んー、文化人やインテリは
–□ いわば知的な意味での
引きこもりだから
一般人や常識人から
ひんしゅく買うのは
当たり前なんだよね
むしろそれが芸なのだ
ともいえるけど
ただ、どうも世間の反応が、「ああ、またね、はいはい」になってきた、ということは。
∧∧
( ‥)同じことばっかり言って
いるからあきられちゃったと
(‥ )まるで戦前のようだ、
戦前と似ていませんか
大変だ、大変だ
おしまいだ、おしまいだ
失われた、失われた
駄目だ、駄目だ
何十年もそれしか
言ってこなかった
からなあ。
∧∧
( ‥)つまり
( ‥)年取ったから、というよりは
–□ 同じ芸を30代、40代
からずっと鍛錬もなく
だらだら続けて、もう
脳の回路がごく単純な
おもちゃ状態っていうか
切れも味もないというか
∧∧
( ‥)ボケでしょ
(‥ )まあ、加齢うんぬん以前に
すでにボケてた、というかね
駄目になっていたというか
文化人やインテリってのは結局は芸人だからね。同じ芸をし続けていても大丈夫な時は大丈夫かもしれんけど。
∧∧
( ‥)でも、今まで通りなのに
ある日突然、皆の興味が
うせちゃう時がやってくる
そういう状況ですかね?
(‥ )自分が芸人だと思ってない
連中は、はは、オレ様は
知的な大物、愚民と違って
知性の価値は失われず
むしろますます磨かれ、
まだまだ安泰、安泰
とたかをくくってるかも
しれんけども
でも冷静になって考えてみよう。ある日、突然、客が真顔になって、さーっと家に帰っていく時がくる。というか、そういう状況になったら、というかすでになっているのだとしたら、どうする?
∧∧
( ‥)まっ、そんな心配は
していないでしょう
( ‥)真理、真実を手にしているのは
–□ オレ様だ、と思っている
だろうからなあ、まあ
心配はしないだろうね
ただし、心配していないからといって、起きないわけではない。この宇宙では予想もつかないことが起こる。
10万文字に要約せよ
∧∧
( ‥)つまり?
( ‥)非常にざっくりとした見解
–□ で言ってしまうとあれだ
科学の歴史においてプラトンとアリストテレスの影響は絶大であるが、科学史を書く場合においてはほぼ無視して良い。
∧∧
( ‥)...言ってることが矛盾してるし
乱暴そのものですけどね
(‥ )うん、だけどね、彼らの
業績ってあれなんだよね
:現実世界の背景に数学的秩序がある
:正多面体は神秘
:宇宙は天球の入れ子構造
:動力がないと物体は停止する
∧∧
( ‥)言い換えると
(‥ )常識、神秘だけで
科学に対する
数学的貢献は0
影響は絶大だが、言い換えてしまうと無視して良いレベル
( ‥)ましてや10万文字が
–□ 限度ではね、どうしてもね
∧∧
( ‥)さいですか
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