*の続き
昼、一段落ついたところでヒバカリを公園の森に放した。血はもう止まって、ふたを開けると、舌をちろちろとのばしながら周囲を探り、さあーっと出て、落ち葉の中へ消えていった。
∧∧
(‥ )ばいばい
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(‥ )おしいが、やむを得ないな。
ヒバカリ、地味でほぼ一様で褪せた、しかし輝く褐色のヘビで、とても魅力的。
∧∧
( ‥)でも、ああいうヘビさんは
大食漢ですから。
(‥ )〆切りに追われる身としては
飼うこともキープすることも
できんなあ。