∧∧
( ‥)年間4冊のペースで本を書く、
理屈の上では死ぬまでに100冊は
書けるってことになりますね。
(‥ )1冊の読者が事実上、
2000人程度だとすると
のべ人数で20万人は読む
計算になるな。
20万人、ちょっとした都市の人口に相当するけども。
∧∧
( ‥)でも、結局、成果は0に等しいだろうと
( ‥)仮に本当に最後まで妥当な知識を
-□ 書き続けたとしても啓蒙活動に
たいしてなるわけじゃない。
どれだけ妥当なことを書こうがなにをしようが、そんものは成果にもなんにもならない。無駄だ。
∧∧
( ‥)でも誰か何かどれか、
どこかで根付くだろうと。
(‥ )この前、この本を書いた時にケラーさんの
□- ”有孔虫”を引用したろ?
例えばの話、あれを見て、気づいた人間はたぶん、1人はいるんじゃないだろうか?
∧∧
( ‥)ケラーさん、前にもやっているんですよね
( ‥)結構なスキャンダルなんだがな。
よもや、一部マスメディアや一部サイエンスライターが有頂天に書き上げた「恐竜絶滅は絶滅のクレーターの30万年前だった!!」という説の根拠が心霊写真だなどとは笑える冗談だろう?
∧∧
( ‥)誰か、ああこれだったのか...と
気づくだろうと。
(‥ )1人でいいんだ、
白亜紀に夜がくるを
読んだ者であれば、
誰か気づく。
成果ってのはそういうものだ。あらかじめ何らかの疑惑を抱いていないと、分からない信号や情報というものがある。しかしだからこそ、その信号と情報は用意ある人の疑義を解くことができる。分からない、ということは準備が出来ていなかった、そういうことでもある。分かっていなかったことが分かるまで、それは分かったと呼ぶに値しない。
( ‥)古本屋でもうとっくの昔に
-□ 著者が死んだ、しかし参考になる
本を見つけた時は、確かに
受け取った、と思うのよ。
∧∧
( ‥)紙はその点、電子よりも
寿命は長いのですよね。
紙にこだわる必要はないし、これをもって紙はすたれないと得意満面になるのは間抜けもいいところだけども、まあ、紙の利点はそこに確かにあるよなあ。
∧∧
( ‥)どこかに届くはずだを
想定しているが、実際に
届くことを見ることはない。
(‥ )タンポポは綿毛を飛ばすが、
まあ、自分の種の
行き着く先は見れないもんさ。
もし、使命感のあるサイエンスライターなんてのがこの世界にいるとしたら、思いのならぬこの世界の有様に、たぶん、自殺するか気が狂うだろう。
∧∧
( ‥)知的生物とやらの悲しい限界ですよ
タンポポは自殺も発狂もしませんね。
(‥ )ああ、でも時々思うのさ、
タンポポに知能があったら
あいつら森を焼くよな?
あの暗い森を、あの巨人達が太陽エネルギーを独占する呪われた場所をなんとか占拠しようと思うだろう。
∧∧
( ‥)焼きますか?
( ‥)さて、どうしたら焼けるものかな?
-□
可能性は最大にしなければいけない。