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2011年10月8日土曜日

大人でも楽しめる、ではない、大人が子供のままなのだ

 
 これは科学の本だけども、本当に子供向きの本なのか? 大人でも楽しめる。
 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
   ( ‥)子供時代から読解力も知識も
     -□ 増えている。言い換えると
       子供時代の知識などごく
       わずかでしかなかった。
       という前提に立てばそうかもね。
 
 だがそうでないならどうだろう?
 
 ∧∧
( ‥)子供の時に難しかった
    知識は大人になっても
    やはり難しいだろう。
 
   (‥ )テレビ番組であったよね、
       小学生レベルの問題に答えられない
       お馬鹿タレントを笑うってやつ。
 
 それは見方を変えれば、小学生レベルでないと安心して見ていられないし、優越感にひたることもできない、ということでもある。ようするに、我々一般的な大人の知的レベルは中高レベル以下、ということに他ならない。
 
 ∧∧
( ‥)子供の時に分からないことは
    大人になっても分からない。
 
  ( ‥)立場の違いから分からなかったこと、
     経験していないから分からなかったこと、
     そういうのは分かるようになるんだけどね。
 
 そりゃあ、当たり前。立場が変われば、経験すれば、分かることもあるだろう。親の心、子知らずとかってそういうことだろうし。
 
 ∧∧
( ‥)でもそれ以外ではどうにもならないと。
 
   (‥ )言い換えればこうだな。
       子供の時にその本を理解できた奴は
       大人になっても理解できるし、
       子供の時に分からなかった奴は
       大人になっても理解できない。
 
 ∧∧
( ‥)少なくとも、立場や経験ではなく、
    科学に関するものはそうだろうと。
 
   ( ‥)実際、子供向けの本は研究者が
     -□ 監修についたりしてライターと
       編集部が色々と協議して作る。
       それが分からん奴は大人になっても
       分からんよ。
 
 
 大人でも楽しめる、というのは正しくはない。大人が子供のままだってことだ。
 
 
 

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