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2013年10月12日土曜日

直角定規と火星

 
 明け方近い3:30、散歩に出てぼーっと星を見ていると流れ星が三つ見えた。そのうちの二つはまるで輻射点がふたご座にあるかのようだったが、特にそういう流星群は、今、なかったと思う。
 
 ∧∧
(‥ )三つとも、天空を切るように
    速い流星ですね
 
  (‥ )しかも明るい、
      色は金色だ。
      すばらしいね。
 
 
 東の地平線から登り始めたしし座が見え、α星レグルスの近くに、赤い火星が光っていた。地平線近くにあってどちらも暗いが、二つとも同じぐらいの明るさだったことからすれば、火星の光度は今、1等星ということだろうか。
 
            *   
             *
 ∧∧ ごく近い距離ですね
( ‥)
 ‐( ‥)腕を伸ばした時に見える
     二本指ぐらいの角度。
     3度ぐらいってところだね
 
 ここしばらく台風が、東日本に来る前に崩壊してしまったけども、西の空でうろうろしたせいで雨や曇りが続いていたからひさしぶりの観察だ。
 
 ∧∧
( ‥)直角定規を使って、
    ごく簡単な三角測量ですか
 
  ( ‥)ちょっと小さくて、
    ‐「 不便だけどね
 
 昔の人もこうして星の運行を観察した。ちなみに、直角定規のサイズだとどうしても測定が不明瞭になる。眼だけを使った星の角度の観察では、機具は巨大な方がいいけども、そういう機具を正確に作ってしかも運営できるほど豊かな人々はごく限られていた。ケプラーが正確な観測値が欲しくてティコ・ブラーエのもとへいったのも、こう見るとよく理解できる。
 
 ∧∧
( ‥)ともあれ、あなたの
    直角定規だとどうよ?
 
  (‥ )そうだなあ、
  「‐  角度でいうと1度ぐらいの
      ずれが生じても
      おかしくない
      そんな感じかなあ。
 
 今度、もっと大きなものを買おう。いや、自作した方がいいのか? ともあれ、
 
 ∧∧
(‥ )記録からすると9月28日に
\‐   ふたご座のポルックスと
     火星の距離は角度にして
     28度ぐらい
     本日、10月12日では
     34度ぐらいですか
     あくまで直角定規の
     目分量ですけども。
 
  (‥ )一方、しし座のレグルスと
      火星の距離は角度にして
      9月28日は11度ぐらい
      10月12日では
      およそ3度
 
 まあ、なんだ、これは火星そのものの直線移動距離、というか角度ではないけども
 
 ∧∧
( ‥)それでも、最低でも
    2週間で7度かそのくらい
    動いている換算ですね
 
  (‥ )腕を伸ばした時に見える、
      指4本分ぐらいの角度だ
 
 仮に14日で7度として計算すると、この速度だと720日で、仮に14日で8度だとすると630日で火星は天空を一周することになる。
 
 ∧∧
(‥ )でも実際には地球と火星の
\‐   最接近の周期は
     だいたい790日
     ごとであると
 
  (‥ )ようするに、今、火星は
      平均速度よりも
      ずっと速く天空を
      移動している、
      そういうことだね。
 
 もちろん、こうした移動は天動説的なもので、地動説体系からすれば火星の動きは見かけ上のものでしかない。しかし、こうした動きを説明することが古代人からケプラーにまで至る課題であった。古代人は真面目に、ケプラーはいかれた神懸かりな思い込みと緻密な計算で結論を出した。
 
 ∧∧
(‥ )これから火星さんはだんだん
\‐   速度が遅くなるはずですよね
 
  (‥ )さてもさても
      そこんところをきちんと
      見ておきたいもんだね。
      そして、直角定規でも
      このくらいのことを
      把握できること。
      それが肝心よな。
 
 そしてなにより、これを可能にした三角法を確立した古代人たちは偉大であった。
 
 
 
  

もしもジャポニカ米がベトナムで、という場合は

 
 hilihiliのhilihili: ベトナムから買えばって言うけど、インディカ米捨てたじゃんよの続き
 
 ∧∧
( ‥)でも仮にベトナムで
    日本向けのジャポニカ米を
    生産し始めたら、
    それをどんどん日本に
    輸出できる状態になったら
    どうなるでしょうね?
 
  ( ‥)しばらく時間はかかるよね
    ‐□ 品種の試験や生産や輸送の
      ノウハウ、販路の確立
      色々あるからね
 
 ともあれ、仮に可能になったと考える。
 
 ∧∧
(‥ )日本の米生産は国家の自給自足を
\‐  守る要と言われますが
 
  (‥ )時々言われるのが、
      日本が封鎖されたら
      石油も途絶えるはずだ。
      そうなれば
      米も生産できないだろう
      という意見だな。
      刈り取りとかは
      人力で行うにしても
      輸送は自動車なり電車を
      使わないと事実上、
      無理に近いからね。
 
 つまり石油を海外に依存しているのならば、米を海外に全面依存しても同じだろう、そういう論法。
 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
   (‥ )そうねえ、その意見は
       石油を輸送する輸送船
       だけを防衛する時と、
       それに加えて穀物の
       輸送船も防衛しなければ
       いけない時と、
       どちらも手間は同じだ。
       そういう前提が
       あるように見えるな。

 
 果たしてそうなのか? という疑問。
 
 というか、日本が封鎖されたら、という時点で、完全に封鎖された時点以降のことだけを扱っている。
 
 その前提には、それ以前の過程や防衛にかかるコストがまるっと抜けているわけで、あまりに議論が荒すぎるだろう。
 
 *議論を意図的に誘導するためにわざと荒くしている可能性もある。
 
 
 ∧∧
(‥ )とはいえ、石油だけを、
\‐   石油と穀物の両方を、
     二種類それぞれの
     防衛にどのぐらい
     コストの差が出るのか、
     それは詳しく調べないと
     分かりかねますが...
 
  (‥ )ただ、少なくともあれな
      例えばベトナムに食料を
      全面的に依存したとする
      だろう?
 
 つまりこの場合、日本を屈服させるには、例えばベトナムに陸路で攻め込めば良い、そういうことになる。そしてこれが出来る国が存在しており、その国と日本は現に敵対している。つまり、この可能性は当然考慮しなければいけない。
 
 ∧∧
( ‥)それを阻止するには
    ベトナムを援助しなければ
    ならない。
 
  (‥ )すごく失礼な言い方に
      なってしまうけども、
      それって、事実上、
      日本がベトナムを支配する
      そういうことなんだよな。
 
 ある地域に食料を全面的に依存するとはそういうことだ。ものすごく失礼な話ではあるが、現実問題として依存先を支配しなければ依存できない。
 
 実際、石油だって、中東においてアメリカがこれを肩代わりしていて(あるいは大日本帝国の延長にあるはずのことをアメリカが自主的に奪って行っているので)、だから日本は色々なサポートをしている。自衛隊がえっちらおっちらインド洋の向こうまでいくのはそういうことだろうし、それには金がかかるのだ。

 
 さて、日本がベトナムに全面的に食料を依存し、必然的にベトナムを支配したとする。

 それが良いか悪いか、ベトナムの人々が納得するかどうか(とてもじゃないが納得しないと思うけども)、仮にそうなったとする。
 
 ∧∧
( ‥)ベトナムを守るために
    大量のお金が必要だね
 
  ( ‥)単純に考えるとさ、
    ‐□ 主食の米が安くなる
      代わりに、
      税金が増えるんじゃね?
 
 あるいは時々、人は言う。コメ農家への補助金は無駄ではないか。合理化すべきだ。なぜコメ農家を守るために俺たちは高い金を払っているのか? 輸入解禁!
 
 単純に言うと、この無駄とやらがベトナム向けになる、という話ではないのか?
 
 食料を生産できている自国領土を防衛することと、食料生産地である海外と自国領土の双方を防衛するのでは、支払うコストが違うだろう。同じではない以上、安い輸入米があればうはうはだ、ということにはなるまい。
 
 *実際、中東の安い原油があるからうはうはだ、という風にアメリカはなっていない。
 
 ∧∧
( ‥)実際にはあれでしょ?
    日本は米を自給できている
    日本は例えばベトナムの米に
    全面的に依存している、
    この二つの両極端の間の
    どこかに現実がくる感じ
    でしょうね
 
  (‥ )つまんねえこと
      言っちゃうとさ、
      ベトナムが破格に安い
      ジャポニカ米を
      作って輸出してきても
      その未来は
      今と微妙に違うだけで
      外見はあまり変わらない
      世界になるだけだよね
 
 そもそもあちらで食べないジャポニカ米をわざわざ輸出用に作るのだ。だとしたら、それなりに高く、こちらから見れば安くてもあちらから見れば高く売りつけねば話にならないだろう。すると当然だけどもこちらでの売値も一気に例えば5キロで100円になったりはしないってことだ。比較すれば安いお米、多分、それだけではないか?
 
 もちろんその微妙な世界で影響を受ける人はいるんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)あなたとかね
 
  ( ‥)俺は今でも、20年前の
    ‐□ ことを怒っていて、
      タイ米が
      インディカ種だった
      ただそれだけの理由で
      調理の仕方が分からなーい
      ただそれだけの怠慢で
      あの安い米を奪われた事を
      怒っているのだ。
 
 それがジャポニカ米になるのは寂しいけども、しかし、安い米が入ることを考えれば単純に嬉しいことでもある。
 
 ∧∧
( ‥)とはいえですよ
 
  (‥ )とはいえだ、先にも
      述べたように、
      一ヶ月で7.25kgの米を
      消費した場合、
      3〜4000円を出費する
 
 仮に、この金額が0になったとしても、ひと月あたりの節約は4000円程度だ、ということを忘れてはいけない。
 
 ∧∧
(‥ )本当に節約するのなら、
\‐  コンビニいくな
    自販機使うな
    外食するな
    マック使うな
    ドトールいくな
    無駄な食材を買うな
    そういうことですね
 
  (‥ )これを行って
      効率を最大にまで
      上げられるのは
      自炊している無職や
      自営業者なんだが
      おおむね、他の人にも
      当てはまることなんでね

 
 仮に米の値段が0になっても、それは4000円程度の節約にしかならない。そこから考えると、貧乏人は米を食べられない、と言っているようでは状況を打開できやしないだろう。たぶん、もっと改善しなければならない無駄な出費がある。そこを是正しないと駄目だ。
 
 通常の米の半額だ、という具体的なやりくりではなく、米は高い! コメ農家はずるい、こういう台詞に眼を奪われているのだとしたら、そのこと自体が自らの家計を把握していないこと、浪費という水漏れ箇所を認識出来ていない反映ではないのか。
 
 
 

ベトナムから買えばって言うけど、インディカ米捨てたじゃんよ

 
 前半はhilihiliのhilihili: 憎悪禁止、ひっくり返せば、愛は地球を救うの続き
 
 ギニア・ビサウがやられたか...

 ∧∧
( ‥)ギニア・ビサウなど我ら
    ギニア四天王の中でも
    最弱の存在
 
  ( ‥)カラハリ砂漠ごときに
      やられるとは、
      四天王の面汚しよ
 
 ギニア共和国 赤道ギニア共和国 ギニアビサウ共和国 パプアニューギア独立国
 
 ∧∧
( ‥)....なに? この小芝居
 
  (‥ )いや、やってみたくて
 
 ∧∧
(‥ )実際には赤道ギニアさんが
\‐  兵員、国防費共に一番
    少ないのですけども
 
  (‥ )人数の割には
      パプア・ニューギニアの
      国防費が多いのは、
      空軍が多いせいかな?

 
9700人 5500万=>ギニア基礎データ | 外務省
6450人 1800万=>ギニアビサウ基礎データ | 外務省
2000人 3900万=>パプアニューギニア基礎データ | 外務省
1320人 800万=>赤道ギニア基礎データ | 外務省
 
 さて
 
 hilihiliのhilihili: 弁当が自炊よりも効率的になる条件は、正直、厳しいだろうの続き
 
 米を食えない人がいるという。
 
 なぜなら貧乏だから。
 
 米は高いから。
 
 ∧∧
(‥ )でも、実際にはスーパーで
\‐   一番安いのは米である
     これは事実
 
  (‥ )米を1とすると、
      パスタがおよそ1.5。
      うどんは水を吸った状態で
      米と同じ。
      乾燥状態では
      パスタと同程度か
      あるいはそれより高いかな
      インスタントラーメンは
      2.5かそれより高い
      そうめんや
      カップラーメンは高級品
 
 少なくとも、神奈川県のスーパーではこうである。
 
 ∧∧
(‥ )でもうどんやパスタの方が
\‐   安いのだ、という主張
 
  (‥ )確かに、トルコ産のパスタ
      バハールはキロあたり
      200円。米の半額。
 
 ネットの検索で見る限り、確かに地方や店舗や商品によっては米よりも安くはなっているうどんがあるらしい。
 
 ∧∧
( ‥)でも、これだと、
    米よりも安い主食がある
    という主張は、
    店舗や地域や輸入や
    あるいはネット販売に
    限られる、限定的な
    現象だということに
    なりますね。
 
  (‥ )それ言うとさ、
      我が家から1キロ離れた
      場所にある
      お米の自動販売機
      5キロで1600円の
      ものがあるんだよね。
 
 バハールのパスタと比べてさえ、1.6倍の価格にせまっている。局地的な話を普遍化できるなら、じゃあこのお米ならほらどうだ、という話でもある。
 
 これらから考えるに、米は高い商品である、というのは信用しがたい意見だと言える。というか、
 
 米よりも安いものが局地的にある、
 
 これを
 
 米は高い商品である
 
 と飛躍した物言いに言い換えているだけではないのか?
 
 ∧∧
( ‥)論理のすり替えであると
 
  (‥ )米よりも安い商品がある
      米は一番安い商品ではない
      ここまでは論理だな。
      ひとつの反証があれば
      前提は破壊できる。
      しかし、以上を
      ”米は高い”、に
      すり替えたんだろう。
      これは飛躍だよね。
 
 米は一番安い商品である、しかし米よりも安い商品がある、ゆえに米は一番安い商品であるという大前提は反証された。そう言う事はできるが、だからといって、概して米が安いよ、という事実、傾向、それ自体は覆せない。
 
 反証から大前提を破壊する、ゆえに大前提はすべからく覆されている(はずだ)、と話を飛躍させるのは、これは無意味に理屈っぽい人間がよく行う誤謬だろう。論理を振りかざしているが、論理が分かっていないタイプ。
 
 *そもそも論理は文章が正しく構成されています、というだけのもので、正しい文法で嘘をつけることから明らかなように、論理は内容が正しいかどうか全く何も語ってくれない。それに人間の推論過程ではそれが十分役に立っているのに論理では全然正当化できないものがある(例:貝の化石が山から見つかるとは、ここは昔、海だったに違いない)。

 論理を振りかざしている時点で、その人は相当おかしことをしているか、あるいはひどくずさんなことをしているのは確実だ。
 
 それにそもそも
 
 ∧∧
(‥ )あなたはそれなりに
\‐  食べるから5キロのお米を
    20日程度で食べ尽くしちゃい
     ますよね
 
  (‥ )2000円の米なら
      ひと月3000円、
      2500円の米なら
      ひと月およそ4000円の
      出費であるな。
 
 仮に、米の半額のパスタを主食にしたとする。するとひと月に節約できる金額は
 
 ∧∧
( ‥)1500〜2000円
    ですね
 
  (‥ )貧乏人は米が高いから
      食べられない、
      という主張は、
      私は月々、
      2000円以下の出費を
      押さえないと
      生きていけません、という
      主張だということになる。
 
 確かに、金がない時はそうなるのだ。
 
 例えば何気なく自販機のジュースを買っているとする。1日、120円、あるいは150円でも、ひと月30日あれば3600〜4500円の出費になっている。
 
 半額パスタでお金を節約できますどころの騒ぎではない。
 
 コンビニでおにぎりを1日平均、2個頼めばこれ以上のことが起こる。
 
 ∧∧
(‥ )自販機、コンビニで物を
\‐  買うのは止めなさい、とは
    しばしば言われること
    ですからね
 
  (‥ )つまり、米を買わない
      貧乏人とやらは当然、
      コンビニで物を買わないし
      自販機も使わない、
      使うにしても最小限に
      押さえている。
      そのはずだよな?
 
 そのはずだよね? 米は高いから買わない。パスタやうどんを食べています。そう言っている人は、まずパスタやうどんの重量と金額を把握しており、そして一番安いものを選んでいるはずだ。そして普通のスーパーでは購入していないだろう。安売りをうたい文句にしている店とか、あるいはネットで購入しているはずだ。そしてコンビニや自販機では物を買わないはずだ。月々2000円程度の出費を押さえる必要があるとは、そういうものだ。そうではないか?
 
 ∧∧
( ‥)あなたはそれを信用しない
 
  (‥ )そういうことをしている
      人がどこかにいるのは、
      それ自体はまあ確実だ。
 
 だが、今、”貧乏と言われる人々”がそういうことをこぞってしているか? 
 
 どうもそういう様子は見えてこない。
 
 実際、トルコの安いパスタ、バハールについて検索してみると、出てくるのは、貧乏人ではなく、今ある収入からどうやりくりしつつ必要なことを行うか? それを日夜考えている主婦たちの声であるように見える。
 
 ∧∧
(‥ )ベトナムのお米を輸入すれば
\‐   もっと安いではないか!
     そういう意見もあるみたい
     ですね
 
  (‥ )主食の経費を事実上、
      0にしようという考えだな
      月々あたり
      3000〜4000円の
      節約をしよう、という
      意思表明だよね。
 
 まあ、確かに貧乏な人間ならそう考えるだろう。もちろん、これを望む人はコンビニでも自販機でも物を買わないだろうし、マクドナルドで一休みするとか、そういうこともしていないはずだろう。だいたい、そんなに飲み物が欲しいなら空のペットボトルに水を入れて持ち歩けばすむ話だし、外食はとにかく高すぎる。
 
 しかしそもそも
 
 ∧∧
(‥ )...ベトナムのお米って
\‐   インディカ米だよね
 
例えば農林水産省による平成22年度の農業調査分析報告書、アジア地域を見よ
=>
‎www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_syokuryo/h22/pdf/asia_h22_04.pdf

農林水産省の該当ページ
=>農林水産省/主要国の農業情報調査分析報告書(平成22年度)
 
 
  (‥ )品種に関しての説明で、
      ほとんどが
      インディカ米であること、
      現状、ベトナムの米生産に
      占めるジャポニカ米の
      割合は非常に小さく、
      統計にも表れてこない
      そう書いてあるな。
 
 皆さん、1993年に起こった平成の米騒動を忘れちまったんじゃあないでしょうな? 不作でタイのインディカ米を緊急輸入したが、インディカ米はぱさぱさしてるという、それだけの理由で、インディカ米に向いた料理を紹介することもなく、こんなもの食えるかと、そう言わんばかりにネズミの死骸が入っていたとかマスコミが風評被害を煽るような報道をしたり、粘りを出すためにゼリーや寒天をくわえてみましょうとか、得体の知れない、むしろまずくなるだろ、と言うような”工夫”を連呼したり。せっかくタイから買ったのに、タイ米を捨てたり、破棄したりしたこと。あれを忘れちまいましたかね?
 
 日本人をステージパフォーマンスで怒らせたいなら米を踏みつぶせばいい。そういう話があったけども、タイの人々が作った米を、どう調理すればいいか分からなーい、というそんな理由で、平気な顔して捨てたじゃないか。
 
 ∧∧
( ‥)あなたは安いインディカ米に
    ほくほくでしたけどね
 
  ( ‥)インディカ米は
      ぱさぱさだからね、
      ピラフとかに良いのだ
      だがな、ある日、市場から
      すぱっと消えちまったのさ
      どこにいっても
      買えやしない
 
 確かにもう、20年は前の出来事である。
 
 あの時の事を覚えていないでベトナムから買えば良いじゃない、と言っているのだとしたら、当時はまだ米を買って自炊していなかった、そういう年齢だったということか?
 
 次に続く=>hilihiliのhilihili: もしもジャポニカ米がベトナムで、という場合は
 
 
      

2013年10月11日金曜日

憎悪禁止、ひっくり返せば、愛は地球を救う

 
 hilihiliのhilihili: 雑な言葉を使って法律、法律言うのはいかがなものかの続き
 
 ∧∧
( ‥)まあ、タイトルからして
    出オチですけども
 
  (‥ )ナチスを防ぐために
      ヘイトスピーチを禁止する
      ひっくり返せば
      愛は地球を救う、
      そういう主張だよな
 
 とたん、ものすごく馬鹿っぽくなりました。
 
 ∧∧
( ‥)愛があれば地球は救われる
 
  (‥ )愛があっても金の無い
      結婚は破綻するのに、
      愛されあれば地球を
      救えるとな?
 
 愚かな。というか頭、わいてる。
 
 人間を支配するのは善悪じゃない。それは経済、胃袋、飯、ご飯。
 
 しかし、
 
 愛があれば地球は救われる。
 
 そして
 
 ナチスを防ぐためにヘイトスピーチを禁止する。
 
 こんな言葉を唱えて世界を変えようとする人がいる。
 
 連中は、いくら失敗してもこりやしない。
 
 いや、こりない、つまり自分の動作を結果から顧みない、そういう人間だけが言葉と禁止に固執している。そう言うべきか。
 
 ∧∧
(‥ )...反戦ソングを歌う歌手、
\‐  世界中のみんなが愛し合えば
    争いはなくなる。
    そういうことを
    真面目に叫ぶ人
 
  (‥ )だが世界から戦争と
      争いがなくなることはない
      結論はすでに出ているのに
      そのことを彼らは
      決して顧みないのだ。
      つまり、
      固執が強すぎる人間、
      失敗を直視出来ない人
      そういう不自然に頑固な
      人々がこういう上っ面の
      言葉にすがる
      そういうことだろうな
 
 言葉を語っても理想郷は降りてこない。
 
 なれば、
 
 言葉を語っても地獄はできないだろう。
 
 つまり、
 
 憎しみを語っても、それだけで地獄が地底から浮上してきたりはしないだろう。
 
 憎しみを語っただけでヒトラーは政権を取れたのか?
 
 否。WW2の前に、ヒトラーの前に、すでに戦争の種はまかれていた。
 
 それでもなお、言葉のみで世界が変えられると言うのであれば

 
 
   (‥ )諸君! 赤道ギニアが
       憎いだろう! 
 ∧∧
( ‥)...まあ、知識人さんたちの
    言い様からすれば、
    それを100万回言えば
    政権がとれるってことに
    なりますかね。
 
   ( ‥)諸君! 赤道ギニアは
       陰謀をたくらんでいる
       リモコンが見当たらない
       それは赤道ギニアのせい
       あの宗教も赤道ギニア、
       我が国には赤道ギニアの
       スパイがいっぱいだ!
 
 ∧∧
( ‥)...赤道ギニアの人に
    怒られるよ
 
 さあ、これで政権が取れるか? 取れるわけがない(反語)。
 
 ∧∧
( ‥)そりゃあ取れないでしょう
 
  (‥ )言葉だけでは
      現実は何も動かん。
      動きそうな現実を
      動かすために言葉を
      使うのだ。
      まず現実ありきだよね
 
 赤道ギニアが憎いだろう!? そう連呼しても戦争なんか起きやしない。言ってる人が何かしら痛い名物おじさんになるだけだ。
 
 言葉は、それ自体は空虚で、音波であり、ただの空気の疎密だ。それだけでは何も起こせやしない。
  
 
 ∧∧
( ‥)だけども、愛を語れば平和が、
    憎しみを語れば戦争が、
    そう信じている人たちがいて
    彼らが愛を唱え、
    憎しみの言葉を
    禁止しようとする。
 
  ( ‥)思いの力で平和を語る人は
    ‐□ 思いさえあれば平和が
       実現できると思っている
       世界は善悪で動くと
       思っているのだな。
 
 だから憎しみを禁止すれば良い、そう思っている。
 
 しかし、平和をいくら叫んでも平和がこないことから明らかなように、憎しみを禁止しても、条件さえ整えば戦争は起こるのだ。実際、いくら言葉を積み重ねてもうまくいかないことは、自分たち自身の挫折を見れば分かる事。そうではなかったか?
 
 だが、その事実を直視せず、顧みる事ができない人々。それはすでに行動としておかしいのであって、そして確かに他人の意見に耳など貸さないだろう。
 
 
 ∧∧
( ‥)ところでなぜ
    赤道ギニア?
 
  (‥ )名前にね、なんかね
      惹かれてね
 
一応。外務省による赤道ギニア共和国の説明
 
=>赤道ギニア共和国 | 外務省
=>赤道ギニア基礎データ | 外務省
 
 ところで、なにゆえに首都が、いわば本土から離れた島にあるのか?
 
 
 
 

雑な言葉を使って法律、法律言うのはいかがなものか

 
 差別的な言葉、憎悪を煽る表現、例えばヘイトスピーチは心地よいものだし、高揚感もある。ゆえに人々を熱狂させ、時として極右政党が政権を握り、ついには自由は失われる。しかも自由言論はこれを、例えばナチスドイツの台頭を阻止できなかった。法的に規制するのは当然。
 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
  (‥ )この主張って、
      まま受け取ると
      ナチスドイツは宣伝だけで
      政権をとれたし、
      煽り文句だけで
      WW2に突入できた、
      という内容なんだよな
 
 つまりこの言い様は
 
 WW1の後、諸国はドイツに法外な賠償金を要求し、領土を割譲させ、あるいはかすめ取り、軍備を奪い丸裸にして、不況で金の払いが悪くなると工業地帯に軍隊を差し向けて占領して、”差し押さえ”、とてつもないインフレを招いて経済を破壊した
 
 というもろもろの事実は、
 
 ナチス党の台頭や戦争の開始と関係ない

 という主張でもある。少なくともそういう視点がまるっと抜け落ちていることは疑いない。
 
 ∧∧
( ‥)言い換えれば、豊かで
    順風満帆な状態でも
    憎悪を語れば
    人々を熱狂させて、
    ついには政権を奪って
    戦争を開始できる、
    そういう主張だと
 
  (‥ )すごく単純にいうとだ
      これ、アイドルや
      ロックバンドが
      国民の熱狂を煽って
      その勢いでどこまでも
      突き進めるし、
      政権も奪えるという
      主張でもあるんだよな
 
 もっと単純化すれば、思いの力と感情だけで世界は自在に動かせる、ということでもある。
 
 実際、ヒットラーはしばしばその天才的な演説と煽動で人々の心を掌握した、まるで魔術のように、そう語られること、それ自体がそのことを表している。
 
 ∧∧
( ‥)でも実際にはそうではない
 
  ( ‥)次の戦争が起こる、
      それは分かっていたこと
      だったからな。
 
 例えばWW2の前に書かれた本を見ると、ポーランドに奪われた領土、父祖の墓まいりにいくのにもポーランド領を通らねばならない、という話。これを雪辱せんとしようとする思い、そんなことが紹介されていたりする。戦争が国の不均衡から起こるというのなら、戦争は思いの力で起きたりしない。思いが引き金となっていても、崩壊が始まるゆがみはすでにあるということだ。
 
 いや、むしろ、不均衡を是正したい。それを皆が望む時に言葉が発明される、それだけの話なんだろう。実際、人は必要だから欲するのであって、望まない時は望まない。
 
 ∧∧
( ‥)失われた領土、
    失地回復、
    破壊された経済、
    広がる困窮と混乱、
    これをどうにかしたい
 
  (‥ )たとえタイムマシンで
      時間を遡って、
      ヒトラーを子供の時に
      暗殺しても
      歴史は変わらない。
      少なくとも、戦争は起こる
      ヒトラーの代わりに
      別の指導者が現れる。
      彼はヒトラーのような
      失敗はしないかもしれない
      ガス室も作らないかも
      しれない
      だが戦争は起こるのだ。
 
 思いの力で世界を変えられる、というのは経済や胃袋や飯という要素を無視しているわけで、荒唐無稽な考えだとしか思えない。しかし、人は、特に知識人は平気でこういう主張をする。
 
 要するに、知識人たちが信じているお話と違って、自由主義や言論の自由はヒトラーの煽動に、憎悪を煽る言葉に、ヘイトスピーチとやらに負けたわけじゃないだろう。単に、奪われた領土と破壊された経済、困窮する生活、そういう物理的な事実に負けた、それだけだ。
 
 ∧∧
( ‥)そういう意味でいいますとね
 
  (‥ )自由主義は
      憎悪に負けたから
      憎悪を煽る言葉を法律で
      禁止するっていうのは
      考えが間抜けなんだよな
      というか、まるで何も
      学んでいないのな。
 
 現実に負けたことを認めず、負けたのは憎悪を禁止しなかったせいだ。だから今度は憎悪を禁止しよう、そうすれば負けないぞ。結局、現実を見ておらず、何が世界を動かす力なのか、そこにまるで眼を向けていない。憎悪を法律で禁止するとはそういう主張でしかないし、結局、何も見ていない。
 
 現実を見ない知識人は、結局、非現実的な方策しか打ち出せない。そういうことなんだろう。
 
 ∧∧
(‥ )でも憎悪を煽る言葉って
\‐   どうしたものでしょうね?
 
  (‥ )個々の言葉について
      逐一反論するのが
      まあ、理屈の上では
      正しいだろうなあ。
 
 言葉は、それがたとえ同じ名詞であっても、文脈やその場によって意味合いが違う。その時、その場によって個々、考えなくては判断が極めて雑になるだろう。
 
 お利口さんね
 
 例えばこの言葉だって、文脈によってまるで正反対の意味になる。

 それと同じで、単語は個々の状況で判断されるべきだ。
 
 ∧∧
( ‥)例えばの話
 
  (‥ )そもそもヘイトスピーチ
      って用語自体が
      おそろしく雑な言葉だから
      使うべきじゃないよね。
 
 あんな言い様は論が雑になるか、あるいはあえて論を雑にしたいか、そのどっちかだろう。どっちもろくなもんじゃない。
 
 
     

2013年10月10日木曜日

もぎとったそのリンゴは果たして同じ味か?

 
 あなたはそう言いますけどね、でもね、僕らも頑張っているんです。あなただって別の業種のことは分からないでしょ? 自分以外のことを知らないでしょ? なんでそんなえらそうに否定するの? 馬鹿にするな!
 
 ∧∧
( ‥)とっ、いうような
    反論をする人が
    いますけども
 
  (‥ )じゃあ、異業種の俺が
      言ってる事ちゃんと
      聞かなきゃだめじゃん
      そういう話なんだがな
 
 あなたも知らないことがあるんだから俺の話も聞いてくれ、というのなら、お前が知らない話を今しているんだから、お前はちゃんと話を聞かなきゃだめだろうよ。
 
 という話
 
 ∧∧
(‥ )どうしたもんでしょうね?
\‐  
 
  (‥ )そんなに反論したいのなら
      相手に聞けば
      良いんじゃね?
 
 質問しますが、あなたの見解の駄目な部分を教えてください。
 
 ∧∧
( ‥)そう聞かれたら、あなたなら
    なんと?
 
  (‥ )そりゃ教えますよ
 
 つい最近、こんな話があった。女の子のおっぱいは本当はこういう形なの! でも萌えオタが描くおっぱいはそうじゃない。萌えオタは本物のおっぱいを見た事ないからこんな間違ったおっぱいを描くのね?
 
 ∧∧
( ‥)あなたはなんと思います?
 
  (‥ )その理屈だと
      実際に見た事がないものは
      描けないことになるが、
      実際にはそうではない。
      つまり、あなたの意見は
      論理の飛躍だ。
      あなたの脳みそ、
      飛んじゃってますね。
      そう答えるかな
 
 ∧∧
( ‥)質問しますが、あなたの
    その見解の駄目な部分を
    教えてください
 
  (‥ )私は今、
      見てないから非現実的な
      おっぱいになる、
      この見解を
      見てないものはすべからく
      非現実的になる、
      という意味だと解釈した。
      しかし、以上の二つは
      明らかに等価ではない。
      つまり、等価でないものを
      等価として論を張った。
      だからこれ自体が
      論理の飛躍だ
      論理の飛躍だという
      私の指摘自体が
      論理的飛躍である。
      脳、飛んじゃっているね。
 
 ∧∧
( ‥)それで相手が喜びますかね?
 
  (‥ )さあ?
      でもあれよ、これは
      どっちも飛躍してるという
      だけの話だよね。
 
 非現実的なおっぱいを描く人間は現実のおっぱいを見た事が無いに違いない。
 
 仮にこれを”未観測ゆえに非現実的なおっぱい仮説”とするが、以上の話でこの「未観測ゆえに非現実的なおっぱい仮説」が持つ、ぷんぷん漂う怪しさが脱臭されたわけではない。
 
 喜ぶ人間が仮にいたとしたら、そいつは阿呆だ。
     
 ∧∧
(‥ )人間の意見には、飛躍が
\‐  あるのですよね
 
  (‥ )つまり人の思考は論理を
      越えて仮説をもぎ取る能力が
      あるってことなのだ。
      ただ、それだけだと
      もぎとった果実が食えるか
      食えないかわからん。
 
 世の中には仮説をもぎとってそれで良し、とする連中がいる。さもなければ「未観測ゆえに非現実的おっぱい仮説」なんていう、やわな主張はしないだろう。
 
 彼らは俺もリンゴをもぎとったのだから、リンゴを持っているお前と俺は同等だ、と主張する。
 
 だが、本当にそうだろうか? そのリンゴは相手のリンゴと等価か? 同じ味か?
 
 ひょっとしたら小さく未熟で、酸っぱいリンゴではないのか?
 
 もぎとった、というだけで満足していないか?
 
 そして冒頭の話に戻る。
      
 

2013年10月9日水曜日

リンゴの形を切断面の集合から推論する

 
 ∧∧
( ‥)どうよ?
 
  ( ‥)そうねえ、色々な人が
    ‐□ 色々な切り口で論文を
      書いてるから
      訳分からん、という
      感じかなあ
 
 口が悪い人や、あるいは、例のお馬鹿さんな俺様理論屋くんなら、科学者なんて業績を上げるために意図的に論文を生産しているのです! とほざくのだろう。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、論文生産が科学者の
\‐   仕事なんで、その指摘、
     それ自体は事実ですけどね
 
  (‥ )執筆者の動機が何であれ、
      質と内容を見極めるのが
       読む側の立場と
       頭の見せ所よ。
       意図的、
       そんな間抜けな
       指摘で満足して
       いるようではねえ、
       駄目だよねえ。
 
 科学者は意図的に論文を生産しているのです! 
 
 ああ、うーん、そうだねえ、意思を介せばなんでも意図的だからね。そんな指摘は解像度が悪すぎて使えないよねえ? それで、どう論文を識別するの? それはすべての論文が意思を介している、というだけの指摘だよね。それは鉱山の石はすべて石だ、と言っているだけだよな? 欲しいのはどれが鉱石か、なのだ。つまりお前はとてつもない馬鹿だろ。
 
 そしてこんなことは誰でも知っていることなのだ。
 
 誰でも知ってることをドヤ顔で言われたって困るし、役に立たん。役に立たないのに、あえて大声で言ってる俺は賢い、みたいなことで満足するからお前は人生が詰むんだよ。というか詰んだ。そうだろう? 過去形なのだ。ああそうなのだ、人生はいつだって過去形で、取り返しがつかないものではなかったか?
 
 ∧∧
( ‥)なんとしますかね
 
  ( ‥)楽観的にはあれだよね
    ‐□ リンゴを複数の面で
       切断すれば
       より、三次元の形に
       近づけるよな。
 
 ∧∧
( ‥)楽観的だねえ、
    それに時間、あんまりないよ
 
  ( ‥)さてどうしたもんかな
 
 
 現実が三次元なら、論文や仮説は立体の切断面に該当する。楽観的に考えると複数の切断面を複合すると、全体の形をおぼろげながら見ることが可能だ。
 
 ではさて、このリンゴ、一体全体、どんな形をしている?
 
 そしてなにより、この切断面の座標はなに?
 
 ∧∧
(‥ )座標が分からないと
\‐   正確に切断面を
     配置できないからね
 
  (‥ )問題はリンゴの形、
      それ自体が
      分かっていないと
      座標も推論でしかない
      困ったことだね
 
 まあ、しかし、これもまた今に始まったことではないんである。
 

 

2013年10月8日火曜日

にじむ光

 
 
 図書館を出ると日が落ちた公園は暗く、空ははるか西の方でうろうろしている台風のせいで昨日と同じく曇り。ふと見ると、明るい金色の光点が雲をにじませるように輝かせ、そしてすうっと減光していった。動いていたこと、動きや光の様子からすると人工衛星らしい。
 
 ∧∧
(‥ )あれだけ明るいってことは
    国際宇宙ステーションですか?
    減光したのは地球の影に
    入ったからですかね?
 
  (‥ )うーん、でも
   □‐  予報と合ってないよなあ?
      8日は18時前後と
      19:30を回ってから
      だよね。
 
 例えば以下を参照
 
 =>倉敷科学センター : 国際宇宙ステーションをみよう
 
 図書館にいくために家を出た時、時刻はすでに18時を回っていたし、見たのは多分、19時前後だろう。事実、丘を下る時に確認した時刻は19時を少し回る程度だった。
 
 それにそもそも移動の向きが違う。国際宇宙ステーションは、予報では、南南西から東北東へ、そして次は西から西北西へ
 
 ∧∧
( ‥)見たものは南東から南へ
    移動しましたからね
 
  (‥ )あれ、なんだったんだろうな
      ステーション以外の
      人工衛星にしては明るすぎるし
      旅客機の警告灯でもないし、
      軍用機のライトでもなかったし
      しかも急激に減光する一方で
      しばらくは暗いとはいえ
      薄曇りの向こうで
      見えていたからね
 
 
 
 

白黒テレビに狂喜乱舞する感覚でネットを語るような

 
 必要なのは防衛力
 
 ねえねえ、いさましいこと言ってるけど、そういうお前が戦争へいくんだよねwww
 
 先生、僕も戦争へいくの?
 
 憲法九条改正
 
 子供を戦場へ送るなー
 
 俺も戦争へいくか、でも銃の使い方を知らないなあ...
 
 愛国心なんか糞だ
 
 愛国心はあるけども戦争か。いや、しかし
 
 
 
 ∧∧
(‥ )なんですか、
\‐  乱暴に言えば
    主戦論者と平和論者、
    リベラルだ保守だとか
    右だ左だとか、
    いずれにせよ70年前の
    WW2のイメージのまま
    凍結状態、全員どっちも
    時代錯誤ですか
 
  (‥ )普仏戦争の後、
      30年以上戦争が
      無かった西欧世界は、
      そのイメージで凍結されて
      30年前の感覚そのままに
      WW1へ突入したんだよな
 
 あの時は、連発銃で銃剣突撃、男の生き様見せてやれ、戦争にもスポーツマンシップあり、そういう思いだったはずが、それは機関銃に木っ端みじんに打ち砕かれて、対応できない軍人が無駄に突撃を命令し、無駄に突撃を繰り返す兵士たちがばたばたと死んでいき、塹壕と鉄条網の中を這い回る羽目になったのだった。
 
 ∧∧
(‥ )今度の戦争は打って変わって
\‐   素人の出る幕無しの
     プロによる局地戦だと
     予測されてますけども
     みなさんのイメージは
     右も左も、知識人も
     70年前の総力戦のまま
 
  (‥ )やるまでほとんど全員、
      現実の戦争に興味なくて
      あくまでイメージでしか
      語らないってことだろ?
      それにしても70年前の
      イメージのままで
      現在を真剣に語る。
      白黒テレビの
      プロレス中継に
      狂喜乱舞する感覚で
      ネットを語るような
      時代錯誤だよな?
      ひどい有様だよね。
 
 WW1だって、日露戦争とかの視察から機関銃の重要性を見抜いていた人はいた。
 
 
 ∧∧
( ‥)ただ、ほとんどの人は
    軍人さんも含めて、
    そんなこと思って
    いなかったという話でね
 
  ( ‥)愛国心もここから先は
    ‐□ そのあり方が
      変貌するだろうしね
      まあ、肩の力を
      抜く事だな。
 
 
 ああ、思うのだけど、あれだ、イメージ先行で現実にがっかりするというのは例えばの話、風俗とか、出会い系サイトとか、そういう...

 ∧∧
( ‥)ひどいたとえだな
 
  (‥ )それでもあなた、
      がっかりしたのは
      誰のせいだね?
      相手のせいかね?
      システムのせいかね?
      いや、違うよね
 
 それは勝手にイメージを膨らませている自分のせいじゃないのかね?
 
  ( ‥)あるいは彼女のすっぴん
      彼氏の年収
 
 ∧∧
( ‥)まあ、世の中、
    えてしてくだらないと
 
 だがしかし、だからこそ深刻、だから脱力しつつ眼をこらすべし。
 
 
 
  

トナカイはアイヌ語

 
 トナカイは英語でレインディール:Reindeer、あるいはカリブー:Caribou。
 

   (‥ )...じゃあトナカイって
       何語だ?
 
 ∧∧
(‥ )調べてみましょう
\‐
 
 トナカイはアイヌ語
 
 ∧∧
(‥ )..だそうです
\‐  
 
   (‥ )まじですか?
  
 
 例えば以下のpdfファイル、北海道大学文学部紀要、アイヌ語獣名集、知里真志保、を参照

‎eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/33244/1/7_PL150-121.pdf
 
 トナカイの解説は25番、125ページ
 
 ∧∧
( ‥)北海道にはいないけど
    あれですか?
    ロシアとか周辺地域との
    交流で、
    そういうのがいると
    知っていたのですかね?
    
 
  ( ‥)シカをさす言葉と
    ‐□ 区別されてるし...
      そういうことかな?
 
 ロシア人から直接聞いたのなら固有名詞はロシア語由来になるわけだろうし、アイヌの人を介して知った、そういうことか。
 
 

2013年10月7日月曜日

弁当が自炊よりも効率的になる条件は、正直、厳しいだろう

 
 
 hilihiliのhilihili: なんと、キロあたり200円だと?? 連邦のMSは...の続き
 
 ∧∧
(‥ )見直して見れば2012年にも
\‐  コンビニとかの弁当は
    自炊より安いって言ってた
    同期の話をしてますね
 
=>hilihiliのhilihili: 弁当は自炊よりも安い!! という主張
 
 
  (‥ )何気にネットで見ると
      同じように、
      自炊よりも
      弁当を買う方が安い
      そう主張している人が
      幾人もいるのな。
 
 ∧∧
(‥ )...自炊する余裕がない人が
\‐  いるのは事実ですよね
    近所のコンビニでも、
    深夜に帰宅して
    よろよろしながら
    コンビニ弁当とビールに
    つまみを買っていく人が
    いますから
 
  (‥ )おいちゃんもあれよ、
      ごく短い会社員時代に
      残業で帰ってきたら
      やる気も気力もなく
      もうどうにならなくて
      コンビニで買ったり、
      深夜までやってる店で
      外食したりしたものさ
 
 あの店は...高くて、少なくて、そしてまずかったのだが。
 
 ∧∧
( ‥)ひどいもんだな
 
  ( ‥)もう20年は前の話でね
    ‐□ ひょっとしたら、
      なんでも売れたバブルの
      残り香だったのかも
 
 なんというか、しばらくしてつぶれたけど。
 
 ともあれ、
 
 自炊の方が安いってのは嘘だ、弁当の方が安い! 効率が良い! という人は多い。まるであの日の同期が言っていたように。
 
 しかしどうも見る限り、読む限り、自炊が安いなんて嘘だ、弁当の方が安いじゃないか、と言っている人は
 
 ∧∧
(‥ )1日分、あるいは一食分を
\‐   作るためだけに買い物を
     しているみたいですね

 
  (‥ )学生時代のあいつも、
      たぶん、そういうことを
      していたんだろうな
      600円で食材を買って
      そこから三食作れば
      一食300円だが
      600円で一食だけ
      作るようなことをしたら
      三食1800円になる
      意地悪な言い方すると
      割り算が出来てないのよな
      そしてその場合、必然的に
      食材が無駄になるから
      生ゴミが
      多くなりそうだよね。
 
 確かに、時々、異様にたくさんの生ゴミが入ったゴミ袋を見るけども、あれはそういう非効率的な作業の結果なのかもしれない。家族が多い、とか子供が残したとか、それでは説明がちょっとつかないものがある。例えばジャガイモが丸ごと捨ててある、キャベツの芯を捨てるのはいいけども、芯周りの食べ残しが妙に多い。野菜の購入も使い方も顕著に非効率的なのだ。
 
 あるいはこう、
 
 半額になった弁当なら自炊より圧倒的に安いと。
 
 ∧∧
( ‥)あなたはそんなことは
    信用しませんと
 
  (‥ )スーパーのお惣菜も
      そうだけども、
      弁当には当然、
      原価が存在するよな
 
 材料費、加工費、輸送費、維持のためのガス光熱費、さらに容器などの付属品の代金
 
 ∧∧
( ‥)そして販売のための人件費
    その上、さらに
    お金を上乗せしないと
    会社は利益を出せない。
    弁当の販売額とは
    そういう構成である。
    そうしなければ弁当販売は
    成り立たない
 
  ( ‥)それぞれがいくらかは
      知らんけどもさ
      少なくとも、半額弁当が
      自炊より有利になるには
      半額に値引きされた時、
      その金額が材料費だけに
      なっていなければ
      いけないよね。
 
 つまり半額にまで値引きされた金額、この時の、
 
 弁当を構成する米、肉、野菜、その他の量の合計
 
 これが
 
 スーパーで買った時の米、肉、野菜など
 
 これとグラムあたり同等になったその時、加工する手間がかからない分、弁当は自炊よりも効率が良くなる
 
 ∧∧
( ‥)なってると思う?
 
  (‥ )そうはなっていないね
      量が明らかに
      少なすぎるだろ
 
 というか、いくら半額だといっても、材料費だけになっているとは思えない。半額で利益が出ないような商品は、存在しないわけじゃないが効率が悪すぎる。
 
 
 ∧∧
(‥ )コンビニには販売のからくりが
\‐  あるのです、廃棄はうんぬん
    そう、言う人もいるでしょう
 
  (‥ )弁当食って、腹一杯に
      なったことがないんでな
      腹から換算するに、
      からくりだの、
      そんな小手先の問題では
      ないと見た。
 
 まあ、ざっくりでいいから計算すれば良いし、自分の腹を物差しにしても良いし、そして食材は無駄に使わないことである。
 
 とはいえ
 
 ∧∧
( ‥)会社勤めの人に、これは
    難しいですよね
 
  (‥ )夕飯だけを自炊した場合
      一日三食のうちの一食
      つまり食費の3分の1が
      改善されるだけだからね
      疲れて帰ってきた上に
      労働をする手間を考えると
      自炊の意味はあまり
      ないだろうなあ。
 
 ただし、自営業、あるいは無職、あるいは失業状態、つまり収入がない、あるいは収入の安定性が保証されていない、あるいは少ない、という状況において、自炊しないことは深刻な問題となりうる。ただでさえ少ない収入において占める食費の割合が有頂天にエンゲル係数増大、そのあげくどっかで破綻するのだ。
 
 ∧∧
( ‥)とはいえですよ、
    あなたみたいに、ずーっと
    キャベツと鶏肉ばかり
    食べてるというのも
    問題ですよねえ
 
  ( ‥)メニュー考えるの
    ‐□ 面倒くさくてな
      調味料はオイスターソース
      とか豆板醤でワンパターン
      でも時々、チーズを買うし
      先日はコウイカを食べたし
      そして、キャベツはほぼ
      芯だけになるまで
      使うのだ
 
 ∧∧
(‥ )そんなんだったら、
\‐   弁当の方がましだ、
     そう言うでしょうね
 
  (‥ )疲れてると、
      特にそうだろうね
      それに食事を作るのは、
      自営業であるこの立場でも
      面倒くさいからね。
      だけどねえ、弁当は
      量が足りないのよ。
      味も薄くて、
      あれだと飢え死だ。
      俺、腹一杯食いたいのよ
 
 スーパーのお惣菜も抱える問題は同じである。お惣菜の構成物をよく検討してみるといい。安いもので割り増しされていて、見た目のボリュームの割にはすかすかだ。原価をおさえて、しかしお手軽なお値段でお客に売る。そういう要請に沿った必然の結果ではあるが、体にいいはずがない。
      
 
 
      

2013年10月6日日曜日

なんと、キロあたり200円だと?? 連邦のMSは...

 
 ∧∧
(‥ )貧乏人に米は高い、
\‐  だからお米は買いません
    炊飯器も持っていません
    だそうです
 
  (‥ )...いや、米が一番
      安いだろ?
 
 例えば、袋に入ったうどん。神奈川のこのあたりじゃ、200グラムで88円。
 
 ∧∧
( ‥)100グラムで44円
    1キログラムで440円
    5キロで2200円だね
 
  (‥ )まあ、それだけ見ると
      米の値段と同じだな。
 
 米は品種や地域、ブランド、あるいはくず米というか質があまり良くない産品まで様々なので、価格はピンキリだが、5キログラムで2200円となると米と概ね同等だ。
 
 ∧∧
(‥ )問題は、袋に入った
\‐  うどんは水分を
    含んでいるってことでね
 
  (‥ )その分、かさが増えて
      いるわけだからね
 
 まあ、女の子ならともかく、男で、しかも働いている人間が果たして三食、袋のうどんで保つのか? という問題。
 
 同様の事はラーメンなどにも言える。ラーメンなどはもっと高い。この2倍ぐらいある。
 
 水を吸っていない状態でもそこそこの値段というとパスタだ。しかしスーパーで見れば安いもので500グラム280円ぐらい。キロあたり560円。5キロにすれば2800円。米に匹敵はするけども、どっちかというと高い米になる。
 
 ∧∧
(‥ )でもね、特別安いパスタが
\‐  あるそうですよ
    トルコ産のバハールという
    パスタだそうでしてね
    =>パスタ バハール - Google 検索
 
  (‥ )おおっ、
      500グラムが100円
      通常の3分の1
      キロあたり200円、
      5キロで1000円
      米の半額か、すげー!
 
 いつから出回っているのかよく知らない。ネットの記録でぱっと見る限りではここ数年、どっちかというと店舗ではなくネットで注文という感じか。
 
 Amazonでも安いパスタは色々売っているらしい
 =>Amazon.co.jp: パスタ バハール: 食品&飲料
 *仮に発注するのだったらパスタの太さの確認などを忘れずに、自己責任で。
 
 さて、安いのはともかくとして
 
 ∧∧
( ‥)じゃあ、貧乏人は米を
    食べられない
    これは本当?
 
  (‥ )いや、たぶん、嘘だと
      思う。
      あるいはこう言えばいい?
      アピールの仕方が正当とは
      言いがたい。
 
 こういうパスタを抜かせば米が一番安いのはスーパーを見れば分かる通り。スーパーじゃなくて、ここだともっと安い米とかあるよ、という意見を言う人もいるが、それは場所が限られている。
 
 というと、こういう状況でむしろ言われることは
 
 ∧∧
( ‥)米が一番安い、
    でも、局地的にはもっと
    安いものがあるよ
    あるいは安い輸入パスタだと
    もっと節約できるかも
 
  (‥ )ようするにこれは
      節約術の話なんだよな。
      だから、
      貧乏人は米も買えないよ
      ひどいよ、
      米は高すぎるよ
      ひどいよ、
      そういう話ではないよね
 
 貧乏人は米も買えないのです、ではなく、米より安いのがありますよー、これどう? と書く切り口が多分、正しい。
 
 ∧∧
(‥ )お米が買えないから
\‐  うどんやそうめんを食べてる、
    そうアピールする人って
    いますよね
 
  (‥ )実は計算すると無駄遣いを
      しているんだけどな
 
 ああ、でも気持ちは分からんでも無い。
 
 ∧∧
( ‥)あなたも炊飯器を全然
    使わない時期あったよね?
 
  ( ‥)米を5キロ買うと
      2000円以上が飛ぶだろ
      それを考えて、つい
      ”80円のうどん”や
      ”300円のパスタ”を
      買ってしまうのだ。
      コンビニでおにぎり、
      ということもあったな
 
 ∧∧
( ‥)その安いって、単に、
    その瞬間に支払うお金が
    少ないだけじゃん
 
  (‥ )おかしなもんだろ?
      頭じゃ分かっているのに
      惰性でけちって、
      実際には無駄遣いを
      しているのだ。
 
 本当は、米と少しのおかずがあれば、ペットボトルのお茶やキャラメル、調味料、調理に必要な油、そんなものまで含めて1日にこれらすべてに費やすお金は三食で700円とか600円で収まるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)ところが、買い食いだの
    外食だの、スーパーの
    お惣菜だの買うと、
    1回の買い物だけで
    その金額をあっさり
    オーバーしてしまう
 
  ( ‥)しかもさ、そんな食事
    ‐□ 体に良くないんだよね
 
 貧乏人はエンゲル係数が高い、というか、食い物に無駄に金を使うから貧乏だ、そう考えた方がいい。貧乏だから米が買えない、ではなくて、米も買わずに食費を無駄に使うから貧乏だ、そう言うべきではないか?
 
 例えば1日あたり700円ではなく、外食やうどんや普通のパスタ、お惣菜で2000円の食費をかけたとしよう。そんなに使わないよーと言う人もいそうだが、これは意外と普通に起こる出来事だ。そしてこの条件では、30日で6万円が出て行くことになる。これは、痛い。
 
 ∧∧
(‥ )貧乏人はお米が高いから
\‐  食べません。
    炊飯器も持っていません
    うどん食べてます、
    パスタを食べてます....
 
  (‥ )それは米を食べ、
      自炊することで
      食費を節約しようと
      考えない私は、
      自炊するより数倍以上の
      お金を食事に使ってしまい
      貧乏になりました、
      と言っているだけに
      聞こえるけどな。
 
 少なくとも、
 
 米は安い。だが、米より安いパスタがあります。なんと半額。これを使ってさらに食費を押さえつつ、楽しい、おいしい食事が出来るようにしてみましたー、どやあ
 
 という切り口ではない。このこと自体が、問題がどこにあるのかを如実にあらわしている。
 
 ∧∧
(‥ )主婦の皆さんは
\‐   半額パスタに大喜びやら
     工夫やら、めろめろですね
     問題点の指摘も、当然、
     ありますけども
 
  (‥ )お金をちゃんと把握して
      食事を考えている人から
      すればそういうことよ
      米の半額のパスタなんて
      量産型のビグザムが
      やってきたような
      インパクトだからな
 
 つまり、すごく乱暴な言い方をすると、食事の金額を計算している人間ならば、”キロ200円のパスタ”、という性能を見た時、お米は高いです、パスタを食べてます、貧乏だからお米は買えないのです、こんな切り口で語るわけがないのだ。
 
 見方を変えれば、このスペックに驚愕しないこと、ここにこそ貧乏、あるいは無駄にエンゲル係数が高くなっている、という構造的な問題があることを見るべき。
 
 
 
 

まさかの夢オチ

 
 うわっ! この動画すげー! スケッチしなくちゃ!
 
   (‥ )...と思ったら夢だったよ
 
 ∧∧
( ‥)おや、残念
 
 覚えているうちに描いておくか

 
 

なぜ体重?

 
 ∧∧
( ‥)どうよ?
 
  ( ‥)んー、書けたことは
    ‐□ 書けたのだが、
      困ったことが山の
      ように出てくるね。
 
 例えば、現生種、つまり、”現在も生きている種”、なのに、大きさが分からない。
 
 ∧∧
( ‥)意外と言えば意外ですよね
    お魚さんとかなら
    ちゃんと載っているもの
    ですけどもね
 
  ( ‥)昆虫や魚類は体が
      伸びたりはしないよな。
      哺乳類は....首とかが
      死んで弛緩すれば
      伸びたりするから...
      だからかね?
 
 ∧∧
(‥ )まあ、一応は頭胴長とか
\‐  書いてあるのですけどもね
 
  (‥ )問題はさ、ユーラシア北部
      から北米にまで分布し、
      地理的変異が大きい種類を
      ぜーんぶ、ひとくくりで
      まとめて、しかも
      最大サイズを出してる
      らしいことなんだよね。
 
 他にも最大の重さの個体が、これは尋常じゃないな、どんだけでかいんだい? と思っていたら、そいつは動物園のデブ、と書かれていて。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、英語でfatでしたけどね
 
  ( ‥)デブじゃねえかよ、
    ‐□ まぎれもないデブだ
 
 デブはなあ、デブは比べちゃいかんでしょ
 
 重さにせよ、あるいは大きさにせよ、記録的な最大個体を持ってくる、というのは良くない。
 
 それだと日本人の大人の身長は140〜210センチです、とかそういう話になってくる。
 
 アメリカ人って、日本人より小さいじゃん、とかそういうことになる。
 
 なんでこう、最大記録を入れたがるのやら。
 
 ∧∧
( ‥)しかも、最大サイズの
  ‐□  2.8メートルは
     どうやら島に隔離されてる
     大型の亜種の、さらにその
     巨大個体の記録っぽいですね
 
  (‥ )そういうのって困るよね
      他の連中は
      2メートル程度みたい
      じゃないか。
 
 いや、2メートルも十分大きいのだけどもさ、2が2.8になっているようでは、ずいぶん話が違うよなあ?
 
 しかも、亜種の大きさが、今度はそれはそれで平均値がよく分からない。さらにどういうわけか長さではなく、体重が出てくる。つまり大きさが書いてない。
 
 ∧∧
(‥ )なんで体重なんでしょうね?
\‐   体重を測るのって
     むしろ難しそうですけどね
 
  (‥ )でかい計りが必要だしね
      しかも、大型動物は仕留めて
      死んで、測るまでに
      失われた血液の重さとか
      そういう誤差まで入って
      くるからなあ。
 
 だのに、なぜに体重? 別にいつも仕留めた獲物の重さを調べているわけではないだろうし、保護のために麻酔銃で、とかもあるだろうけども、なんで体重だ?
 
 ∧∧
( ‥)健康状態ですかね?
 
  (‥ )でも、大きさがないと
      そういうのって
      意味なくねえ?
     
 
 ∧∧
( ‥)測定、ひとつとってみても
  ‐□ よく分からないことが
     多いですよねえ
 
  (‥ )まあ、こういう知らない
      ことを調べるのは
      楽しいことだけどさ、
      なんかこう、
      要領を得ないってのは
      困るよねえ。
 
 そして当然ではあるけども、ネットだけではどうにもならないことも分かってきた。

 ∧∧
(‥ )本の発注と論文の調査は
\‐   間に合いますか?
 
  (‥ )同時並行だね、
      いつものことだ
 
 まあ、知らないことが山のように出てくる、というのは良いことではある。
 
 ∧∧
( ‥)脳の大きさと群れ社会に
    相関があるかないか、とかね
 
  ( ‥)無い、という意見、
    ‐□ 一方では、近縁の系統と
      比べると明らかにある、
      という意見。
      表面的なことだけを
      見ていても、これでは
      判断つかないな。
      判断するには脳の大きさ
      社会構造の有様、
      それだけを見ていては
      どうにもならないって
      ことだろう。
 
 ∧∧
( ‥)つまりテクニックの話ですか
 
  (‥ )あるいは、方法論の話、
      それそのものを見なさい
      ということだろう
 
 なんにも分からない時は、分かろうとすること、それ自体が破滅の罠になる。分からない時は分かろうとする前にやるべきことがある。今ここで必要な理解を理解するために必要な分かり方とは何か? それ自体を探さないといけない。
 
 


 
 

コウイカ来たり

 
 おかしい、少し気を抜くと寝てしまう
 
 ∧∧
( ‥)お疲れモードで
    おまけにさっきから
    怒ってるね
 
  ( ‥)冷蔵庫のコウイカ、
    ‐□ 食べないとなあ
 
 スケッチするために買ったのは良いけども、時間がなくてもう2日前に賞味期限切れ。多分、脳裏にやらなければいけないこととして、これがひっかかっていて、それがストレスになっているのだろう。
 
 それにしても、2日前のイカか...
 
 ∧∧
(‥ )臭くないよ
 °   ちゃんと海の香りが
     するね
 
  (‥ )冷蔵庫は偉大な発明よな
      ちゃっちゃとスケッチして
      食べてしまおう
 
 時間と気力がないので、色鉛筆の下描きまでですませて、後は簡単な写真から仕上げをする、ということで調理開始。
 
  ( ‥)ぬおっ、イカの甲は
    ‐□ 本来はこう入っていたのか
 
 ∧∧
( ‥)袋に入っているね、
    タコも本来は貝殻が
    袋に入っていた
    そうじゃないですか
 
 さばき方はスルメイカとかアオリイカと同じで良いけども、腹側から包丁を入れて切り、頭部を手がかりに、外套内部、背中側についている内臓をはぎ取る。そして甲をはぎ取ると、外套の正中線はぺらぺらに。
 
  ( ‥)皮一枚で左右の外套が
    ‐□□ つながってる状態
 
 ∧∧
( ‥)まあ、考えてみれば
    当然だね。
 
 外套はぶつ切りにして、いためて、そこそこ仕上がったところで内臓とからめていただこう。
 
 と思ったら
 
  (;‥)うおっ! 墨がこんなに
    ‐‐□ 多かったのか??
       真っ黒、ドロドロだ
       すげー
 
 ∧∧
( ‥)あれだね、スルメイカとかとは
    ずいぶん違うね
 
 まあ、イカスミスパゲッティと同じことだし、かまうまい。
 
 ∧∧
( ‥)お味は
  
  (‥ )普通においしいです
      すばらしいね、
      コウイカは実にすばらしい
 
 ∧∧
( ‥)ご機嫌も直りましたか?
 
  ( ‥)もう一仕事できる
    ‐□ 程度には直りました
 
 ∧∧
( ‥)...もしかして、
    腹減ってただけじゃねーの?
 
  ( ‥)うーむ、あるいは
    ‐□ そうかもしれない
 
 
 

2013年10月5日土曜日

人のいく道、自分のゆく道、本の世界

 
 ∧∧
( ‥)例えばみんなが食べたいものを
    与えると
 
  (‥ )子供ならジャンクフード
      大人だとビールと肉だ

 
 つまり不健康なデブ
 
 
 ∧∧
(‥ )野菜、適度な肉と塩と脂
\‐  必要量のでんぷん質
    適度な運動、
   
 
  (‥ )客の望むものを売ると
      客が不健康になり
      客が望むものを作ると
      有害なものができた。
      そういうことなのだよね
 
 本も同様。読者が望む本、これは実は有害な本だと言える。
 
 まっとうな本は、読者に読ませたい本、読者が読むべき本だ。しかし当然、そういう本は読者にとって読みたくない本でもあり、良くて、”それは必要だと理屈では分かっている本”でしかない。
 
 ∧∧
(‥ )しかし、お母さんや
\‐   図書館の先生は
     学習能力の高い子供に
     なって欲しいと望み、
     そういう本を望む
 
  (‥ )もちろん、保護者や
      図書館の司書の中に
      勘違いしている人が
      いるのも事実だが、
      以上のような傾向が
      あるのも事実だな
 
 大事なのは、読みたくなる本、ではなく、読ませたい本、なのだ。
 
 あるいはこれ、結果と原因が逆、なのかもしれない。
 
 読みたくなる本は人の欲望を刺激することに特化している。だからそれ以外のことが薄い。ゆえに必要なことが書いていないとも言える。

 一方、必要な情報や知識に特化した本は、読者の要望に答えられない。読者が求めているのは表面の知識であって、その下にある必要な基礎ではない。海の美しさに心奪われた人は、その下にある暗い海底、波に影響を与えている地形のことになどに興味を示さないだろう。必要な本は必然的に望まれないものになる。
 
 ∧∧
( ‥)自らは望まない、
    だけど読ませたい
 
  (‥ )お母さんの主張は
      しばしば理不尽だ
      自分で読まずに子供には
      勉強させる。
      そう怒る人がいるけども
      それは以上のようなことを
      反映している、
      そう考えたらどう?
 
 自らは読まない。だが読ませたい。
 
 ∧∧
(‥ )ジャンクフードか、
\‐  健康的だけどつまらない夕食か
 
  (‥ )それを踏まえると、
      本の世界において
      人がいく道、
      自分がゆく道、
      それが分かるってものよ
 
 ∧∧
( ‥)運命が決定されると
 
  ( ‥)なぜ教科書を面白くする
    ‐□ 努力を皆さんはしないの
      でしょうか?
      この問いをした時点で、
      敗者決定。
 
 面白さの表面に必要な知識は決して浮かんでこない。これは何万年も前からそうだった。狩猟採集生活は非常に長い訓練が必要だという。食える芋、適切な獲物への接近方法、それは興味深いが、しかし、ただ面白いだけの知識だったろうか? 
 
 そもそも教科書を面白くしようとした無数の人々の努力を認識していない時点で、以上の問いを投げかけた人が何も調べていないことは明らかである。
 
 ∧∧
( ‥)そういうお前だって
    底辺じゃないか
    そう言うでしょう

 
  (‥ )まあ、そうねえ、
      部下も上司も同僚もいない
      たった一人だけ、
      外部が存在するのかも
      分からない世界。
      ずいぶんひどい場所かもね
 
 しかしだ、人がいく道、自分のゆく道、それは、子供の頃から誰でも知っていることではなかったか? 


 
   

理系ですか? 文系ですか?

 
 ∧∧
( ‥)あなたにとって
    理系のイメージって
    どんな?
 
  (‥ )馬鹿、阿呆 
 
 
 ∧∧
( ‥)文系のイメージは?
 
 
  ( ‥)理屈っぽい
    ‐□ 論理的
 
 ∧∧
( ‥)...それ、誹謗中傷だよね?
 
  ( ‥)データからグラフを描く
    ‐□ その動作は論理では
       正当化できないのだ
 
 ∧∧
( ‥)ひるがえれば、
    論理的な人間とは
 
  (‥ )グラフを描けない、つまり
      データから傾向を
      ざっくりつかめない人間
      データの追加によって
      結論を検証できない人間
      すべてのデータを
      正確に説明してしまう人間
      そういうことになるね
 
 グラフが描けなければ検証はできない。ざっくりしていないと複雑すぎて反証できない。データの中には説明しちゃいけないものもあるのに、それをも説明するのは説明のための説明であって、理屈ではあるが現実ではない。それは無敵の理論になるが、代償として世界を操作する能力を失って、詭弁と虚構の塊になる。
 
 ∧∧
( ‥)典型的には?
 
  ( ‥)マルクス主義者でしょ
    ‐□
 
 ∧∧
( ‥)...理系にもいたけどねー
 
  ( ‥)どいつもこいつも
    ‐□ 悪さしやがってな。
      他人をおとしめて
      あざわらって、
      論理、論理と合唱し、
      いざ、自分が間違いだった
      ことに気づいた時には
      今度はしらんぷりしたのだ
      卑怯、卑劣、愚劣
 
  
 ∧∧
(‥ )今はなんかビジネス書で
\‐   論理的と
 
  (‥ )プラトンの昔から
      賢しい連中は本当に
      論理が好きだよな
      マルクス主義の次は
      ビジネス書と
      きたもんだ
 
 
 だが、二千と数百年間、ただの一歩たりとも論理は前には進めなかった。当たり前だ、理屈じゃ前には進みきれん。
 
 ∧∧
(‥ )反対に、科学はもっと
\‐   ちんちくりんですよね
 
  (‥ )たぶん、文系と理系は....
      そんな区分が本当にあるか
      どうかはともかくとして、
      それぞれ狂気の質や
      方向性が違うのだと思うよ
 
 ∧∧
( ‥)ケプラーさんなんかは
    いかれてるよね?
 
  (‥ )なんでこの人、
      いきなり第二法則を
      話し始めているわけ?
      という完全な狂気っぷりが
      とても素敵。

 
 
 
 
 

2013年10月4日金曜日

えー、ぱくれば良いんじゃね? *あくまで引用という意味で

 
 今年はダイオウイカの姿が放送されたり、上野で深海展が行われたこともあって
 
 ∧∧
( ‥)仕事の依頼が少し
    ありましたと
 
  ( ‥)でも、いかにも
    ‐□ 急でなあ...
      それに、〆切が
      来年一月とかでね
 
 今年はあと2冊本を出さねばならぬ。一冊は出版自体は年を越えるだろう。そういうわけでもはや余裕もなく、断らざるをえない状況に。というか、事情を話したら、ああ、それでは無理ですね...と相手から取り下げる事例もあったり。
 
 ∧∧
(‥ )でも編集部や
\‐  編集プロダクションからすれば
    他のライターさんを探すのが
    大変じゃありません?
 
  (‥ )そうでもないさ
      ライターなんて
      掃いて捨てるほど
      いるからね。
      だから、本来ならば
      仕事の依頼は
      断っちゃいかんのだ
 
 仕事を断って他の誰かに仕事がいく分、新しい人が育つだろう。そうなれば自分なんてすぐにお払い箱だ。これは全員、誰もがそうである。確かに、世の中には自分には才能がある、誰も俺様にはかなわない、と無駄に有頂天になる人がいるけども、それはそいつが有頂天に馬鹿なだけで、現実はそんなことはない。
 
 とはいえ、一人がこなせる仕事量には限界がある。物理的に無理なことは、やはり不可能だ。
 
 一方、知らないジャンルの本を書くのは誰でも難しいけども、三ヶ月あれば不可能ではない。そういう意味では深海生物のことを本にするなど誰でもできる。自分で出来ないのは残念だけども、他人にふること自体は問題ない。
 
 ∧∧
(‥ )だからって、
\‐  ぱくれば良いんですよ
    と相手に言うなんて
    あなためちゃくちゃですね
 
  (‥ )文学、芸術ならいざしらず
      科学は引用で
      成り立っている
 
 大きさ、分布、性質、形態、特徴、食性、ここにあるのは確認された事実だけだ。
 
 ∧∧
( ‥)これを列挙することは
    正当である。というか、
    他のことを勝手に
    書いちゃだめだからね
   
 
  ( ‥)つまりだ、
      ぱくる、もとい、
      引用だけで本を
      作り出すことは
      科学や情報関係の本では
      むしろ正当なんだよね。
      余計なことを書くより
      ずっとまっとうだ。
 
 問題があるとすれば、そういう無味乾燥、かつ無色な本を作ることを、いさぎよしとしない人がいることで。
 
 ∧∧
(‥ )たくさんの文字を書かないと
\‐  原稿が埋まらないってことも
    ありますからねえ
 
  (‥ )でも元情報が足りないのに
      膨らませるってのは
      冗長であるばかりか、
      間違いが忍び込む温床でね
      危険極まりないよね。
 
 そういう意味では、引用だけで本を作れば大丈夫、と言うのもかなり怪しいことになる。引用する本自体が膨らまされていた場合、引用するだけでも間違いが紛れ込んでくる可能性がある。
 
 ∧∧
( ‥)ましてや深海生物は、
    情報が非常に限られて
    いますしね
    基本的に、書く事が
    あまりありませんし
    膨らんだり、
    間違いを引用したり、
    そういうことは多いでしょう
 
 *例えば次ぎを参照=>チョウチンアンコウ (ちょうちんあんこう)とは【ピクシブ百科事典】
 以上のリンク先では、チョウチンアンコウ類には一匹の雌に十数匹の雄が寄生する場合がある、とされている。しかし、少なくとも2009年の時点で最高記録はミツクリエナガチョウチンアンコウの8匹で、十数匹というのはあまりに破格に多い。どこからこの数が出てきたのか不明。思うに、これは話が膨らんでいる事例ではなかろうか? 例えばこういう情報を何気に本に書いたら、ではどうなるか? そういうこと。参考[Oceanic Anglerfishes] Pietsch 2009
 
 
  ( ‥)まあ、短時間で
    ‐□ 深海生物の本を作るなら
      画像を大きくして、
      文章を極力切り詰める
      余計な引用それ自体を
      可能な限り減らす。
      そんな工夫が
      必要だろうなあ。
 
 
 少なくとも、深海生物は写真さえあれば売れるので、文章なんかどうでも良い側面がある。そういう意味ではかなり恵まれた分野で、素人でもそんな難しい領域じゃない。書く事を300文字程度に限定して、注意深く書けば良いのだ。
 
 
 それにしても、どうも最近、本の制作時間があまりにも切り詰められているようにも思うけども、そこんところ、どうなんだろう。
 
 ∧∧
( ‥)元からそういう側面が
    あったのですけどね
    悪化してます?
 
  (‥ )分からん。確かに
      今までに聞いた最悪の例は
      5年以上前の事例だからな
      悪化は今さらでもなんでも
      ないんだけどね。
 
 *入稿の1週間だか2週間前だかに、まったくライターが見つからない、助けてくれ! と編集から泣きつかれた人が、それぞれに関して説明し、それを録音して口述筆記で原稿を上げた、という事例。
 
 ∧∧
(‥ )それだけだったら
\‐   めでたしめでたし、
     だったのですけどね
 
  (‥ )結構売れたみたいだしね
      でも、編集側が
      本の別の箇所で
      ぱくりをしてしまい
      それがばれて問題に
      なったのだ
 
 プロにあるまじき話だけども、時間がないと人はそういうことをする。引用ではなく、これは、ぱくりですよね、としか言い様がないことをしてはどうにもならん。
 
 そして、これも時間に限りがあるせい。
 
 ∧∧
( ‥)悪化してるにせよ
    慢性化しているにせよ
    この状況の出版界で
    あなたはなんとします?
 
  (‥ )差別化するチャンスと
      見るべきだろう
 
 
 

2013年10月3日木曜日

ボーキサイトがなくとも、我が火星軍は進撃である

 
 hilihiliのhilihili: 愛国、突撃、大逆転の続き
 
 そういえば、今、艦隊コレクションというゲームが流行っているという。
 
 ∧∧
( ‥)WW2における日本軍の
    軍艦たちが
    女の子として
    擬人化されていて
    それを用いた
    戦略ゲームらしいですね
 
  ( ‥)軍艦娘たちに必要な物資を
    ‐□ そろえる。
      空母赤城は大量の
      ボーキサイトを
      消費する、と
 
 艦載機にはアルミニウムが必要だ。だからその補給としてアルミニウムの原料、ボーキサイトが必要だ、ということらしい。
 
 ∧∧
(‥ )...なんか、二次創作では
\‐   赤城さんが
     ボーキサイトをばくばく
     食べる女の子に
     されてるんですけど
 
  (‥ )ボーキサイトって
      風化して
      酸化アルミニウムの割合が
      高まった粘土鉱物だよね?
      赤飯か、さもなきゃ
      シナモンをふりかけた
      お団子を食べてるような
      感じなのかね?
 
 なにはともあれ、良いことである。
 
 ∧∧
(‥ )なんか普通に、プレーヤーが
\‐  軍艦娘たちといちゃいちゃする
    二次創作もあるみたいですが
 
  (‥ )それでもなお
      補給って大変だなあー
      となんか分かるだけでも
      良いではないか。
 
 たった一隻の戦艦で大帝国を打ち破り、首都星を陥落させる。そんなことは実際には出来なかったし、それが出来るのは漫画だけ。しかし、いくら漫画の世界でも、これを知った後ではその夢のような展開に何か萌え切れない部分が残る。そうなってしまうとすれば、それは幸福なのか、あるいは不幸なのか。ささいだが大きな変化であるはずだ。
 
 それにしても
 
 ∧∧
( ‥)それにしても、
    赤城さんがボーキサイトを
    消費しなければいけない
    ことを考えると、
    ウエルズの火星人って
    無敵だよね
 
  (‥ )あいつら、
      ボーキサイトどころか、
      その辺にある
      粘土からアルミニウムを
      抽出して新しい機械を
      作り出すからな。
 
 制圧したブリテン島の大地を多脚戦車の触手で掘り返し、適切な粘土を見つけると持ち運んだ機械にどさどさと入れて。しばらくすると出てくる出てくる、アルミニウムの延べ棒。これで必要な機械をさらに作っていく火星軍。帝国大本営と赤城さんが見たら卒倒間違い無し、垂涎のテクノロジー。
 
 火星軍の本質は、食事も資材も現地調達にあり。エネルギー源もおそらくではあるが、半永久的。まさに無敵。
 
 ∧∧
(‥ )ウエルズさんの発想って
\‐   すごいよね、
     惑星間を越える遠征では
     補給を必要としない軍隊が
     必要であり、
     それが圧倒的な力を
     発揮する事を
     知っていたわけだからね
 
  (‥ )さすが、
      軍人シミュレーション
      ゲームをしていただけの
      ことはあるよねえ。
    

 
    

愛国、突撃、大逆転

 
 例えばこういう意見。
 
 宇宙戦艦ヤマトに熱狂する日本
 
 ∧∧
(‥ )こういうアニメに熱狂する
\‐   国を見たら戦いたく
     なくなるのじゃないか?
     そういう意見もある
      見たいですね
 
  (‥ )補給も技術も無視で
      勝利だけを追求した
      作品だから、
      これ見て喜ぶ国なら
      楽勝WWWと
      思われるんじゃね?
 
 そもそも、元になった戦艦大和自体が技術も資源も人口も足りず、それでも戦わざるをえず、負けて多くの人を失った大日本帝国、そしてその敗北の象徴のような存在だ。それをあえて空に飛ばして、さらにただ一隻で大帝国に勝つ。実は根本的な問題解決を放置したままで勝利する。それが宇宙戦艦ヤマト。これは日本人にしか作れないアニメである、と述べた人がいたけども、それはその通りなのだろう(*作り手だってこうしたストーリー上の無茶ぶりは、百も承知である、ということでもある)。
 
 ∧∧
(‥ )さりとて、補給や兵站にも
\‐   注目した作品、
     例えば「銀河英雄伝説」は
     一般受けしないかもですね
 
  (‥ )非常に売れた作品だけども
      テレビ放送でブームを
      巻き起こせるか、
      と言ったらどうかなあ
      理屈っぽい、と
      思われるかもしれない。
 
 あるいは、焦土戦術をやられて、絶対の自信があった補給と兵站があっという間に崩壊していく過程と、担当者の憔悴ぶり、そもそも侵攻したこと自体が間違いなのに敗北によりその責任を取らされて左遷される姿。あれをもう少し掘り下げたら世のお父さんたちの共感を得るのかもしれないけども。
 
 ∧∧
( ‥)あの物語は
    正義の帝国が悪の共和国を
    最後まで圧倒する
    トンデモない話
    そう評した人がいましたけども
 
  ( ‥)まあ、そういう内容だよね
    ‐□ 強権を発動できる
      独裁制の方が、
      民主制よりも効率的では
      あるしね。
 
 貴族がいる帝国、いわば冗長な部分がある大国家の、その冗長な部分を抹殺して財産を放出すれば、国家は潤うんだろう。アレクサンドロス、というかアレキサンダー大王がペルシアを倒した時も、膨大な貴金属が流通したと聞く。
 
 それにそもそも銀河帝国は共和国よりも人口が多い。新たな最高指導者が軍事に優れた人物でさらに動員をかけたのなら、共和国に勝ち目がないは必然。
 
 *しかも、物語のほぼ冒頭における侵攻の大失敗で、共和国側は参加人員の七割が戦死、将軍クラスの軍人が事実上、二人しか生き残らなかったという大打撃。これではもう...
 
 
 ∧∧
(‥ )帝国の新しい指導者、
\‐   ラインハルトさんは
     フランス革命後のナポレオン
     ペルシア帝国を下した
     アレキサンダー大王、
     両方混ざってますかね?
 
  (‥ )大帝国の貴族を滅ぼす、
      民主制国家を制圧する、
      そういうところは
      アレキサンダーだよな
      その一方で
      民衆を総動員する、
      2倍の敵が三方向から
      我を包囲しようと
      向かってくる時に、
      ああ、じゃあ個々の敵は
      自分たちよりも少ないよね
      それならそれぞれ撃破だ、
      そうやって速度で勝つ所は
      ナポレオンだよね
 
 一方、現実世界において、民主国家は独裁制よりも総動員に向いている。
 
 また、そもそも総動員された数で相手を押し切る、とはアマチュアがプロを押し切れるわけで、そこにはアマチュアでもそれを持てばプロと戦える道具がある、ということを示している。
 
 ∧∧
( ‥)それを考えると
    愛国的な熱狂に包まれて
    いるとはいえ、
    帝国が総動員をかけて
    あるいは志願兵がぞろぞろ
    現れて、自発的な大軍で
    共和国に攻め込んでくる、
    宇宙戦争で高度な技術が
    必要そうであるのに
    アマチュアでもプロと
    戦える、この設定は
    奇妙と言えば奇妙だし
    でもそれを成立させる条件を
    満足させていると言えば
    満足させてるように見えますね
 
  ( ‥)戦争を説明するモデルの
    ‐□ 違いもあるのだろうな
 
 突撃すれば勝てる
 補給と兵站を整えないと突撃しても勝てません、というか戦わなくても餓死します
 総動員すれば人口が多い方が勝つよ
 総動員とか、それができるかどうかはむしろ社会の仕組みとか、みんなの常識とか意気込みとか、その時の技術がどんなものなのか、どういう扱いをすれば動く機械なのか、その動作が簡単なのか、あるいはそうでないか、そういうことが関わってくるでしょう
 
 ∧∧
(‥ )なんか後半になればなるほど
\‐   地味で理屈っぽくなって
     きますね
 
  (‥ )それを考えると、
      創作をして物語をつむぐ
      クリエーターって
      大変だよな
 
 軍事行動を盛んに展開して、実際に死者まで出てるアメリカでも、映画における戦いの描写がしばしば愛国、突撃、大逆転であることを考えると、多分、このあたりが、一般人の理解できる戦争の精一杯だ、ということらしい。
 
 必然的に戦いの物語はこの域を出ず、ここから出たいと願ったものはテレビのような広いが軽薄な媒体ではなく、ゲームとか小説とか、そういう世界に潜るのだろう。
 
 
    
  

信仰するご本尊はもう少し脱力系が良いと思います

 
 hilihiliのhilihili: 人生はもっと手を抜いた方がよくね?の続き
 
 
 ∧∧
( ‥)例えば
 
  ( ‥)彼は論理で考えれば
    ‐□ ビジネスを
      やっていくことが
      出来ると考えていた
 
 例えば
 
 経験に基づいて論理的に考える
 
 というようなことを平気で言う。
 
 そこで聞いてみる
 
 経験から一般論を導くことは論理ではないよ? 
 
 そんな馬鹿な
 
 ではこれはどうか? 三角形Aの内角の和は180度だった。三角形Bの内角の和は180度だった。これらの経験から考えて、すべての三角形の内角の和は180度である。こんな答案を数学のテストで書いたら、どうなる?
 
 すると彼は遠くを見て、それから全然違う話題を始めた。
 
 ∧∧
( ‥)逃げた?
 
  (‥ )まあ、そうだろうな
 
 一部の経験をもって、そこから一気に拡張して一般論を導く事は論理ではない。少なくと演繹法ではない。これは帰納法であって、ここには論理の飛躍がある。
 
 あるいは次のように問う。
 
 すべての人は死ぬ
 ソクラテスは人である
 ゆえにソクラテスは死ぬ
 
 すべての衛星はチーズで出来ている
 月は地球の衛星である
 ゆえに月はチーズで出来ている
 
 ∧∧
( ‥)論理の構造はどちらも同じ
    AはBである
    CはAに包含される
    ゆえにCはBである
 
  (‥ )論理的にはどちらも
      一緒なのだ。
 
 しかし彼は言った。それは間違っていると。
 
 いやいやいやいや、論理ってこういうことよ?
 
 どうも彼にとって、論理とは経験的に正しい前提に基づいた間違いのない結論、のことを指すらしい。
 
 それなら次のように考えてみよう。衛星がチーズでないことを経験的に論証せよ。
 
 ∧∧
(‥ )どうしたもんですかね
\‐  一応、万有引力の法則から
    それぞれの衛星の密度は
    推論はできますが
 
  (‥ )密度の推論=組成の証明、
      ではないぞ
 
 太陽系の天体は同じ起源を持つと仮定する。太陽は太陽系の組成を代表していると仮定する。地球に落下してくる隕石は、太陽系生成時の残りではないか、と仮定する。これらから考えて、鉄と岩石と水が衛星を作る主要な成分であると考える(ここでようやくチーズの可能性が、一応は排除されました)。それらの物体の密度から考えて...
 
 ∧∧
( ‥)日常的な考えでは
    無理のない推論と仮定ですけど
    実は、この推論の流れは
    飛躍だらけでもありますね
 
  (‥ )太陽のスペクトルが元素を
      示していると考える、
      隕石の組成が
      太陽系の組成を反映すると
      仮定する。
      こういう推論の過程を
      経験的な論証へ
      還元するのは困難か、
      あるいは不可能だ
 
 衛星1はチーズではなかった、衛星2はチーズではなかった、ゆえにすべての衛星はチーズではない、そう経験的に、帰納法で論証するか? どうやって?
 
 アポロが月の石を持って帰った? ほう、関東の表面は赤土で出来ているけども、すると地球は赤土の塊なのか?
 
 あるいは
 
 太陽系の天体は同一の起源を持つ、最大の天体である太陽の組成は太陽系の組成を代表する、ここから衛星の密度と合わせて考えて、月がチーズでないことを論証するか? 
 
 だが、まずこの仮定、
 
 太陽系の天体は同一の起源を持ち、太陽はそれを代表する。
 
 この前提を経験的に、あるいは帰納法で正当化できるか?
 
 できるんだよね? 論理と経験があれば何でもできるんだよな? さあ、それが正しいなら雑作もあるまい。答えろ。
 
 ∧∧
(‥ )論理と経験は論証において
\‐  必須なものですけども、
    それだけでは、あまりにも
    無力ですね
 
  (‥ )僕らは日常において
      もっと大胆なことを
      しているわけだ。
 
 論理よりも経験よりも、もっと自由で軽やかで、お馬鹿かもしれないが、それでもなお有効だ。そしてそこから先にこそ論理や経験が出る場面がある。
 
 ∧∧
( ‥)真面目な人だけが
    論理と経験だけ、と
    やたらと狭いことを
    言い出すのだと
 
  ( ‥)なんていうかね、
    ‐□ 意識高い系とか言うの?
      無駄に真面目すぎて
      空振り気味だよな
 
 まあ、しょうがない側面もあるんだろう。ビジネスにおいて必要なのはしばしば決断で、決断には絶えず破産の恐怖がつきまとう。つまり、”できるビジネスマン”には宗教が必要だ。ややこしいことに、意識高い系は宗教と神を馬鹿にしていることが多いようで、ゆえに彼らには宗教に見えない宗教が必要となる。
 
 ∧∧
( ‥)それが論理だ演繹法だ
    帰納法だ、ですか
 
  (‥ )それだと
     月がチーズでないことすら
     論証できないのだけど、
     必死なもんでなあ
     ご本尊にしちゃうのね
 
 信仰するご本尊は、もっと肩の力が抜けたものの方が良いのではないか? そうでないと常識の向こうへ飛べないだろう。
 
 ∧∧
( ‥)常識の向こうへいきたくない
    そう言うかもよ
 
  (‥ )ビジネスチャンスを
      つかみたいと言う奴が
      常識の向こうへ
      飛びたくないとな!??
 
 
 
  
 
 

2013年10月2日水曜日

ヒゲがいっぱい


リノフリネ・ポリポゴン
Linophryne polypogon













 
 ∧∧
( ‥)前よりは良くなった?
 
  ( ‥)そのつもりだけど
    ‐□ あれだな、なんかこう
      もう一工夫できそうだけど
      どうしたらいいか
      よく分からん
      印刷にどう出るのかも
      よく分からないしな。
 
 プリンターで普通紙に出力すれば、最低限、形は分かる、ということは保証済みだけども、印刷物となるとまたちょっと違う話になるのである。どんな紙なのか、どういう色を使えばいいのか、当然、商業的に絵を描く者はそういうことを考慮しないといけない。
 
 昔のイラストレーターの人々は、こういうのに関して腕が良かった。
 
 ∧∧
( ‥)昔の印刷技術でもきれいに
    出るように、色や
    描き方を工夫しつつ、
    それでいて〆切に
    間に合うようにしててね
 
  (‥ )小松崎茂さんの小さな
      絵を見た事あるけど
      超絶的な腕でね、
      この色とこの配置で
      これができるのか!
      と驚いたものよ。
      ビビットで
      調和が取れてて
      かつシンプルだ。
 
 他の色々なイラストレーターの人たちも、そりゃあすごい腕だ。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、上を見ればきりないし
    ともかく仕事ですよ
 
  ( ‥)どういう色を
    ‐□ どう配置すれば
      効果的なのか?
      悩みどころよな
 
 
 
 

人生はもっと手を抜いた方がよくね?

 
 その人は、漫画を読む人を馬鹿にしていた。
 
 ∧∧
( ‥)その人は、ビジネス本を
    読んでいた
 
  ( ‥)だから聞いたのさ。
 
 週刊漫画は年に4冊の単行本になります。しかし、あなたたちがご大層に読んでいるビジネス本の著者は年に7冊、多い時は13冊の本を出しました。これはどういうことでしょうか? みなさんがお読みになっている本の濃さは、漫画の二分の一ですか? あるいは三分の一ですか? ずいぶん薄まってますね?
 
 ∧∧
( ‥)彼は激怒して言うのです
    みんなね、頑張ってるんだ
    あんたは偉そうに言うけど
    あんたは論文を読むけど
    僕らは新書しか読んでないけど
    だからって頑張る人を
    馬鹿にする権利があるのか?
    仕事でね、忙しいのにね、
    それでも頑張って勉強を
    しているんですよ! と
 
  (‥ )ついさっきまで
      漫画を読む人を
      馬鹿にしてた奴が
      この有様ですよ
 
 色々突っ込みどころはあるけども、別に馬鹿にしているわけじゃない。漫画の二倍、あるいは三倍の速度で出てくる本が、漫画よりも無条件に高尚である根拠はなんでしょうか? そんな速度で出てくる本はゴーストライターか、あるいはコピペだと私は思いますが、それは粗製濫造と言うのではないでしょうか? それを読んで身に付く効果って具体的に何よ? そう聞いているだけだ。
 
 論文だって資料でしかない。資料だったら誰でも読むのではないか? 会社で資料があるでしょう。仕事なら資料を見るのは当然でしょ? あんただってやってるでしょ?
 
 仕事の合間に通勤電車で頑張って勉強しました、まあ、それは良いでしょう。でもね、その本がね、資料としてどの程度役立つ本なの? 
 
 漫画を馬鹿にするのは勝手だけど、自分が読んでる本を資料として有効だと正しく説明できなきゃおかしいよね? 
 
 でっ? その理由と根拠はどこにあるんだい? 
 
 頑張るとか、権利だとか、馬鹿にするなだとか、そういう抽象論ではなくてだな、どこにどう具体的な根拠があるんだ? 自分で選んだ本なのに、今、それを説明できないのはなぜだ?
 
 答えろ。
 
 抽象論はいらねえ。頑張って成果が出るなんら、そんな楽なことはねえ。権利があろうが無かろうが、事は起こる。馬鹿にしようがされようが、その言い訳は説明ではない。
 
 さあ、答えろ。なぜ答えられない? ビジネスマンじゃないのか?
 
 ∧∧
(‥ )まあ、あなたはそこまで
\‐   問いつめませんでしたけどね
 
  (‥ )最初の反論を聞けば
      何をどう考えているか、
      それは分かるからな。
 
 すべては思い込みだったのだ。うろたえようを見れば分かる。
 
 
  ( ‥)もっとさあ、人生は
      手を抜いた方が
      いいと思うわけよ
 
 ∧∧
( ‥)まあ、世の中には
    真面目な人がいますから
 
 
 
 
 

2013年10月1日火曜日

分速3文字で誰でも本が書けます

 
 hilihiliのhilihili: 私はその速度に感銘を受けました! まて、落ち着け これは孔明の...の続き
 
 
 原稿を書く速度、この場合これはキーボードを打つ速さのことだが、それを上げることで文章の生産性を向上させ、次々に本を出版する。
 
 という発想。
 
 ∧∧
( ‥)それが何か?
 
  ( ‥)いやあ、見直せば、
    ‐/ これは非常に興味深い
       発想だよね
 
 例えばの話、自分が作家であることを想像したとする。
 
 原稿を書く速度が2倍になったとする。では、年間あたりに作成できる本の数は2倍になるか?
 
 ∧∧
( ‥)ならないんじゃね?
 
  (‥ )今、自分が作っている
   □‐  新書は片面がイラスト
      700文字で1見開き
      なのだ。
      改行とかあるから、
      実際には650文字
      ぐらいだけどね

 
 一方、手元にある「アポロドーロス ギリシア神話」岩波文庫だと、活字がみっちり詰まっているが、これも1ページ700文字を少し越えるぐらい。ただし、左右のページどちらも文字だから、見開き、つまり本を開いた左右のページを合わせると1400文字というところだろうか。
 
 クセジュ文庫の「ガリレオ」もほぼ同様。
 
 ∧∧
(‥ )1ページ700文字、
\‐  見開き1400文字だと
    考えてみますか
 
  (‥ )本って多くは200ページ
      つまり100見開き
      ぐらいなんだよね。
 
 つまり、1日あたり1400文字書くことを100日続ければ、本が作れる、ということになる。つまり三ヶ月と10日だ。

 
 ∧∧
( ‥)1日1400文字、
    8時間労働なら1時間に
    180文字打てば良い計算に
 
  (‥ )これだけ聞くと、
      馬鹿みたいに
      楽な労働だよな
      1分に3文字打てば
      良いわけだ。
 
 とっ、言う事はだ、1分間に6文字打てば年間におよそ8冊の本を出せる計算に...
 
 もちろん実際にはそんなことないんである。では、どこで時間が食われているか?
 
 ∧∧
( ‥)考えてる時間でしょ?
    
 
  (‥ )あるいは資料を読んだり、
      あるいは読み直して
      書き直す、
      そういう時間だね。
      そこが一番長いのだ。
 
 
 言い換えれば、打ち込み速度は、それが常識的な範囲でさえあれば、本の作成作業において重大ではない、ということでもある。実際、かつては手書きだったのだ。
 
 
 ∧∧
(‥ )でも打ち込み速度が重要だ
\‐  そういう主張なんだよね
 
  (‥ )興味深いことにね、
     くだんの主張をしている
     サイトをのぞいたのだが
     ざっくり見た限りでは
     誤字脱字がないんだよね
     文章もなめらかなんだよな

 テキストを作成する作業は、考える時間+読み直す時間に支配されている。打ち出す速度はそこに加わってくる小さな要素でしかない。本来はそうだ。
 
 ∧∧
( ‥)しかし、打ち出す速度を
    向上させれば
    生産性も向上する。
    そう考えている。
    これを真面目に
    受け取るのなら、
    打ち出し以外の、
    他の作業時間が
    相対的に少ない、
    あと節約できるのは
    打ち出し時間だ、
    そういうことですよね?
 
  (‥ )キーボードを叩く時間が
      全体の5パーセントしか
      占めていませんだったら
      速度を2倍に上げても
      2.5パーセントしか
      節約できんからね。
 
 
 キーボードを叩く時間を節約することがカギである。この主張が成立するには、考える時間、読み直す時間、これらが相対的に非常に短い、ということになる。
 
 ∧∧
(‥ )でも誤字脱字が見当たらない
\‐
 
  (‥ )思考が非常に整理されて
      いるのかもしれないな
      考えた事をそのまま
      文章に出力しても
      きれいな文面になっている
      そのぐらいに考えが
      整理されている
      そういう可能性。
 
 ∧∧
( ‥)でも? それは不自然だと?
 
  (‥ )人間は試行錯誤するのだ。
      本自体が概してそういう
      ものでね。
      小説なんかは特にそれが
      顕著だよね。
 
 小説を書く、というのはSF的に言えば、あらゆるありうる可能性の中から、最良だと思える時間線を選択することに他ならない。あらゆる場面で分岐する可能性を検討して、駄目だったら分岐点にまで戻って、もう一度やり直すのだ。時間がかかるは必然。
 
 分岐を検討するのは寄り道で、そこで膨大な時間が消費される。つまり、10冊の本を書く勢いがなければ、ただ1冊の本も書けないってことだ。
 
 チェスの名人と戦った計算機が、名人が差した手に最良と思える一手を打とうとした。しかし機械は、その選択の延長を数十手先まで演算すると、最良と思えた手の先に負けが待っていることに気がついた。そこで現時点に舞い戻った機械は、名人が予想もしない手で対応する。
 
 本も本来、あらゆるありうる可能性を計算した結果だ。
 
 *うろ覚えだけど、こういう戦いは実際にあったと記憶。少なくとも十分に設計された計算機ならこういうことが出来るのだろう。この選択肢を取った場合のありうる未来を覗いて、その延長にポイントが下がる未来があると見るや、選択の分岐点にまで戻って別の時間線に足を向けるのだ。
 
 ∧∧
( ‥)でもこういう試行錯誤、
    時間線の探索がどうも
    この人の文章には
    見当たらないようだと
 
  ( ‥)整理された思考とは
      そうではないのか?
      見た目が恐ろしく
      きれいなんだよね。
 
 しかし、これは暗示的ではないのか? 
 
 時間線の探索を放棄する。ありうるあらゆる可能性と選択肢を検討しない。
 
 それには迷いがない。
 
 それは論理的である。
 
 ∧∧
( ‥)しかし、論理とは、
    設定した大前提から
    作った、矛盾のない
    文章でしかない
 
  (‥ )迷いがない
      美しい、
      整理されている
      事実、試行錯誤の時間
      ではなくて、
      打ち出しの時間の向上に
      注目する。
 
 これは暗示的ではないのか?
 
 ∧∧
( ‥)つまり、思いつきに
    都合の良い事柄を集めて
    きれいなお話を
    作っているだけでは
    ないのか? 
    という疑惑
 
  (‥ )決断を必要とする人に
      ”答え”を売りつける
      ビジネス本としては
      悪い売り方ではないな
 
 ただ、都合の良い事柄を無矛盾につむいだ文章とは、それは単なる空虚なのではないか?
 
 ∧∧
( ‥)それを踏まえて考えた時、
    打ち出し速度の向上と
    生産性のアップ
    この主張、それ自体が
    空疎な主張かもしれないと
 
  ( ‥)だってさ、
    ‐□ 理屈の上じゃ分速3文字で
      間に合うわけだろ?
 
 ということは文字をたたき出す速度は、仕事において重要な意味を持っているはずがない。
 
 にもかかわらずそこにあえて注目するとは、そういうことではないのか?
 
 ∧∧
(‥ )でもビジネス本としては
\‐  これで良いかもですね
 
  (‥ )経営者は努力の集中、
      効率の上昇という言葉に
      無駄に弱いからねえ
      彼らは一点集中突破を
      求めていて、
      破産の恐怖に立ち向かって
      いるわけだ。
      経営者には神と宗教が
      必要なのだ。
      弱き子羊を騙すなぞ
      雑作も無い。
 
 そして思うに、試行錯誤してあらゆる可能性を検討する技術者が、経営者とそりが合わないのは、こりゃあ当然なんだろう。
    
 *ちなみに、週刊漫画の単行本と手の速いラノベ作家、個人的な経験からすると年間4冊の本を出すのが限界だと思う。これ以上多くの本が”一人の作家”から年間あたり出ている場合、コピペ、対談本、ゴーストライターを使用していると考えるのがおそらく妥当。絵を批評される漫画、話が連続している小説では、こういう騙しが通用しにくいだろう。あるいはスタジオを作ってそれを可能にしてもなお、この速度だと言える。これらとは反対に、著者の顔がまったく見えないビジネス本でこそこうした限界を越えた、常軌を逸した速度で本が生産されている、というのは暗示的である。
 
 

河原の石探しは確かに楽しい

 
 ∧∧
( ‥)ネットの情報は玉石混淆
    そして石の方が圧倒的に
    多い。
 
  ( ‥)だからネットは楽しいのだ
    ‐□ とも言えるね。
       河原できれいな石を
       探すようなものだからね
 
 だが、本当に必要なものやレアなものは鉱山までいかなければ手に入らない。
 
 ∧∧
(‥ )確かに河原や海岸でも
\‐  ビンゴ!ってことは
    あるのですけどね
 
  (‥ )でも、それじゃあ
      鉱山には勝てないのだよな
 
 
 ともあれ、河原のきれいな石探しにおいて、ネットが持つ、検索という機能は大きい。白い石、と検索すればあたり中の白い石に旗が立つようなものである。
 
 ∧∧
( ‥)問題はですよ、
    白い石とかはともかく、
    ”礫岩が欲しい”
    と検索しても、ちゃんと
    旗が立たなかったりする
    ことですかね
 
  (‥ )ちょっと専門的なことに
      なると状況は厳しくなる
      地道に探すしかないのだ
      まあ、そこが腕の見せ所
      になるのだけどね
 
 
  

2013年9月30日月曜日

私はその速度に感銘を受けました! まて、落ち着け これは孔明の...

 
   ( ‥)....
     ‐/
 ∧∧
( ‥)何?
 
 この人の著作を見てください。この人が打ち出す活字と文字の数々を見てください。あっという間にこれだけの数の本を出版して、さらにメルマガまで出している。すごい! 私はこの人を見習って、文字を速く打つ練習をしました。どうですか、この速度。私はあの人の著作とその生産速度を見て、参考にして、そして変わったのです!
 
 ごめん、あなたが参考にしたその人、ゴーストライターを使ってるんじゃね?
 
 ∧∧
(‥ )参考にした本は...
\‐  ああ、この年に
    あの人とやらは
    その本も含めて
    7冊出してますね
 
  (‥ )一方、〆切に追われた
     漫画家がへとへとになって
     描き続けている週刊漫画を
     単行本にしたものは、
     年に4冊出るだけです。
     この違いはなんでしょうか?
 
 冷静になって考えてみよう。
 
 漫画は集団作業でぎりぎりまで速度を上げて、年に4冊。
 
 一方、人々にビジネスの指南を示して感銘を与える、とされる本が1人の人間から年間7冊生産されました。
 
 さて? これは何か?
 
 しばしば知的劣化と罵倒されるラノベも年に4冊出る、というのはべらぼうに速いらしい。
 
 一方、社会人が読んで仕事のヒントになるとされるビジネス書が年間7冊....
 
 ∧∧
( ‥)まともに考えれば
    おかしいだろ? とね
 
  ( ‥)活字はねえ、抽象的でね
    ‐□ コピペ、
      ゴーストライターの使用、
      これらが容易でね
 
 生産速度を上げるなど、雑作もない。
 
 
 ∧∧
(‥ )でも、この人は自分一人で
\‐  生産速度を上げたみたいです
    けどね
 
  (‥ )うーん、努力は
      認めるけども
      過労死するんじゃねーか?
 
 まあ、過労死も一興。過労死出来るほどの体力があれば、であるが。
 
 


 *注:生産速度を上げるなど雑作もない。
 生産速度自体を上げることは人を雇えば容易に達成できるけども、当然、ゴーストライターの取り分などが生じる。つまり売れないとみんなで餓死する可能性が出てくるので、十分以上に売れるめどが立たないと取るべきではない。
 
 ∧∧
( ‥)だとしたら一人の人は
    本当に速く書くしか
    無いのだと
 
  (‥ )そういう意味では
      打つ速度を上げた、
      というのは
      正しい判断ではあるの
      だろうね
 
 ただ、収入は生産速度、単価、売れ行き、必要経費などで決定されるので、生産速度、それ自体を上げてもどうにもならない場合がある(もちろん、そんなことは計算済みであろう)。
 
 ∧∧
( ‥)そしてなにより
 
  ( ‥)過労死の危険性も
    ‐□ さることながら、
      体力の低下と共に
      生産性が落ちる、
      そうすると収入が減る、
      収入が減ると
      体力が落ちる、
      すると生産性が減る、
      いわゆる負のスパイラルが
      始まるのが問題だ。
 
 そうなると、自らを支えられずに崩壊するのみ。まあでも、それも織り込み済みなのかもしれない。
 
 とはいえ、疲労は免疫の低下など色々な影響を及ぼし、ついには癌などに至る場合もある。ラノベ作家や漫画家で大量の作品をこなしつつ、若くして死んでいった人がいることは暗示的で、念頭に入れるべき。
 
 後、直接関係ないけども、漫画は低俗で、活字はすばらしい、と思い込んでいる人間は容易に騙せるのでカモにしやすい、ということはありうる。詐欺師になるのなら、漫画家になるよりは、活字家になった方がいいだろう。
 
 
      

ネットデビル

 
 うろ覚えで書くと、引用はどこかゆがむ。
 
 ∧∧
( ‥)ヒーローの共通点で、
    あなたがやったようにね
 
  ( ‥)養父母に虐待されている
    ‐□ それは少なくとも
      ラグラン男爵の指摘には
      なかったからね=>
 
=>hilihiliのhilihili: 努力、友情、勝利を信じた人は帰還できるか?

*ヒーローの共通点を述べたのはラグランさんだけではないので、他の指摘とごちゃまぜにした可能性があるけども、少なくともおそらくこれは自分の勘違いだろう。
 
 ∧∧
( ‥)養父母からの虐待、
    ハリーポッターや
    シンデレラのイメージが
    あったのでは?
 
  (‥ )記憶は...それを聞いた時に
      思い浮かべた自分の仮説に
      沿って補正され、
      ゆがめられる、
      そういうことかな?
 
 それを踏まえて
 
リノフリネ・アルボリフェラ(Linophryne arborifera)
 












 
 ∧∧
(‥ )チョウチンアンコウさんの
\‐   仲間で、
     オニアンコウ属の一種だよね
 
  (‥ )これは体長8センチ弱の
      個体に基づいて描いた
      ものなのだ。
      1.5センチの雄が
      寄生している。
 
 先日、ネットでこんなような文章を見かけた。
 
 チョウチンアンコウの雄は雌に寄生すると精子袋に成り果てる、と。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、おおむね正しい
    理解ではありますね
 
  (‥ )すべての
      チョウチンアンコウ類で
      寄生が行われるわけでは
      ないのだけどもね。

 **例えばチョウチンアンコウ類の代表であるチョウチンアンコウでは、寄生の証拠が見つかっていない。
 
 あるいはネットの文章には曰く、
 
 寄生に応じて、心臓や脳も退化する、とも
 
 いや、確かに一部の骨は退化消失するが、頭蓋骨はきちんと残っているし、脳も残っているだろう。心臓と鰓は退化するどころか、むしろ発達がいい。
 
 退化するのは消化器官であり、縮小するのは眼などの感覚器官だ。
 
 とはいえ、精巣が非常に大きくなって、事実上、存在が精子袋になる、というのはおおむね正しい。寄生できる種類で、寄生に成功した雄は、精巣が発達するので、存在が近似的に睾丸になる、とでも言えばいいか。
 
 ∧∧
(‥ )まあ、かなりあちこち
\‐   間違っているけども、
     大枠は正しい理解、
     ですかね
 
  (‥ )雄が雌より多いから
      一匹の雌にたくさんの雄が
      寄生することがある、
      これは完全に間違いだなあ
 
雌に多数の雄が寄生する種類もあるが、一匹の雌に一匹の雄しか寄生しない種族もある。
 
 それにそもそも、チョウチンアンコウ類は、雌の方が多い。
 
 ∧∧
(‥ )この誤解はなんでしょうね?
\‐   雌に雄がたくさん寄生する、
     だとしたら雌の方が
     少ないのだろう、
     だとしたら雄が多いのだ、
     そういう風に解釈が
     事実にひっくり返ったのかも
 
  (‥ )雌の方が少ないのかな?
      雄の方が多いのだろう、
      雄の方が多いからだ。
      疑問が解釈になり、
      ついには原因となる。
      そういう流れかもね
 
 こんな実験がなかったか? 三角形を被験者に覚えさせる。後日、その三角形を描いてもらう。時間が経つに従って、被験者が思い出して描く三角形は、より、きれいな、ある意味では抽象的な三角形に移行していく。
 
 ∧∧
( ‥)理解しやすいように
    解釈を変造してしまう
 
  (‥ )おいちゃんが、
      ヒーローの共通点で
      やったように、かな
 
  
 さらに解釈は進んで、深海では雄と雌の出会いが少ない、だからこのような寄生が進化した、とも。
 
 あるいは、深海では餌が少ないから同種同士の競合を避けるために、雄が小型化して雌に栄養が集中するようにしたのだ、とも。
 
 ∧∧
(‥ )昔はそういう解釈を
\‐   よく聞きましたよね。
     今から考えれば
     群淘汰とか種淘汰の
     考えで誤りですが
 
  (‥ )出会いが少ないから...
      これはおいらも
      書いたことあるかもなあ
 
 群淘汰。ようするに種族のことを考えて進化が進むというアイデア。これは誤りで放棄された。いや、誤りじゃない、マルチ淘汰理論というものがあって、という人もいるけども、そういう声が上がった時は、それが受け入れられている仮説かい? それにその淘汰の単位が”実在するのか?”と問えば良い。マルチがうんぬんとか言い出す人はそこまでちゃんと考えていないもんだ。
 
 まあ今ここでここに注目すると話が脱線するので、詳しい議論は書籍かなにかでするとして...
 
 ∧∧
( ‥)チョウチンアンコウさんたちの
    場合はですよ、実際は....
 
  ( ‥)おそらくは、小さくても
    ‐□ 性的に成熟できる雄は
      小型化する方向へ
      進化が進んだ、
      意地悪な言い方をすると
      大きく成長するには
      生存率が下がる、
      そのリスクを雌にだけ
      押し付けて雄は
      世代交代の向こうへ逃げた
      そういうこと
      なんだろうけどもね
 
 とはいえ、しかし、チョウチンアンコウ類の雄は異常に小さい。こんな極端な小型化を遂げた深海魚は他にほとんどいない。
 
 ∧∧
( ‥)なぜ彼らでは
    ここまで小型化が
    アクセルされたのか?
    そこが課題であると
 
  (‥ )見方を変えれば、これが
      スタンダードな
      ダーウィニズムの偉大な
      ところよ、
      群淘汰論者は
      種のためですと言っては、
      こういう解くべき謎を
      賢し気に
      分かった気になって
      覆い隠してしまう。
      理解とは無様なものよ。
 
 
 とはいえ、謎は多い。というか研究した人がどうも見当たらない。多分、研究するには厳しいからだと思うけども。
 
 ∧∧
(‥ )それに発光器の装飾が
\‐   謎ですよねえ、
     普通に考えれば
     性淘汰の産物なの
     でしょうけども
 
  (‥ )性淘汰の条件は整って
      いると思うのだけども
      どう理解すれば良いか、
      途方にくれる点があるのも
      事実なんだよな。
      研究も見当たらないし、
      困っちゃうよね。
 
 ついでにいうと
 
 ∧∧
(‥ )イラストではお魚さんの色が
\‐   赤っぽすぎではないか
     とも思えますけども
 
  (‥ )チョウチンアンコウ類は
      黒、あるいは紫、
      あるいは黒に近い茶色、
      あるいは黒に近い赤、
      チョコレート色などなど
      なんかよく分からない
      側面があるんだよね。
      水中撮影での色のぶれ、、
      保存液で脱色した標本、
      撮影時における露出、
      魚自体の健康状態、
      生きてる生物なのに
      まる恐竜復元なんだよな
 
 それに、強烈な色を使わないと印刷ではきちんと出てくれない、という現実的な問題もある。

 
 ∧∧
( ‥)なにはともあれ、
    作業ですね
 
  ( ‥)可能な限り妥当な情報で
    ‐□ 本を埋め、
      ネットしか使わない人間と
      ネットと本の両方を
      使いこなせる人間の間に
      格差を作り出すのだ。
 
 どっかの俺様鳥進化論者のように、たった一週間の手間をはぶいて論文を読まなかったばっかりに、自分は科学者の間違いを見つけた、誰も見つけていない真実を自分が発見した、そう己の勘違いと思い込みで邁進し、何年もの時間と人生を無駄に過ごしてしまうことがある。読んでさえいれば、英語の辞書をひいてさえいれば、こんな馬鹿なことにはならなかったはずなのだ。つまり、ネットにも、本にも、論文にも、そこには体力の壁がある。馬鹿の壁なんてのは小賢しい言い方で、実際には頭の良し悪しではない。そこにあるのは体力の壁だ。能無しのデブがどこにもいけないように、体力がないともうどうにもならない。考えただけで物事が正しく把握できるなら、ではアリストテレスはなぜ間違いだらけだったのか?
 
 そして体力が人々に壁を作るのなら、ネットも壁を作るだろう。ワンクリックを惜しんだだけで人は壁の向こうへいけなくなる。同様の理由で本は啓蒙のための道具たりえない。本を読まない人間と、読む人間の間に格差を作り出す。それが本というものだ。
 
 では、格差を作る旅へ
  
 

2013年9月29日日曜日

子猫は獲物を発見した

 
 
  ( ‥)...
    ‐/
 
 ∧∧
( ‥)なに?
 
 
  (‥ )gif画像でね、
      子猫がおもちゃを
      くわえて、
      それをベッドの下に
      運び込もうとして
      いるわけよ
 
 リンクをたどっていたら迷子になった=>Alien Attack!
 
 ∧∧
(‥ )ああ、ねこじゃらしの
\‐  根元が段ボールに
    さしこまれていて、
    色々ものが入った
    箱ごと、ひきずってますね
 
 自分よりずっとでかそうな段ボール箱ごと、ずそーっという感じ。
 
 ∧∧
( ‥)これが何か?
 
  ( ‥)人食いライオンが
    ‐/ 人間をくわえて
       運んでいく時も
       こんな感じなんだろうな
       殺る気、満々だよな
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そりゃあ、
    同じネコですからね
 
 小型ネコは丸まって寝るが、大型ネコ(トラ、ライオン、ジャガー、ヒョウ、ユキヒョウ)はそうではないという。小型ネコはゴロゴロするが、大型ネコは吠えるという(文献未確認)。
 
 ∧∧
( ‥)でも、所詮は同じネコ。
    大きさとそれ以外、
    違いはほとんどありませんと
 
  ( ‥)「冒険者たち」をアニメに
    ‐□ した、ガンバの冒険って
      あったじゃない。
 
 ∧∧
( ‥)イタチたちに殺されてる
    島ネズミたちの
    救援に答えるって話、
    でしたよね。
    たしか、イタチ導入による
    ネズミ駆除が物語を
    考えるきっかけだったとか、
    なんとか。
   
 
  ( ‥)あれ、イタチのリーダー
    ‐□ ノロイが狡猾、残忍な
      妖怪のような
      キャラクターとして
      描かれてたけど
 
 うろ覚えではあるが、アニメだと島にいく前、ネズミのガンバたちがネコと遭遇する場面がある。それがもう、妖怪を通り越してもはや怪獣。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、そりゃね、
    ネズミどころか、
    イタチから見たって
    ネコは大きいからね
 
  (‥ )あれは
      ティラノサウルスですよ
      ティラノサウルス
 
 子猫が猫じゃらしをくわえて、ベッドの下、つまり影と闇の中へ無邪気に獲物をひきずりながら消えていく様子は、微笑ましくもホラーだ。
 
 
    

2013年9月28日土曜日

努力、友情、勝利を信じた人は帰還できるか?

 
 hilihiliのhilihili: 努力、友情、勝利が、そもそも詐欺の手口だったら、どうする?の続き
 
 
 1:ヒーローの母親は高貴な血筋のものであり、処女である
 2:ヒーローの父親は王である
 3:そして多くの場合、王はヒーローの母親となった女性の近親でもある
 4:ヒーローが受胎されるのは異常な状況下である
 5:ヒーローは神の子であると噂されるようになる
 6:彼の誕生を阻止しようと、彼を殺そうとする試みがなされる。それはしばしばヒーロー自身の父親、あるいは母方の祖母などによって行われる
 7:だが、ヒーローはそれをはねのける
 8:そして養父母によって、遠い異国の地で成人になるまで育てられる
 9:幼年時代のことは語られない
 10:成人すると、彼は生まれ故郷に戻る。あるいは後に彼が王国を築く事になる地へとおもむく
 11:王に対して勝利し、あるいは巨人、あるいは竜、あるいは野獣に対して勝利する
 12:ヒーローは姫と結婚する。姫はしばしば彼が獲得した、その地を支配していた者の娘である
 13:ヒーローは王となる
 14:彼の統治は平穏である
 15:彼は法を定める
 16:しかし、やがて彼は神の恩恵を失い、あるいは、臣民をも失う
 17:ヒーローは王の座を降り、町から去る
 18:そしてヒーローは異様な死を遂げる
 19:そこはしばしば丘の上である
 20:たとえ、ヒーローに子供がいたとしても、継承しない
 21:ヒーローは埋葬されない
 22:そうなったにも関わらず、ヒーローが幸せになる後日談が、ひとつか、それ以上ある。
 
 by Raglan FitzRoy Richard Somerset ,Baron. 1936
 
 意訳の所があるし、ネットでこの部分の原文を読みたい人は例えば以下を参考
 =>Lord' Raglan's Hero Pattern
 
 *ちなみに1の royal virgin は高貴な血筋の未婚女性、とか、あるいは単純に、お姫様と言うべきかもしれないけども、ここでは高貴な血筋のものであり、処女であると訳している。その理由は...
 
 ∧∧
( ‥)ちょっと長いね
 
  (‥ )じゃあ、こう言えばいい?
 
 :ヒーローは高貴な血統である
 :ヒーローを殺そうとする者たちがいる。それはしばしばヒーローの血縁者である
 :ヒーローは養父母に育てられる
 :成人したヒーローは冒険の旅に出て、敵を打ち倒し、お姫様を手に入れる
 :しかし、ヒーローは結局のところ最後を迎える。
 :ヒーローの最後はバッドエンドであり、幸せにはならない
 :そういうわけでハッピーエンドな二次創作が制作される
 
 ∧∧
(‥ )ラグランさんという人が
\‐   1936年に述べたこと
     みたいですね。
     ヒーローには共通する
     パターンがあると。
 
  (‥ )ご本人はもともと軍人
      みたいだね。でも、
      西欧世界ではこういう人が
      普通に科学や学問するよな
      貴族が学問と科学の
      推進役だった
      歴史の反映かな
 
 英雄譚には共通するあるパターンが見られる。
 
 これが英雄神話の絶対普遍的なパターンである、と言い切るのは、たぶん間違いなのだろう。確かに思い当たるふしはある。ギリシャ神話のヘラクレス、ペルセウス、ローマの建国者ロムルス、以上のパターンにかなりな程度、当てはまる英雄を探すのに苦労はしない。
 
 ∧∧
( ‥)でも、西欧世界の物語が
    こういうパターンを
    踏襲しているだけかも
    しれない。だとしたら
    これは単なる焼き回しの
    系譜だ、という話に
    なるのかもしれない。
 
  ( ‥)そもそもラグランさんが
    ‐□ 例としてあげたのが
      ヘラクレスを始めとする
      ヨーロッパ世界の
      英雄譚だからな。
      当てはまるのは
      当たり前だね。
 
 それに、あまりに複雑なパターンはなんにでも拡張できるし、なんにでも当てはまるのかもしれない。
 
 とは言うものの、
 
 まったく高貴な血統ではなく、神と関連性を持つ事もなく家族の中で幸せに過ごし、自分の普通の能力を訓練でただ伸ばし続けて冒険を成功させ、幸せ三昧に暮らした、という例があるかというと。
 
 ∧∧
( ‥)ちょっと思いつきませんね
 
  (‥ )つまり、友情、努力、正義
      そんなもの最初から
      どこにもないし、
      求めている人がいても
      ごく少数だよ、
      そういうわけだな。
 
 見返してみれば、3年前にもこんなことを書いていた
 =>hilihiliのhilihili: どちらが夢を見ているのか
 
 ∧∧
(‥ )うろ覚えで書いたせいか、
\‐   英雄譚の共通点に関する
     記述に誤り、
     あるいはラグランさんの
     指摘と違う点がありますね
 
  (‥ )我ながらうかつだな...
 
 
 ともあれ、友情、努力、勝利、それを求める人はいるが、同時に誰も求めていない。そういうことはここから分かるだろう。
 
 それをふと、先日思い出して検索をかけたら、血統、覚醒、勝利、という言葉が出てきたのであった。
 
 ∧∧
(‥ )掲示板の議論でね、
\‐  あなた自身は
    英雄譚をうまく要約してる
    と感心したけども、
 
  (‥ )まあ、要約した人自身は
      努力と言いつつ、
      どの漫画もアニメも
      結局は
      血統重視じゃないかよ
      ちきしょーっ、という
      揶揄のつもりらしいの
      だけどもね。
 
 だがしかし、はからずもこの指摘は正しいのだ。ヒーローの物語は、努力、友情、勝利ではない。血統、覚醒、勝利である。
 
 努力、友情、勝利など、血統にはりつけられた、見栄えは良いが、薄っぺらな化粧に過ぎぬ。
 
 
 ∧∧
( ‥)そしてヒーローの出生は異常
 
  (‥ )この場所ではない
      どこか、
      この普通の親ではない
      誰か、
      それがヒーローと
      その由来だよ。
 
 ある人は言った。セーラームーンなどにもそういう側面があるが、少女漫画を読めば分かる。女の子は、自分は本当はお姫様である。ここは本当の家ではなく、彼女は本当の母親ではなく、自分の本当の居場所はここではない。遠い異国のすばらしい場所にこそ、本当の家と居場所があり、母親がいるのだ。そう考えると。
 
 ∧∧
( ‥)でもそれ、男の子も
    同じだよね。
    というか、それこそが
    英雄譚であると
 
  (‥ )ハリーポッターが
      そうだし、
      スターウォーズも
      そうだよな。
 
 考えてみれば英雄譚は因果関係の順序が逆だ、とも言える。神の子だから英雄なのではない。英雄になれるほどの異才を放つから、彼は神の子だ、彼女はプリンセスだ、と言われるんだろう。
 
 ∧∧
(‥ )ペルセウスも、ゼウスが
\‐   ダナエーと交わって
     生まれたのが
     ペルセウスである、
     という話がある一方で、
     彼女は男に犯された、
     というどちらかというと
     普通の出生譚というか、
     受胎譚もあるみたいですね
  
  (‥ )まるで、
      まず英雄が実在して
      英雄の異能を
      説明するために
      英雄は神の子である
      そう二次的に言われた、
      そういう風にも
      受け取れるよね。
 
 *「アポロドーロス ギリシア神話」岩波文庫 pp79~80を参照のこと
 
 実際、ヒーローは異常な存在だ。
 
 というか、異常でないとヒーローにはなれない。
 
 そして才が異常であるがゆえに、出生やその才能の源、さらには死までもが、異常なものとして飾り立てられるはむしろ必然。
 
 ∧∧
( ‥)努力で得られる才なれば
    それは異常にあらず
 
  ( ‥)考えてみればさ、
    ‐□ 神話で努力したり
      訓練してる場面って
      あまり聞かないよね。
 
 大胆に解釈すれば
 
 :異常な才を持つがゆえにヒーローは異常な出生を持つとされる
 :読者が自分の今の境遇に不満を持つ以上、仰ぎ見られるヒーローもまた不遇でなければならない
 :そしてヒーローは読者が望む、富と宝を手にしなければならない
 
 ∧∧
( ‥)しかし、読者は英雄譚を
    読んで夢の世界で遊んだ後、
    現実に帰還しなければ
    ならない
 
  (‥ )ゆえに、
      夢の担い手である英雄は
      現実の前に死ななければ
      ならないのだ。
 
 ああ、2年前にはこういうことを書いていたけども
 =>hilihiliのhilihili: 悲劇は現実帰還のための儀式
 
 ∧∧
(‥ )ファンタジー小説において、
\‐  異世界におもむき、
    大活躍した主人公は
    最後は異界から現実世界に
     舞い戻りますからね
 
  (‥ )自分が異能の才を
      発揮できる場所、
      そんなありもしない
      都合の良い場所に、
      読者はいつまでも
      いちゃいけない
      そういうことだろうな。
 
 英雄だってそうだろう。ただ、彼らはファンタジー物語とは逆だ。現実世界から異界へいったのではなく、異界から現実世界に来た人々だった。
 
 ∧∧
( ‥)だから彼は帰らねばならない
 
  (‥ )ヘラクレスが最後は
      謀略にはまって毒で肉が
      はがれ、自ら山の頂で
      火葬されたように、
      ロムルスが嵐のさなか
      おそらくは元老院に
      謀殺されて、
      死体も残らなかった
      ようにね
 
 ファンタジー物語は読者に帰還を強制する。ヒーローたちは無惨な死を遂げて、退場を余儀なくされる。
 
 つまり、血統、覚醒、勝利。これはうまい要約だけども、肝心な部分が足りない。
 
 ∧∧
( ‥)血統、覚醒、勝利、
    そして無惨で異常な死
 
  (‥ )あーとは二次創作の
      出番ってわけだなー
 
 ハッピーエンドの二次創作を作る人は、たぶん、一度遊んだ物語に、再び遊びにいったのだろう。一度帰ってきたのだ、また帰ってこれるのだろう。
 
 だが、努力、友情、勝利。これを信じた人は果たして帰って来れるだろうか?
 
 現実世界において努力だの友情だの、そんなもの役立ちはしない。だのに、それが役立つと信じて、あろうことか漫画やアニメの世界に旅立った彼らは、こちらへ戻って来れるのだろうか?
 

 
 

2013年9月27日金曜日

知識を魔改造する人間は

 
 分かりやすい嘘を書くと、みんな分かってくれる。
 
 あるいはこう言えばいい。
 
 分かりやすい嘘を述べると、私は理解できた、そう思い込んだ人の数が最大になる。
 
 ∧∧
( ‥)でもそんなことを
    するわけにもいかない
 
  ( ‥)というわけで
    ‐□ 鵜呑みに出来る程度に
      話を正しく簡略化します
 
 ただ、簡略化された説明は、今度は局地的にしか役に立たない
 
 ∧∧
( ‥)火災が発生しました、
    周囲の住人はすみやかに
    非難してください
 
  (‥ )住宅街ならその指示で
      良いけども、
      マンション内部
      地下鉄などでは、
      その指示だと駄目だな
      死ぬよね。
 
 状況に応じて簡略化は変えないといけない。
 
 また、これ以外にも問題がある。
 
 鵜呑みにしても無害なように説明を簡略化しても、考える人間がいる。彼らは鵜呑みにすべき知識を勝手に魔改造してしまう。つまるところ、考える奴、これが一番たちが悪い。
 
 ∧∧
( ‥)さりとて、人は誰しも考える
    特に一部の人は知識を勝手に
    魔改造してしまうぐらいに
    考える
 
  (‥ )こればっかりはゼロには
      できないんだ。
      さりとて、
      考える人間の勘違いを
      いちいち指摘、訂正して
      いたら、それだけで
      一冊の本になってしまう。
 
 そういうわけで、考える人間は最初から考慮しないで切り捨てる。これが大事。
 
 ∧∧
( ‥)必要なのは
 
  (‥ )考えることじゃなくて
      調べて検証して確かめる
      そこなのでな。
 
 
 
 

努力、友情、勝利が、そもそも詐欺の手口だったら、どうする?

 
 
 ∧∧
(‥ )最近の漫画は
\‐  努力、友情、勝利、
    じゃなくて
    血統、覚醒、勝利
    じゃないか!
    あまつさえ、
    こんな世の中はおかしい、
    という意見も
 
  (‥ )世の中がおかしいねえ...
      努力や友情では
      効果が期待できない
      つまり世の中は理不尽、
      だがそれが現実。
      だからこそ、
      ありもしない血統と覚醒が
      欲しいってことだろ?

 努力や友情では、自分の人生は開けなかった、だから世の中はおかしい、しかも、なんで漫画の中まで血統と覚醒なんだ! みんな頭がおかしいのか? それとも理想を忘れたのか? どいつもこいつも馬鹿ばっかりだ! 
 
 と怒りと絶望に声をふるわせるか、
 
 あるいは
 
 ∧∧
(‥ )そんな世の中だから
\‐   漫画の中ぐらい
     王様の血統だとか
     イヤボーンで覚醒だとか
     そういう裏技が
     欲しいなあ〜、
     暴れ回る主人公に自分を
     重ねて、
     ちょっと溜飲を下げたいのー
     という要求

 
  (‥ )どっちが大人だと思う?
 
 
 あきらめきれずに現実を否定するのと、

 俺の立ち位置、こんなもんでしょー、とあきらめて、でも漫画な中ぐらいチート技でハーレムでうはうは、
 
 どっちが大人だろうね。
 
 *注:イヤボーンの法則
 **以下参考=>イヤボーンとは - はてなキーワード
 ***ここではイヤボーンを、危機に陥った、あるいは救わなければならないヒロインや仲間のために、主人公が御都合主義的に覚醒して状況を安易に逆転しました、という意味で使っています。

 
 ∧∧
(‥ )そもそも、主人公が
\‐   王様の血統である、
     あるいは神の血統である、
     それは古今東西の英雄譚で
     普通に見られるもの
     ですからね
 
  (‥ )だから、なにを今更って
      感じだよな
      フィクションは神話と
      人類普遍の欲求に
      応じているだけだよ。
 
 それに、血統はずるい、という批判は、二世は楽をしている、という前提があるようにも思える。
 
 ∧∧
(‥ )安倍首相を批判する人は
\‐  そこを突いてきますよね
 
  (‥ )だからオバマ大統領が
      安倍首相を冷淡に扱った
      という話が出た時、
      ざまみろ、自力でトップに
      上り詰めた大統領は
      ぼんぼんの安倍なんかに
      良い顔するわけないんだ、
      という意見が出たけども
 
 ああ、いやあ、二世ってことは若い頃から親についてまわって現場を見たってことでもあって、ぽっと出の大統領より、ものをよく知ってるんじゃねえ?
 
 しかし、大統領は最前線の友邦国、そのトップであるはずの首相を冷たくあしらった。

 これが事実だと言うのなら
 
 ∧∧
( ‥)安倍さんは不愉快だろうと?
 
  (‥ )それもそうだけど、
      不愉快うんぬんとは
      実利にならん話でな
 
 外交は儀礼的な側面がある。アメリカという大国のトップでありながら、その儀礼がいい加減だ、と見られるということは
 
 ∧∧
( ‥)それは実利になる?
 
  (‥ )少なくとも弱点だと
      思われるよね。
      そして弱点は
      付け入る隙になる。
      それは利益になる。
      利益を奪って自国民に
      還元する。
      これは指導者のつとめ。
      それは他の指導者たちから
      見たってそうだろう?
 
 例えばロシアのプーチン大統領はKGBから始まってあの地位にいる。あれも努力ではあるのだろうけども、選挙の努力だけでないことは確かだ。そういう仕事じゃないんだし。さりとて国内に閉じこもっていた独裁者でもない。経験は、単純に考えてそりゃあ長い。
 
 ∧∧
( ‥)現場を見てきた二世、
    現場からのし上がった
    長期経験者、
    彼らから見れば、
    いかに最強国家の
    指導者といえども、
    現場経験も年齢も
    自分たちより若い
    ぽっと出の
    オバマ大統領。
    彼らには大統領が
    どう見えているのか?
 
  ( ‥)努力、友情、勝利、
    ‐□ それで当選した人を見て
       希望と仰ぐ人がいる。
 
 だが、それで渡っていけるなら、世の中、苦労しないんである。
 
 それに、血統、覚醒、勝利、これを馬鹿にする人は多いが、実のところこれらが
 
 経験、訓練、熟知、結果、
 
 だったらどうするのか?
 
 ∧∧
( ‥)勝てるわけがありません、と
 
  (‥ )そもそも、それに
      勝てないから、
      努力、友情、勝利
      こういう甘言を
      耳元でささやく、
      こういうスローガンで
      客を釣ろう
      そういうことだったら...
      どうするね?
      
 努力、友情、勝利、これ自体がいわば詐欺の騙し文句だったら、さて、どうする?
 


    

2013年9月26日木曜日

現象を司る大いなる要素が見つかるだろう

  
  (‥ )NTR?
 
 ∧∧
(‥ )寝取られ、の略記みたい
\‐  ですね。
    彼女が別の男に
    寝取られることに萌える
    処女の女の子が
    大好きだった人が
    反動でこれにはまるとか...
  
 例えばこんな見解=>寝取られ (ねとられ)とは【ピクシブ百科事典】
 
 ∧∧
(‥ )ネットの引用だけども、
\‐  ネット時代以後の通俗用語は
    むしろネットを引用する
    べきだと思いまして、
    以上に引用を
 
  (‥ )NTR属性の人は、
      元、処女厨の人だとも
      言われると...
      おおむねそんな内容だな
 
 うむ。寝取られではないが、以前、こんな話を聞いたことがある。知り合いの女の子が言うには職場の同僚の女の子に、少し変わった子がいたのだそうだ。
 
 もう何年も前で、その子も職場を変えているから、書いても良いだろう。
 
 その子は二刀流だったという。
 
 ∧∧
( ‥)二刀流...
    ああ、男の子ともやるけど
    女の子ともやる、
    そういうことね
 
  ( ‥)話を聞けば、
    ‐□ 実はその女の子、かつて
      女の子にレイプされた
      のだそうな。
 
 どうも女でありながら女に無理矢理、しかも初めてを奪われた。そのインパクトでこうなった、ということらしい。
 
 ∧∧
( ‥)犯罪じゃねえかよ
 
  ( ‥)ひどい話だよなあ
    ‐□ でもインパクトが
      人の心に痕を残す。
      そういう事例だね。
      男性体育教師に
      男の子が、
      それでゲイに目覚めた
      そういう話も聞くよな
 
 それを踏まえると、彼女は処女であるべき、と思っていた人が、現実を見て、心に痕が残り、”汚れ無き処女”、とはまるで反対の、寝取られというシチュエーションに萌えるようになる。そういうことは実際にありうる、ということか。
 
 
 ∧∧
(‥ )あなたはNTRに萌えます?
\‐
 
   (‥ )いや、萌えないなあ...
       早く帰ったら
       彼女が見知らぬ男と!
       という状況に陥ったら
       えらいこっちゃ、
       とは思うけどもさ。
 ∧∧
( ‥)どうしたら萌えます?
 
  (‥ )えーっと、
      彼女を寝取った男を
      犯すー、
      とか?
 
 ∧∧
( ‥)...まじかよ
    カミングアウトか?
 
  (‥ )いやいや、比喩よ比喩。
      単に自我が崩壊するとこ
      みたいだけよ。
      なんでおれのチンチンを
      相手のけつの穴に
      入れねばならぬ?
 
 映画マトリックス。三部作の第一。あの映画で最高なのはとっ捕まったモーティアスをエージェントたちが尋問するところ。だらだら脂汗を垂らすモーティアス。これがもう、たまらない。
 
  ( ‥)屈強なデブが
      じょじょに弱り、
      屈服していく
      その有様ときたら
 ∧∧
(‥ )おまわりさん、こいつです
   ‐
 
 あらゆるテストで妥当性を検討し、あらゆる虚飾をはぎ取ったその時、現象を司る大いなる要素がその奥底から見つかるであろう。
 
 尋問とはその過程にすぎぬ。そして終わることはない。永久に続くのだ。そのために何人の自我が崩壊しようが、知ったことか。
 
 
   

うん、本を読むには体力がいるんだ、そして体力がないとネットも使えん

 
 hilihiliのhilihili: コメントは脳を展開する行為なりの続き
 
 
 ∧∧
(‥ )もう10日も前のカキコですか
\‐
 
  (‥ )ある人が言った
 
 本で調べることを子供に経験させたい、そういう趣旨の文章で以下のことも書いた。
 
 ネット上で無料で読める情報は所詮は無料の情報である、と
 
 これがreblogされた時、コメントがついた
 
 本には校正がある、日本人は金銭が生じるものこそ優れていると考える、そういう理由なのだろうが、そんな見解、糞食らえだ、と
 
 おおむねこういう内容
 
 ∧∧
(‥ )でも、reblogのリンク先を見れば
\‐   最初に子供の質問にネットで
     検索して答えていること
     それでも子供に本で調べる
     経験をさせたいこと、
     本の優位性は
     監修されていることなどが
     あげられるが、
     それだけでネットと
     差別化できるだろうか?
     色々なことが書かれている
 
  (‥ )一方、
      コメントをつけた人が
      リンク先の文章を
      読んでいないことは
      明らかなのだ、
      読んでいたら、
      ...だろう、とか
      そういう推論的な
      表現は使わないからな
 

 つまり、引用先を読まずにコメントをつけてしまったことは明らかだ。
 
 ∧∧
( ‥)どう思います?
 
  (‥ )例えばこれ、
      商売になるんだよね
 
 子供を持つお母さん、お父さん向けに語る。
 
 抜粋。文章は、前後から切り離されると別の意味を持つことがあります。しかし、そういうこととは別に、読み手が勝手に解釈してしまう場合もあります。
 
 いや、これは言い過ぎかもしれません。私たちがしていることはすべて解釈だからです。解釈、これ自体が悪いわけではありません。
 
 ですが、すべての解釈が同じぐらい良いわけでもありません。
 
 例えばこれをご覧ください。このサイトで書き手の方が言いたいことはなんでしょうか?
 
 ネットは便利だ。もう本と同じように監修されている場合もある、信頼性のある情報も読める、論文でさえ手に入る。しかし、子供にネットだけでなく本で調べさせることもしたい。しかし、本で調べものをさせるメリットとは、今の時代、なんだろうか?
 
 そういう内容ですね? そして色々な理由が述べられている。
 
 これがreblogで抜粋されるとこうです。
 
 ネットにおける無料の情報は、所詮は無料である。

 この抜粋、これ自体は問題ありません。

これは皆さん、薄々気づいていることでもあるでしょう。昔からただほど高いものは無い、と申します。無料であるとは落とし穴があることだ、人は昔からそういうことを理解してまいりました。
 
 一方、以上の抜粋に対して次のようなコメントがつきました。
 
 まだこんなことを言う人がいるのか? これこれこういう理由で本の素晴らしさを述べているのだろうが、そんなもの糞食らえだ。
 
 どうでしょう? 明らかにreblogの引用先を読まずに憶測で解釈し、そして断罪していますね?
 
 さて、みなさんは、どう思われるでしょうか? 引用先をチェックしないで反射的に間違ったコメントをつけてしまう。
 
 しかも、
 
 それは第三者から見ればこのようにバレバレなのです。
 
 引用先ではなんと言っていたでしょうか? 
 
 どうやったらきちんとした調べものが出来るだろうか? ネットだけでなく本でも調べさせたいが、本で調べるメリットとはなんだろうか? 
 
 そう言っていましたね。
 
 しかしこれを、
 
 今時まだそんなことを言う奴がいるんだ。
 
 あるいは、
 
 本がすばらしいってことを言いたいのだろうけど、ネットで十分なんだよ!
 
 そう批判した人がいる。
 
 もう明らかでしょう。ネットのワンクリックを惜しんで原文を確認せず、そして勘違いを書いてしまったのは、誰あろう、ネットで十分だと言っていたこの人自身なのであります。
 
 本の重要性を言う人がネットを使いこなす。
 
 しかし、ネットで十分という人がネットを使いこなしておらず、ワンクリックの手間さえ惜しんで、間違いを書いてしまう。
 
 みなさん、みなさんのお子さんをこういう大人にして良いものでしょうか?
 
 そこでこの本....
 
 ∧∧
( ‥)実際にはこれ、半分ぐらい
    詐欺だよね?
 
  (‥ )たった一つのこういう
      事例から、
      本を読む人はネットも
      出来る、
      ネットで十分と思う奴は
      ネットすらも使えない、
      そんな普遍化は導き
      出せないからな。
 
 まあ、こういう連想を抱く事、それ自体は可能ではある。帰納法でも演繹法でもないが、それは可能だ。しかし、正当化はこのままでは難しい。
 
 だから、今言った事の半分ぐらいは詐欺なのだ。だがしかし、こういう事例を提示し、話を持っていた時、皆がどう思うか? それは、推して知るべし。
 
 ∧∧
( ‥)自分の子供に本で調べものを
    させれば、
    ネットを使いこなせる大人に
    なると
    お父さん、お母さんたちは
    期待するだろうと?
 
  (‥ )少なくとも、そう煽る
      ことは可能だな。
      たとえ、今言った事、
      本当は
      こんな単一の事例を
      一般論に普遍化するのは
      無理がありますけどね、
      このこと自体を講演の場で
      正直に話したとしても
      説得力は出るよ。
 
 最低限、これを見よ、と以上の事例を出されれば、多くの人はひるんでしまうだろう。

 だいたい、ネットで十分だ、と言いつつ、そういうあなたがワンクリックできてないじゃないか、と言われたら、言い訳は難しい。
 
 そしていやな話だが、ワンクリックを惜しむ、というのは概して体力がない証拠なんである。
 
 ∧∧
( ‥)実はワンクリックでは
    すまないのですよ、
    引用先の文章を
    読まなくてはいけない
 
  (‥ )仮に文章を読むのに
      6分かかるとしよう。
 
 時給1000円なら100円である。
 
 ∧∧
( ‥)100円の手間、
    100円分の労働の手間を
    惜しんだのであると
 
  ( ‥)まあ、ジュース1本の
      節約に近似だね
      それを考えれば当然の
      反応でもあるんだよな。
      言い換えればさ、
      ネットも、本も、
      実は体力なんだよね。
 
 例えば、オバマ大統領の演説内容を、書き起こしとyoutubeの動画で確認するのに、1時間弱かかった。アメリカ大統領の演説は情報が豊富だからこんな程度ですむ。
 
 だが、これが化石種のライオンの情報となると5時間以上調べて、読むべき論文と読むべき本がなんとなく分かった感じ。情報収集と確認はさらにここから先の作業だ。
 
 ∧∧
( ‥)必要なのは投資と、
    投資出来る体力だと
 
  (‥ )本を読むってのは
      体力が必要でね、
      本を読む大きな効果の
      ひとつは
      体力をつけること、
      そこなんだよな。
      すごい馬鹿げて
      聞こえるけど、
      これ大事。
      
 
 体力が必要って、体育会系かよwww という人がいるけども、体力がないと、ネットで探し物を5時間以上しなくなる。論文を読むために図書館までいかなくなる。英語とか国語辞典も引かなくなる。10万文字もすぐには読めない。そんな体たらくになってしまう。
 
 こんな有様では調べものなんか出来やしない。少なくとも、こういうことが出来ていない調べものなんか、ただの笑い話である。
 
 ∧∧
( ‥)漫画読むのだって
    体力がいるからね
 
  ( ‥)脳は大量のエネルギーを
    ‐□ 消費するからな、
      本が読める体力がある奴は
      ネットも使えるだろうよ
      少なくとも100円分の
      体力を惜しまない人は
      それなりなことが
      出来るってことだね。
 
 もちろん、体力つけるには普通の雑誌とか読んでも、ちとだめだ。ジャンクな情報ばかりつめると、体力がいびつになる、と言えば良いか。あるいは体力的なデブになると言うべきかもしれない。
 
 ∧∧
( ‥)そういう体力を
    つけるための本、
    それはきちんと制作
    されなくてはいけない
 
  ( ‥)トレーニングルームに
    ‐□ 体に悪い機械を
      置くわけにはいかんからな
      そして、
      ネットしかしてない連中は
      知らんだろうけども、
      そういう本は昔から
      確固たるジャンルとして
      あるわけよ。      
 
 ∧∧
(‥ )本の役割ってひとつには
\‐  そういう方向へいくんですかね
 
  (‥ )もともとそういう役割が
      あった、そして
      そういう部分だけが
      これからのネットによる
      浸食に耐えて残る、
      そういうことだと思うよ
      
 
 図書館はトレーニングルームだと思えばいい。置いてある本はたわいもない遊具もあるが、ちゃんとそれ専用に作られたトレーニング機械もある。それをどう使うのか、それは本人次第なのだ。
 
 
 

2013年9月25日水曜日

10年前、彼は11歳だった

 
 
 2003年3月、イラク戦争、開戦。
 
 ∧∧
(‥ )10年前ですか
\‐
 
  (‥ )....
 
 ふと、思い出した。当時、町の小さな講座で数日間、子供たちに恐竜学を教えたことがある。
 
 ∧∧
( ‥)開戦の少し前ですね
 
  ( ‥)小学校5年生だったな


 子供の一人が尋ねてきた。
 
 ねえ、先生、僕たちも戦争にいくの?
 
 少し不安そうだった。
 
 ∧∧
( ‥)そもそも日本の戦争とは
    言いがたいのですけどね
 
  ( ‥)答えたものよ。
 
 あ、いや、今の戦争ってそういう戦争じゃないから。みんなを集めて銃を渡して数をそろえてやみくもに突撃させる。そんな戦争はもうしないよ。
 
 
  ( ‥)今にして思えば、
      僕らが銃を持って
      戦場へいって、それで
      なにするの?
      何もできないだろう?
      そう説明するかな。
      いや、それとほぼ同じ
      説明をしたんだよな。
      ナポレオン、
      連発銃、銃剣、
      日露戦争と203高地
      機関銃の登場、
      扱いの難しい近代兵器群
 
 ∧∧
( ‥)あなた11歳の子供に
    何を教えているんですか
 
 彼が納得したのかどうか、それは知らない。こんな話、覚えてもいないだろう。ただ、君らが戦場へいく? そんなことはない。その言葉には安心したらしい。
 
 あれから10年。
 
 ∧∧
(‥ )米軍はイラクから撤退し、
\‐   オバマ大統領は武力行使を
     明言しつつも、現状、
     実行は回避。
     余力がないのか、
     方針転換か、
     はたまた理想のなせる結果か
     それは吉と出るか大凶か
 
  (‥ )10年か、
      日本と中国の対立、
      戦争賛成も反対も、
      その大半は
      あいもかわらず総力戦の
      イメージのままだけども
      あの子は
      何を思ってこの状況を
      眺めているのかな?
 
 
 今は20とか、あるいは21歳のはずだ。多感な年頃のはずである。
 
 子供を戦場に送るな、と意味不明なことを言うか?
 起きたら、俺も戦争へいくのか、でも銃を見た事も持ったことも無い、そう考えているのか?
 別に興味無し、としごくまっとうな人生を送っているのか、
 
 あるいは
 
 ∧∧
( ‥)あるいは現代戦とは
    いかなるものか?
    それを調べているのか。
 
  (‥ )さて、どうだろうね
 
 
 

2013年9月24日火曜日

切子面を4つ以上取ると立体になる

 
 hilihiliのhilihili: 本はテーマという多面体の切子面を代表するの続き
 
 ∧∧
( ‥)ようするに、あなた、
    衝撃だったと
 
  ( ‥)さっきAmazonで
      本の発注をかけた時、
      なんとなく書評を
      見たのよ。
 
 その書評者のリンク先をたどると、彼は地学に興味があるらしいが、教科書には軒並み低い評価を与えていることが分かった。理由は、
 
 :分からないから
 :教科書だから
 :図が少ないから
 
 ∧∧
( ‥)まあ、ご本人は真剣
    なのでしょうね
 
  (‥ )コメントも言葉も
      書評も、それは自分の
      脳を閲覧者の前で
      開くことなのだ。
 
 まるでクジャクが尾羽を広げて己の美しさと、それをコードする遺伝子を誇示するように。人間は脳を広げて誇示し、そして競い合う、僕らが日常している会話とはそういうものであるし、そして書評もまた、これそのものである。
 
 ∧∧
(‥ )分からないから駄目
\‐  教科書だから駄目
    図が少ないから駄目
 
  (‥ )彼が広げた脳の
      その有様を要約すれば
      僕ちゃん馬鹿でーす
      なんだけどね、
      ご本人はこれで良い
      そう思ってるわけよな
 
 いや、これこそが愚かであるがゆえに自分の愚かさに気づかないということなのだよ。
 
 ...そう切って捨てるは簡単だけども、やっぱ戸惑う。さすがに途方にくれる。それに困ったことにその人物、
 
 ∧∧
( ‥)あなたが発注した本を
    高く評価しておりますと
 
  (‥ )正直不安よな。
 
 こんな脳を堂々と広げるようなやからが高く評価した本に、果たして買う価値があるものだろうか?
 
 ひんまがった尾羽を広げるクジャクが言う、これがすばらしい、という美的評価と太鼓判は、言葉とうらはらに、恐るべき警告になっていないだろうか?
 
 ∧∧
(‥ )でも、この本はこのジャンルで
\‐   古典的な価値を持つ
     わけですよね
     論文にも引用されていますし
 
  (‥ )まあ、それにだ、
      本の良し悪しは買って、
      読んで、読み直して、
      それで判断するべきもの
      だからね。
      買って良し、買うのは当然
      それが仕事。
 
 とはいえ、一抹の不安を感じたのは事実なのだった。

 思うに、仮にあるテーマが立体であり、そのテーマを扱う本が立体の表面の一部を占める切子面であるとする。
 
 ∧∧
( ‥)一冊の本を読めば分かるとは
    ひとつの切子面を知れば
    立体のすべてが分かると
    同様の暴挙
 
  (‥ )せめてさ、4つぐらい
      把握するべきだよな
 
 4つ把握すれば正四面体の頂点を代表する。
 
 ∧∧
( ‥)つまり理解は平面から離脱し
    テーマと同じ次元、
    立体になり接近する
 
  (‥ )もちろん、隣同士の
      切子面を4つ選んでも
      駄目なんだけども、
      理屈としては
      4つからがスタートよ
 
 もっと数を増やせば、座標は増えて、テーマという立体の、その姿がおぼろげだが見えてくるだろう。
 
 もちろん、こんな言い様は単なる比喩でしかないけども
 
 ∧∧
(‥ )ともあれ、一冊読めばいい、
\‐   全部分かる本が読みたい、
     思ってたのと違う、
     このような姿勢で
     本を読んでしまうようでは
     状況の把握は無理でしょうね
 
  (‥ )学校の時のことを
      考えればいいのだよ。
 
 一冊の本を読んで、何が分かった? 
 
 あの時、どうして参考書を買ったか、その理由を忘れたか?
 
 足し算、引き算を把握すれば積分が解けると思ったか?
 
 教科書の述べていることでさえ、全容のほんの一端でしかない。そんなこと見れば分かるのではなかったか?
 
 ∧∧
( ‥)学生時代を思い出せと
 
  (‥ )みんなそんなにいやかね?
 
 そんなにいやか? なにもまったくできなかった、自分はまったく才能も能力も実力もないちっぽけな存在だと、それを思い知らされたあの時の失望、それを思い出すことが、そんなにいやか?
 
 

       
 

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