小惑星1994pc1
1994年に発見された小惑星で、その軌道は地球近くを通っており、時折、地球に極めて接近する。予報では日本時間の本日、明け方の午前7時少し前に最接近しており、地球から190万km(月までの距離のさらに5倍あまり)を通過。
今は地球から見て北の方向へ移動している。
具体的に言うと、地球から見た1994pc1はエリダヌス座からくじら座を抜け、本日、19日の最接近時はうお座を、さらにこれからペガスス座へと抜けていくのだけども。
さて、話は昨晩の18日20時ごろに遡る。
∧∧
(‥ )んー 日本海側から
\\− 雪雲が舞い飛んでいて
お空の様子は
良く無いなあ
(‥ )この時間はくじら座の
π星近くを動いている
はずなんだが...
雪雲と満月で空は明るく白く、π星を見つけるだけでも一苦労であったし、周囲の暗い星となると雲の隙間から時折見えるだけなので、条件は厳しい。
それっぽい星を見ることができたが、本当に見た物が1994pc1であるのか、あとで確認しないとわからなかった。予報では10等星なので、かすむ空で見えるかすらも怪しかったので。
∧∧
(‥ )後日 条件の良い時に
\− 周囲の星を見直して
該当の箇所に恒星がないか
見間違いしていないか
確認しないと
確証はもてないね
(‥ )他の人の写真を見れば
今すぐ
わかるかと思ったけど
そうはいかなかったな
自分の見た物が本当に1994pc1なのか? 例えば他の人が同じ場所を撮影していれば星の位置関係から確認できるであろう。しかしこの小惑星、地球のすぐ近くを移動中なので移動が速く、撮影した時刻が30分ばかり違うだけで、皆、全然違う場所を撮影しており、自分が見た場所、時刻で撮影した人は、少なくともネット上では見当たらなかった。天気が悪い場所も多く、見た人自体少ないに違いない。
∧∧
(‥ )今夜も含めて
\− 確認は晴れ待ちだな
(‥ )最近、天気悪いから
思うようにいかんねー
*2022.01.21 23:00以下追記
∧∧
(‥ )先に見た星
\\− これは恒星だわ
1994pc1じゃない
(‥ )やれやれ残念
まあ地球をかすめる小天体は今後も現れる。それに期待しよう。