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2019年11月16日土曜日

夢の終わり 時代の始まり

 
 ∧∧
(‥ )中国で拘束されていた
\−  北大の教授が解放
 
  (‥ )そういうことをする
      国になったか...
 
 中国であっても香港だから特別に自由だ。中国であっても外国人だから特別に自由だ。そういうことは無くなった。あるいは無くなっていく。今はそういう時代になった。
 
 ∧∧
(‥ )これって究極的には
\−  中国への投資を
    冷え込ませる効果が
    あるんだけどね
 
  (‥ )でもあそこまで
      中国が発展すれば
      必要ないしな
 
 少なくとも、以前ほど必死に外国や香港の資本や投資を呼び込む必要はないし、そもそも必要なくなったから香港も外国人も価値が下がった。だから香港も外国人もその自由を制限される。そう考えるべきなんだろう。
 
 それに、中国への投資が冷え込む、それは中国の経済がもう成長できなくなるということを意味しているが...
 
 ∧∧
(‥ )どのみち
\−  そうなる運命だからね
    どんな国もそうなるし
    日米欧全部がそうなった
 
  (‥ )特に中国は必ず
      そうなる運命なんだよな
 
 資産を持った人間が勝ち組として社会を支配すると、彼らは自分が持つ資産の価値を上げるため、必ず物価の下落を引き起こす。それは労賃の値下げという形で現れ、最終的には経済と国力が衰える。必ずそうなるし、そうでなければならない。
 
 ∧∧
(‥ )どうせそうなるんだから
\−  外国人の投資も
    香港の経済も
    もはやどうでもいいよね
    むしろ投資も自由も
    今となっては
    資産にとって有害だ
 
  (‥ )だからこの選択肢は
      確かに正しいのだ
      そして中国は
      勝ち組の社会であって
      民主制ではない
 
 もし民主制であれば投票という形で反乱が起こる。アメリカではトランプ大統領が、日本では安倍首相が執政者になったように。そしてどちらも賃上げとインフレを指向するのである。
 
 リベラルはこれを非常に嫌う。そりゃそうだ。自分たちの資産の価値が目減りしてしまうではないか! リベラルという勝ち組にとって、賃上げとインフレは平民たちの反乱だ。
 
 ∧∧
( ‥)でも中国で
    それはあり得ない
    勝ち組の勝ち組による
    勝ち組のための国家へと
    状況は収束するはず
    デフレと賃下げだ
 
  ( ‥)清朝中国は世界で一番
    −/ 豊かな国だけど
       臣民は貧困の中にいる
       と言われたものだが
       その状態に戻るの
       だろうな
 
 つまり中国は今以上、豊かになる可能性を持っているけども、それを自ら放棄するだろう。そしてその選択肢は必然であり、状況は必ずそこへ収束する。
 
 ∧∧
(‥ )言い換えれば
\−  鄧小平さんの夢は
    これでおしまいか...
 
  (‥ )新しい時代が始まるのさ
 
 
 香港返還時の大雨は、その時、すでに故人となっていた鄧小平の涙と言われた。次に大雨が降った時、それはなんと呼ばれるだろう?
 
 
   

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