自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2018年11月20日火曜日
賢い人間がいると仲間は信用できず国を防衛できなくなる
先日開催のAPECは米中の対立が激しく、首脳宣言の発表は見送り。開催国パプアニューギニアの外務・貿易相執務室に中国政府関係者が押し入り、首脳宣言文言の変更を迫ったという話も。
∧∧
(‥ )この対立下の一方
\‐ 文さんは習近平
中国最高指導者に
訪韓を要請
もはや韓国は
中国と北に
呑み込まれる勢い
文さん絶好調
(‥ )徴兵制を敷いた国家で
あるにも関わらず
北のミサイルに
国民が特に
反応しなかった
あれから見ても
戦わずして
韓国の降伏は
ほぼ明らかだよね
敵である北が弾道ミサイルを飛ばし、核兵器の威力を見せつける。
本来なら 国の危機だ! 俺を軍隊に戻せ! とか言い出してすっかり錆びついた元兵役経験者がぞろぞろ押し寄せて軍隊が迷惑顔で困惑したり、和平は求めるがミサイル発射には断固抗議する! という自発的なデモが起きてもおかしくない。
∧∧
(‥ )なーんにも
\‐ ありませんでしたからな
(‥ )もう負けるということを
国民全員が自覚している
今ここで祖国防衛を
積極的に口にしたら
敵の軍門に下った後
面倒なことになる
そのことに国民全員が
気づいている
そんな状態かなあ
実際問題、素人目に見ても戦争で負けるわけがない。人口も経済力も工業力も軍事力も南が上だ。さらには友邦国である日本とアメリカが背後に控えているわけで、負けるわけがない。
∧∧
( ‥)負けるわけがないけど
戦う気がない
そんな感じですかね
(‥ )負けるわけもないし
戦う気もあるけど
仲間が信用できない
そんな感じでは?
戦争ってのは怖いので、ちょっとしたことで兵士が雪崩をうって崩れてしまうことがままあるという。昔読んだ本によると、韓国軍の話ではないが、朝鮮戦争中、米軍の陣地の一角が誰も戦わずに全員が逃げ出してしまったことがあるそうだ。
∧∧
(‥ )一人一人が個人用の
\‐ トーチカというか
防護施設に入って
応戦していたんだっけ
そして多分、誰か一人が
逃げ出した
(‥ )タコ壷に守られて
応戦する
隣が逃げると応戦の音が
聞こえなくなる
わかるのはそれだけだ
隣はやられてしまったのか?
確認しようにも
個人部屋だからわからない
隣はやられてしまった...
俺もそうなるのか?
不安に駆られて逃げる
するとその隣も...
こういう連鎖反応で
陣地の一角が損害0のまま
丸ごと放棄されてしまう
そうだよなあ、戦争は怖いもん。そりゃ逃げるわ。
以上はお互いが見えない状況だったので起きてしまった事例だが、これは次のようなことも示していよう。
例えば日本でも次のように主張する人がいる。戦争は悲惨です。敵が来ても抵抗しないで降伏して、それから交渉すれば良いではありませんか
∧∧
( ‥)これごく一部の賢い人間が
言ってるたわごとだと
みんな思っているけど
(‥ )一回でも戦場でこれを
実行されたら
国家の防衛は二度と
できないよ
戦争なんて、たとえ自国防衛でも死ぬのは馬鹿馬鹿しい。無抵抗で逃げましょう。
これを本当に一部の兵士が実行してしまったとする。
一部でも逃げてしまえば周囲にいるまともな人間も逃げざるを得ない。だって人員が逃げて穴が空いたら、いくら頑張っても抵抗できないからだ。
∧∧
(‥ )そこから一気に戦列が
\‐ 崩壊するよね
賢い人間の賢い行動で
全部が破壊される
(‥ )そして1回でもこれを
やられたら
もうその国民は
戦争には立ち向かえないよ
仲間を信用できないからな
賢いやつはいざとなると逃げる。
賢いやつは口だけじゃない、本当に逃げる。仲間を見捨てる。裏切る。
俺一人が頑張って踏みとどまっても支えきれない。俺も死ぬ。だったら逃げるしかない。
このことを経験したら、このことを知ってしまったら、もうお互いが信用できない。もう二度と国家防衛のために戦うことはできないだろう。
∧∧
(‥ )戦争に勝てない国家や民族って
\‐ そういうものだろうと
(‥ )現代のイタリアとか
ギリシャとか
アラブ諸国とか
それっぽいよな
考えてみればそういう国は概して長い歴史を持つ文明国だったり、個人主義だったり、あるいは社会に貢献する自己犠牲よりも個人の幸せを追い求めることを是とする文化のようである。
∧∧
( ‥)韓国もそうだろうと
(‥ )反対に現在の地球を
支配する諸列強って
基本的に
田舎臭い新興国だよね
現在の諸列強の中で一番古い国は日本だろう。しかしその日本もイラン、インド、中国は言うに及ばず、それらよりずっと若いギリシャや、さらにはそれらより若いイタリアより、さらにさらに若い国だ。
∧∧
(‥ )日本は野蛮で田舎臭い
\‐ 新興国だから強いのだと
(‥ )フランス、ドイツ
ロシアや
アメリカ、イギリスは
さらに若い新興国で
やはり野蛮で田舎臭い
凶暴残忍な国家群だからな
戦争に強いのは当然だよね
個人の幸せよりも社会に殉じることを尊ぶ。これは野蛮で残忍な田舎の特徴だろう。だからこそ列強足り得る。そういうことは明白ではないか?
さてさて、それを考えると思う。韓国は以上とは対照的に、歴史は長く、賢く幸せを追い求める文明国であるようだ。だとしたら答えは単純で、韓国は敵の軍門に戦わずして下るだろう。そもそも半島はもともと中国の支配下なのである。すべては伝統の必然に帰着するだけのこと。
∧∧
( ‥)でも圧倒的に優勢で
あるにも関わらず
戦わずして北に降伏する
さらには
西側から東側に寝返る
こんな事例は
聞いたことがない
(‥ )だからさ
今、面白いんだよ
これは見ものだぞ
多分、歴史に残る。
ブログ アーカイブ
-
▼
2018
(650)
-
▼
11月
(57)
- 異常者は自分は無罪論の反映説は正しかった
- まとめるために共通の敵仮説は無用の長物である
- 賢い選択肢の累積は鉄壁の防御も融解させる
- 2018年11月27日のウィルタネン彗星
- 日本に転生したヒトラー
- 不備を指摘する人間は指摘されることを恐れるがゆえに
- 例えば光量子と物質波の時代を見てみよう
- 真面目なビジネス書もまとめ記事程度仮説
- 自分を示せ!!
- 寝返りを渋る理由としてはこれか?
- なんでぐずぐずしておるのかね?
- 2018.11.23 オヤマボクチ以後の山登り
- 2018.11.23 集落と町の古道とオヤマボクチ
- 監修=安心ではない
- 書いた人間が勝ちますので舞台に上がれ
- ウルメネタとブルディッツォ
- 11月21日の夕暮れ ネットは大荒れ
- よそよそしいプランク定数とゴーンの投資家
- ゴーンの日々
- 賢い人間がいると仲間は信用できず国を防衛できなくなる
- 犬は不浄の動物で汚物は消毒だー!
- 人間の群れは想像以上に公平で理性的であった
- 18日に14日の火星の話を
- 劫掠の王子
- 2018年11月17日 スピカと金星
- 記録が残る環境では矛盾は指数関数的に増大する
- 要するにリベラルたちはわがまますぎるのである
- 2018年11月15日 失望の結実と緑のツルリンドウ
- K-popは価値を得た ファンであれば殉教こそ至福である
- 皆の望みし世界がやってくる
- サングリア・ヴァルテパブロ
- リベラルとは芸人である 走り出したら止まれない
- 頭が良いとは有害ということなのだ
- 研究者は安定ゆえに二枚舌という刹那主義に走る説
- 10月30日のツルリンドウ
- リベラルとは諦めることと見つけたり
- 学費問題 就業問題 おっさん問題
- 今回のCivil War
- メンヘラは治療されるべきである
- 萌え絵が性的搾取とはただのメンヘラ
- 私に理由があるなら 当然、相手にも理由がある
- 上下院陣取り英雄譚
- ねじれの世界 知性なきゆえに演算は進む
- 語るだけの役立たず
- 怒るってことは理念ではなく利益があるのだ
- 中間選挙の6日 公平という建前さえ我慢できないようでは困る
- 人が人であるために
- マイナー支持は通ぶれるから利益
- 大学教授とはネタ切れ人間が流れ着く海岸
- 多数派の行動は最適化されている
- 最後に死ぬ権利のためだとみんな知っているのだ
- 11月2日の火星と10月25日の太陽湖
- 笑いをもって対価となす
- 噛み合わないのは餌に飛びつくから
- 投資を回収できない よくある後悔と恨み言
- 口先ではカマトトぶってるが分かってるじゃないか
- おっさんは養育費がかかるしハムスターのように可愛くはない
-
▼
11月
(57)