自己紹介

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2018年10月26日金曜日

相互扶助はビジネス 全てはビジネスなので

 
 ∧∧
(‥ )フリージャーナリストで
\‐  シリアで武装組織に
    3年に渡り拘束されていた
    安田純平さん解放
 
  (‥ )そして自己責任論が
      巻き起こるか
 
 ご本人はかつて、山での遭難者も自己責任ということか。政府に従わないやつはどうなってもいいという風潮が国民の側から起こり始めている、と苦言を述べたと言われているけども
 
 ∧∧
(‥ )本当かどうかはともかく
\‐  どうでもいい苦言だね
 
  (‥ )どうでもいい苦言だな
      とはいえだ
      自己責任の話を
      政府に従う従わない
      という話にしてしまうのは
      理解がとっちらかるな
  
 
 それは自己責任でしょ? そうやって人が否定的に物事を評価する時、人は次のようなことを質問している。
 
 人は相互扶助をする。
 
 困った時に助け合うのはお互い様だ。

 お前が困ったら私は助けよう。だから私が困ったらお前が助けろ。
 
 これは支払いと対価である。

 以上を踏まえて問う。困っているお前を助けた時、お前が私たちに支払う対価は何か?
 
 ∧∧
( ‥)自己責任という言葉は
    実は取引の確認なのであると
 
  ( ‥)相互扶助は
    ‐/ ビジネスだからな
       対価の支払いを相手に
       示さないといけない
 
 通常は大した問題にならない。なぜならいつもつきあっている人間同士なら、あとあと返してくれるだろうと期待できるからだ。
 
 ∧∧
(‥ )問題は山で遭難したり
\‐  戦地で拘束されたりした
    場合だね
    これだと一期一会だからね
    対価は今支払って
    くれないと困るわけだ
 
  (‥ )だからよこういう時は
      相互扶助の判断が
      通常とはモードが
      違うのよ
      みんなこいつは
      助けるに値するか?
      と値踏みするわけよ
 
 解放された人に自己責任論とは??!! 日本人は冷たい!! とか言ってる人もいるが、そんなことはどうでもいい。
 
 通常ではないからこそ、私たちの支払いに対し、お前は何を対価に支払うか? が問われてしまうのである。

 万全の準備でそれでもなお不慮の事態に、という場合なら皆は納得するであろう。少なくとも大部分の人はそうだ。
 
 なぜ納得するか? それは運が悪かっただけで腕が確かなら、生き延びて支払いをしてくれると期待できるからだろう。実際、腕が良ければ失敗談でも面白かろう。
 
 対価は実のところさほど価値がなくても良い。

 それは山の景色程度でも十分だろうし、土産話でも、ちょっとした体験談でもよかろう。
 
 ∧∧
( ‥)でも装備や用意が
     不十分であったら
 
  (‥ )助ける意味なんてないさ
      どうせいずれ死ぬし
      戻ってきても
      大した対価を手にして
      おらんもんさ
 
 支払いが見込めぬとなれば、そんな相手に人は厳しい。
 
 そりゃそうである。支払いができぬ人間とは相互扶助にただ乗りすることと同じ。つまるところ、おんぶお化けだから当然だ。
 
 相互扶助とは喜捨ではない。ビジネスなのだ。見合った支払いをしない相手に対し、人間は非常に厳しい。
 
 ∧∧
(‥ )身代金3億4000万が
\‐  支払われたという話が
    ありますけども
 
  (‥ )額なんかどうでもいいさ
      誰かが支払いをした
      それだけのことよ
      そして
      受け取ってしまった者は
      それに対して
      見合うだけの対価を
      払えるか問われる
      それだけの話だよね
      なにもかもビジネスだ
 
 ここで取引に失敗すると、ズル、とか、おんぶお化けとか、フリーライダーと罵られることになる。
 
 ∧∧
(‥ )どんな支払いなら
\‐  見合った対価に
    なるのですかな?
 
  (‥ )さあね? 
      それもどうでも
      良いことさ
 
 どんな支払いなら見合った対価になるか?それを判断するのは大衆なのである。だから何を支払うのかなんてどうでもいい話なのだ。
 
 ただし、多数決で、これでは支払い不十分です、となった時、評価は地に落ちる。
 
 こういうビジネスを無視して国民の側から、とか言い出すと、見誤るだろう。すべてはビジネスだ。
 
 
 
 
  

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