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2018年10月18日木曜日

現実でロールプレイな痛い人間

 
 サウジの記者が殺されて、それを報道した日本のジャーナリストたちが、私たちもサウジアラビアにいたら殺されている! と自慢げに語り顰蹙を買う。
 
 ∧∧
(‥ )安全地帯にいて
\‐  自分も殉教者と同じと
    主張するのは
    手柄の横取りでしょう
 
  (‥ )だから顰蹙を
      買うわけだ
      ずるいことを
      しちゃダメだよな
      それでは殺した人間
      以下ですよ
 
 
 とはいえだ、顰蹙を買うこと、それ自体はどうでもいい。

 そこよりむしろ、ジャーナリストたちは、本人がどれだけ安全パイをとっていても、心の中ではラノベの俺tueeな主人公気取りである。ここが注目すべき点だ。
 
 ∧∧
( ‥)ジャーナリストが
    光の戦士気取りだとすると
    彼らの行動は理解しやすい
 
  ( ‥)なぜ少数派の味方を
    ‐/ 彼らはしたがるのか?
       正義のヒーローに
       なりたいからだな
 
 それも普通のヒーローではだめだ。例えばジャーナリストは仮面ライダーやウルトラマンにはなれない。皆を守る多数派のヒーローになれるのは意外にも、しかし当然にも政治家たちである。しかも与党の人間だ。
 
 ジャーナリストはウルトラマンにはなれないし、そもそも皆より”賢い”ゆえに少数派であるし、サブカル人間のようなものなので、どうしても毛色が変わったことをしたいし...
 
 ∧∧
( ‥)そうなったら
    少数派の守護者を自認して
    ホモを隠れ家から
    無理やり引きずり出して
    私は光の戦士!
    虐げられているはずの
    あなたを助けます! とか
    言い出すだろう
 
  (‥ )そしてだ
      ジャーナリストが
      科学記事を苦手とするのも
      また当然だな
 
 科学の記事を書いたって光の戦士にはなれぬゆえ。
 
 人間はなにかしら中二病だ。そしてジャーナリストは自分は光の戦士だと思っている。つまるところラノベの主人公を現実でロールプレイしている痛い人間がジャーナリストなのだ。そう考えれば色々なことが理解できるだろう。


 

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