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2018年10月12日金曜日

生きながら食われる彼らの絶望を

 
 地球の資源は有限だ。これゆえ地球の富は有限であり、豊かさとは単なる偏りでしかない。
 
 ∧∧
(‥ )皆が豊かになる
\‐  これからの地球では
    実は全員が貧乏になり
    全員に余力がなくなる
    ということなのである
 
  (‥ )つまり俺たちの社会は
      都会から田舎へ戻るのだ
 
 都会の素晴らしい、しかし人間関係が希薄で私欲むき出しの世界から、田舎の人間関係が強固で私欲を笑顔に隠した世界へ戻る。
 
 この来るべき世界で嫌われるのは必然、ブラック企業、グローバル企業、リベラルであった。
 
 考えてみれば彼らのいずれも人間関係の希薄さを武器として搾取する者たちなのである。
 
 ブラック企業は見返りを与えない。与えなくても人間関係が希薄な都会なら復讐されないと踏んだからだ。
 
 グローバル企業も見返りを与えない。人件費の低い国を搾取して、豊かな国に売りつけてやはり搾取する。これも人間関係が希薄な広大な世界を股にかけることで義務から逃げた結果だ。
 
 そしてリベラルも見返りを与えない。そりゃそうだろう。世界の万民が平等に暮らす素晴らしき未来を信じているからだ。そんなものはこない。来るのはかつてリベラルたちが嫌い、そこから逃げ出したあの田舎の狭苦しい世界である。
 
 ∧∧
(‥ )ブラック企業も
\‐  グローバル企業も
    リベラルも
    見返りを与えないゆえに
    みなから復讐されて
    食い殺される運命だと
 
  (‥ )とくとく眺めると
      しようではないか
      生きながら食われていく
      彼らの絶望をな
 
  
  

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