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2018年9月15日土曜日

確かにわけは知りたい

 
 ∧∧
(‥ )わけあって絶滅しました
\‐  という本があって
    非常に売れているけど
    それに対してひどく
    怒ってる人たちがいる
    みたいね
 
  (‥ )ああ
     オオツノジカが絶滅したのは
     角が大きくなりすぎたから
     とか書いてるって本だろ?
 
 なんとかが大きくなりすぎて絶滅した、ということは進化の原理上ありえない。進化は自動調節の過程だ。角がわずかでも大きくなりすぎれば自動調節が起こる。これゆえ絶滅など起こるわけがない。
 
 とはいえ、批判なんてのはどうでもいい話だ。
 
 むしろ注目すべきは
 
 ∧∧
(‥ )なんとかが大きくなりすぎて
\‐  絶滅する
    こういう説明の方が
    ”分かりやすい”という事実
     この現実が重要
 
  (‥ )進化は
     自動調節の過程だから
     大きくなりすぎて絶滅なんて
     ありえないよ
     と言われても皆んな
     理解できないんよね
 
 それはペリカンにウニを飲み込ませるような暴挙。
 
 人間は鵜呑みにするのが楽であり、鵜呑みにしやすい物語というものがあるのだ。現実は物語ではなく、最も適切な説明が鵜呑みにしやすい物語かというと、それは違う。
 
 ∧∧
( ‥)つまり理解とは
    心理的な虚構でしか
    ないのである
 
  ( ‥)皆がどんな虚構に
    ‐/ 群がるのか?
       それを観察するのが
       大事だよね
 
 ただもっと重要な示唆を人から受けた。わけあって絶滅しました。この本、なによりもタイトルが秀逸ではないか? という指摘である。
 
 ∧∧
(‥ )確かにわけを知りたくなる
\‐  題名だからな
 
  (‥ )内容に興味はないが
      売れたという事実は
      非常に興味を
      そそられるよね
 
 ∧∧
( ‥)あんた最近
    金にしか興味ねえな
 
  (‥ )そりゃそうさ
      金さえあれば
      人類だって
      滅ぼせるんだぞ?

 
 

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