自己紹介
- 北村雄一(北村@)
- イラストレーター兼ライター 詳しくはhttp://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili あるいは詳細プロフィール表示のウェブページ情報をクリック
2016年1月13日水曜日
取り留めの無い話
∧∧
(‥ )大晦日に難民による
\‐ 強盗や女性への暴行が
多発したケルンで
今度は移民がリンチされる
事件が起きたと
(‥ )まあ順当な反応だね
なめられちゃ困るからな
リンチと粛清、報復で
権威を示し秩序を保つ
人間的だし文明的だし
極めて民主的だなあ
∧∧
( ‥)犯罪に対して不法なリンチで
報復する
それでは
ヤクザやギャングと同じだ
そう怒る人もいるでしょう
(‥ )ヤクザやギャングは
人間社会そのものだぞ?
親子関係を模した体制を
構築し
面子を重んじ
裏切り者は処分し
敵に対して報復し
しかし際限の無い報復を
避けるために
手打ちも用意できる
良く出来てるだろ?
必然なんだよ
人間とはそういうものだ。
ましてや他国民を奴隷としか見なさず、市民でさえも裏切り者と見れば全員で死刑判決を下して毒ニンジンを飲ませて自害を強制するのが民主制であった。これは合法的なリンチではなかったか?
かように民主制本来の姿からして、なんの問題も無い。
∧∧
(‥ )本来は司法の役割で
\‐ リンチというのは
あからさまに
越権行為なんですけどね
(‥ )駅前に数百人が集まり
犯罪にまで発展した事案が
数百件に及び
それを警察が発表したのが
9日だかだろ?
抑止できず防止できず
知らしめることもできない
当然、権威は失墜する
権威が失墜すれば
そりゃ皆が報復とリンチの
権利を行使するだろうよ
当たり前だよね
自業自得でしょ
∧∧
(‥ )リンチされた人は
\‐ 確率的にいって
関係ない人だろうけどね
(‥ )それが報復ってものよ
関係ないからこそ
恐怖を与えられる
理不尽こそがテロなのだ
効果的だよね
∧∧
(‥ )少数派をどうやって
\‐ 秩序に組み込むのか?
問題ですなあ
(‥ )日本でも企業が雇った
外国からの出稼ぎ労働者が
地域によっては多すぎて
一部で問題化して
いるみたいだしな
企業は寿命が人間より短いし、役員はさらに短い期間しか勤めない。彼らが国家や共同体や日本のことなど考えないことは明白である。
企業はその寿命が日本よりも短いゆえに、目先の利益を考えて絶えず問題を引き起こし、社会を傷つける、悪しき存在でもある。
企業は口先では人々の雇用を守ると言っているが、実際には安い外国人労働者を使い、あるいはブラック企業として人々を搾取する。つまり、二枚舌の悪魔のようなものだ。企業とは社会の裏切り者であり、リンチされるべき存在である。
∧∧
( ‥)ここらでは外国人は少ないけど
組み込まれない人っていうと
(‥ )先に話した
オナナーイの人が
そうだったよなあ
オナナーイの人。市役所まで案内する道すがら、ずーっと、オナナーイ(女いない...)と嘆いていた南米系の人の話である。
=>hilihiliのhilihili: 一人だと欲求不満ではあるでしょう
より正確に言うと、その子供が多分そうであったように見えた。
∧∧
(‥ )オナナーイの人は
\‐ 南米系の女性と
親し気に歩いていたけど
(‥ )しばらくして子供が
一緒になった
10年以上、20年近く前のことである。そして数週間、あるいは数ヶ月にいっぺんの頻度で見かけるその子の姿は、思い出せば早送りのようなものであった。
子供は大きくなり、赤いランドセルを背負い、そして高学年を過ぎたあたりから妙ちくりんな服を着るようになった。紫地に金色で漢字が書いてあるような奴。夜露死苦とかではなかったにせよ、似たようなものである。
妙な趣味は南米と異国の感性ゆえ、というよりは、なにかこう、あからさまに社会の上にいけず、はじかれた結果のように思われた。
そうしてある時から彼女は姿を見せなくなった。彼女がどこへいったのかは知らない。
∧∧
( ‥)こういうことを書くと
移民や難民に
能力が無いかのような印象を
与えるー
とか文句いわれかねないけど
(‥ )言語の違いや異文化
そういうこともあるけど
これ基本的には
教育と機会の問題で
移民、外国人、日本人
関係ないんだよね
例えば、自分が住んでいるこの辺りには、借家とおぼしき古い木造の一軒家が多い。一階建てて、部屋は二部屋ぐらいのような小さな家が所々で密に並んでいる。
*直接は関係ないが、少し歩いた先にマンションがある。電気屋のじいさんに聞いたら、実はその場所、戦後間もなくは売春宿だったのだそうだ。再開発の名目でマンションを建ててつぶしたらしい。そしてどうもこの辺りはそういう町だったようである。小さな町の割りには飲み屋がそこそこあるし、そうであれば仕事を求めて人も集まったのだろう。安くて古そうな借家が多いのもそのためかもしれない。あれらは、築40年以上は経っているような外見だ。
そういう木造の家は我が家の近くにもある。そこにいた小学生の女の子も、こちらは日本人だが、彼女も自分の記憶の中では早回しだ。あっという間に大きくなって、中学生卒業の後でどうやら水商売に手を出したらしい。
水商売の女の子は夜中に仕事が終わる。従業員の男性に車で送ってもらうものだが、夜の散歩の行き帰りにそういう場面を何度か見たのである。化粧も不相応にけばくなっていた。
そうしてある日から、その子は姿を見せなくなった。木造の家から親も姿を消して取り壊され、そこは更地となり、売地となり、今では一戸建て住宅が何件か立っている。
∧∧
(‥ )教育にはお金がかかるからね
\‐ そして教育が無いと
社会の上には上がれない
(‥ )日本の社会は諸外国に
比べればまだしも
差別が少ない
白人の血を引いてないと
この地域には入れませんよ
とか
貧乏人はこの道路から
こちらへは入るな
とか
そういうことは無いからな
それでも存在する差別や
忌避が足を引っ張るが
金が無いとそもそも
その機会自体がなくなる
∧∧
(‥ )とはいえ
\‐ どうすればいいかって言われても
困るよねえ
(‥ )戦争でもおっぱじめて
体力の無い老人が大量に
死ねば
予算も意思決定も...とか
言いたいところだが
今時の戦争は
そういうものでは
ないしね
∧∧
(‥ )取り留めの無い話に
\‐ なってしまいましたなあ
(‥ )妙案も解決策もないからな
どこの先進国もこの問題には
頭を悩ませていて
どうにもならんわけよ
手探りで選択肢を探すが
多分、その選択肢は
ろくな手じゃない
だけど
消去法でまだマシだから
選ばれるような手だろうな
他の手はもっと悪いのだ
何もかも、取り留めの無い話である。
ブログ アーカイブ
-
▼
2016
(661)
-
▼
1月
(74)
- ハハハハハ リブログ
- それはでかいオスジカ相手に小さなオスが
- 既に残りの人生の2日目に入ります
- 意識高い系はゲームと現実の区別がついていない
- 賢しい人間はナイーブすぎる
- 現状気温は5.5度である
- 理解は宗教であり、分かったは再検討しなければならぬ
- 未来を売り払った金で未来を買えば良いじゃない
- 2016年1月28日の水星
- 唯一が事実でも、それは奇蹟ではない
- ハニートラップ
- 世界はとっくの昔に収束している
- 誰がために鐘は鳴る
- これからの理論
- 峠は越えたという
- 誤謬はドラマチックな高揚感と共に
- フセイン大統領とネクトカリス
- 2016年1月24日の青空
- 我々の未来にビッグシスターは存在しない
- 気温5度、湿度は80%の夜
- 1京帝国パワー
- 2世代後の地球はファシズムの世界
- 金曜日の午後 2016年1月22日の夕暮れ
- 華麗なる手のひら返し
- 温度7度なのに妙に熱が逃げる感
- 2016年1月20日の暈
- 我々は超現実の日常をこそ欲している
- きらめくクモの糸
- 英語を使わないと死ぬ病
- 2016年1月19日の雪景色
- あなたは...満ち足りていますか?
- 即物的に言えば未来予測の誤りは現状認識の誤りである
- 2016.01.19 温度4度、湿度65%
- SFマニアとはプラトン主義者である
- 2016.01.18 気温1度、湿度82%
- 二次元には多様性がある
- 読書人の誇示はハリボテ
- 体臭がきついのか、嗅覚が過敏なのか?
- あなたが正しい
- 人間は薄めないとパンクするんですよ
- 学校は血抜きの場所である
- 分かったとは体の防御反応である
- 考えるとは死ぬことと見つけたり
- 脳が覚醒
- 取り留めの無い話
- 妙薬を発見してはならない
- 一人だと欲求不満ではあるでしょう
- 人間回路
- 知ってる映画のポスターは説明的ではない
- 切羽詰まる世界
- 知的エリートという言葉は黒魔術すぎる
- 9日の金星と土星
- 英語という事実と、賢いに違いないという幻想を混同してはならない
- 踏みとどまる
- 不自然な状態を維持するエネルギー供給に失敗した
- 渦巻く限りは安泰だ
- 心が揺れるスリル
- ストレス解消法
- あなたの主張は希有壮大
- ならば革命だ
- 戦士よ問うなかれ
- 多分、ほとんど全部が間違い
- 人生エンジョイ&エキサイティング
- 無理なものは無理なのだ
- 論理的な人間は議論が雑であり、彼らは普遍的に存在する
- 4日の下落
- ペースはだらだら
- 老人はふかしこきすぎ
- 顔を見た
- 労働生産性が高いとか、地獄に落ちてぼーぼー焼かれてろ
- 労働生産性から見える皆の愚痴
- イラスト付きラノベはグラビア付き新書に近似
- 貴種流浪と俺tueeを読者の愚かさにするのは誤り
- 花火が無い夜
-
▼
1月
(74)