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2012年12月8日土曜日

融解するシダ植物

 
 
 ∧∧
(‥ )陸上植物の系統を書き直して
\–   =>*
 
  (‥ )狭義のシダ+αの系統群、
      モニロフィテスを作成する
      =>*
 
 ∧∧
( ‥)まだHPトップでは
\–   更新のお知らせをしませんか
 
  (‥ )具体的な種類のコンテンツ
      そして画像をアップする
      段階でお知らせだね
 
 ∧∧
(‥ )シダ植物って広義の意味でも
\–   狭義の意味でも壊れて
     いたんですね
 
 (‥ )まだ把握し切っていないけど
     ざっくり言うと、薄嚢シダは
     僕らが連想するシダらしい
     シダ。身近なシダのほとんど
     全部がこの仲間で、
     特異な胞子嚢を共有する。
     だけどもそうでない
     ”シダ”は原始形質で
     まとめられた
     多系統群だったらしい
 
 ∧∧
( ‥)でっ? どうも薄嚢シダ以外は
    単系統群になることなく
    他の植物群とつながって、
    言ってみれば溶けてしまったと
 
  ( ‥)トクサ、ハナワラビ、
    –□ リュウビンタイ、異論は
       あるけどもマツバラン
       これらが溶けている中に
       薄嚢シダが
       浮いている感じかな、
 
 ∧∧
(‥ )しかし、マツバランがこの
\–   グループってのは
 
  (‥ )にわかには信じがたいね
      まあ、そのうち、調べるさ
 
 ∧∧
( ‥)あと、グループや系統群名に
  –□ どうも混乱が見られますね
 
  (‥ )系統群の命名規約なんて
      聞いた事ないからな
      既知ではなく、しかも
      それなりに手堅い新しい
      系統仮説を見つけたら
      それに命名するのは
      自然なことだしね
 
 ただどうもぽこぽこ名前をつけられると名前が一人歩きしたりして困る場合がある。さりとて系統学は規約の学問であるわけもないし、確かに命名はこうしたらどうだろう? というような提案はあるにはあるが、規約でないならそれを守らない人もいるし、確かに守る理由がないし、どうも見ていると学閥?とでも言うようなものもある(具体的に知っている事例は少なくとも植物ではない。一応、念のため)。
 
 ∧∧
(‥ )コケ植物(ブリオフィタ)は
\–   コケ植物自体が側系統群だと
     分かった後もセン類を指す
     単語として残ったようなのに
     シダ植物はプテリドフィタも
     プテロフィタも消えた、
     そういうことでしょうか?
 
 (‥ )シダ植物:プテリドフィタは
     全然別のグループを便宜的に
     まとめたもの、それが実は
     一部は類縁関係があると
     分かった、使えない
     シダ類:プテロフィタは
     薄嚢シダ以外が融解して
     しまった、使えない
     そういう判断なのかもね
     コケは手堅く縮小して存続
     シダは融解によって消滅
     コアだけが残った。
     そんな感じかなあ。
 
 消滅、というのは言い過ぎにしても用語の変遷を見ると、どうもそんな状況か? という案配。
 
 ∧∧
( ‥)まあ、これで頭の痛い
    下地ならしは終わりましたと
 
  ( ‥)用語がばんばん出てきて
    –□ 頭いてーよ
 
 
 ∧∧
( ‥)さあ、では仕事を
 
  (‥ )その前にちょーっと
      散歩にいっていい?
 
 
 
 
 

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