時代についていくとは、現在の需要であり、単純に言うと今の若者の需要を知る、ということである。
∧∧
( ‥)若者の需要なんて
太古の昔から同じだろ?
手っ取り早く今すぐ
最大の利益をだ
( ‥)それはそうだが
−/ 時代によって
作法が違うんだよ
流行りすたりとは結局のところ作法でしかない。若者は既得権益を嫌うからお作法から程遠いと思われがちではある。しかし実際には違う。というか、そもそも文化的作法を共有していないと会話が成り立たず、作法はどんな世代にも存在する。そして文化は概して中立的なものであるから、その変動はまったく確率的で、そして必ず変動する。かくして年齢が一世代もずれると基本欲求は同じはずなのに会話が成立しないという状況が生じる。
∧∧
(‥ )今時の子のイラストは..
\− 線が細いけども
(‥ )でもそれは単純に
電子機器発達の結果だな
ペンタブだと細い線でも
明瞭に出るからな
若い子のイラストは自己顕示欲が剥き出しだが、それは当然で、そしてそれ以上のものではなかった。呼吸が必須なものである一方で強調されるものではないように、当然なこととはどうでもいいものなのである。
∧∧
(‥ )若い子の歌詞、セリフ
\− 言葉....んー 全部同じだね
欲求に対して不十分な実力
分不相応に過大に求め
認めてもらうことを望み
しかし届かず
だからこそ実力不足を
妄想で埋めてゆく
要するに中二病だ
(‥ )俺も中二病のはずなんだが
なんかこう
理解に溝を感じるな
なんだろうね
当たり前だが理解できないものは再現できず、若者向きなものや今時のものを作ろうとしても、それは無理ってものだ。